メルカリは返品不可?評価前の返品方法や送料を解説

  • 2023年12月22日

フリマアプリ「メルカリ」は、アプリを通して不要なものを売ることができるため、自宅の整理などに活用している方も多いでしょう。

アプリを介した個人同士の売買であるため、トラブルのない取引ができるような配慮が必要です。

トラブルを防ぐために出品者のなかには「返品不可」の商品として、出品している方も見受けられますが、「想像と違ったから返品したい。」「不良部分の説明がなく、使えなかった。」といったことも想定されます。

そのときに気になるのが、メルカリでは返品はできるのかということ。

メルカリでは返品についてどのように規定されているのか、どのように返品が行われるのか、返品にならないためにどうすべきかを本記事で解説していきます。

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メルカリで返品する際の送料は誰が払う?

メルカリの返品する際の送料は、基本的には当事者間で話し合って、同意のうえでどちらが負担するのか決めます。

しかし、場合によってはマナーとして支払うべきケースも。誰が払うべきなのか、事前に確認しておきましょう。

出品者が払うケース

出品者側に返品の理由がある場合は、出品者が送料を負担するのがマナーです。

出品者側の責任としては、商品紹介と実際の商品が異なる場合や、説明されていないのに傷や汚れなどがあり商品の状態が悪い場合、「ジャンク品」などの説明なく商品が壊れている・使えない場合などが考えられます。

購入者は、取引画面からキャンセル申請が可能です。受取評価をすると、取引が完了してしまうので、受取評価はしないように気をつけましょう。

購入者が払うケース

出品者に責任がない場合は、基本的に返品はできません。

しかし、それでも「ほかでもっと安く購入できた」「気が変わった」などの理由で返品したい場合は、購入者に責任があるため、マナーとして購入者が払うべきでしょう。

商品に問題がない場合の返品は、当事者同士の同意が必要です。同意してもらえるように丁寧な対応をしてください。

一方的に着払いで返品してしまうと、アカウント停止などのペナルティが課されるため、行わないようにしましょう。

メルカリ運営が負担するケース

配送中のトラブルや返品の話し合い中に連絡が取れなくなった場合、同意なく一方的に着払いで商品が返品された場合などは、メルカリ運営が送料を負担します。

話し合いが平行線のままで解決しない場合は、運営事務局に連絡してみましょう。

また、勝手に着払いで返品する行為は、ペナルティが課されるためNGです。出品者の場合は、泣き寝入りせずに運営に相談してください。

商品が配達中に破損していた場合、「らくらくメルカリ便」や「ゆうゆうメルカリ便」を利用していればスムーズに対応してもらえます。そのほかの手段で発送されている場合には、運送会社の補償が受けられることがあるので、運送会社にも連絡しましょう。

返品・返金が認められるパターン

どのような場合に返品・返金に応じなければいけないのでしょうか?

メルカリの公式ガイドラインでは、返品・返金を受け付けなければいけないケースとして以下の3つが挙げられています。

  • 出品されている商品と違う商品が届いた
  • 届いた商品が偽物・非正規品だった
  • 配送中に商品が破損してしまった

それぞれ解説していきます。

出品されている商品と違う商品が届いた

出品している商品の写真や、説明と明らかに違う商品が届くこともあります。出品者側が送る相手を間違えてしまったケースがほとんど。

また、商品は購入したものと同じだったが、「不良部分を写真や説明で十分にされていなかった」「記載されているサイズと明らかに違う」といった場合も返品の対象になります。

偽物が届いた場合

出典:メルカリ

偽物の出品は、メルカリの公式ガイドラインでも出品が禁止されています。

メルカリでは徹底的に偽物の取り締まりを対策しているので、ほとんどの商品を安心して購入することができますが、万が一偽物や非正規品が届いてしまったら、返品を申請することができます。

