洗濯機の寿命はいつ?洗濯機の買い替えポイントをチェック!

  • 2023年5月16日
洗濯機の寿命はいつ?

洗濯機を買い替えるタイミングは様々です。引っ越し、家族が増えた、壊れたなどの理由がありますが、一番やっかいなのは壊れた時です。ほとんどの人が壊れたイコール洗濯機の寿命だと考えるかもしれません。しかし、本当に洗濯機の寿命はあるのでしょうか?

本記事では、洗濯機の寿命といわれる状態はどういうものなのか、壊れた時のポイントを紹介します。意外といつもチェックしない箇所が寿命の原因になっていることもありますよ。また、洗濯機の寿命を長くする方法も伝授します。

その他、最近の新しい洗濯機の機能を紹介し、今使っている洗濯機と比較して買い替え時期かどうかをチェックすることができます。ぜひ本記事を読んで、自分にあった洗濯機は何かを見極めましょう!

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洗濯機に寿命はあるの?

そもそも洗濯機の寿命がどの程度なのか、指標となる期間などはあるのでしょうか。

洗濯機の寿命について知ることで、洗濯機の買い替えのタイミングや、修理を行うかどうかの判断基準が明確になるはずです。

メーカーの保証期間もきちんと確認しよう

洗濯機の寿命を知る上ではじめに知っておくべきはメーカーの保証期間です。洗濯機のメーカー保証期間は通常1年間に設定されています。

大手量販店などで購入した場合、それ以上の保証が付くことが多いですが「長期保証」と名がつく場合も5年ほどであることが多いです。

そもそも洗濯機には国税庁が定める耐用年数があり、それが6年間。

6年以上使用した洗濯機は修理を行おうとしても部品等が揃わない可能性もあるため、洗濯機の寿命を考える際は6年という期間を基準として認識しておくと良いでしょう。

洗濯機のココはチェック

次に洗濯機の寿命を判断するうえでチェックすべき箇所について解説します。

寿命が近い洗濯機は一定の場所に不具合が生じてくるもの。チェックすべき箇所の状況を判断材料として、洗濯機の買い替えや修理を検討すると良いでしょう。

確認すべきは、使用時の音、操作パネル、臭い、水流などです。ただしこれらに異常があったとしても、メンテナンスで解決することもあり、寿命かどうかについては見極めが必要です。

それぞれのチェック項目を詳しく見ていきましょう。

異音がある?

洗濯機を使用しているときに、異音がないか確認しましょう。

異音がするのにはさまざま原因が考えられます。誤って洗濯機に入れてしまった異物が、洗濯槽に当たる音であれば大きな問題はありませんが、洗濯機本体の不具合や、破損した部品が混入しているような場合は修理や点検が必要です。

洗濯機から異音がして、その原因が明確に特定できない場合は、専門家の判断を仰ぐようにしましょう。

操作パネルは正常?

操作パネルは正常に反応するでしょうか。また、画面表示が購入時と同じようにはっきり読み取れるかもチェックしましょう。

操作パネルの異常は、内部基盤に何らかの問題が発生していることが多いです。経年劣化や、洗濯機の使用環境によって異常が発生することがあります。

操作パネルの異常は、寿命である可能性が高いです。コンセントを差し込みなおす、電源を入れなおすなどの作業で改善されない場合は、寿命も視野に入れ、買い替えや修理を検討しましょう。

異臭がある?

洗濯機から発せられる臭いも、異常をチェックする判断材料。洗濯機から通常では感じられないような異臭がする場合は、その原因を見極める必要があります。

洗濯槽に発生してしまった雑菌や、洗濯槽クリーナーで除去できる程度のカビの臭いであれば、洗濯機の寿命であることは少ないです。日頃のメンテナンスを欠かさず行うことで改善が見込めるでしょう。

ただし、掃除をしても取り除けないカビ臭さ、あるいは焦げ臭さを感じる場合は注意が必要です。自己流での対処には危険が伴うので、まずは専門家へ相談すると良いでしょう。

水流の変化は?

