宝石の売り時はいつ?宝石を売るために必要な知識のまとめ

  • 2024年10月19日
宝石の売り時はいつ?宝石を売るために必要な知識のまとめ
あなたの売りたいものの
\一番高い買取価格がわかる/

宝石を売るときは注意が必要

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ジュエリーにも流行りがあります。古くなったデザインはなかなか身につけなくなるもので、もう何年も宝石箱から出していない宝飾品も多いのではないでしょうか。

いくら資産価値があるといっても、ジュエリーは基本的に使うものです。
何キログラムもお持ちなら貯金代わりに保管するのもいいですが、切れたネックレスや片方なくしたイヤリング、ただしまっておくだけの古いジュエリーなら買取にだしてお金に換えたほうが使いようがあります。

ただし、ジュエリーの買取に関して注意する点が一つあります。
ダイヤモンド以外の宝石、カラーストーンは買取相場がよくわからなくて、売り方が難しいのです。

なぜそんなことが起こるのでしょうか。
それは宝石の査定がとても複雑だからです。

 

宝石の査定はなぜ難しいのか

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ジュエリーにしろ他の商品にしろ、買取にだせば業者が査定をします。
買取品の価値を見定めて、会社の相場と照らし合わせて、買取価格を提示します。

当然ですが買取品の価値が分からなければ、買取価格もいい加減になりますよね。
ですからどんな買取品でもチェックする項目や基準、見るべき点があり、鑑定士は知識と経験、様々な鑑定用の道具をつかって価値を見定めます。

ところが宝石の場合、この鑑定基準が曖昧でしかも簡単にはわからない点が多すぎるのです。

 

宝石は評価基準が曖昧

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例えばサファイアを売ろうとします。

サファイアは非常に多くの色があります。この色の違いで値段も変わります。
最高のカラーはコーンフラワーブルーといわれている美しい青色のサファイアですが、最近ではパパラチャと呼ばれるオレンジがかったピンクサファイヤも人気があります。

ただし、この色に明確な基準がありません

宝飾店や宝石の卸業者は色基準となるマスターストーンを持っていますが、統一規格ではないので微妙な違いがあります。
色の判定はマスターストーンを基準に、最終的には鑑定士の判断に委ねられます。
当然鑑定士が培ってきた経験の質と量によって評価が変わってしまうのです。

このように各宝石の価値を判定する統一規格がないので、宝石の買取価格はとてもわかりにくくなっています。

 

天然石と合成石を見分けるのが難しい

人類史上宝石が価値を持ち始めた古代から、残念なことに偽物もまた出回っていました。
それでも昔は違う鉱物やガラス玉に手を加えることで偽物を作り出していたので、経験が豊富な鑑定士なら見分けがつきました。

しかし現代では科学が進んだ結果、肉眼では判断できないとても精巧な合成石も出回るようになっています。
特にサファイアやルビーは産地で天然石に合成石を混ぜて売っている場合すらありますから、宝飾店でも大変に気を使っている状態です。

宝石の真贋は、専門の機材を導入しなければ正確な判定ができないのが現状なのです。

 

宝石にはさまざまな処理が施されている

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天然石とわかってもそれだけで価格が安定するわけではありません。

宝石は基本的に何らかの改善処理が施されています
例えば加熱することで色をきれいにしたり、樹脂を浸透させて割れにくいように補強したりする処理です。

これら改善処置は古来から普通に行われている方法と、現在の科学によってできるようになった方法があります。
前者の場合は特に評価には関係しませんが、後者の場合は方法によっては買取価格に影響が出ます。

例えばルビーやサファイアは古来から加熱処理によって色を濃くしたり無駄な色を取り除いてきました。鑑別書に加熱処理と書かれていても評価は下がりません。
しかし同じ加熱処理でも宝石に化学物質を浸透させて、表面だけ色をつけてしまうことがあります。拡散加熱処理と呼ばれる方法ですがこちらは評価が下がります。表面に色を塗ったのと同じようなものだからです。

これら改善処理はやはり肉眼だけではわかりにくい方法が多く、鑑定士を悩ませることになります。

 

経験の豊富な鑑定士であっても宝石の査定は難しい

このように宝石は真贋や改善処置の見極め、実際の価値の評価など非常に判断が難しく、豊富な経験を持つ鑑定士ですら肉眼だけでは正確な査定は困難です。

実際、昔はダイヤモンド以外の宝石には値をつけない方が普通でした。
今でこそカラーストーンも買い取る業者が増えてきましたが、上記のように査定が難しいため、貴金属やダイヤモンドのように明確な買取価格を表示していない業者がほとんどです。

つまり宝石は買取価格の比較が難しく、売り方もわかりにくいのです。

 

宝石を高く売るには情報集めしかない!

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以上のように、宝石の売り方はなかなか難しいことがわかります。
しかし、だからといって使わないジュエリーをしまったままでは結局一銭にもなりません。
宝石を高く売るには行動あるのみです

 

サイトで買取実例を確認しよう

まずダイヤモンド以外の宝石を買取しているかどうかをはっきり確認しましょう。
前述したように買取業者によってはカラーストーンには値をつけないこともあります。

そして買取実績を確認しましょう。
宝石の種類や重さによって明確な買取相場表を出していなくても、買取実績を紹介している会社は多いものです。
宣伝のためだけに表示していることもありますから鵜呑みにはできませんが、判断材料にはなります。

 

実際に査定してもらおう

買取相場がわからないなら、実際に査定してもらうしかありません。
今では宅配買取のように家にいながら買取してもらう方法もあります。

カラーストーンの買取をしている業者の中で、さらに送料、査定料、キャンセル料など諸経費が無料である会社をピックアップして、見積もりを出してもらいましょう。
鑑別書があるのなら必ず持って行ってください。

急がば回れ、です。
宝石の場合は複数の会社で実際に査定してもらうことこそ、最も確実な買取相場の比較法です。

 

宝石を売るなら手間を惜しまず情報を集めよう!

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宝石は査定基準も買取相場もはっきりしない、素人には売り方がわかりにくい品物です。
だからといって尻込みしていては、いつまで経っても売ることはできません。

手間を惜しまず情報を集めて実際に査定してもらい、最も高く買取価格を表示した業者に売りましょう。

宝石に売り時があるとするなら、情報を集めて買取業者が決まったその瞬間です。
ぜひお持ちのジュエリーを高く評価してくれる最高の買取業者を見つけ出してくださいね。

木暮康雄

木暮康雄 (監修者)

ウリドキ株式会社代表取締役CEO。ウリドキプラスの発行人でもある。
リユース業界での起業・事業運営の経験が豊富でリユースの専門家としてのメディア出演歴も多数。
著書に「リユース革命」(幻冬舎)がある。

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