- モアサナイトの特徴や魅力を知りたい
- モアサナイトとダイヤモンドの違いを知りたい
- モアサナイトの手入れ方法を知りたい
本記事では、美しい輝きが魅力の宝石・モアサナイトの特徴やダイヤモンドとの違い、モアサナイトが人気のジュエリーブランドを紹介します。
流通しているモアサナイトは人工的に作られたもので、強い輝きと高い耐久性が魅力です。一見するとダイヤモンドに似ており、美しい輝きと頑丈さからアクセサリーとして注目を集めています。
モアサナイトがどのような宝石なのか知りたい方、ダイヤモンドとの違いや手入れ方法を知りたい方は、ぜひ本記事を参考にしてください。
▼ウリドキなら最大10社から一括査定!
モアサナイトの特徴
モアサナイトは、人工的に作られた宝石のひとつです。見た目がダイヤモンドに似ているため人工ダイヤモンドと混同されることがありますが、もととなる物質が違います。
モアサナイトは人工の宝石ながらも、美しい輝きと頑丈さが魅力です。以下では、モアサナイトの特徴を解説します。
天然と人工の2種類がある
天然のモアサナイトは1893年に地球に落ちた隕石の衝突跡から見つかり、調査によって地球上にない炭化ケイ素という物質でできていることがわかりました。
天然の状態では地球上に存在しない非常に希少な宝石で、宇宙からの贈り物とされています。天然のモアサナイトは宝石としての使用が禁じられており、市場には出回りません。
その後の技術の進歩により、天然に近い高品質な人工モアサナイトを作り出せるようになりました。現在ジュエリーとして出回っているのは、人工のモアサナイトです。
人工のモアサナイトは品質が安定しやすく、天然の宝石と違って採掘する必要がない、サスティナブルなジュエリーとしても注目されています。
輝きが強い
モアサナイトは地球上に存在する宝石のなかでも優れた輝きを誇っており、その輝きはダイヤモンドを超えています。
輝きの強さを示す光の屈折率はダイヤモンドを上回り、きらめきを表す光の分散率は天然ダイヤモンドの約2.5倍です。ダイヤモンドはオレンジや青に輝きますが、モアサナイトはより強く光を反射するので虹色に輝きます。
モアサナイトの強くまばゆい輝きはジュエリーに向いており、結婚指輪にも使われるようになってきている美しい宝石です。
硬度があり割れづらい
モアサナイトは硬度があり、欠けたり割れたりしづらいことが特徴です。衝撃への強さを表す靭性に優れており、衝撃に強く割れづらいため、リングやネックレスなどで普段身に着けやすいでしょう。
モアサナイトの靭性は、ダイヤモンドを上回ります。また、表面の傷つきやすさを表すモース硬度も、世界一硬い石だといわれるダイヤモンドに次ぐ高い値です。日常的に頻繁に使用しても、長い間大切に使えるでしょう。
価値は4Cにより判断
モアサナイトの価値は、ダイヤモンドと同様に4Cのグレードで判断されます。4Cは、カラー(色)・クラリティ(透明度)・カラット(重さ)・カット(形のバランスや輝き)のそれぞれのグレードを測り、品質を評価する基準です。
宝石の評価基準としてカラットは有名ですが、モアサナイトの価値を判断するときは色や透明度・輝きのグレードにも注目するとよいでしょう。
4Cのグレードが高くなるほど品質が高く、価格も上がります。モアサナイトのジュエリーを購入する際は価格と各グレードを照らし合わせ、適正な価格かどうか見極めましょう。
ダイヤモンドとの違い
モアサナイトはダイヤモンドと見た目が似ていますが、もとになる原料が違う別の宝石です。モアサナイトとダイヤモンドは原料以外に何が違うのか、表で比較してみましょう。
天然ダイヤモンド | 人工ダイヤモンド | モアサナイト(人工) | |
---|---|---|---|
原料 | 炭素 | 炭素 | 炭化ケイ素 |
衝撃への強さ(靭性) | 〇 | 〇 | ◎ |
輝き | ★ | ★ | ★★ |
価格 | ◆◆◆◆◆ | ◆◆◆ | ◆ |
天然ダイヤモンドと人工ダイヤモンドの原料や特徴は同等で、違いは価格です。モアサナイトは、天然・人工ダイヤモンドと比べて衝撃への強さや輝きが優れています。
