- 出品情報などから偽物のブランド品を見分ける方法を知りたい
- 偽物のブランド品を見つけたときの通報の仕方が知りたい
- 偽物のブランド品を購入したときの対処法を知りたい
この記事では、メルカリに出品されている偽物のブランド品を見分ける方法について解説します。
メルカリをはじめとするフリマアプリでは、実際の商品を確認できないため、偽物のブランド品を買ってしまうかもしれないと不安になる方もいるでしょう。実物を見なくても偽物の見分ける方法として、出品物や出品者の情報の読み解き方を紹介します。
また、偽物のブランド品の出品を見かけたときや購入してしまったときの対処法なども解説。メルカリで不安なくブランド品を購入したい方は、この記事を参考にしてください。
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メルカリで偽物のブランド品を見分ける方法
メルカリに出品されている偽物のブランド品によくみられる特徴や、見分け方について解説します。
トラブルに巻き込まれないためにも、偽物かもしれない商品を購入しないよう注意しましょう。次に挙げた内容があてはまる場合は、特に注意が必要です。
実物画像がない・ピントが合っていない
サイトなどから引用した画像しかない商品は、出品時に販売者の手元に商品がない無在庫販売の可能性が高いです。この場合、販売者本人も本物か偽物か把握していないため、届いてみたら偽物だったというリスクがあります。
実物の商品画像であっても、ブランドロゴのピントが合わずにぼやけているものばかりの商品には要注意です。偽物と判別されることを恐れて、わざとピントの合わない画像を使用している可能性があります。
詳しく説明されていない
商品説明が短すぎる商品も避けましょう。実際に本物のブランド品を出品している人は、買ってもらえるように商品の状態についてできるだけ詳しく説明するはずです。
一方で、偽物の場合は正規品との違いが露呈することを恐れて、詳しい説明を避ける傾向が見られます。また、偽ブランド品を販売する外国籍の人が、不自然な日本語を不審に思われないように、説明文をあまり書かないといったケースもあるようです。
販売価格が安すぎる
商品の状態や市場相場価格と、実際の価格があまりにもかけ離れている商品にも注意しましょう。本物のブランド品であれば、ほかの人が出品している同商品と同じくらいの価格帯で販売している可能性が高いはずです。
極端に古い、状態が悪いなどのはっきりとした理由もなく、明らかに安すぎる価格の商品は、偽物の可能性が高いと判断して購入しないようにするべきです。
存在しない商品の販売
悪質な偽物ブランド品の販売手法として、実際に公式展開されていない商品を堂々と販売しているケースもあります。
過去には、シャネルのハイソックスやトムブラウンのヘアピンなどが販売されていたことがあるようです。ブランドロゴなどを無断使用したオリジナル商品という、明らかな偽物にもかかわらず購入してしまう人も。
ブランド公式サイトなどで確認のうえ購入するなどの対策が必要でしょう。
入手経路が不明
商品説明の欄に「正規店で購入」など、入手経路が明確に記されていれば本物のブランド品である可能性が高まります。入手経路が記載されていない場合は、出品者に入手経路を確認してみるとよいでしょう。
「知人から貰った」「オークションで購入した」など、具体的な購入方法が不明な場合は、偽物の可能性が否めません。入手経路がわからないときは取引を避けたほうが無難です。
ただし、悪質な出品者の場合は虚偽の申告をしてくる可能性もあるため注意しましょう。
SNSなどで被害が報告されている
取引の途中で違和感をおぼえた場合は、同じような手口で被害に遭っている人はいないかSNSを確認してみてください。なぜなら、メルカリで偽物のブランド品を購入してしまった人は、SNSで被害に遭った経緯を投稿しているケースがあるからです。
たとえばX(旧Twitter)で「メルカリ 偽物」などと検索すると、さまざまな被害が確認できます。あらかじめチェックすることで、怪しい取引の回避率がアップするでしょう。
