音質だけでなく、聴く手間なども含めた体験としての音楽を楽しむことのできるレコード。
改めてレコードの魅力が見直されている今、新たなレコードプレーヤーも続々と発売されています。
そこで今回は、買い替えにおすすめなレコードプレーヤーランキングに加え、おすすめの買取店もご紹介いたします。
低価格帯のものはもちろん、ハイエンドの本格派プレーヤーも新たに発売されているので、ぜひ参考にしてみてください。
※本記事内で紹介している情報は2018年3月26日時点のものです。
レコードプレーヤーを選ぶときのコツ
レコードプレーヤーを選ぶ際に事前にチェックしておきたい項目について詳しくご紹介します。
人によって必要であると感じる機能、そうでない機能は存在します。必要機能の情報を手に入れておきましょう。
フォノイコライザーの有無
針で拾う振動はとても小さいため、本来の音と比べると高い音になっています。この音を通常に変換する役割を果たすのが「フォノイコライザー」です。
主にフォノイコライザーを搭載したアンプを使用していないという方であれば、フォノイコライザー機能がついたレコードプレーヤーを選びましょう。
駆動方式の種類
ターンテーブルの駆動方式には大きく分けて「ベルトドライブ」と「ダイレクトドライブ」の2種類の方法があります。
ベルトドライブ
「ベルトドライブ」とはモーターとターンテーブルをベルトで繋いで駆動しているタイプのレコードプレーヤーです。
ベルトがモーターの振動を吸収する力を持っているため、非常に滑らかな回転であるという点が魅力。
その分、モーターと回転盤に距離ができるためワウ・ワウフラッターという回転ムラが起こる点が唯一の欠点です。
聴いている分にはわからないという意見も多く、駆動方式にこだわりが無いという方であればこちらのタイプがおすすめ。
そして最近はベルトドライブタイプの生産が大半を占めています。こちらのタイプを望んでいるという方であれば、選びやすいでしょう。
ダイレクトドライブ
「ダイレクトドライブ」とはモーター自体がターンテーブルの中心軸に繋がっており、駆動するタイプのレコードプレーヤーです。
回転ムラが少なく、動作が安定しているのが特徴的。
昔のモデルでは大半がこちらの仕様を採用していましたが、長期に渡って使用しているうちに、モーターに磨耗が発生してノイズを拾ってしまうということから最近はあまり生産されていません。
デザインを確認
レコードプレーヤーを買うなら、ある程度デザインにもこだわりたいという方もいますよね。
実は単なる見た目のデザインのカッコよさだけではなく、サイズや仕様にも注目する必要があります。
振動が針やアームに伝わることが少なくて済むということから、ここ最近はサイズは重い方が好まれる傾向にあります。
ですので、見た目サイズは小さくても重いものを選ぶなど、ご自身がご自宅に置いておく環境に応じて、レコードプレーヤーの重さや大きさを選択しましょう。
他にも、蓋がついており、本体にホコリがかぶることなく保管しておけるタイプのモデルもあります。
むき出しタイプとどちらが良いか、こちらに関してもレコードプレーヤーを選ぶ際にはチェックしておくことをおすすめします。
レコードプレーヤーおすすめランキング
10位 PS-HX500
製品情報
- メーカー名:SONY
- 製造年月:2016年3月
- フォノイコライザー:あり
- 駆動方式:ベルトドライブ
- 蓋カバー:あり
- 重量:5.4kg
- 幅×高さ×奥行:430mm × 104mm × 366mm
おすすめポイント
SONY PS-HX500は複数の最新サービスに対応したレコードプレーヤーです。
アナログレコードの音をハイレゾ・ファイルフォーマットでPCに録音・保存が可能。
録音した音源を、ハイレゾ対応のウォークマンなどで聴くことができるため、レコードでしか聴けなかった音楽を気軽に持ち出したい方におすすめのモデルです。
録音・編集作業も、Windows OS、Mac OS X用のPCアプリ「Hi-Res Audio Recorder」が付属しているので、簡単に行うことができます。
9位 AT-PL300
製品情報
- メーカー名:オーディオテクニカ
- 製造年月:2009年3月
- フォノイコライザー:あり
- 駆動方式:ベルトドライブ
- 蓋カバー:あり
- 重量:2.7kg
- 幅×高さ×奥行:360mm × 97mm × 357mm
おすすめポイント
オーディオテクニカ AT-PL300はフルオート再生ができるレコードプレーヤーです。
レコードを置いてスタートボタンを押すだけなので、針を痛めてしまう心配もありません。
この価格帯でフルオートに対応しているプレーヤーは多くはないので、コストパフォーマンスに優れたプレーヤーと言えます。
8位 DP-500M
製品情報
- メーカー名:DENON
- 製造年月:2008年12月
- フォノイコライザー:あり
- 駆動方式:ダイレクトドライブ
- 蓋カバー:あり
- 重量:10.1kg
- 幅×高さ×奥行:450mm × 170mm × 370mm
おすすめポイント
DENON DP-500Mはダイレクトドライブモーター方式のレコードプレーヤーです。
外部振動を排除する大型のインシュレーターを採用しているため、安定した音楽再生が楽しめます。
老舗メーカーのダイレクトドライブモーター方式を希望しているという方には、こちらのモデルはおすすめです。