モアサナイトはダイヤモンドよりも割れづらく、頑丈です。また、輝きにおいてもダイヤモンドを上回っており、きらめきを表す光の分散率はダイヤモンドの約2.5倍だといわれています。
人工のため価格がリーズナブルで、同じグレードのダイヤモンドの10分の1~5分の1程度です。モアサナイトは衝撃に強くダイヤモンドより強い輝きを持ちながら、価格がリーズナブルでコストパフォーマンスが良い宝石といえるでしょう。
人気のモアサナイトジュエリーブランド
耐久性が高く美しい輝きがあることから、モアサナイトはジュエリーとしても注目を集めています。以下では、モアサナイトを取り扱う人気のジュエリーブランドを紹介するので、モアサナイトのジュエリーを探している方はぜひ参考にしてください。
Brillar
Brillarは「後世に引き継げるモアサナイトハイジュエリー」をコンセプトに、2017年に誕生したモアサナイト専門のジュエリーブランドです。
早い段階でモアサナイトの可能性に着目したパイオニア的ブランドで、一生愛せるジュエリーを提供するため、素材・デザイン・製造工程・アフターサービスまで高い品質にこだわっています。
リングやピアス、ネックレスなど幅広いアイテムがそろっており、婚約指輪や結婚指輪も人気です。デザインもシンプルなものからラグジュアリーなものまで豊富にあるので、自分好みのモアサナイトジュエリーが見つかるでしょう。
RADIANN
「ダイヤモンドは人類の憧れ・モアサナイトは人類の味方」をコンセプトに、手の届きやすい価格で日常にジュエリーがある生活を提供しているブランドです。
ブランド名は、石のカット技法であるラディアントカットと、笑顔や幸せが輝く様子を表す英語radiantに由来します。RADIANNは、オーダーメイドのモアサナイトジュエリーを作れることが特徴です。
石のサイズをはじめ、カラーや金属パーツの素材も自分好みにカスタマイズできます。高品質のモアサナイトと自社工場の熟練職人の技術により、自分だけの特別なジュエリーが手に入ることが魅力です。
NEXT DIAMOND NEW YORK
「ニューヨークの街の息吹のように強く、美しく輝く大粒のジュエリーを」をコンセプトにした、人工ダイヤモンドとモアサナイトを取り扱うジュエリーブランドです。
人工ダイヤモンドやモアサナイトを、新時代を築く「ネクストダイヤモンド®︎」と呼び、輝きにこだわり厳選されたストーンのみを使用しています。
NEXT DIAMOND NEW YORKは高価な宝石ではなかなか叶わない、豪華な大粒ストーンを日常で楽しめることが魅力です。
4Cのうち、カラーはD~F、クラリティはVVS~VVS2、カットはExcellentのストーンのみを使用しており、高品質のモアサナイトジュエリーが手に入ります。
VORONOI
シンプルななかに新しさを求める人に向け、上品でありながら唯一無二のジュエリーを提案しているブランドです。ブランド名は、自然美と空間の効率的な分割が特徴の図形・ボロノイ図に由来し、ジュエリーのデザインにもボロノイ図が取り入れられています。
VORONOIにはシンプルで使いやすいデザインからストーンをふんだんに使ったもの、かわいらしいデザインまでそろっており、自分用にはもちろんプレゼントにもおすすめです。
アフターサービスが充実しているので、長くモアサナイトジュエリーを愛用できるでしょう。
モアサナイトジュエリーの選び方
モアサナイトはダイヤモンドを超える強い輝きと高い耐久性を持つため、リングやネックレスなどのジュエリーに使用されています。以下では、素敵なモアサナイトジュエリーを手に入れるための選び方のポイントを解説するので、ぜひ参考にしてください。
品質保証書を確認する
モアサナイトジュエリーを選ぶ際は、宝石の品質をチェックできる品質保証書がついているか確認しましょう。市場には、少なからず偽物や品質が低いものが出回っています。
