楽器用アンプは不要になっても、なかなか処分するのが大変です。
小型の物もありますが、大型の楽器用アンプになると廃品回収に出すのも一苦労です。
せめて買取に出したいと思っても、リサイクルショップでは二束三文で買い叩かれるし、何より買取店に持ち込むのが大変です。
しかし、長年愛用した楽器用アンプほど、高値で買取って欲しいと思う人は多いでしょう。それは、自分が大切にしてきた物の価値を認めて欲しいという心理で、当然の事です。
そこで、楽器用アンプを買取している店舗、高値で売れる人気のメーカーやモデルの紹介と、買取前に注意しておくべきポイントについて説明します。
インターネットの事前査定も活用しながら、楽器用アンプの高額買取を目指しましょう。
楽器用アンプの買取相場
楽器用のアンプは家庭でのオーディオ再生用のアンプと違い、エフェクタを内蔵するなど楽器の一部としての性格を有しているのが特徴です。
ただし楽器用のアンプと言っても種類はさまざま。ギター用やキーボード用などの用途の違いや、自宅練習用のミニアンプや超大型三段積みアンプなどの性能と大きさの違いなどがあり、種類やメーカーによって買取価格が変動します。
※ 買取相場は買取店が定める基準や時期、状態によって変動します。あくまでも参考として目安にしてください。
価格参考:クイックドゥ
マーシャル(Marshall)
イギリスで誕生した、ギターやアンプの王道とも言えるメーカーです。
状態が良い中古のアンプだと10,000円前後で買取されています。
「Marshall 1959HW ヘッド 1960BHW キャビネットセット」は10万円以上の買取実績があることも。
人気メーカーなので、比較的高値での買取が期待できます。
フェンダー(Fender)
ロックをはじめジャズやブルースなど、幅広いジャンルに対応できる万能なアンプのフェンダー。
マーシャルと同様に、中古だと10,000円前後の買取相場となっています。
高価買取されるものだと、「フェンダー トーンマスター CSR-3 専用キャビネットセット」は20万円以上の値段がついた買取実績があります。
一時期需要が落ちていたこともありますが、現在は以前よりも爆発的に人気があります。
ローランド(Roland)
日本の大手電子楽器メーカー・ローランドもコスパの良いアンプとして有名です。中古で5,000円前後で買取されています。
「ローランド Blues Cube BC-ARTIST」は、最大40,000円程度の価格がつけられた実績があります。
購入時のコスパの良さに定評があるので、他の有名メーカーに比べるとやや買取価格が控えめな印象です。
買取市場で人気なのはこんなアンプ
中古買取市場でも活発に取り扱われているのは、エレクトリックギターのアンプです。
エレキにはアンプが必需品ということもあり、練習用からプロ仕様のハイエンドアンプも積極的に買取されている印象があります。
人気メーカーから出ているアンプは、プロミュージシャンも愛用している事から需要が高く、高額買取に繋がりやすいです。
また、「Diezel」や「ENGL」「Hughes & Kettner」など、いわゆるドイツ系と呼ばれるアンプも人気です。ドイツ製のギターアンプは世界的にも評価が高く、中古でもよいので欲しいというニーズが絶えないのです。
楽器用アンプを買取してもらえる店舗はどこ?