購入が不安なときは、シリアルナンバーやギャランティーカードなどをチェックしておきましょう。

配送中に商品が破損してしまった

配送中のトラブルで、商品が破損・紛失してしまった場合、取引をキャンセルできます。

破損があったら、まずは出品者に破損があったと連絡を。その後メルカリ事務局に破損があったと報告しましょう。

メルカリ事務局に連絡する際は、証明となる商品の写真や簡単な説明が必要。とどいた商品に異変を感じたら、すぐに写真を撮り、どのような状況だったかメモしておくとよいでしょう。

返品不可となるパターン

出品者から商品を購入後に、必ずしも返品できるとは限りません。メルカリの規約には、商品トラブルがあったときにキャンセル対応を行うとされているため、購入者の都合で返品したい場合は基本的には返品は難しいです。

以下のような、個人的な理由での返品は基本的に難しいということを覚えておきましょう。

  • よく考えたら使わないかもしれない
  • 想像と違った

出品者の方は、思わぬ返品の依頼を想定してケースを見ていきましょう。

よく考えたら使わないかもしれない

必要と思って買った商品でも実際には使う機会が少ないこともあるでしょう。商品に問題がなく、自分の都合でいらないと判断した場合は、返品不可の可能性が非常に高いです。

想像と違った

出品者の商品紹介が詳しく書かれている場合と情報が不足している場合でも、返品は難しいです。商品紹介などを踏まえて購入しているため。イメージの違いは自己責任となります。

出品者から返品不可と言われた場合の対応

メルカリでは、出品時に「どんな理由があっても返品には応じない」旨を表記することは規約違反です。正当な理由があれば出品者に返品を要求できます。

返品不可と表記されていても、まずは出品者に取引メッセージで返品を相談してください。出品者に対応してもらえない場合には、メルカリの事務局に連絡するとよいでしょう。

基本的には「受取評価」を行うと、購入者の合意のもと取引が完了したとみなされ、返品がむずかしくなります。返品の相談は必ず受取評価する前に行いましょう。

返品不可の記載はルール上認められていない

メルカリの商品説明欄に「返品不可」と明記されていても、購入者は妥当な理由があれば返品できることをご存じでしょうか。

「返品不可」の記載は、出品者が独自に設けたルールであり、メルカリの公式ルールでは認められていません。商品が不良品だったり、説明と異なったりする場合、返品は可能です。

メルカリ公式サイトにも禁止されている行為として掲載されており、仮に出品者が返品を拒否しても、利用規約によって購入者の権利は守られます。

もしトラブルが生じた場合は速やかにメルカリのサポートに連絡し、問題解決に取り組むことが賢明でしょう。このようなルールについて理解しておくことで、いざという時に備えられます。

返品の手順

実際に返品対応となった場合には、受け取り評価前と評価後で対応が異なります。取引をキャンセルする場合には評価を行わないものとするという記載が規約にあるため、受け取り評価後の返品には注意が必要です。

受け取り評価前

商品を受け取ったことの証明として、購入者には出品者を評価する必要があります。取引は、決済から2週間以内に、商品到達の通知の受領と評価がされた場合に完了となります。

受け取り評価前であれば、取引は完了されていないため、出品者と購入者の同意を前提に、取引画面のキャンセルフォームから申請が可能です。キャンセル申請が出品者に届き、同意するとキャンセル完了となります。

キャンセル完了後、取引メッセージを通して、出品者と購入者で連絡を取って送料はどちらが負担するのか、どの配送方法を利用するのか決めましょう

ただし、商品の返送には、メルカリが提供する匿名配送が可能な「らくらくメルカリ便」や「ゆうゆうメルカリ便」が利用できないので要注意。メッセージで出品者の住所を聞く必要があります。

