北斗の拳といえば、連載から30年以上経ち、読んだ事は無くとも誰もが知っている漫画だと思います。
なぜ現在になっても書籍の人気が落ちないのでしょうか。
作品の魅力とは
今ではありえないくらいのハードボイルド描写で描かれる北斗の拳。
しかも画力に関しては一級品で最近の漫画と比べても非常に丁寧に描かれています。
この辺りが、愛蔵版を一定周期ごとに新しく販売している理由かもしれませんね。
若干劇画にもにたパワフルなタッチは今始めてみる人にとっても新鮮だと思います。
中古では完全版が特に高額取引されている。
完全版の場合、全巻セット(全14巻)で最高3200円で買取してもらう事が出来ます。
これは一冊辺りで計算すると約228円と中々の高額。
どうせ手に入れるなら完全版をという風潮なのかもしれませんね。
普通連載して30年も経っていればもう少し値段は安そうな気もしますが、こちらは一向に高額のままです。
完全版が高い理由とは
最も大きな理由は、新書が刷られていないからです。
現在出回っているのは、中古品がほとんどであり、コレクターアイテムとしてはプレミアがつく一方です。
それ故、新書で手に入れようとすると非常に高額で手が着けられません。
これから安くなる可能性はあるか。
現在は新しく刷られた北斗の拳-究極版-というものが出回り始めています。
こちらはまだ新しいために、全巻セットを中古で販売している店も少ないのですが、徐々に在庫が増えていくことでしょう。
そうなると、究極版より若干価値が劣る完全版は急激に値段が下がる可能性もあります。
しかしその究極版もいずれプレミアムがついてきて代わりの作品が・・・
結局、キン肉マンなどとちがって追加エピソードが本腰を入れて連載でもされない限り、どれを読んでもあまり変わらないというのも事実。
確かにカラーであったり、若干の追加エピソードが追加されたりとかは非常に魅力的ですが、読みたいならば現在売っている最も安い全巻セットを、売りたいならプレミアム度合いを考えて寝かせるか売り時を考える必要があると思います。
もしくは、相当なファンであれば、新装版が出るたびに前の全巻セットを売って、新しく買い換えるというのでも良いかもしれませんね。
いずれにしても30年過ぎて尚、新装版などを一定周期販売し続ける漫画というのは、非常に稀有で珍しい作品だと思います。
続作となっている蒼天の拳もDX版が出ていますが、数十年経っても北斗の拳と同様に、一定周期で新装版が売り続けられているかもしれませんね。