メルカリでの返品方法とは?返品に関する注意点も解説

  • 2023年11月6日
メルカリでの返品方法とは?返品に関する注意点も解説

メルカリで購入した商品を返品できるのか判断するのは難しいですよね。

メルカリで返品するためには、商品説明と実物が大きく異なっているといった正当な理由を出品者に対して提示しなければなりません。

そのため、「イメージと違ったから」のような自己都合での返品が認められるケースは少ないです。

本記事を読み、メルカリの返品条件を理解していただければ、どのような商品が返品できるのか判断できるようになります。返品の進め方も解説しているので、参考にしてみてください。

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メルカリで返品できるのはどんなとき?

メルカリで返品ができるのは、以下3つのケースのように出品者側に原因があるときです。

  • 商品の説明と実物が異なるとき
  • 商品が破損していたとき
  • 偽物が届いたとき

それぞれ具体的にどのような状態が想定できるか、詳しく確認しましょう。

商品の説明と実物が異なるとき

メルカリでは、商品の説明が実物と異なる場合は返品できます

例えば、商品説明では使用可能と書かれていた電化製品が動かなかったり、「洋服にシミはない」と書かれていたにもかかわらず、シミがあったりした場合が当てはまるでしょう。商品説明に掲載されている写真と大きく異なるものが届いた場合も、返品できます。

商品が破損していたとき

メルカリで購入した商品が破損していた場合も返品可能です。

発送前に商品が壊れていた場合は、出品者側の責任となります。

メルカリ便を用いて商品発送を行い、配送途中に商品が破損した場合は、メルカリ事務局の補償の対象です。事務局に配送途中に破損した旨を伝えると、配送会社に調査を依頼してくれます。返品送料も事務局負担です。

発送方法がメルカリ便以外だとメルカリの補償対象外のため、配送事故による補償を受けられるか配送会社に確認する必要があります。

偽物が届いたとき

メルカリで購入した商品が偽物であった場合も返品可能です。

メルカリでは、偽物や正規品という確証がない商品を出品することが禁止されています。メルカリ側に偽物であると認めてもらえれば、全額返金も可能です。

怪しい商品が届いたら、シリアルナンバーをブランドの公式サイトで確認したり、鑑定に出したりして本物かどうかを確認しましょう。

メルカリで返品がむずかしいのはどんなとき?

メルカリの購入品は、どのような場合であっても返品できるわけではないため、注意が必要です。

  • 商品のサイズが合わなかったとき
  • イメージと違ったとき

上記2つの返品がむずかしいケースについても把握しておきましょう。

商品のサイズが合わなかったとき

メルカリで購入した商品のサイズが合わなかったときは、事前に確認しなかったとみなされ、購入者側の責任となり、基本的には返品できません。

ただし、商品説明に書かれていたサイズと、実物が大きく異なる場合は出品者側の責任となり、返品可能です。

自己都合での返品はできないので、購入前にサイズを確認しましょう。

イメージと違ったとき

メルカリで購入した商品がイメージと違うという理由で返品することはむずかしいです。

商品説明の記載と実物が大きく異なっているわけでないのであれば、「イメージと違う」というのは、出品者側の責任ではなく、購入者側の確認不足が原因だと考えられます。

出品者側に原因がない場合に返品するのはむずかしいということを把握しておきましょう。

メルカリでの返品の流れ

メルカリで購入した商品を返品するときには、購入者から出品者へ相談・交渉する必要があります。

返品の流れを理解していないと、返品可能な場合であっても手続きがうまくできないことがあるため、注意が必要です。スムーズに返品できるよう流れを確認しましょう。

返品は受取評価前に行う

メルカリで購入した商品を返品したい場合は、受取評価前に手続きを行う必要があります。返品手続きをするまえに受取評価を行い、取引完了となってしまうと、メルカリ事務局が介入できなくなるため、注意しましょう。

また、取引キャンセルは、商品が届いたあとに行わなければなりません。返品手続きは、商品到着後かつ受取評価前に行いましょう。

購入者から出品者へ返品の相談をする

メルカリで購入した商品を返品するときは、購入者から出品者に対して事情を説明し、合意を得なければなりません

出品者の同意を得ずに勝手に返品すると、メルカリのルールに違反してしまうため、注意が必要です。返品したい場合は、出品者に取引メッセージで「返品したい」ということを理由とともに伝えてください。

送料をどちらが負担するか話し合う

返品することに関して出品者の合意を得られたら、どちらが送料を負担するかを交渉によって決める必要があります。

メルカリで購入した商品を返品できるのは、基本的には出品者側に原因があるときなので、出品者側が送料を支払うことが多いです。

返品時には、匿名配送・プライバシー配送をふくむメルカリ便を利用できない点に注意しましょう。

出品者は商品を確認しキャンセル申請を行う

出品者は、返品された商品が手元に戻ってきたあとにキャンセル申請をしてください。

商品が到着するまえにキャンセル申請を行うと取引完了となり、商品が返送されなかったり配送中にトラブルがあったりしても、メルカリ事務局のサポートを受けられなくなります。

