金はなぜ価値がある？6つの理由を解説！価格変動の要因も

金の価値がなぜ上がりつづけているのか、疑問に思ったことはありませんか。

希少な金属であり、古くから贅沢品で価値のあるものとして扱われてきたことはもちろんですが、現在は投資商品としても注目され、さらに価値が高まっています。

しかし、ただ「価値が上がるから」という理由で購入すると、後悔する可能性も否めません。この記事を読み、金の価値について知れば正しいタイミングで金の売買ができるようになります。

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金の価値はなぜ高い？6つの理由を紹介

金が豪華な装飾品として重宝されており、希少性が高く資産としても注目されているのには理由があります。

金の価値を正しく理解するためにも、「そもそも金に価値があるのはなぜか」その理由をまず把握しておきましょう。

採掘量が少なく希少性が高い

金はさまざまな装飾品に使われ、煌びやかな見た目で人気があり、量に限りがあるため希少性が高いと言えます。

地球上で採掘できる金は残り約50,000tと言われており、現在の年間採掘量は約3,000tです。採掘や運送にかかるコストも、金の価値を高めている理由の1つかもしれません。

このままのペースで金が採掘されていくと、新たに採掘できる金は15年ほどで無くなります。今後も需要がありつづける限り、希少性の高い金の価値は上がることが予想されるでしょう。

見た目が美しい

金の価値を高めている理由として重要な点は、なんといってもその見た目の美しさです。金特有の色合いや輝きが人を魅了し、たくさんの需要を生み出していると言えるでしょう。

もしも、金が道端の石やコンクリートと同じ見た目であれば、装飾品として使おうとは思いませんよね。いくら希少性があっても美しくなければ人気は出ません。

その見た目の美しさで需要があるからこそ、より希少性が高まり、金の価値が高くなっています。

化学変化しにくい

金は物質としても優秀で、「化学変化しにくい」という特徴があります。ここで言う化学変化とは錆びる（酸化する）ことであり、金は空気に触れていても錆びにくい金属であるということです。

金が硬貨や装飾品として重宝されるのは、見た目の美しさはもちろん、その美しさを長く保てることも大きな理由でしょう。

そして、錆びにくいということは美しさを保つだけでなく、劣化しにくいため機械の部品としても重要な役割を果たしています。

加工しやすく多用途に使える

金はやわらかく加工しやすいため、幅広い用途で使われています。インゴット（金属の塊）や装飾品としてのイメージが強いですが、実は電子機器の部品として使用されることも多いです。

金のやわらかさは金箔を思い浮かべるとイメージしやすいでしょう。金属でありながら金箔の厚さは0.0001mmであり、金がいかに薄く延ばせるかがわかります。

美しく加工しやすい金属であるために、高級な装飾品に多く使用されることも、金の価値を高める一因です。

資産としての流動性が高い

金は安全資産とも言われており、価値が下がることはあっても価値が無くなることはありません。その資産としての安定性から投資商品としても人気があります。

「流動性」とは、投資における商品の入手しやすさと手放しやすさです。株式や債券、不動産などと違い、価値が無くなることがないため、いつでもほかの資産と変えることができます。

