「送った荷物が相手に届いていない」「届いた荷物が壊れていると言われた…」このような配送に関するトラブルは少なくありません。
自分が送った荷物が配送トラブルに巻き込まれてしまうと、商品代金や配送料を負担しないといけないのでは…と不安に思いますよね。
気軽に利用できるフリマアプリ『メルカリ』ですが、万が一配送トラブルが起こったときの補償はついているのでしょうか?
今回は、メルカリで使える発送方法に補償がついているのかについて詳しく説明をします。
『もしも』のときに備えて、メルカリを利用している人は補償についてきちんと頭に入れておきましょう。
メルカリで配送トラブルが起こったときに補償はある?
メルカリは手軽に利用できて便利なものですが、個人間で商品のやり取りを行うことで、配送時にトラブルが起こる可能性も考えられます。
トラブルを防ぐためにも、補償つきの配送方法を選ぶことがおすすめです。
商品が壊れないよう、基本的には緩衝材を使って丁寧に梱包することが前提ですが、配送の途中で荷物が壊れたり、購入者のもとへ届く前に荷物がなくなったり、というトラブルは少なくありません。
そこで補償つきの配送方法を利用していれば、少なくともお金に関してマイナスになることはないでしょう。
メルカリで利用できる補償つきの配送方法について、次で詳しく解説します。
購入者から壊れていると言われたときはどう対処すべき?
壊れやすい商品を出品した場合、配送中のトラブルなどで購入者の手元に渡る前に破損することも考えられます。もし、商品到着後に破損している旨の連絡を受けた場合、次のように対処するとよいでしょう。
- 購入者にお詫びをする
- 破損の状況を聞いて原因を推定する
- メルカリ事務局にクレームについて連絡する
- 提案された方法で対応する
仮に自分の責任でなくとも、感情的にならず冷静かつ丁寧に対応することで問題が複雑化しにくくなります。
メルカリで使える補償がある配送方法はどれ?
メルカリで使える補償つきの配送方法は大きくわけると『らくらくメルカリ便』『ゆうゆうメルカリ便』『大型らくらくメルカリ便』『メルカリ便以外の発送方法』の4つです。
それぞれどのような補償がついているのか詳しく説明しましょう。
らくらくメルカリ便の補償
らくらくメルカリ便には『ネコポス』『宅配便コンパクト』『宅配便』の3種類ありますが、全てに万が一のときの補償がついています。
配送中に商品が壊れてしまったり紛失したりしても、メルカリがサポートしてくれるだけでなく、商品代金や送料を補償してくれるので安心です。
補償金額の上限はありません。
ブランドもののTシャツなどを送るときは、やっぱり『もしも』のときの対策をしておきたいはず。
補償つきで薄型の商品に向いているネコポスと宅配便コンバクトは、そのようなときに使い勝手がよい発送方法ですね。
▶︎ らくらくメルカリ便の使い方
ゆうゆうメルカリ便の補償
ゆうゆうメルカリ便には『ゆうパケット』『ゆうパック』の2種類がありますが、こちらもらくらくメルカリ便と同じく補償がついている配送方法です。
商品が壊れたり紛失したりしても、メルカリがサポート&代金を全額補償してくれます。
小さなサイズのものでも、値段が高いと補償つきのほうが安心できますよね。
宝石のついたネックレスや高価な指輪を送るときは、ゆうパケットが補償つきなのでおすすめです。
▶︎ ゆうゆうメルカリ便の使い方!送料や集荷方法などを徹底的に解説
梱包・発送たのメル便
梱包・発送たのメル便は集荷に来た宅配便スタッフが、商品の梱包から発送までをすべて担当してくれるサービスです。小さな商品からダブルベッドや冷蔵庫など、自分では梱包や発送が難しい大型の家具、家電まで幅広いサイズに対応しているのが特徴。
配送料金はサイズによって決められており、全国どこへ送っても一律なのも魅力です。また、「あんしん配送サポート」がついており、配送時のトラブルにもメルカリ事務局が対応してくれるため安心して利用できます。
メルカリ便以外の補償つきの配送方法
もちろんメルカリでは、メルカリ便以外の方法で商品を送ることもできます。
メルカリ以外の発送方法は幅広いですが、その中でもよく使われる補償つきの発送方法をいくつかご紹介しましょう。
まずは郵便局で利用できる補償つきの発送方法をご紹介します。下記にまとめました。
郵便局で使える補償つきの発送方法
- ゆうパック…セキュリティサービスなし 30万円
セキュリティサービスあり 50万円 - 書留・簡易書留…10万円
