「SIMロック解除」義務化で何が変わるの?買取で得する人損する人

  • 2019年11月15日
「SIMロック解除」義務化で何が変わるの?買取で得する人損する人
▼iPhoneを高く売るコツは?▼
初めてのiPhone買取完全ガイド

null

結論からいうと、あまり変わりません。
なーんだ!と思う人も多いかと思いますが、ここで一度SIMロック解除について疑問点をまとめてみました。
5月1日より、ユーザーからの要望があれば原則SIMロック解除を行う事が総務省によって義務付けられました。
docomoとauはすでに手続き方法を公開していますが、SoftBankは未定となっています。
今回はSIMロック解除によって得する人と損する人に分けてまとめていきたいと思います!

あなたの売りたいものの
\一番高い買取価格がわかる/

SIMロック解除で損する人

まずは損する人から紹介していきます。
損する人は『普通に契約して使う人』です!

え?普通に契約して使うのに損するの?って感じですよね。
そうなんです!SIMロック解除によって損する人は、普通に契約して使用するユーザーなのです。

そもそもSIMロックって何?

大半の人が疑問に思うのはそこだと思います。
SIMロックとは、携帯会社が自社のSIMカードでしか端末が使えないようにするロックの事です。
つまり、docomoのスマホをauの回線で使うことができないということです。
docomoで買った端末は、docomoで使ってネ。ということになります。

SIMロックってなんであるの?

次に疑問に思うところはそこですよね。
なんでそんなロックをかけるの?って事です。
最近では、MNPも始まって携帯会社を好きに選ぶことができます。
したがってお客さんが携帯会社を選ぶ時代です。
携帯会社としては一度契約してくれたお客さんには長く使って欲しいトコロです。
なので、2年契約やSIMロックでお客さんの流出を防いできたんですね。

損する携帯会社の選び方

普通に使用するだけなのに損するなんておかしいですよね。
でも、裏を返せば今まで携帯電話をお得に使えていたのはSIMロックや2年契約のおかげなのです。
そのSIMロックが解除によって事実上SIMフリーになるということは携帯会社は新たな顧客流出を防ぐ策を打ってきます。

端末価格が値上げする可能性がある

null
出典:Apple

ここでSIMフリー版のiPhone6とSIMロック版のiPhone6の値段を見比べてみましょう。
今回はiPhone6 32GBで比較してみました。

docomo SIMロック版:86,832円
au  SIMロック版:86,400円
SoftBank  SIMロック版:95,760円
Apple  SIMフリー版:98,800円

SIMロック版とSIMフリー版では最大11,968円の差があります。
携帯会社は、SIMロックをかける代わりに端末代金を値下げしていたんですね。
これがSIMロック解除の影響で今後値上げする可能性があります。

損する人のまとめ

今まで通り普通に携帯会社と契約して使用する人には、端末代金が上がる可能性があります。
携帯会社が長く使用する人のための割引を拡充させる事を期待したいです。

SIMロック解除で得する人

では逆にSIMロック解除で得する人を紹介していきます。
それは『MVNOを活用して使用する人』です!

最近よく耳にする、いわゆる『格安スマホ』と呼ばれるものです。
この格安スマホを活用出来る人にとっては今回のSIMロック解除は嬉しいニュースになったはずです。

MVNOって何?

では、まずはMVNOが何なのかを解説していきます。
MVNOとは、おおまかに言ってしまえば「docomo au SoftBankなど大手3社以外の通信会社」のことです。
日本にはdocomoやauやSoftBankなど、自社で通信用のインフラを整える会社があります。
通信インフラとは、アンテナを設置したり通信回線を整備したりすることです。

その、大手3社が設置・運営している通信インフラを借りて携帯会社を運用しているのがMVNOと呼ばれるものです。

MVNOは何がお得なの?

MVNOを選ぶメリットとしては、サービスが多様であることです。
電話はしないけど通信はいっぱいする人や、通話メインであまり通信は使わない人など、人によって携帯電話の使い方はそれぞれです。
MVNOは会社がたくさんあるので自分にあった通信会社を選べるといったメリットがあります。
インフラ整備を自社でしないため利用料金が安いのも特徴です。

今までは自由に端末が使えなかった

ここで先ほどの話とまとめてみます。
携帯会社の大手3社は独自にSIMロックをかけていました。
つまり、自社の通信回線以外では使えないということです。
それがSIMロック解除によって自由に色々な会社のSIMカードが使えるようになったのです。

得する人のまとめ

MVNOのサービスを理解し、活用できる人にとってSIMロック解除で選択の自由が広がった。
今までMVNOでは使える端末が少なかったのが、SIMロック解除によって増えた。

落とし穴もある

SIMロック解除とMVNOを活用することによってスマホがお得に使えることはわかりました。
しかし、必ず美味しい話には落とし穴があります。

最大の落とし穴はそもそも携帯会社によって通信方式が違うという点です。
これは見落とすと大変なことになります!
いくらSIMロックを解除しても通信方式が違えば端末は全く使い物になりません。
具体的には、auはdocomoやSoftBankと違って全く異なる通信方式を採用しています。
MVNOも大本を辿れば大手3社のどこかの通信インフラを使用しています。
MVNOの通信インフラに合わせた端末を用意しなければならないので注意が必要です。

仕様が違うと買取価格も変わる

【買取】Xperia Z1 SOL23(パープル) [au]
【買取】Xperia Z1 SO-01F(パープル) [docomo]

この2台を見比べてみてください。
元は同じXperia Z1なんです。
それなのに買取価格に差があります。なぜでしょうか?
答えは、仕様が違うからです。
docomo版のXperiaZ1は世界共通のモデルを使っているのに対し、au版のXperiaZ1は日本国内用にカスタマイズしてあります。
理由としては、auは通信方式が違うため専用モデルを用意する必要があるからです。
そうなると世界仕様のdocomo版の方が需要が大きいのは当然です。
その差が、買取価格に反映されることになります。
古いスマホを買取に出して、新しいスマホを購入する際はこの辺りに注意する必要もありますね。

白ロム買取に関しては、過去に詳しい記事を書いてありますので参考にしてみてください!
5分で分かるスマートフォン買取!スマホを売る前に知っておきたい基礎知識

まとめ

今回のSIMロック解除が一部の人には大きなメリットがある事がわかりました。
詳しくない人には意味のない話じゃん!読んで損した!と思われた方。
そういう人にももちろんメリットはあります。

これから詳しい人たちがMVNOを利用するということは、中古端末の相場は間違いなく上がります!
例え自分は詳しくなくても、自分が今まで使っていたスマホを欲しがる人は増えるのです。
中古市場もドンドン変わると思われるので、使わなくなったスマホは買取してもらいましょう!

スマートフォンを買取比較するなら「売りドキ」

無料

60秒

一括査定で最高額を調べる