資産商品としても優秀で安定していることも、金の価値を高めている理由のひとつでしょう。

歴史が長く世界的に信用されている

金は古代エジプトのツタンカーメンのマスクや、中世ヨーロッパの王冠、通貨としても使用されていたように、古くから権力の象徴として人々に認知されてきた歴史があります。

また、錆びにくく不変的であることから、不老不死と結びつけられ宗教的にもさまざまな装飾品として重宝されてきたことで、世界的に信用を得たのかもしれません。

初めて発見されてから約8000年も続く金の歴史自体が、金の価値を証明しているとも言えます。

金の価格に影響を及ぼす要因

金の価値は日々変動しており、昔に比べると上がりつづけています。金を売買するには、価値が変動する仕組みを正しく理解しておく必要があるでしょう。

金の価値に影響を及ぼすさまざまな要因について、説明していきます。

需要と供給のバランス

1番わかりやすいのが、需要と供給のバランスです。多くの人が金を求め、需要が高まると供給が追いつかないため、高い値段でも購入する人が増えて価値は上がります。

それとは逆に供給過多となって、需要以上の金が市場に余る状態になると、高い値段で購入する必要がなく、金の価値は下がるでしょう。

しかし、金はその総量が決まっており、供給過多になることが考えにくいため、価値が上がりつづけています。

地政学的リスク

地政学的リスクとは、特定の地域における戦争やテロなどの影響によって、周辺地域や世界全体の経済的な混乱を招き、物の価値が変動することを指します。

金は地政学的リスクの影響を受けやすいものの1つです。理由として、金は安全資産と言われるほど安定して価値があり、有事の際には自分の資産を守る手段として、金の需要が高まることがあげられます。

投資家の間では限定的であるという意見もあり、価値が上がらない可能性もあるため注意が必要です。

インフレーション

インフレーションとは、物やサービスの値段が上がっていき、相対的に現金の価値が下がることです。

金の値段も上がっていくため、インフレーションが起こると考えられるタイミングで金を買っておくことで、自分の資産を守ることにつながります。インフレーションとは逆のデフレーションでは現金の価値が上がり、相対的に金の価値は下がるでしょう。

世界共通で価値のある金だからこそ、経済の影響も受けやすいことがわかります。

円安

円安とは、主に米ドルと比較したときの日本円の価値が下がっている状態です。日本では金はほとんど輸入に頼っており、円安の影響は大きいでしょう。

例えば1ドル＝100円から1ドル＝150円になると円安であり、輸入品の値段が1.5倍になったのと同義です。

金は安全資産とも言われるほど安定しているため、金そのものの価値の変動よりも、円安の影響によって値段が上がることが考えられます。金の購入を考えている人は、為替相場もチェックすることがおすすめです。

金の価値を正しく査定してくれる買取店3選

金を高く売りたいと考えているのであれば、正しく査定してくれる買取店を選ぶことが重要です。いくつかおすすめの買取店を紹介します。

少しでも高価買取してもらえるように、口コミや買取実績は必ずチェックしましょう。

※口コミ評価はウリドキやその他サイトの情報を参考にしています

リファスタ

出典：リファスタ

公式サイト

特徴

• 専門知識をもったスタッフによる査定
• 宅配キット無料
• LINE査定あり

店舗紹介

リファスタは東京都豊島区に店舗を構え、店頭買取はもちろん、宅配買取と出張買取も全国を対象に行っている買取店です。GIA（米国宝石学会）鑑定資格を取得した経験豊富なプロの査定士が対応してくれます。

買取実績も豊富で、なんと23万件以上の実績があるというので驚きです。金やプラチナのほかにも、あらゆる宝石やブランド品まで買取してもらえます。

メール査定やLINE査定のほかにオンライン査定もあり、いずれも査定料はかからないので気軽に依頼することができるでしょう。

自宅で使わずに眠っている貴金属やブランド品がある方は、ぜひ一度相談してみてはいかがでしょうか。

買取実績

• エルサペレッティ･オリーブリーフ･バンド･ナローリング･指輪：49,000～60,000円
• エルサペレッティ･スネークモチーフ･プレーンリング･指輪：41,000～54,000円
• パロマピカソ･ジグザグ･プレーンリング･指輪：15,000～32,000円

出典：貴金属の高価買取実績｜リファスタ

店舗情報

おたからや

出典：おたからや

特徴

• 全国出店数No.1
• 即日現金買取
• 世界44カ国と取引あり

店舗紹介

「おたからや」は全国に1,000店舗以上出店しており、業界最多の店舗数を誇る買取店です。店舗数の多さは買取実績の多さにもつながっており、数々の商品を査定する中で培われたノウハウが生かされています。

公式サイトでは、それぞれ写真つきで何をいくらで買取ったのか、ひと目でわかるように買取実績を掲載。査定に出す前にどのくらいの値段で売れるのか、想像がつきやすいのは魅力的と言えるでしょう。

