メルカリショップのメリットとは?開設して得をするのはどんな人?

  • 2023年10月27日

ネットショップを開くとき、メルカリショップを検討する人も多いのではないでしょうか。

メルカリショップは、フリマアプリ・メルカリ内にネットショップを開設できるサービスです。開設するメリットも多く、開設が大きなビジネスチャンスに繋がる人もいるでしょう。

しかしデメリットもあるため、ショップを開設する場としてふさわしいか、開設前にきちんと検討しなければなりません。

本記事ではメルカリショップを開設するメリットとデメリットを紹介します。本記事内容を踏まえたうえで、自分のビジネスに置き換えて、検討してみましょう。

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メルカリショップ(メルカリshops)とは?

メルカリショップとは、フリマアプリであるメルカリ内にネットショップを開設できるサービスです。出品した商品は、毎月2,000万人が買い物をするメルカリに掲載されます。

お店を開設しても集客できるか不安な方でも、安心して利用できるでしょう。

メルカリショップの開設には、初期費用や月々の固定費はかかりません。メルカリでの出品は個人でしかできませんが、メルカリショップの開設は法人でもできます。

メルカリとの違い

メルカリショップを開設・運営する際のメルカリとの大きな違いは以下3つです。

  • ショップでの中古品の販売には古物商許可が必要
  • 同じ商品を複数販売できる
  • コメントでのやり取りがない

コメントでのやり取りがないことにより値下げ交渉をされることがないため、商品を売りたい値段で販売できます。

メルカリへの出品ではできない商品の在庫や種類の登録ができるのも、メルカリショップの特徴です。

メルカリショップを利用するメリットは?

メルカリショップを利用すると、メルカリのユーザー数の多さや物販に関するノウハウを活かして、ネットショップの開設ができます。

ネットショップの開設には、サイトの作成や配送方法の検討など準備が必要ですが、メルカリショップを利用すると手間と時間を省けるでしょう。

利用するか迷っている方は、本章に記載するメリットを参考にしてみてください。

ネットショップを簡単に開設できる

メルカリショップを利用すると、ネットショップを簡単に開設でき、初期費用や固定費がかかりません。

開設から出品までの流れは、以下のとおりです。

  1. メルカリアカウントに登録・ログインする
  2. 必要事項を入力し、ショップ開設を申し込む
  3. メールに審査結果が届く
  4. ショップ管理画面から商品を登録する

申し込み事項の入力には3分程度、審査結果のメールも即日から2営業日以内に届くため、簡単かつスピーディーにネットショップを開設できます。

メルカリのシステムが利用できる

メルカリショップのメリットは、メルカリのシステムを活用でき、個人でショップを開設するよりも運営や集客を行いやすいことです。

メルカリショップでは、以下を利用できます。

  • メルカリ便やクールメルカリ便
  • いいねやフォロー、口コミ
  • タイムセール機能

メルカリショップを利用すれば、メルカリのネームバリューやユーザーの多さからシステムまで最大限活用して、ネットショップを開設できるでしょう。

個人アカウントと分けられる

メルカリのみを使って出品する場合は、ネットショップの商品と私物の販売を分けられませんが、メルカリショップでは販売物ごとにアカウントを分けられるため便利です。

メルカリの出品物に商品と私物が混在してしまい管理しにくいと感じている場合には、メルカリショップを開設することをおすすめします。

法人でもメルカリを使用できる

メルカリショップのメリットは、法人でもメルカリを利用できるようになることです。

メルカリでは個人しか出品者になれませんが、メルカリショップはより事業者向けのサービスなので、法人や個人事業主などもお店を開設できます。

法人でもメルカリユーザーをターゲットとした物品販売ができる点が、メルカリショップを開設するメリットと言えるでしょう。

複数のアカウントからお店を管理できる

メルカリショップでスタッフアカウントを利用すると、複数のアカウントから1つのショップを管理できるというメリットがあります。

スタッフアカウントとは、ショップを開設した人以外も店舗運営を行えるアカウントのことです。

複数人のスタッフが自分のアカウントから、商品の登録や在庫・発送状況の確認や更新を行えるため、効率的なショップ運営ができるでしょう。

メルカリのサポートが受けられる

メルカリショップを利用すると、トラブルが起きた場合の事務局への相談や、無料で利用できるメルカリ教室での勉強など、メルカリのサポートを受けられるというメリットがあります。

また、メルカリShops学び場を利用すると、動画やテキストでメルカリショップについての情報収集が可能です。

メルカリでは、各地でのオフラインイベントやセミナーなどの開催も検討しているとのことなので、ショップオーナー同士の交流もできるようになっていくでしょう。

個人アカウントより売上金の反映が早い

メルカリショップを利用すると、メルカリの個人アカウントでの販売より売上金の反映が早いというメリットがあります。

メルカリで出品する場合は、商品を発送しても購入者から受け取り通知が来ないと売上金が計上されません。

しかし、メルカリショップを利用すると、「メルカリShops」の取引画面に記載される取引ステータスが「発送済み」になった時点で売り上げが計上されます。

同じ商品を複数点出品できる

メルカリショップを利用するメリットは、1つの販売ページで同じ商品を複数点出品できることです。

メルカリでは、同じ種類でサイズ・カラーだけが異なる商品や全く同じ品物でも、複数点出品するときには、販売ページを毎回作成しなければなりません。

しかし、メルカリショップを開設すると、同じ商品やサイズ・カラー違いの品物を1つの販売ページから複数点出品できます。

値下げ交渉がされない

メルカリショップのメリットは、購入者に値下げ交渉をされることがないということです。

メルカリでの出品では、コメント機能を使って値切り交渉を受けることがありますが、メルカリショップにはコメント機能がありません。

値切り交渉をされることなく、希望する販売価格で出品できるため、値切られたくない方や、コメントでの購入者とのやり取りの手間を省きたい方におすすめです。

メルカリショップを利用するデメリットは?

