ヤフオク出品のやり方は?必要な準備・手数料・注意点を徹底解説

  • 2023年5月23日
ヤフオク出品のやり方は?必要な準備・手数料・注意点を徹底解説

不用品を売る方法のひとつとして、ヤフオクでの出品を考える人もいるでしょう。とはいえ利用したことがないと、どのように進めていけばいいのかわからず不安ですよね。

ヤフオクでは登録から取引完了まで難しい工程はなく、誰でも簡単に始められます。リサイクルショップよりも高く売れる可能性があるため、その場ですぐに現金が必要というわけではなければ、ヤフオクの利用がおすすめです。

ただし適当に出品すると、思わぬ手数料が発生したり、ガイドライン違反を犯したりする恐れがあります。損失やトラブルを防ぐためにも、利用前にしっかりとルールや仕組みを理解しておきましょう。

本記事では、出品前の準備から手順、手数料システム、注意点まで詳しく解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

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初めてヤフオクで出品する前に必要な準備

ヤフオクで出品するにあたって、いくつか事前準備をしておく必要があります。中学生を除き、高校就学が可能となる年齢に達している満15歳以上の人であれば、誰でも参加可能です。

具体的にどんなことをしておくべきか、以下で解説します。

Yahoo!JAPAN IDの登録

ヤフオクへの参加には、Yahoo!JAPAN IDが必要です。

ヤフオク公式サイトのトップページ上部にある「新規取得」をクリックし、案内に従って携帯番号の入力やSMS認証を完了させ、IDを登録しましょう。このIDがニックネームの代わりに表示されます。

出品者情報の登録

IDでヤフオクにログインしたら、氏名・住所・電話番号といった出品者情報を登録しましょう。

商品が落札されて取引が始まると、落札者・出品者ともにお互いの氏名・住所が相手に開示されます。ただし、匿名のおてがる配送を設定している場合は、開示されません。

Yahoo!ウォレットの登録

出品にかかる利用料の一部は、Yahoo!ウォレットに登録した決済方法で支払います。請求先には、銀行口座・クレジットカードのいずれかが選択可能です。

また、商品代金の受取口座もYahoo!ウォレットへ登録します。本人名義以外の口座は禁止されているため注意してください。

通知の設定

出品した商品の落札や質問、取引相手からのメッセージ投稿など、オークションになにかアクションがあった場合にメール通知を受け取れます。

対応が遅れると低評価やトラブルに繋がりかねないので、こまめにヤフオクをチェックすることが面倒だという人は、通知をオンにしておくといいでしょう。

ガイドラインの確認

ヤフオクのガイドラインには、出品のルールや遵守事項、禁止行為が細かく記載されています。

よく確認しないまま出品すると、意図せずガイドライン違反を犯し、ペナルティを受ける可能性も否定できません。必ず一度は目を通しておきましょう。

ヤフオクで出品する際のやり方

ここではヤフオクで商品を出品するときの手順を解説します。

有料のYahoo!プレミアムに登録している人は、オプション設定も必要です。また、中古車・新車を出品する場合は少し手順が異なるので、以下は無料会員の基本的な手順として参考にしてください。

手順①:商品画像をアップロードする

ヤフオクの「出品」ボタンを押すと、出品画面が表示されます。

最上部の「画像」の項目内にあるカメラマークを押すと、その場で写真を撮るか既存の画像を選択するか選べるため、いずれかの方法で商品画像をアップロードしましょう。

メイン画像1枚+サブ画像9枚の計10枚まで登録できます。商品状態がしっかりと伝わるように、さまざまなアングルから撮った写真を載せることがおすすめです。

手順②:商品の情報を入力する

画像がアップロードできたら、商品名・カテゴリ・商品状態・商品説明を入力します。

商品名はキーワード検索の対象となるうえ、出品完了後には修正ができません。カテゴリも同じく出品後は変更不可なので、正しく入力しましょう。どんな商品名やカテゴリにするか悩んだときは、似た商品を検索して参考にしてみてください。