洗濯機運転時の水流の変化にも注意しましょう。

給水が正常に行えない、排水がうまくされず水が残ってしまうなど、洗濯機に異常があると水流に問題が発生することが多いです。

購入したばかりと比べ、水流が変わってしまった場合、その原因には複数の可能性が考えられます。水流に変化が生じた洗濯機が、必ずしも寿命とは限りませんが、洗濯機を正常に使用し続けるために水流の異常については日頃から確認することが大切です。

洗濯機の寿命と買い替え時期はただの目安

洗濯機の寿命はいつ?洗濯機の買い替えポイントをチェック!

洗濯機には保証期間や耐用年数が設定されていますが、日頃の使い方やメンテナンスによって、正常に使用できる年数は長くも短くもなります。

洗濯機の寿命は一様でないため、なにか不具合を感じて買い替えを検討する前に、自分で改善できることがないか、いったん考えてみましょう。

こんな洗濯機は寿命じゃない!

洗濯機になにかしらの異常が発生すると、「もう寿命だ」「買い替えなきゃ」と考える人も多いことでしょう。しかし、メンテナンスや掃除を行うことで、状況が改善することも少なくありません。

ここではお持ちの洗濯機を寿命と判断する前に、確認しておきたいポイントについて解説します。

水流の変化や洗浄力の衰えなど、改善が難しそうな異常が発生したとしても、寿命と判断するのは早いかもしれません。詳しく見ていきましょう。

水流が弱いのは排水ホースをチェック

「購入当初に比べて、水流がスムーズでない気がする」。そのような場合は、排水ホースをチェックしてみましょう。

排水ホースには汚れがたまりやすく、その結果水流が弱くなっている可能性があります。排水ホースが詰まってしまい、水漏れが発生することも。

排水ホースに問題がある場合は、ホースの洗浄や排水溝の掃除で水流が正常に戻ることがあります。洗濯機の水流が乱れた場合は、まず排水ホースの汚れを疑いましょう。

汚れが落ちないのは洗濯量をチェック

「洗濯物の汚れが落ちず、衣類がきれいにならない」。そんな時は洗濯量をチェックしましょう。

洗濯機にはそれぞれ容量があります。容量以上の洗濯物を詰め込んで洗うと、汚れがきれいに落ちないことがあります。

洗濯機本体の異常を疑う前に、容量オーバーの洗濯物を一度に洗おうとしていないか確認しましょう。洗濯物が多いときは、手間を惜しまず数回に分けて洗濯することが大切です。

寿命が過ぎても長持ちさせるポイント

洗濯機は丁寧に使用していれば、一般的に寿命とされる期間を過ぎても長持ちさせることが可能です。

ここでは洗濯機を末永く使うためのポイントについて解説します。日ごろから少しの手間を加えるだけで効果が表れるので、ぜひ覚えておいてください。

日ごろのメンテナンス

洗濯機購入後、ひたすら酷使する人がいますがそれでは洗濯機の寿命を縮めるばかりです。洗濯機を長持ちさせるには、日頃からのメンテナンスは欠かさないようにしましょう。

特に糸くずネットや洗剤投入口は汚れが付きやすいので、使用後に軽く汚れを取り除く習慣をつけると良いでしょう。こまめな清掃が頑固な汚れを防ぎます。

また、洗濯槽は1カ月に一回ほど専用クリーナーで汚れを落とすと良いでしょう。汚れが沈着し、洗濯機に異常が発生する前に対策することが重要です。

カビ防止

洗濯機にとってカビは大敵です。気を抜くとすぐにカビが繁殖し、洗濯機の寿命を早める原因となります。

まず、普段の洗濯習慣から気を配りましょう。洗濯後、衣類を取り出さず長時間放置しておくなどの行為はカビの発生を招きます。また、洗濯機を使用しない時は洗濯槽の湿度が上がらないよう蓋は開けておきましょう。

普段の習慣に加えて、定期的な洗濯槽のメンテナンスはカビによる洗濯機のダメージ拡大を防ぎます。欠かさず行いましょう。

ゴミ取りネットのお手入れ

ゴミ取りネットは洗濯中に衣類から出たほこりや糸くずなどを集め、洗濯物にゴミが付くことを防止するフィルターのこと。便利なゴミ取りネットですが、その性質上目詰まりしやすく、汚れやカビの温床となりかねません。