商品を確認してから受け取り評価するようにしておくと、万が一キャンセルを申し込む際にスムーズです。

受け取り評価後の返品はできない

受け取り評価は、取引の完了を意味します。出品者と購入者で連絡が取れなくなってしまうので、受け取り評価後の返品不可となってしまいます。

後から不備や破損を見つけた場合など商品のトラブルがあったときは、まず出品者と購入者で話し合い、返品の同意を得て、返送を行います。

出品者が返送品を受けとったことを確認した上で、メルカリ事務局に問い合わせ、取引キャンセルの依頼をし、返品依頼が承認された場合返金され、返品完了となります。

トラブルによる返品を減らすために

メルカリは手軽さの反面、トラブルも多い印象がありますよね。実際に利用している方のご意見でも

メルカリの客層の悪さは、利用する中で佐野もたまに感じています。これについてはメルカリが悪いとは言えませんが、若年層のユーザーが多いので仕方ないのかもしれません。

引用:パソコン1台の仕事を提案する「シュアーズ」

というようなものがあってしまうほどです。

商品のキャンセル・返品には手間と時間がかかり、出品者としての信頼を落とす原因ともなってしまいます。

返品になってしまったときの対応も大切ですが、まずトラブルによる返品を減らす対策をとることが大切です。

商品の状態を細かく記載する

商品紹介と実際の商品が異なっていたという返品理由が多いため、商品の詳細や状態を丁寧に記載することが重要です。

実物との違いをできるだけ少なくすることで、確かな情報を元に購入でき、トラブルを防ぐことができます。

サイズは購入者にとって利用できるかを判断する基準となるため、しっかり記載しましょう。服であればSなどのサイズ、家電や家具は3辺の長さ、ケーブルは長さなどが例として挙げられます。

商品の状態は、傷、汚れの有無、箇所を明確に記載します。

商品写真を見やすく撮ることも重要です。商品が分かりやすく見えるように、明るい場所で、ピントを合わせましょう。傷や汚れの箇所を撮るのも効果的です。

機器類など規格によって使用できるか変わるものは、規格を見せる写真を使うと分かりやすくなります。

破損しないように梱包する

配送する際は、商品が破損しないように丁寧に梱包することが大切です。

割れそうなプラスチックやガラスは、プチプチでくるんだり、割れないように工夫して梱包しておきましょう。

本や雑誌などの紙製品や衣類は、雨で濡れて痛まないように、梱包資材に入れる前にビニールをかぶせておくと安心です。

本物と確信がなければ売らない

世の中には精巧なブランド品の偽物が出回っているのが事実です。今まで偽物だと知らずに使っていたものも中にはあるかもしれません。

偽物だと知らずに購入・出品してしまうこと自体は、違反ではありませんが、トラブルの元となってしまいます。

正規店で購入し、それが証明できるギャランティーカードやレシートなどの付属品がない限り、出品を控えることが得策です。

匿名配送を利用する

匿名配送を利用することで、相手に名前や住所を伝えずに発送できます。

出品者側に問題がある商品の不備などによる返品の場合は仕方ないので、取引メッセージで住所を伝えて返品を受け入れるしかありません。

しかし、購入者側の身勝手な理由での返品は、住所を知られていないので避けることができます。

不要なトラブルを避けるためにも、匿名配送を活用してみてください。

メルカリを使わないで不用品を売る方法

メルカリでの取引は個人でのやり取りになるため、トラブルが生じることが考えられます。不要なトラブルは避けたい方は、業者が運営している買取店に売却することがおすすめです。

ウリドキの一括査定を利用すると、最大10社の買取店から見積もりが届きます。一番高く売れる買取店がわかるのでおすすめです。

ほかにも、ブランド品やゲームなどカテゴリーごとに、おすすめの買取専門店を紹介しています。買取店のおすすめポイントや口コミも併せて解説。ぜひ一度チェックしてみてください。

返品するなら評価前に!

商品にトラブルや不備があった場合、返品に応じなければいけません。メルカリの出品画面やプロフィール欄で「返品不可」と表記するのはルール違反となってしまいます。

出品者と購入者の双方で同意がとれればキャンセル・返品可能です。トラブルがないように商品紹介や商品の状態を見落とさず、出品時に説明しておくことが大切です。

出品者はメルカリでの返品について理解した上で、気持ちの良い取引ができるように配慮しましょう。

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