手順③:発送情報を選択する

発送までにかかる日数や配送方法、送料の負担者など、発送に関する情報を選択します。早く商品を手にしたい落札者は少なくないため、発送までの期間は短く設定しておくことがおすすめです。

荷物サイズの計測を間違えると、予定よりも高い送料が請求されたり、荷物が返送されて余計な日数を要したりする可能性があります。正確に計測し、適した配送方法や送料を設定しましょう。

手順④:掲載期間を決める

オークションの掲載期間は、下記の間で自由に設定できます。

  • 0:00~11:59に出品する場合:13時間~7日間(7日間+12時間)
  • 12:00~23:59に出品する場合:12時間~7日間(7日間+11時間)

落札されずに終了したオークションをもう一度掲載したい場合は、「マイオークション」の「出品終了分」から簡単に再出品することが可能です。

手順⑤:出品価格を設定する

商品は「オークション」「フリマ(定額)」のいずれかの形式で出品します。

開始価格から落札希望者たちが入札額を競り合い、結果オークション終了時に最高額で入札した人が落札できるのがオークション形式です。なお即決価格も一緒に設定しておくと、オークション終了を待たずに即落札してもらうこともできます。

即決価格のみ設定しておきたい場合は、フリマ形式を選択してください。

手順⑥:出品者情報を確認する

匿名配送を利用した場合、出品者情報は配送業者へ提供されます。送料が間違っていたり、取引相手が受け取らなかったりすることで、荷物が出品者へ返送されるケースも少なくありません。

もし出品者情報に誤りがあると、配送業者はどこへ返送すべきかわからないため、手元へ戻ってこない恐れがあります。登録内容をよく確認し、必要があれば正しい情報に編集してください。

手順⑦:内容を確認して出品する

すべての出品情報を入力・選択したら、プレビュー画面でページ全体をチェックしましょう。

項目によっては出品後に修正・変更ができず、誤りがあった場合はまた一から出品し直さなければなりません。一度でも入札されると出品の取り消しに手数料がかかるので、余計な手間や出費を防ぐためにも、最終確認はしっかりと行いましょう。

ヤフオクの出品物の発送方法

ヤフオクでは多数の発送方法が用意されており、商品の大きさや出品者の都合に合わせて選択できます。

ここでは「おてがる配送」「そのほかの発送方法」の2つに大きく分けてご紹介するので、適した発送方法を利用してみてください。

おてがる配送

おてがる配送は、匿名扱いで商品の発送および受取が可能となる発送方法です。

落札者・出品者のどちらも、お互いの氏名や住所が相手に開示されません。個人情報を知られたくない人は、おてがる配送を選択しましょう。

提供元は「ヤマト運輸」「日本郵便」の2社で、各配送業者のサービスに沿った発送方法が利用できます。一般料金よりも割安で送れる点もおてがる配送のメリットです。

そのほかの発送方法

おてがる配送以外の発送方法は以下のとおりです。

  • クリックポスト
  • 定形郵便
  • 定形外郵便
  • レターパックプラス
  • レターパックライト
  • ゆうメール
  • ゆうパック
  • 宅急便(ヤマト運輸)
  • 飛脚宅配便(佐川)

サイズが小さいものを送るときなど、おてがる配送よりも安く済む場合があるため、うまく使い分けてみてください。

ヤフオクの出品にかかる手数料

手数料

ヤフオクの利用自体は無料ですが、出品については手数料がかかることがあるので、損しないためにも料金システムを把握しておきましょう。

ここでは「必ずかかる手数料」「場合によってかかる手数料」「特定カテゴリでかかる手数料」について、それぞれ解説します。

必ずかかる手数料

落札システム利用料

落札システム利用料は、出品した商品が落札された場合にかかる手数料です。

落札額に対し、Yahoo!プレミアム会員は8.8%、非会員は10%(税込)の金額が手数料として請求されます。高額アイテムの出品や頻繁な出品を予定している人は、会員となったほうがお得でしょう。