郵便局で使える補償つきの発送方法は『ゆうパック』『簡易書留』『書留』の3種類です。
ゆうパックならセキュリティサービスなしでも30万円まで補償してくれます。
値段が高いアクセサリー類や小型家電なら、この3種類の補償を使えば安心して発送できるでしょう。
それぞれ普通郵便のように切手を貼ってポストへ投函すればOKというわけではないので、はじめて利用する人は郵便局のスタッフさんに送り方を聞いて発送してくださいね。
では次に、クロネコヤマトで利用できる補償つきの発送方法をご紹介します。下記にまとめました。
クロネコヤマトで使える補償つきの発送方法
- ネコポス…税込3,000円
- 宅配便コンパクト…税込30,000円
- ヤマト運輸の宅配便…30万円
- ヤマト便…5万円〜 ※保険加入料10円につき1万円補償
クロネコヤマトで使える補償つきの発送方法には『ネコポス』『宅配便コンパクト』『宅配便』『ヤマト便』の4種類があります。
ただしネコポスはメルカリ便経由でないときは、個人事業主しか使えないので注意しましょう。
ヤマト便の補償金額が少し複雑なので、詳しく説明しますね。
宅配便の補償額は30万円までですが、30万円をこえる商品を送りたいときもあるでしょう。
そのようなときに便利なのがヤマト便。
ヤマト便は任意保険に加入することで30万円以上の補償が受けられる発送方法です。
加入料は50円からで、その後は10円支払うごとに10,000円の補償を受けることが可能。
つまり、最低加入料の50円だと50,000円、500円なら500,000円の補償が受けられる、ということですね。
30,000円以下のブランド物の服なら宅配便コンパクト、それより高くて30万円以下のものなら宅配便、30万円より高いものを送るならヤマト便、というように、送るものの値段でどの発送方法を選ぶかを決めるのがおすすめです。
では次に、佐川急便で使える補償つきの発送方法をご紹介します。下記にまとめました。
佐川急便で使える補償つきの発送方法
- 飛脚便…30万円
佐川急便では飛脚便を使えば30万円までの補償が受けられます。
しかし、30万円よりも高い商品を送りたいと思ったとき、飛脚便ではちょっと不安ですよね。
そのような人のために、佐川急便では『運送保険』というサービスを用意しています。
運送サービスで補償してもらえる金額は下記のとおりです。
ヤマト便と同じように加入料10円につき10,000円補償、最低50円から運送保険に加入できます。
佐川急便で発送する場合は飛脚便の保険つきか保険なしかの2パターンしかないので、30万円以上の補償が必要かそうでないかでどちらかを選ぶとよいでしょう。
補償対象外になる場合とは?
補償つきの配送方法を選んだからといって、トラブルをすべて防げるわけではありません。次に挙げるケースについては、補償対象外になるので注意してください。
- 同梱した商品
- 補償金額を上回る場合
- 包装に不備があった場合
- 商品自体に不備があった場合
それぞれ簡単に説明すると、まず同梱した商品に関しては補償対象外です。こちらはメルカリでも注意喚起されており、基本的に1商品1伝票を推奨しています。
そもそも商品自体に不備があった場合や梱包の不手際など、発送者が原因になるものも補償対象外なので、送る前に気をつけてください。
稀なケースですが、補償には上限金額が設けられており、その金額を超えてしまう場合も対象外です。
この補償上限金額は、利用する配送方法によって異なるので、事前に確認しておきましょう。
メルカリで補償を受けるための注意点
せっかく補償つきの配送方法を選んだのに、自分の不注意で補償を受けられなければ元も子もありません。
トラブルを避けるためにも、配送時には以下の点に気をつけておきましょう。
- 外袋に入れる前にポリ袋や紙袋に入れる
- ダンボールに隙間ができるときは新聞紙などの緩衝材を埋め込む
- 壊れやすいものはクッション付き封筒やプチプチで包む
- 封筒に本や雑誌を入れるときは中身が動かないようにサイズを調整する
- 紙でできている商品はポリ袋に入れるなど水濡れ防止をしておく
たくさん挙げましたが、基本的には商品が壊れないよう梱包できれば問題ないです。
メルカリは個人間のやり取りですが、お金が動いているため、気持ちの良い取引を心掛けることが大切。常にリスクを考えて、トラブルを起こさないよう意識しておきましょう。
メルカリの補償に関する疑問
最後に、メルカリの補償に関するよくある疑問とその答えをご紹介します。
メルカリの補償を受けるには本人確認が必要?