また、世界44カ国と取引をしており、海外人気の高い商品などは世界基準での高価買取が可能であることも、ほかの買取店とは違った魅力の1つです。

買取実績

• 金のネックレスや金貨：3,258,900円
• 金歯：21,000円
• 金の仏像：5,655,000円

出典：買取実績紹介｜おたからや

店舗情報

なんぼや

出典：なんぼや

特徴

• オンライン買取あり
• 幅広いジャンルに買取対応
• 即日現金買取

店舗紹介

「なんぼや」は全国に140店舗以上を構え、店頭買取に加えて宅配・出張・オンライン買取まで幅広く対応可能な買取店です。

買取できる商品は貴金属やブランド品だけでなく、骨董品や不動産まで対応しています。取扱い可能な商品の幅広さも大きな強みです。

また、オンラインで査定だけでなく、買取まで対応してもらえるのも魅力と言えるでしょう。時間が限られている場合や、店舗が近くにない場合なども気軽にオンラインで完結できます。

公式サイトにはブランドや商品ごとに買取参考価格も記載してあるため、査定する前にいくらほどで売れるか、ぜひチェックしてみてください。

買取実績

• 24金(K24・純金) リング 7.2g：74,200円
• 24金(K24・純金) インゴット 1g：10,400円
• 24金(K24・純金) インゴット 37.5g：386,600円

出典：24金の高額買取｜なんぼや

店舗情報

「金の価値」でよくある質問

金の価値が上昇傾向である理由は何なのか、これから価値が下がることはないのか、という疑問に答えます。金の価値はさまざまな要因によって決定されるため、価値の変動を確実に読み切ることはできません。可能性として考えられる要因を知っておきましょう。

近年、金相場が上昇しているのはなぜ？

近年の金相場が上昇している理由としては、ロシアとウクライナの戦争による地政学的リスクの上昇と、記録的な円安、インフレーションへの警戒などがあげられます。

地政学的リスクによる金相場の上昇は、世界的に情勢が不安定になったことから安全資産である金の需要が高まった結果です。

日本においては円安の影響が特に強く、金だけでなく輸入商品全体の値上げがつづいており、さらにインフレーションへの警戒から金の需要が高くなっています。

これから金の価値は下がる？

現在は金相場が上昇している状況ですが、金の価値が下がることもあります。世界的情勢不安や円安など、上記で説明した内容と逆のことが起きたときに、金の需要が減り価値が下がることが考えられるでしょう。

しかし、金は有限で希少価値が高く、需要が無くなることは考えられないため、急激に価値が下がることはないとも言えます。

投資商品として金の購入を考えている場合は、下がる可能性もあることを忘れてはいけません。

金の価値がなくなることはある？

金の価値は下がることはあっても、完全に無くなることはありません。理由としては、通貨などと違い、金は有限であるうえにその価値は世界共通の認識だからです。

通貨や株式、債券などの価値はある程度コントロールできるのに対し、金は価値の基準をコントロールすることができません。

さらに、投資商品としての価値以上に、金そのものが有用であることも理由の1つです。加工しやすく劣化しにくい希少な金属である金は、今後も装飾品や電子機器のパーツとして活躍するため、価値が無くなることはないでしょう。

金はどのようにできた？

金がどのようにできたかは現在の科学では証明できていません。今後解明されるかもしれませんが、現段階で有力な説を紹介します。

宇宙空間での星の爆発エネルギーによって原子の核融合がおき、それを繰り返した結果金が生成され、誕生して間もない頃の地球に隕石とともに降り注いだとされる説が有力です。

ほかには、地中深くのマントルで生成され、火山の噴火とともに地上に出てきたという説もあります。

金になぜ価値があるかを理解して購入・売却しよう

金そのものの価値が大きく変わることはありませんが、その有用性から需要が絶えることはなく、世界情勢の不安や、円安、インフレーションなどの経済的な問題で価値が上下します。

また、採掘量が決まっているため、全て採掘した後は既存の金を再利用するしかなくなり、さらに希少性が高まって価値も上がるでしょう。

投資商品としても装飾品としても、正しいタイミングで売買できるよう経済の動向をチェックすることをおすすめします。