場合によってかかる手数料

出品取消システム利用料

一度でもオークションが入札されると、出品を取り消す時点での入札者の有無にかかわらず、出品取消システム利用料がかかります。

1出品あたり550円(税込)と決して安い金額ではないため、出品する際はよく検討し、安易に出品することは避けましょう。

配送サービス利用料

配送サービス利用料は、おてがる配送で商品を届けた場合に、送料として請求される料金です。

おてがる配送の種類や荷物のサイズによって料金は変わるので、出品者が負担する料金の詳細は下記の表を参考にしてください。

配送業者おてがる配送の種類料金(税込)
ヤマト運輸ネコポス175円
宅急便コンパクト450円
宅急便60サイズ750円
80サイズ850円
100サイズ1,050円
120サイズ1,200円
140サイズ1,400円
160サイズ1,700円
180サイズ2,100円
200サイズ2,500円
日本郵便ゆうパケット180円
ゆうパケットポスト175円
ゆうパック60サイズ750円
80サイズ850円
100サイズ1,050円
120サイズ1,200円
140サイズ1,400円
160サイズ1,700円
170サイズ1,900円

※2023年4月
出典:ヤフオク ヘルプ

注目のオークションの利用料

Yahoo!プレミアム会員は、落札率を上げるためのオプションとして「注目のオークション」が利用可能です。

料金は「1日あたりの設定金額×オークション終了までの日数+消費税」で計算します。設定が完了した時点で課金されるうえ、早期終了しても減額されないので、利用する際はよく検討しましょう。

あなたへおすすめコレクションの利用料

「あなたへのおすすめコレクション」は、似た商品を閲覧している人へ、関連商品として自分の出品物が表示されやすくなるオプションです。

料金は「落札価格×設定した料率(1%以上から0.1%単位)+消費税」で計算し、料率が高い人ほど優先的に表示されます。未落札や別ページ経由での落札の場合は、料金は請求されません。

Yahoo!プレミアム会員費

一部のカテゴリや有料オプションを設定するためには、月額508円(税込)のYahoo!プレミアムへの会員登録が必要です。

Yahoo!プレミアム会員になると、Yahoo!経由の買い物がお得になったり、電子雑誌が読み放題だったりと、ヤフオクに限らずさまざまな特典が得られます。

特定カテゴリでかかる手数料

出品システム利用料

Yahoo!プレミアム会員は、特定カテゴリに該当する商品の出品が可能です。下記のカテゴリは、出品するだけで3,080円(税込)がかかるため注意してください。

  • 自動車、オートバイ>中古車・新車
  • 自動車、オートバイ>トラック、ダンプ、建設機械>車体
  • 自動車、オートバイ>バス>車体
  • 自動車、オートバイ>キャンピングカー(車体)
  • 自動車、オートバイ>部品取り車

出典:ヤフオク ヘルプ

なお同じ商品を再出品する場合も、改めて課金されます。継続して出品したいときは、「自動再出品」を設定しておくと追加料金がかかりません。

落札システム利用料

特定カテゴリの商品が落札された場合、通常カテゴリと同じく落札システム利用料が発生します。

カテゴリの種類によって利用料が異なるため、どのカテゴリにいくら料金が発生するかについては、下記をチェックしてください。

カテゴリ落札システム利用料
  • 自動車、オートバイ>中古車・新車
  • 自動車、オートバイ>トラック、ダンプ、建設機械>車体
  • 自動車、オートバイ>バス>車体
  • 自動車、オートバイ>キャンピングカー(車体)
  • 自動車、オートバイ>部品取り車
  • スポーツ、レジャー>船、ボート>船体>セーリングボート
  • スポーツ、レジャー>船、ボート>船体>バスフィッシング用ボート
  • スポーツ、レジャー>船、ボート>船体>モーターボート
3,080円(税込)
  • 自動車、オートバイ>オートバイ>オートバイ車体
  • スポーツ、レジャー>船、ボート>船体>水上オートバイ
1,980円(税込)