イシバシ楽器
出典:イシバシ楽器
買取店情報
大手「イシバシ楽器」は、楽器だけでなく、その周辺機器の買取も積極的に行っています。
こちらは店頭買取はもちろん、完全無料の出張買取、宅配買取サービスを行っておりますので、日本全国どこでも対応可能です。
また、出張買取や宅配買取を利用すれば、重いアンプをわざわざ買取店まで運ぶ手間がいりません。移動の際に落としたりぶつけたりして、買取査定額を下げてしまう心配をする必要もなくなります。
さらに、ホームページ上の入力フォームに必要事項を入力することで、簡単に査定額の概算が出ることも魅力の一つ。
いざ査定してもらったはいいけれど、査定額に納得がいかず断りたい時等、対面式だと断りづらいですが、ネット上の簡単査定ならやめるのも簡単です。
「イシバシ楽器」の良い点は、創業77年の老舗という所にもあります。
ベテランの専門スタッフがいますので、丁寧に査定をしてもらうことができます。
買取に疑問があれば、電話やメールで質問ができますので、心配事があれば事前に解決しておくことができます。
アートアンドビーツ
出典:アートアンドビーツ
買取店情報
アートアンドビーツでは、アジア・アメリカ・ヨーロッパ、南米、世界各国への楽器輸出事業を行っています。
日本よりも世界のほうが知名度は高く、独自の流通経路を持っているため高価買取が期待できる買取店と言えます。
買取方法も簡単で、無料宅配キットに売りたい商品を詰めてアートアンドビーツに送るだけで完了。 もちろん送料も無料です。
店頭買取と違って相談や質問ができないから不安という方のために、平日も24時までメール対応しています。
各楽器バイヤー全員が元プロミュージシャンやスタジオミュージシャンとのことなので、鑑定眼も確かと言えるでしょう。
⇒ウリドキでアートアンドビーツの口コミを見る
コレクション・モール
買取店情報
コレクションモールはBookekoが運営する買取サイトです。ブックエコは福岡エリアを中心に店舗を構えるリサイクルショップですが、宅配買取であれば全国対応しています。
コレクションモールではホームページで買取価格を調べることができるため、事前に売りたい商品がいくらで売れるのかを知ってから宅配買取を申し込めめるのが嬉しいポイント。
その他にも、高価買取リストがホームページ上で公開されているのでチェックしてから申し込むのがおすすめです。
⇒ウリドキでコレクションモールの口コミを見る
大黒屋
買取店情報
大黒屋は年間150万件以上の買取実績を誇る大手の総合買取店で、楽器やブランド品・貴金属・お酒などあらゆるジャンルを取り扱います。
全国の主要都市の駅を中心に支店を構えているため、立地が良く、店頭買取に出したい人におすすめです。
同店ではそれぞれのジャンルに精通したスタッフが査定をするため、高価買取にも期待できます。
アンプは買取強化ジャンルに指定され、ギター用でもベースアンプでもなんでも買取しています。
査定料や手数料・キャンセル料などは全て無料なのでまずは気軽に査定見積もりしてみましょう。
⇒ウリドキで大黒屋の口コミを見る
TU-Field
出典:TU-Field
買取店紹介
TU-Fieldはギター、ベース用のアンプはもちろん、オーディオ機器、楽器、レコード、音楽書籍などなど、音楽関係のものであればほぼ買取が可能な音楽関係専門の買取ショップです。
個人、法人問わず様々な音楽関連商材の買取を行ってきており、その取引実績はまさにプロ。知識・経験豊富なスタッフが一点一点丁寧に査定してくれます。
買取方法は店頭・宅配・出張いずれにも対応。関西圏ならば最短で即日の出張買取も可能です。宅配買取は全国47都道府県どこからでも買取を依頼できます。
大阪市内近郊にお住いの方ならば、店舗が大阪市内にあるので店頭買取が一番気軽で簡単かもしれません。
店頭・宅配・出張どの買取方法であっても手数料が一切かからないのも大きな魅力。宅配買取の場合、無料の宅配キット(ダンボール、ガムテープ、着払い伝票などのセット)も提供してくれます。アンプに限らず音楽関連商材を、プロに査定してもらいたいという方にオススメの買取店です。
店舗情報
店舗名 | TU field |
電話番号 | 0120-338-230(電話受付時間:10:00~19:00) |
住所 | 〒535-0003 大阪市旭区中宮5-11-15キタオマンション倉庫1F |