メルカリで偽物のブランド品を売る人の特徴
商品情報のほか、出品者の情報は販売するブランド品が偽物かどうかを見極めるための判断材料のひとつです。
メルカリで偽物ブランド品を販売する出品者のよくある特徴について、以下で解説します。
評価が悪い
メルカリで偽物を売る出品者の評価は、「良かった」よりも「残念だった」という悪い評価が付けられている可能性が高くなります。メルカリは取引終了後、購入者から評価が付く仕様のため、悪質な出品者は過去の評価が悪い場合が多いのです。
もし悪い評価に偽物の出品が疑われる内容があれば、購入は控えましょう。また偽物を販売していなくても、悪い評価が多い出品者からの購入はトラブルの元です。
同一商品の複数出品
同一のブランド品を販売している出品者は要注意。偽ブランド品を在庫として大量に保有する業者の可能性が高いからです。
安価なブランド品であれば正規品かもしれませんが、希少で数の少ない高価なブランド品が大量に出品されている場合は注意しましょう。
また同一商品の複数出品だけでは判断できないので、他の項目と合わせてチェックをするのが最適です。
発送元が未定
メルカリ出品者の多くは発送元を居住地に設定しています。しかし、偽物ブランド品を売る出品者は、発送元を未定とすることが多いことも特徴のひとつです。
これは無在庫販売のため海外から発送、身元の特定を防ぐためなどの理由が考えられます。
しかし、発送元が未定だからといって、必ずしも「偽物を売ろうとしている出品者」だと判断できるわけではありません。自宅以外の実家や出張先から発送を予定している人も、発送元を未定とするためです。
メルカリで偽物ブランド品を「見つけた」場合の対処法
メルカリには全ユーザーが利用できる報告システムがあります。もしも偽物ブランド品が出品されているのを見つけたら、ほかのユーザーが被害を受けないよう、報告して事務局に知らせましょう。
購入していない商品の場合は「間違いだったらどうしよう」と躊躇してしまいがち。しかし、報告後は事務局が適切に調査を行ったうえで判断してくれるうえに、必ずしも相手にペナルティが科されるわけではありません。
報告しても相手に自分の情報が知られることもないため、気になる場合は遠慮せず報告しましょう。
購入前の商品を通報する方法
メルカリのアプリ内で、実際に商品の報告を行う手順について説明します。ユーザーができるのは「不正の疑いがある商品について事務局に報告する」までです。実際に偽物ブランド品なのかどうかの最終判断は事務局によって行われます。
- 報告する商品ページを開き、「いいね!」「コメント」の右側のボタン(縦の「…」マーク)をタップ
- 「この商品を事務局に報告」をタップ
- 注意事項の「確認」をタップ
- 報告理由を選択(「偽ブランド品」「実物の画像がない」など)
「その他」を選択した場合は、報告理由の詳細を入力 - 「事務局に報告する」をタップ
- 「商品の報告を受け付けました」とメッセージが表示されたら完了
メルカリで偽物ブランド品を「購入した」場合の対処法
メルカリで万が一偽物ブランドを購入した場合、落ち着いて以下の対処を行いましょう。
- 評価をしない
- メッセージで連絡する
- 事務局へ連絡する
- 専門業者へ鑑定を依頼する
それぞれ詳しく紹介します。
評価をしない
メルカリで購入した商品が偽物かもしれない場合は、まず評価をしないようにしましょう。メルカリの仕様上、一度評価をすると返品対応ができなくなるからです。
そのため、まずは評価をせずにメッセージにて出品者と対応を行う必要があります。また悪質な出品者は、評価の催促をしてくるので誤って評価しないよう注意しましょう。
メッセージで連絡する
メルカリで偽物のブランド品を購入してしまった場合は、評価前にメッセージを送りましょう。ただし感情的なメッセージはかえってトラブルが深刻になる可能性があるので、まずは冷静に返品可能かどうかを確認します。
また出品者が偽物だと分かっていないケースもあるため、メッセージだけでは解決しない場合があります。メッセージでのやり取りで折り合いが付かない時は、事務局へ連絡をしてさらなる対処が必要です。