品質保証書はジュエリー販売店が独自に発行する、宝石の品質を保証する証明書です。販売店独自のものではありますが、信頼性の高いジュエリーブランドや販売店のものであれば、モアサナイトの4Cのグレードが記載されているケースが多いでしょう。
品質保証書のほかに、鑑別書が発行されることもあります。ただし、鑑別書は宝石の種類を記載するものであり、品質を保証するものではありません。
デザインにこだわる
たとえ品質の高いジュエリーを選んでも、デザインが気に入らなかったり普段使いづらかったりすると愛着は持てないでしょう。
モアサナイトジュエリーには、シンプルなものやラグジュアリーなものなど多様なデザインがあり、デザインによって印象が変わります。ジュエリーを選ぶ際には、ぜひ宝石以外の部分のデザインにもこだわって、自分が使用したい場面に合う、自分好みのジュエリーを選んでください。
金属部分の素材を選ぶ
ジュエリーの金属部分は、さびづらいシルバー・ゴールド・プラチナなどが使用されます。
シルバーはゴールドやプラチナに比べると安価ですが、黒く変色することや、やわらかいことがデメリットです。ゴールドは豊富なカラーバリエーション、プラチナは美しい銀白色が魅力で、両方とも変色しづらいことが特徴です。長い間上品な色合いを楽しめます。
希少価値が高いため、シルバーよりも高価です。いずれも、金属アレルギーを起こしづらい金属だといわれています。
モアサナイトの手入れ方法
ジュエリーを長く愛用するには、日頃の手入れが大切です。モアサナイトは美しい輝きや高い耐久性だけではなく、汚れに強く手入れしやすいというメリットがあります。以下では、モアサナイトの手入れ方法を解説するので、ぜひ参考にしてください。
使用後は布で汚れを落とす
モアサナイトは皮脂やほこりが付着しづらく、ダイヤモンドよりも汚れに強い性質があります。そのため、手入れにかかる手間が少なく済むでしょう。
また、特別なクリーニングを行わなくても、汚れをぬぐい取るだけで美しい輝きが長期間維持できることが魅力です。
モアサナイトジュエリーを使用したあとは、やわらかい布で汚れを軽くぬぐいましょう。手入れ後はジュエリーをひとつずつ分けて保管しておくと、お互いにぶつかって傷つくことを防げます。
中性洗剤で洗う
布でぬぐうだけでは落としづらい汚れがついてしまった場合は、中性洗剤で洗うときれいになります。ボウルに入れたぬるま湯に少量の中性洗剤を溶かし、ジュエリーを少しの時間浸けましょう。
そのあと、やわらかい歯ブラシやコスメ用ブラシなどでやさしくこすります。ブラシで汚れを落としたら、水でよくすすぎましょう。洗ったあとは、十分に乾かすことも大切です。
モアサナイトは熱に強いため、ヘアドライヤーで乾かしてもよいでしょう。定期的に中性洗剤で手入れすれば、細かい部分の汚れが落ちてきれいな状態を維持しやすくなります。
超音波洗浄機でのクリーニング
自己メンテナンスで落ちない汚れがある場合は、専門店にクリーニングを依頼しましょう。専門店では、ジュエリーの汚れの状態に合わせた手入れをしてくれます。
モアサナイトは衝撃に強いため、超音波洗浄機でのクリーニングが可能です。超音波洗浄機では、超音波エネルギーの振動で発生する微細な泡により、通常の手入れでは落とせない細かい汚れや頑固な汚れも落とせます。
クリーニングは、購入した店舗やジュエリーのメンテナンス・リフォーム専門店に依頼しましょう。
美しいモアサナイトジュエリーを楽しもう
本記事では、モアサナイトの特徴やダイヤモンドとの違い、人気ブランドや手入れ方法を解説しました。モアサナイトは宇宙の贈り物とされる希少な天然のモアサナイトを模して作られた、人工の宝石です。
見た目はダイヤモンドに似ており、ダイヤモンドを超える輝きや頑丈さを持つことから多様なジュエリーに用いられています。価格がリーズナブルで、手入れしやすいことも魅力です。
普段使いのジュエリーに適しているので、美しい輝きのモアサナイトジュエリーをぜひ身に着けてはいかがでしょうか。
本記事の画像の出典
Brillar、RADIANN、NEXT DIAMOND NEW YORK、 VORONOI