地デジ非対応テレビの処分方法と注意したいポイント

  • 2020年8月20日
地デジ非対応テレビ買取

アナログ放送は2011年に終了し、いま発売されているテレビのほとんどが地デジ対応のテレビになりました。2011年当時はまだ地デジ非対応のテレビも発売され、家電量販店などで地デジチューナーとともに販売されていました。あれから5年が経過し、ちょうどテレビの買取が可能とされる5年という期間が終了しようとしています。

このような状況で地デジ非対応のテレビを買取してもらえるのかと聞かれると「非常に難しいけど無理ではない」という曖昧な回答になってしまいます。基本的にはほとんどのリサイクルショップでは買取不可になっています。ブラウン管のテレビになるとさらに買取は難しくなります。リサイクルショップにしてみれば、買い手がいないものをわざわざ買取して倉庫をいっぱいにするわけでにはいきません。

ただし、警備用のモニターや、DVDやVHSの再生専用機としての需要もありますので、一部のテレビ専門買取業者などで買取は継続しています。ただし、買取価格は1000円程度と非常に安いため、手間賃を考えるとほとんど儲けはありません。

地デジ非対応のテレビの買取市場はとても小さく、しかも年々縮小しています。この傾向はこれからも続きますので、数年後には地デジ非対応のテレビを買取してくれるショップはなくなるかもしれません。

地デジ非対応のテレビを買取してもらう

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地デジ非対応テレビの回収はお金がかかる

地デジ非対応テレビ買取

地デジ非対応のテレビの買取をしてもらえなかったときは、回収業者に回収してもらうことになります。テレビは家電リサイクル対象ですので、リサイクル費用が3000〜4000円になります。この費用の発生を抑えるためであれば1000円であっても買取してもらえるほうが損することはありません。

買い替えによる回収の場合は、新しいテレビを購入したショップでテレビを回収してもらいましょう。買い替えではなく処分だけをしたい場合は、そのテレビを購入したショップで回収してもらいましょう。

回収してもらいたいテレビを購入したショップを思い出せなかったり、すでにショップが閉店しているような場合は、自分で指定引取り場所まで持ち込むことになります。買取時にはリサイクル料金と収集運搬料金がかかります。

回収費用は高くなりますが、町の電気屋さんでも地デジ非対応のテレビを回収してもらえることもあります。

頭に入れておきたいのは、テレビを含めリサイクル対象の家電は回収にお金がかかるということです。買取不可になって回収するしか選択肢がなくなる前に買取してもらうようにしましょう。買取と回収では差額で1万円近くになることもあります。

地デジ非対応テレビの買取・回収の注意点

地デジ非対応のテレビを回収や買取してもらおうと思って業者に依頼したらトラブルになったということがよくあります。不要になった地デジ非対応のテレビをトラブルなく買取・回収してもらうための注意点を紹介します。

「なんでも回収」を掲げている業者には依頼しない

軽トラックなどで「なんでも回収します」と回っている業者は違法業者が多いですので、少しでも得しようと思って回収依頼をすると、トラブルに繋がることがあります。回収した後に「処分費用を出せ」と言ってくる業者もいますし、そもそも認可されていない可能性も高くなります。

リサイクルショップが「0円買取」と言っていることもありますが、これも法律的にはグレーゾーンですので、注意してください。リサイクル品の回収を行うと違法になるため、あくまでも「買取」としていますが、実際は回収ですので無許可での回収扱いになってしまうこともあります。

強引な買取業者は使わない

買取業者の中には、どんな手を使ってでも買取しようと意気込んでいる買取業者もいます。その割にはいざ買取になったときに難癖をつけて少しでも安く買い叩こうとしてきます。買取は信頼できると判断した買取業者に依頼しましょう。

買取実績が多いテレビ買取専門店や近所で長年営業しているリサイクルショップでの買取依頼すると、買取におけるトラブルを回避しやすくなります。

地デジ非対応テレを少しでも高く買取してもらうポイント

地デジ非対応のテレビはそれほど高価な買取価格は期待できないどころか、買取してもらえらだけでもありがたいのですが、それでもやっぱり少しでも高く買取してもらいたいですよね。

ここでは地デジ非対応のテレビを少しでも高く買取してもらうためのポイントについて紹介します。

できるだけ早くに買取してもらう

使用年数が5年までの地デジ非対応になると買取は難しくなります。そして古くなればなるほど買取価格が下がってしまいます。地デジ化したときに安いからといって購入した地デジ非対応のテレビはそろそろリミットの5年が経過するはずです。2016年がラストチャンスですので、いまのうちに買取してもらいましょう。

きれいにして査定してもらう

汚れたテレビは誰も欲しがりません。リサイクルショップできれいにするとはいえ、買取時の印象が悪くなって買取不可になることもあります。最低限テレビに積もったホコリだけでも拭き取っておきましょう。その作業分だけでも買取価格は高くなります。乾拭きでかまいませんので、必ずホコリと汚れは取り除いておきましょう。

付属品を付けて買取してもらう

テレビに付属してきたものはすべて付けて買取してもらいましょう。リモコンはもちろんのこと、取扱説明書や、保証書も買取時の査定には影響してきます。さすがに外箱はないかと思いますが、地デジチューナーを使っていた場合は一緒にい取してもらえないか相談してみましょう。

まとめ

地デジ非対応のテレビは年々買取が難しくなってきました、地デジされた2011年前後に安く購入した地デジ非対応のテレビはテレビの買取期限と言われている5年を経過しようとしています。それでも買取業者によってはまだ買取をしてくれることがあります。まずはリサイクルショップやテレビ買取専門店に買取の可否を確認してみましょう。

買取不可の場合は、0円回収をアピールしている業者ではなく、きちんと認定された回収業者にリサイクル料を払って回収してもらうようにしてください。

木暮康雄

木暮康雄 (監修者)

ウリドキ株式会社代表取締役CEO。ウリドキプラスの発行人でもある。
リユース業界での起業・事業運営の経験が豊富でリユースの専門家としてのメディア出演歴も多数。
著書に「リユース革命」(幻冬舎)がある。

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