出品者は、手元に戻ってきた商品を確認してからキャンセル申請をしましょう。

返金処理が行われる

出品者によるキャンセル申請に購入者が同意すると、メルカリ事務局がキャンセルの手続きを行い、返金処理が行われます。

商品代金の返金は、クレジットカード払いやキャリア決済など支払い方法に応じて行われるため、キャンセル時の返金方法について(メルカリ)を確認しておきましょう。

返金処理が適切に行われるまで、取引を完了させないことが重要です。

【こんなときどうする?】メルカリでの返品の注意点

メルカリでの返品で購入者と出品者がそれぞれ注意すべきことを2つずつ紹介します。

返品が大きなトラブルに発展しないように、購入者側も出品者側も、注意すべきケースと対応方法をよく理解しておくことが大切です。

【購入者】受取評価後に返品したいとき

メルカリで受取評価をしたあとに返品することは、基本的にはできません

受取評価をすると取引完了となるので、メルカリ事務局が関与できなくなり、返金手続きを行ってもらえなくなります。

受取評価後に返品したいときは、出品者の同意を得たうえで、口座振込や現金書留で返金してもらえるよう依頼しなければなりません。

【購入者】「返品不可」と書かれた商品を返品したいとき

商品説明に「返品不可」と書かれていても、商品に不備や不具合などがあった場合には返品できます。

メルカリでは、商品説明やプロフィールに「返品不可」「ノークレーム・ノーリターン」と記載する行為は禁止されているため、出品者はキャンセルを受け付けなければなりません。

出品者側に原因がある場合は、泣き寝入りせず返品しましょう。

【出品者】相手が悪質なクレーマーだったとき

メルカリユーザーのなかには悪質なクレーマーも潜んでいるため、出品者は注意しなければなりません。

ゲームやブランド品など高額商品を購入後、「返品したい」と言って、返送時に別のものを送り返してくるユーザーもいます。
悪質なクレーマーか判断するためには、「返品したい」と言われたタイミングで購入者の評価を確認するとよいでしょう。

どのような返品依頼にでも応じるのではなく、出品者側に原因があるかをしっかりと確認することが大切です。

【出品者】相手に住所を知られたくないとき

返品依頼を受けたが、相手に住所を知られたくない場合は、郵便局やコンビニ留めで返送してもらうとよいでしょう。返送時には、匿名配送ができるメルカリ便を利用できないので、注意が必要です。

商品を返送してもらわなくてもよいのであれば、購入者に商品を破棄してもらい、キャンセル申請をするという方法もあります。

メルカリでの返品に関するよくある質問

メルカリでの返品に関してよくある質問は、以下の4つです。

  • 返品希望の商品を破棄してもらうことはできる?
  • 返品の拒否はできる?
  • 合意していないのに返品されたらどうする?
  • 当事者同士で解決できないときは?

対応方法をひとつずつ確認しましょう。

返品希望の商品を破棄してもらうことはできる?

購入者の同意を得れば、返品希望の商品を破棄してもらうことはできます。

返送にかかる費用が商品代金よりも高額な場合や、商品が壊れてしまっていて送り返してもらっても仕方がないときは、破棄してもらったほうがよいでしょう。

メルカリユーザーのなかには、届いた商品が壊れていると嘘をつく悪質なクレーマーもいるため、気を付けてください。

返品の拒否はできる?

商品説明や商品自体に不備や不具合がある場合は、返品の拒否はできません。購入者から返品希望の連絡があったら、無視せずに速やかに対応する必要があります。

ただし、「イメージと違った」「説明をよく読んでいなかった」など購入者側の自己都合での返品依頼であれば断ることは可能です。返品理由をしっかりと確認しましょう。

合意していないのに返品されたらどうする?

合意していないのに返品された場合は、泣き寝入りせずメルカリ事務局に相談してみてください。

メルカリで購入した商品を返品するためには、出品者・購入者双方の同意が必要です。出品者の同意なく、勝手に着払いで返品することも当然ルール違反となるので、料金が記載された明細書を保管しておきましょう。

当事者同士で解決できないときは?

メルカリで購入した商品の返品に関する交渉は出品者と購入者が行うのが基本ですが、当事者同士で解決できないときは、メルカリ事務局に相談しましょう。

受取評価をして取引を完了させてしまうと、メルカリ事務局のサポートを受けられなくなってしまうので、取引完了前に返品の相談や手続きを行うことが重要です。

メルカリでの返品には出品者の同意が必要

この記事では、メルカリで返品が必要になった際の、対応方法や注意点について解説しました。メルカリで購入した商品を返品するためには、出品者の同意を得る必要があります。

商品説明と実物が大きく異なっていたり、商品自体に不具合があったりする場合も、勝手に返送してはいけません。出品者に理由を丁寧に説明したうえで、返品することに関して同意を得ることが大切です。

購入者も出品者も、メルカリ事務局のサポートを受けられるよう、返品手続きが済んでから、取引を完了させましょう。

木暮康雄

木暮康雄 (監修者)

ウリドキ株式会社代表取締役CEO。ウリドキプラスの発行人でもある。
リユース業界での起業・事業運営の経験が豊富でリユースの専門家としてのメディア出演歴も多数。
著書に「リユース革命」(幻冬舎)がある。

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