ゴミ取りネットは普段からこまめに流水で洗い、取り付け口の汚れも同時に落とすと良いでしょう。洗剤を入れたお湯につけ置きするのも有効な方法です。

また、普段の清掃でも落ちない汚れが目立ってきたり、ネットに穴が開いたりしたときは新しいものに交換しましょう。

洗濯洗剤の量

洗濯をする際、洗剤の量に気を配ることも、洗濯機の寿命を延ばすことにつながります。

洗剤は洗浄効果が強いため、入れれば入れるだけ汚れを落とせると考えがちです。しかし実際は、多すぎる洗剤は洗浄作用を高めるどころか、洗濯機を傷める原因になります。

溶けきらなかった洗剤はカビや雑菌の発生源。適切な使用量を守るのはもちろん、溶け残りが見られた際はしっかり洗浄するよう、心がけましょう。

最近の洗濯機事情

ここでは最近の洗濯機に搭載された便利機能や、洗濯機の買い替えにまつわる耳寄り情報を紹介します。

古くなった洗濯機の買い替えを検討中の人は、新しい1台を決める際、これらの知識をもとに機種を選定すると良いでしょう。省エネにもつながるので要チェックです。

自動で洗濯機を掃除してくれる

洗濯機の掃除は、「必要ではあるけれど、億劫」という声も聞かれます。また、掃除するタイミングが分からず、つい放置してしまいがちですよね。

最新の洗濯機の中には、自動で掃除機能が働く製品もあります。普段の洗濯時に洗濯槽を同時除菌するものや、洗濯槽を掃除すべきタイミングをお知らせしてくれる機能など、非常に便利な製品が発売されています。

手間がかかる洗濯槽掃除も手軽に行えるので、新しい洗濯機を購入する際は、便利な掃除機能について吟味して選ぶと良いでしょう。

電気代や水道代が節約できる

最近の家電は省エネ機能が充実しているものが多く、結果的に水道光熱費の削減にもつながります。洗濯機も例に漏れず、電気代や水道代節約に通じる性能を備えた製品が発売されており、買い替えの際はぜひ考慮したいものです。

縦型の洗濯機を使用している家庭が多いですが、水道代の削減を狙う場合はドラム式洗濯機がおすすめ。ドラム式洗濯機は使用する水の量が比較的少なめなので、水道代が縦型洗濯機よりも安く済みます。

使っている洗濯機を下取りできる

洗濯機を新しいものに取り換えたい人は下取りが利用できないか検討すると良いでしょう。

下取りとは、新しい製品を購入する際に古い製品を引き渡すことで、割引して新品が買える仕組み。大手量販店などが受け付けていることが多いです。

仮に下取り価格が付かない場合でも、無料で引き取りしてくれることもあるので、処分に費用がかからないメリットがあります。

ただし製品によっては、家電買取業者に買取依頼し、現金払いしてもらう方が高い金額が得られることもあるため、しっかり事前調査しなければいけません。

洗濯機に寿命を感じた時は、対応をしっかり考えよう

この記事では、お使いの洗濯機の調子が悪く、寿命を感じた場合の判断基準や対応方法について解説してきました。

洗濯機の異常にはさまざまな原因が想定され、都度買い替え、修理、メンテナンスなど正しい対応策を選択する必要があります。

寿命だと感じた洗濯機でも、少しの手間を加えることで復活し、長く使用できることも。洗濯機に関する正しい知識を身に付け、状況に即した対応を選ぶことが重要です。

どうしても新しい洗濯機に買い替えるしかない場合は、下取りや買取も視野に入れると良いでしょう。

木暮康雄

木暮康雄 (監修者)

ウリドキ株式会社代表取締役CEO。ウリドキプラスの発行人でもある。
リユース業界での起業・事業運営の経験が豊富でリユースの専門家としてのメディア出演歴も多数。
著書に「リユース革命」(幻冬舎)がある。

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