大人気漫画、「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズでも大きい転換期を迎えた新シリーズスティール・ボール・ラン。
現在連載されている、シリーズPart8の前作であり、新シリーズにおける第一章とも言うべきこの作品は、最高買取額は全巻で6,000円と高額。
今回はこの漫画の主軸であるレースの概要や、数多く残る疑問部分を洗い出してみました。
完結して尚疑問が残る、気になるキャラクター達
サンディエゴを出発し、ゴールはニューヨークとする北アメリカ横断レース。
総距離は6000kmにも及び、賞金は5000万ドルと超高額。
実際にあったとしたらとんでもないレースですが、この模様こそが本作の根幹。
皆が皆、様々な理由を抱えながら1位を目指しています!
さて肝心のレース展開ですが、第一チェックポイントを1位で通過したのはサンドマン。なんと馬を足とする参加者が多い中、自分の足だけで1位をもぎ取ってしまいました。
しかし読者からすると彼の存在は、最初から最後まで謎めくまま。
第一話で主人公のように登場したくせに、なぜか脇役になり、超重要なキャストなのかとおもえば、あまり大事に使われる事もありませんでした。
結局何者だったんでしょう。。
第五部のフーゴみたく、活躍させようと思ったがやめてしまったキャラクターだったのでしょうか。
次に気になるのは9つあるチェックポイントの内、2度も一位通過した二人。
片方はディエゴ・ブランドーで前作までの強敵「DIO」の名を持つものですから強いのもわかりますが、雑魚で終わるはずが無い感が凄い人物です。
そしてあるい最も気になるのがもう1人のスループ・ジョン・B。
作中では特に活躍が激しかったわけでもなく登場回数もすくないのに超好成績。
最終的には総合3位で入賞しましたが、それでも謎が残るばかりです。
どんな人物で何をしていたんでしょうね。。
優勝者のポコロコと主人公達
優勝者はポコロコという存在感はありつつも、レースの裏に隠された秘密には一切かかわりが無かった、運だけは凄まじい男。スタンドも所持していますが、強運である事自体は彼自身のものであり、命を削りあう戦いにも一切参加していません。
ただ、優勝したということは続編のジョジョリオンで何処かしらに多くの痕跡を残している可能性もあります。
それにたいして、主人公一行ときたら、超ボコボコでレースの成績も最悪。
ジョースター家の血をもつジョニィですら、大事な場面で負けてしまったりと良いことがありませんでした。。
逆に言うと、誰が勝つか解らなかったという意味では面白いレースだったという事なのかもしれませんね。
主人公が勝ってもDIOが勝っても、「結局そんな感じか」になってしまったかもしれませんから、さすがは鬼才荒木飛呂彦といったところです。