出典:ヤフオク ヘルプ

出品取消システム利用料

入札者がいる、または入札歴がある特定カテゴリ商品の出品を取り消す場合、出品取消システム利用料を負担しなければなりません。

料金は通常カテゴリと同じ550円(税込)のものと、3,080円(税込)かかるものがあります。それぞれの該当カテゴリと利用料は以下のとおりです。

カテゴリ出品取消システム利用料
  • 自動車、オートバイ>中古車・新車
  • 自動車、オートバイ>トラック、ダンプ、建設機械>車体
  • 自動車、オートバイ>バス>車体
  • 自動車、オートバイ>キャンピングカー(車体)
  • 自動車、オートバイ>部品取り車
3,080円(税込)
  • 自動車、オートバイ>オートバイ>オートバイ車体
  • スポーツ、レジャー>船、ボート>船体>セーリングボート
  • スポーツ、レジャー>船、ボート>船体>バスフィッシング用ボート
  • スポーツ、レジャー>船、ボート>船体>モーターボート
  • スポーツ、レジャー>船、ボート>船体>水上オートバイ
550円(税込)

出典:ヤフオク ヘルプ

ヤフオクで出品するときの注意点

ヤフオクで出品するときには、いくつか注意すべき点があります。

出品作業やヤフオクの仕組みに慣れていないと、予期せぬ出費や落札者とのトラブルを招くことも。最後までスムーズかつ円満に取引できるように、下記の注意点をぜひ覚えておきましょう。

しっかり検品してから出品する

出品後に商品の不備や破損が発覚した場合、出品を取り消すことで手数料が発生したり、一方的に落札をキャンセルして悪い評価をつけられたりする事態になりかねません。

傷や汚れはないか、動作に問題はないかなど、出品する前に細部までしっかりチェックしておきましょう。

商品の梱包は丁寧に行う

適当な梱包で発送すると、配送中の衝撃に耐えられず商品が破損してしまう可能性が高まります。

配送業者や発送方法の種類によっては一部補償金が出るものの、必ずしも補償してもらえるとは限りません。なおかつ落札してくれた人に商品が届かず迷惑をかけるため、梱包は丁寧に行いましょう。

取引中止の際は早めに手続きする

落札後に取引を中止する場合、早めに落札者削除または取引中止の手続きを行うことが重要です。

ヤフオクでは、商品が落札された時点で利用料が発生します。料金の確定日までに中止の手続きをしなければ、取引の成立・不成立に関わらず支払い義務は消えないので注意してください。

ヤフオクの出品に関するQ&A

手順は難しくないとはいえ、初めてヤフオクで出品する人は、わからないことばかりで不安も多いでしょう。

ここでは出品に関してよくあるQ&Aを2つ抜粋しました。いまいちわからないという人は参考にしてみてください。

送料はどっちが負担する?

落札者・出品者のどちらが送料を負担するかについては、出品画面で選択できます。

送料無料の商品は、後々高い送料を請求される心配がなく、落札希望者としては安心して落札できるでしょう。売れやすくするためには、出品者負担に設定することがおすすめです。

商品代金はいつ・どこに入金される?

落札者が商品の受取連絡をしたあと、もしくは支払いから15日経過した場合は取引完了となり、商品代金が売上金へ反映されます。

PayPay残高へのオートチャージ設定をしていない場合は、手動で登録口座への振込かPayPayチャージを申請することで受取が可能です。

ルールを守っていざヤフオクで出品してみよう

不用品をヤフオクで出品したくても、「手続きが面倒そう」「出品作業が難しそう」となかなか踏み出せない人もいるでしょう。

しかし最初だけ必要な登録を済ませてしまえば、あとは面倒な手続きはありません。出品作業についても難しい手順はなく、誰でも簡単に出品することができます。

ヤフオクは便利なサービスなので、ルールはしっかり守ったうえで、要らないものはどんどん出品してみましょう。

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