メルカリの補償を受けるには、本人確認が必要です。
補償を受ける際の問い合わせ方法は?
届いた商品の状況を把握するため、購入者から事務局に連絡が必要です。
アプリの場合は、以下の手順で問い合わせができます。
- マイページをクリック
- お問合せ > お問合せ項目を選ぶ をクリック
- 取引中の商品について > 該当商品IDを選択 > 商品に不備・破損がある を選択
- 以下4点の必要情報を添付して送信
【必要情報】
- 商品状態の情報
- 商品の破損状態が確認出来る画像
- 梱包がわかる画像
- 梱包の外装がわかる画像
配送トラブルが発覚した時点での対処方法は?
破損などの配送トラブルが発生した場合、購入者・出品者それぞれの対処が必要です。ここでは購入者・出品者の対処について、注意点も交えて紹介します。
購入者の対処で重要な点は、受取評価をしないことです。到着した商品の状態を、取引メッセージを通じて出品者に連絡した後、出品者から受けた連絡をもとにメルカリ事務局に問い合わせます。
事務局に連絡する際は必ず次の4点を伝えましょう。
- 商品の個数や破損状況の記載
- 破損した箇所をすべて撮影した画像
- 緩衝材やビニールなどの梱包状況がわかる画像
- 封筒やダンボールなど梱包の外装がわかる画像
出品者側は、購入者から連絡を受けたら梱包・発送時の状況を出品者に伝えましょう。
情報が不足すると再度ヒアリングを受けるなど、対応までに時間がかかります。
メルカリの補償対応にかかる時間はどのくらい?
メルカリの補償対応にかかる時間ですが、ケースごとに異なるため、正確にお伝えすることはできません。
しかし、以下の点に注意することで、スムーズに処理してもらえるようになるでしょう。
- 本人確認をしておく
- 問い合わせ時の必要情報に不備がないようにする
- 連絡には早急に返信する
トラブルが発生すると、取引相手にも迷惑がかかるものです。補償が必要なケースになれば、時間をかけないよう、上記内容には気をつけておきましょう。
メルカリ補償を使うとペナルティになる?
基本的にメルカリ補償を使ったからといって、ペナルティを受けることはありません。
しかし、申告と違う発送方法を用いたり、補償を使った詐欺まがいの行為をしたりすると、アカウント停止などのペナルティが発生する可能性があります。
故意に使用しなければ問題ありませんが、事務局がどのように判断するか、わからないため、申告は正確に行うようにしましょう。
メルカリで必ず補償をつけるべき?
結論からお伝えすると、高価な品には補償つきの発送方法を選ぶべきと言えるでしょう。
補償をつけることで、送料が高くなります。
たとえば、300円のトレーディングカードを発送する場合、普通郵便で94円のところ、補償つきを選ぶと210円かかることに。発送者負担の場合、送料を上げることで利益が減るため、メリットがありません。
しかし、5万円のプレミアつきトレーディングカードを発送するのなら、話は別です。補償をつけてないことで、5万円の損をする可能性も考えられます。
このようにリスクとメリットを比較して、補償をつけるか、判断することが望ましいでしょう。
補償の有無にも注目して発送方法を選ぼう
メルカリで使える発送方法には、補償つきのものとそうでないものがあります。
値段が高い商品を送るときなどは補償つきが安心できるので、送料の安さだけでなく補償のあるなしにも注目して発送方法を選びましょう。
ただし補償はどんなときでも受けられるわけではないので、梱包不備で補償が受けられないということがないよう、丁寧な梱包を心がけてくださいね。
メルカリの配送トラブルについて、さらに詳しく知りたい方は、以下の動画もチェックしてみてください。
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