事務局へ連絡する
もし出品者から返答が返ってこなかったり、返品拒否されたりした場合は、事務局へ連絡をしましょう。事務局に相談することで、解決に向かいやすくなります。
仮に購入商品が偽物だと事務局が判断した場合は、取引のキャンセルをしてくれるので安心です。
ただしメルカリは、個人同士のやり取りで解決することが最善と考えているため、必ず対応してくれるわけではありません。
そのため、購入前に出品者や商品をチェックし、偽物を購入しないことが最も重要です。
専門業者へ鑑定を依頼する
「購入したブランド品が偽物かもしれない」というときは、専門業者へ真贋鑑定を依頼しましょう。
ブランド品は、そのブランドの正規店へ行ってください。お直しを前提に持ち込むと商品を確認してもらえます。お直しを受け付けてくれれば、本物と考えて差し支えありません。
また、真贋判定のみを行っている買取店や質屋もあるため、探してみましょう。
メルカリの偽物ブランド品に関するQ&A
メルカリにおける偽物ブランド品の取り扱いについて、よくある質問とその回答をまとめました。偽物ブランド品の出品や取引、またトラブル時の対応についても解説していきます。
不幸にもトラブルに巻き込まれてしまった場合には、冷静に対応し、必要に応じてメルカリ事務局に対応を依頼しましょう。
そもそもメルカリに偽物のブランド品は出品できる?
メルカリでは、ブランド品の偽物や、正規品と確証がない商品の出品は明確に禁止しています。
メルカリガイドによると、偽ブランド品の販売は商標法、意匠法、著作権法などの法律で禁止されており、懲役10年以下または罰金1,000万円以下の刑罰が科される可能性がある行為です。
また、「購入時のレシート」「シリアルナンバー」の写真掲載や購入経路についての明確化も求めています。これを順守していない出品物に関しては、「正規品と確証のない商品」と判断するとも記載されています。
出品者に「正規品ですか?」と質問してもいい?
商品ページのコメント機能を利用して、出品者へ直接正規品かどうかを確認することは可能です。
その際はマナーを守り、先方の気分を害しないような尋ね方を心がけましょう。突然「これは正規品ですか?」とコメントを投げかけると、偽物と疑われていると受け取る人もいるかもしれません。
- 購入時のレシート画像は用意できるか?
- ギャランティカード・シリアルナンバーの画像は用意できるか?
- 購入店舗を教えて欲しい
購入を検討していることを伝えたうえで、上記のような形で質問をしてみても良いでしょう。
出品者が偽物と認めない場合はどうする?
「届いた商品を確認してみたら偽物だった」という場合には、絶対に受け取り評価をしてはいけません。取引が完了すると、返品ができなくなってしまいます。
まずは出品者へ連絡して、偽物ブランド品と判断したことや、返品したい旨を伝えましょう。しかし、出品者が返品を拒否することも考えられます。
そのときは、メルカリ事務局に購入品が偽物だったことを連絡し、指示にしたがって手続きを行いましょう。メルカリの規則に沿って返品や取引のキャンセル手続きができます。
偽物に対して事務局はどのように対応してくれる?
偽物ブランド品の報告をすると、事務局は調査や出品者への連絡を行います。しかし、まずは「意図的ではない販売」という前提での注意喚起がされ、すぐに商品ページの削除などの措置がされるわけではありません。
何度も禁止事項を繰り返す、複数のユーザーからの度重なる報告などによって、悪質性が高いと判断された場合には、削除や強制退会などのペナルティが科されるでしょう。
メルカリで偽物のブランド品は見分けられる
フリマアプリのメルカリでは、ブランド品の購入前に実際の商品を確認できませんが、メルカリに提示された情報からブランド品が偽物かどうかを判別できます。
ブランド品を購入する前に、疑わしい点がないか出品情報をよく確認しましょう。出品者の評価や出品状況などを確認することも大切です。
万が一偽物を購入した可能性がある場合でも、事務局に連絡すると対応してもらえる仕組みも設けられています。トラブルのときほど落ち着いて行動しましょう。