好きなバンド・アーティストのインタビューが載る。テレビでは重厚な音楽論を語ることがないアーティストも、音楽雑誌では熱を帯びて語ることはよくありますよね。アーティストを深く知ろうとすると音楽雑誌を手に取るが多くなります。今回は、20年以上日本の最前線で活躍するアーティスト、ミスター・チルドレン(Mr.Children・以下ミスチル)の情報が掲載されている雑誌を買取するお話をお届けします。
雑誌の表紙を飾る!
ほとんどのバンドや歌手は楽曲を制作し、CDに入れてリリースすることを主たる活動としています。一方、音楽雑誌は人気のあるバンドや歌手を表紙に飾るほうが売り上げは伸びます。バンド側(レーベル・レコード会社)はCD発売時は宣伝したい時期となり、積極的にメディアに出てくるので、音楽雑誌はインタビューをし、表紙に打ち出してきます。押しも押されぬ人気バンド・ミスチルが表紙を飾れば売り上げは大きく伸びることでしょう。
供給と、需要
とりあえずミスチルが表紙に出ている音楽雑誌は手当たり次第買って、部屋に積み上げてきたけど、これに値段が付くの?と思う方も多いと思います。そこで、商品価値について考えてみたいと思います。
バックナンバー
音楽雑誌の巻末のほうには必ず「バックナンバーの販売」の項目があります。バックナンバーとは過去の刊行物なのですが、買い忘れた、あるいはあの時期のインタビューが見たい!という人がとり寄せて買います。最新号でなくても需要はあるわけです。
絶版
「バックナンバーの販売」で扱われているのはつまり在庫なので、売り切ってしまえばもうとり寄せることができません。こうなると中古市場で手にする以外に方法はなくなってしまうので、価値は一気に高くなります。ここに中古業者が割って入るわけです。
まとめ買い
新しくあるアーティストのファンになったとして、そのアーティストがある程度長いキャリアがあった場合、過去の情報を得るのに一番重要なメディアは音楽雑誌ではないでしょうか。そんな時、そのアーティストの過去の音楽雑誌をまとめて買おうという人はいるものです。ミーハーとは思われたくないのでこっそり情報を仕入れてみよう…それがミスチルだった場合24年の歴史があるのですが…。
こういった背景がありますので、たかが雑誌、と決めつけずにその価値を掘り起こしてみましょう。
雑誌の一般的な扱い
ブックオフ
古本買取の大手、ブックオフでは音楽雑誌を特別扱いしていません。発売から5年以上経ったものは買取の対象に入らず、宅配買取(商品を店舗に郵送する方法)では雑誌自体を対象外としています。ブックオフに限らず、大手の総合買取ショップではおおむねこのような扱いになりますので、売るときには必ず、音楽雑誌の価値を見てくれる専門店で売りましょう。
価格情報
それでは、気になる買取価格はどのようになっているのでしょうか。…残念ながら、ショップの査定士に見てもらう以前に、はっきりとした買取価格を知る方法はありません。それは雑誌という商品の性質(傷み・焼け・落丁・書き込みの程度)によるところと、刊行された年代や取材対象によって変動が大きいからです。
一般論では音楽雑誌の相場は1円〜50円、年代が古く商品状態が良ければ100円以上と言われています。ミスチルは24年の歴史がありますが、音楽雑誌に取り上げられるようになったのは1994年の「Innosent world」の大ヒットの後ですから、記事としては約21年間です。多大な注目を集めるコンテンツですから、高い需要があることは間違いないでしょう。次の章では販売価格から買取事情をさぐってみます。
オークション
オークションでの落札価格が市場価値の目安としてわかり易いです。オークションの出品者が出品や発送に手間をかける部分を、古本買取ショップが請け負うことになりますので、減額された価格で買取されるというわけです。2005年の音楽雑誌が1650円で販売されているというのは、驚きではないでしょうか。ミスチルの人気は凄いです。…買取価格は、販売価格の20%前後と見るのが妥当ではないでしょうか。
おすすめ買取ショップ
それではミスチル登場の雑誌のおすすめ買取いショップをご紹介します。
ヴィンテージ・ミュージック
出典:ヴィンテージ・ミュージック
ヴィンテージ・ミュージックは中古レコード・CDなどの音楽関連商品の買取専門ショップです。店舗は東京都世田谷の1店舗のみです。もちろん店頭買取もやっていますが、取引の中心は出張買取・宅配買取です。
出張買取ではあらかじめ電話で商品内容や訪問日時などを確認し、ショップ店員が自宅まで査定に来てくれるシステムです。対応エリアは首都圏となっています。商品数や種別・状態などによっては対応不可の場合もありますので、あらかじめしっかり確認しておきましょう。
宅配買取とは商品を梱包し、店舗に郵送し到着次第、査定と口座入金をされるシステムです。ヴィンテージ・ミュージックでは残念ながら雑誌のみの場合は取引対象外となってしまいますが、レコード・CD・DVD・LDと合わせれば宅配買取として対応してくれますので、このようなケースであれば積極的に利用していきましょう。
札幌の古本屋トロニカ
出典:札幌の古本屋トロニカ
札幌の古本屋トロニカは札幌市中央区に拠点があります。雑誌全般の買取を行っているショップです。店頭買取はもちろん、出張買取・宅配買取に対応しています。出張買取は札幌市内であれば
30冊以上、その他道内では200冊以上を目安に対応しています。
宅配買取は50冊以上(ダンボール1箱)が取引可能の目安になります。着払いを利用して送料ショップ負担で買取してくれます。商品内容(年代・タイトルなど)によっては対応できない場合もありますので、必ず電話かメールで確認してから発送しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回はミスチルの記事を含んだ雑誌を買取に出す際に、お得な情報をお届けして参りました。深い音楽論を掘り下げる音楽雑誌は、独自の魅力がありコレクトする人も多いです。その市場価値を確認していただければ幸いです。