アクセス | 太子橋今市駅(Osaka Metro 谷町線) / 徒歩15分 |
駐車場 | なし |
営業時間 | 9:00〜18:00 |
定休日 | 年中無休(年末年始は除く) |
主な買取ジャンル | 洋楽ロック、ジャズ、ソウル、ヒップホップ |
買取方法 | 店頭買取・宅配買取・出張買取 |
会社名 | 株式会社リアロ |
古物商許可 番号 | 第621032200674号/大阪府公安委員会 |
店舗ページ | 公式サイト |
人気アンプの買取価格相場
元々の値段が高いアンプは、当然ですが買取金額も高くなります。
その中でも、例えば、「FENDER USA 65 SUPER REVERB」であれば最大6,5000円、「ORANGE AD-200B Bass Head」であれば最大5,1000円の買取価格を提示している店があります。
他にも、「DR.Z MazeratiGT Head 」は最大7,5000円の査定額が付いています。
40年近く変わらない伝統的なデザインが人気の「Roland」なら、最大6,000円から60,000円の査定額になる物もあります。
また、現在では製造されていない「Roland」の「オーバードライブOD-1」は、製造中止という希少価値から中古市場でも高値で取引されています。
このように、現在は製造されていない古い型が、いくら高価でも欲しいというファンやコレクターによって価値を高められていることもあります。
持っている楽器用アンプが古いからといって、高額買取を諦める必要はまったくないのです。
状態の良さももちろんのこと、人気が高く需要のあるモデルはそれだけ買取価格も上がってきますので、自分のアンプの査定額の相場を知りたい時は、事前査定を活用しましょう。
ウリドキなら、複数店舗の買取価格が一発で比較できます。このようなサイトを利用するのも手です。
買取前に注意しておきたいポイントをチェック
楽器用アンプを買取に出す前に、注意して欲しいことがあります。簡単なポイントを抑えるだけで、査定額アップもあり得ますよ!
事前に手入れをしておこう
まずは、きちんと手入れをしておくということです。ホコリを被りっぱなしのまま査定に出せば、買取金額はぐっと下がりますし、買取る側も良い気持ちではありません。
査定に出す前には、できる限りのクリーニングをして、ホコリや汚れを落としましょう。
ガリに注意
また、日頃から手入れをしておくことでベストな状態を保つことができ、査定額アップに繋がります。
毎日通電をし、ガリ(ノイズのこと)が入らないようにしておきましょう。
ガリの発生したアンプは、ジャンク品扱いされてしまうこともありますので、注意が必要です。もし、ガリが発生してしまった場合、「ガリ抜き」をするのも手です。
インターネット上で接点復活剤を使った「ガリ抜き」を紹介している人もいますので、電気機器の扱いに慣れた人なら、挑戦してみるのも良いでしょう。
付属品を揃えておこう
説明書や保証書、ケーブル、箱等の付属品を忘れないことも大切です。こうした付属品を一緒に査定に出すことで、高額査定に繋がります。
ギター初心者からコレクターまで、付属品が揃ったアンプを求める傾向にあるので、アンプ単品より需要があるのです。
捨てた覚えがないのであれば、査定に出す前に探し出しておきましょう。
「アンプセット」として売ろう
また、購入時にチューナーやシールドとまとめて「アンプセット」として買っているのなら、そのセットとして売った方が買取額は上がります。
もし、ギターごと手放そうと考えているのなら、ギターもまとめて買取してもらえば別々で売るより高く買取ってもらえます。
まとめ
楽器用アンプは買取に出そうと思っても、店舗に持ち込むのが大変ですし、買取店が近くにない場合も多いでしょう。
ならば、全国どこでも対応してくれる出張買取や宅配買取サービスを行っているネット買取店を活用すれば良いのです。ぜひ今回ご紹介した買取店を検討してみてください。
また、アンプを売りに出す際は、付属品や関連品をまとめて売ることを忘れてはいけません。
高額買取に繋がるという理由だけでなく、不要な付属品を処分する意味でも大切です。コードやケーブルのみでも買取ってくれる場合はありますが、やはり価値は下がります。アンプとセットで売ってしまった方がお得なのです。
アンプを少しでも高く売りたいなら、ここで説明した買取前の注意点に気を付けて、高額買取を目指しましょう。