メルカリショップの利用には、以下4つのデメリットがあります。

  • メルカリに販売手数料が取られる
  • 運営者の情報が公開される
  • お店をカスタマイズできない
  • 類似競合ショップが多い

メルカリショップを開設するか迷っている方は、利用を始めるまえにデメリットをしっかりと把握しましょう。

メルカリに販売手数料が取られる

メルカリショップにおける出品では、メルカリと同様に価格の10%の販売手数料がかかります。

以下3つのサービスの利用にかかる費用と比較しても、メルカリショップの販売手数料は高額です。

サービス名販売手数料
BASEスタンダードプラン
決済手数料:販売価格の3.6%+40円
サービス利用料:販売価格の3%
STORESフリープラン
決済手数料:販売価格の5%
Square無料プラン
決済手数料:販売価格の3.6%


出典:BASESTORESSquares

運営者の情報が公開される

メルカリショップを利用すると、運営者の情報が公開されるというデメリットがあります。

メルカリShopsのアプリ上には、運営者の情報は記載されていません。しかし、購入者やユーザーが求めた場合には、運営者に関する詳細な情報が開示されます。

メルカリショップを開設しようと考えている方は、把握しておきましょう。

お店をカスタマイズできない

メルカリショップでは、お店のデザインやフォームをカスタマイズできません。

メルカリショップのデザインで編集できるのは、売れ筋商品を表示する順番の入れ替えや、複数の商品をひとつの項目にまとめて登録することのみです。

お店のページの雰囲気を変えたい場合でも、デザインやフォーマット自体の変更はできないため、注意しましょう。

類似競合ショップが多い

メルカリショップには、類似競合ショップが多いというデメリットがあります。

多くのユーザーがメルカリショップで出店しているため、似ている店舗が多く、価格や商品を工夫しないと差別化が困難です。

多数の類似競業ショップに埋もれてしまうと、メルカリユーザーにお店や商品を見つけてもらえず売り上げにつながりません。

メルカリショップを開設するべき人は?

パソコンを操作する人

メルカリショップを開設すべき人は、以下のとおりです。

  • ネットショップを簡単に開設したい人
  • 集客力に心配がある人
  • 生鮮食品をコストを抑えて売りたい人
  • メルカリで同じ商品をたくさん出品したい人

当てはまる方は、メルカリショップの開設を検討しましょう。

ネットショップを簡単に開設したい人

メルカリショップを開設するべきなのは、ネット上でお店を簡単に開きたい人です。

ネットショップを一からすべて自分で作り上げ、運営するのは困難ですが、メルカリショップはアカウント作成と最短3分で終わる申し込みだけで、簡単にお店を開設できます。

初期費用や固定費もかからないため、手軽にお店を開設できるでしょう。

集客力に心配がある人

ネットショップを開設しても集客できるか不安という方は、メルカリの強みであるユーザー数を活用できるメルカリショップを利用するのがおすすめです。

メルカリショップに出品すると、月間約2,000万人が買い物をしているメルカリに掲載されるため、ユーザーの目にとまりやすくなります。

生鮮食品をコストを抑えて売りたい人

生鮮食品の販売コストを下げたい場合には、メルカリショップを開設しましょう。

メルカリショップではメルカリ便を利用でき、なかでもクールメルカリ便は、要冷凍・要冷蔵の商品の発送コストを下げられるという特徴があります。

クールメルカリ便は幅広いサイズに対応しており、全国一律の送料なので、お得に生鮮食品を販売できるでしょう。

メルカリで同じ商品をたくさん出品したい人

メルカリショップの開設は、メルカリで同じ商品を多数出品したい人におすすめです。

メルカリでは1つの商品ごとに毎回販売ページを作成しなければなりませんが、メルカリショップでは、1つの販売ページで同じ商品を複数出品できます。

メルカリで同じ商品の販売ページを何度も作るのに手間を感じている方は、ぜひ利用してみてください。

メルカリショップを利用すると簡単にお店を開ける

メルカリショップを利用すると、簡単にお店を開設できます。商品が売れたときにしか手数料がかからないため、お店を開くときにかかる経済的負担を抑えられるでしょう。

販売手数料が他サービスよりも高いことや、類似ショップが多いなどのデメリットがある一方で、メルカリの集客力やノウハウを活用できるという安心感があります。

また海外に配送する場合は、海外配送自動化プラットフォームサービス「AnyLogi」を利用しましょう!海外配送会社の送り状やインボイスの発行・集荷依頼・返品対応も「AnyLogi」だけで手軽に完結しますよ。

木暮康雄

木暮康雄 (監修者)

ウリドキ株式会社代表取締役CEO。ウリドキプラスの発行人でもある。
リユース業界での起業・事業運営の経験が豊富でリユースの専門家としてのメディア出演歴も多数。
著書に「リユース革命」(幻冬舎)がある。

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