ゴールドはファッションやパワーストーン、投資の対象としても人気が高いです。
今回は、そのなかでも淡い緑色が美しい「グリーンゴールド」についてご紹介します。
ゴールドのなかでも比較的耳にしやすい「ピンクゴールド」や「イエローゴールド」とは違い、市場に出回る数が少ないグリーンゴールド。
グリーンゴールドはどんな金なのか、その特徴や宝石言葉・相場などをご紹介します。グリーンゴールドが気になる方は、ぜひ参考にしてください。
グリーンゴールドとは一体何?
グリーンゴールドは、純金に別の金属を混ぜて作られた合金「カラーゴールド」の一種です。
カラーゴールドには、レッドやイエロー、ピンクなどさまざまな色合いがあります。グリーンゴールドは名前の通り、淡い緑味を帯びているのが特徴です。
金に銀を混ぜた18金
グリーンゴールドは、純金に銀を混ぜて作られます。
実は鉱山で採掘される金鉱石には、既に10%程度の銀が含まれているのです。銀の割合が20%を超える物は「エレクトラム」と呼ばれ、銀の割合が少ない物よりも、淡い黄色をしています。
エレクトラムよりもさらに銀の割合を高くし、青みがかかった緑色に変化したのがグリーンゴールドです。
ほんのりグリーンな輝き
グリーンゴールドは、エメラルドのようにはっきりとした緑色は少ないです。どちらかというと、ほんのりとグリーンな輝きを放ちます。
黄みがかった明るい緑色で、アップルグリーンやライムグリーンと称されるような色味に近いです。
金ならではの強い輝きが抑えられるため、アクセサリーにすると、優しげな印象を与えてくれます。
5月20日の誕生石
グリーンゴールドは、5月20日の誕生石に選ばれています。グリーンゴールドの石言葉は「満足感」です。
ゴールドが持っている金運を向上させてくれる力と、グリーンの色味が混ざることから、心身を癒やしてくれる効果が期待できます。
心身のリラックスや、安定感のある生活のパワーを引き寄せる力を持っているでしょう。
グリーンゴールドの相場
グリーンゴールドの相場は、日々変わります。
金は価値がどんどん高まってきており、資産運用の対象に金を選ぶ方も多いです。グリーンゴールドは純金ではなく、25%の銀が配合されていることから、18金に分類されます。
執筆当時(2021年6月)の18金相場は、以下の通りです。
- 18金の買取価格:1gあたり5,153円(税込)
出典:リファスタ
買取店で売却する際は、必ず金相場がどのように変動しているかを確認しましょう。
グリーンゴールドを選ぶメリット
グリーンゴールドを選ぶメリットは、以下の3つです。
- 純金よりも安価
- 他にはない珍しい輝きに価値あり
- 他のカラーゴールドに比べてアレルギーリスクが低い
それぞれ詳しくご紹介します。
純金よりも安価
グリーンゴールドは、純金よりも安価で購入しやすいです。グリーンゴールドは、純金に銀を配合して作られています。
金は純度が高いほど価値が高くなるため、グリーンゴールドのほうが比較的手に入りやすい価格帯のアイテムが多いです。
金は欲しいけれど手が出ない方には、グリーンゴールドのようなカラーゴールドをオススメします。
他にはない珍しい輝きに価値あり
グリーンゴールドは、他の宝石類にはあまり見られない特殊な輝きをしています。淡い黄みがかったグリーンは、爽やかな印象を与えてくれるのが特徴です。
金といえば強い輝きを放ちますが、グリーンゴールドはギラギラとした輝きではなく、落ち着いた輝きをしています。
その珍しい輝きと、市場であまり見かけないこともあり、グリーンゴールドは高い人気があるのです。
他のカラーゴールドに比べてアレルギーリスクが低い
グリーンゴールドは、他のカラーゴールドに比べてアレルギーリスクが低いのもメリットです。
カラーゴールドは、金に配合する金属(割金)によって種類が分かれます。
アレルギーリスクが高いのは「パラジウム」と「銅」と言われており、カラーゴールドのなかでは「レッドゴールド」や「パープルゴールド」系のアレルギーリスクが高いです。
金・銀はアレルギーを引き起こしにくいため、グリーンゴールドはアレルギーリスクが低いカラーゴールドに分類されます。
しかし、全員が金・銀にアレルギー反応を示さないとは限らないので、アレルギーテストを行っておくことが得策です。
グリーンゴールドを選ぶデメリット
グリーンゴールドを選ぶデメリットは、以下の2つです。
- 「投資」と考えるとメリットはない
- 取り扱っているお店が少ない
それぞれ詳しくご紹介します。
「投資」と考えるとメリットはない
金は世界中で価値が高く、投資の対象に選ばれています。純金はいざという時に通貨として換金できることもあり、投資するメリットが強いです。
しかし、グリーンゴールドは純金ではありません。
グリーンゴールドのような金属が配合されている金は、加工はしやすいですが、投資としてのメリットは低いと思ったほうがいいでしょう。
取り扱っているお店が少ない
グリーンゴールドは、カラーゴールドのなかでも取り扱いしているお店が少ないです。市場にあまり流通しておらず、入手が困難なのがデメリット。
ただ、グリーンゴールドの淡い黄みがかった緑色は、他のゴールドにはない輝きです。その珍しい輝きは、なかなか目にすることができませんが、一見の価値があるでしょう。
入手困難なグリーンゴールド
グリーンゴールドは、純金に25%以上の銀が配合されているカラーゴールドです。カラーゴールドには赤やピンク、イエローなどさまざまな色があります。
そのなかでもグリーンゴールドは、取り扱い店が少なく、市場に出回る点数が少ないです。
他の宝石類やカラーゴールドにはない、淡く美しい緑色の輝きをぜひお楽しみください。