7位 Archive LP
製品情報
- メーカー名:ION Audio
- 製造年月:2014年7月
- フォノイコライザー:あり
- 駆動方式:ベルトドライブ
- 蓋カバー:なし
- 重量:2.7kg
- 幅×高さ×奥行:406mm × 88mm × 360mm
おすすめポイント
ION Audio Archive LPは複数の端子接続に対応したレコードプレーヤーです。
USB端子、RCA端子に対応しており、USBを経由してアナログレコードの音楽を、PCやiOSデバイスにデジタルファイルとして取り込むことも可能。
RCA端子に接続すれば、手持ちのコンポから出力することもできます。
33-1/3、45、78回転のレコード再生が可能であるため、ほぼすべてのレコード盤に対応しているという点もおすすめポイント。
6位 DP-200USB
製品情報
- メーカー名:DENON
- 製造年月:2008年12月
- フォノイコライザー:あり
- 駆動方式:ベルトドライブ
- 蓋カバー:あり
- 重量:3.2kg
- 幅×高さ×奥行:360mm × 98mm × 358mm
おすすめポイント
DENON DP-200USBはレコードのデータ変換に便利なプレーヤーです。
USBメモリーに対応しているので、アナログサウンドをデジタルファイルに変換することが可能。
付属の「Trans Music Manager」というソフトを使えば、レコードの無録音部分を検知し、一括もしくは手動分割にてトラック番号を記録できます。
5位 TN-350
製品情報
- メーカー名:TEAC
- 製造年月:2014年11月
- フォノイコライザー:あり
- 駆動方式:ベルトドライブ
- 蓋カバー:なし
- 重量:4.9kg
- 幅×高さ×奥行:420mm × 117mm × 356mm
おすすめポイント
TEAC TN-350はS字型トーンアームを採用したレコードプレーヤーです。
ヘッドシェルやカートリッジを付け替えることで、より好みの音質に近付けることが可能です。
フォノ出力に切り換えて、アンプのフォノ入力に接続したり、フォノ入力端子が無いアンプには直接接続して楽しむことができます。
レコードプレーヤーが様々なアンプに対応しているので、複数のアンプを所持していたり、使っているという方におすすめです。
4位 DP-300F
製品情報
- メーカー名:DENON
- 製造年月:2008年12月
- フォノイコライザー:あり
- 駆動方式:ベルトドライブ
- 蓋カバー:あり
- 重量:5.5kg
- 幅×高さ×奥行:434mm × 122mm × 381mm
おすすめポイント
DENON DP-300Fは本格派のフルオートレコードプレーヤーです。
12インチ、7インチのレコードであれば、自動的にアームが移動しレコードを再生してくれます。
音楽終了後はアームが元に戻るフルオートシステムを搭載しているため、手軽に音楽を聴きたいという方におすすめ。
また、アルミダイカストターンテーブルを採用しているので、安定した回転が持続します。
3位 CP-1050(D)
製品情報
- メーカー名:ONKYO
- 製造年月:2014年12月
- フォノイコライザー:なし
- 駆動方式:ダイレクトドライブ
- 蓋カバー:あり
- 重量:8.6kg
- 幅×高さ×奥行:450mm × 158mm × 367.5mm
おすすめポイント
ONKYO CP-1050(D)は再生品質にこだわった本格マニュアルレコードプレーヤーです。
正確で滑らかな回転のクォーツロック・ダイレクトドライブ方式を採用。
フォノイコライザーは搭載されておらず、マスターのクオリティーで音楽を楽しむモデルです。
昔からの本格的なクオリティでレコードを再生したい、そんな方におすすめの1台です。
2位 TN-100
製品情報
- メーカー名:TEAC
- 製造年月:2017年6月
- フォノイコライザー:あり
- 駆動方式:ベルトドライブ
- 蓋カバー:あり
- 重量:3.5kg
- 幅×高さ×奥行:420mm × 105mm × 356mm
おすすめポイント
TEAC TN-100は初心者でも気軽にレコードが楽しめるプレーヤーです。
フォノイコライザーアンプ内蔵、MM型カートリッジは装着済み。
オートリターン機能も搭載しているため、購入後すぐにでもレコードが再生できる環境が全て整っています。
今回ご紹介する中では発売日も新しく、まさに今の時代にレコードを楽しむためのモデルと言えるでしょう。
1位 DP-29F
製品情報
- メーカー名:DENON
- 製造年月:2008年12月
- フォノイコライザー:あり
- 駆動方式:ベルトドライブ
- 蓋カバー:あり
- 重量:2.8kg
- 幅×高さ×奥行:360mm × 97mm × 357mm
おすすめポイント
DENON DP-29Fはコンパクトサイズのレコードプレーヤーです。
他のモデルと比べても一回り程度小さいので、場所を取ることなくレコードを楽しむことができます。
フォノイコライザーを内蔵しているため、ライン入力のミニコンポ等につないでレコードを聴くことも可能。
価格は10,000円を切っており、コストパフォーマンスの良さからも支持されています。
おすすめ買取店と価格
ここまでは、2018年時点でおすすめしたいレコードプレーヤーをランキング形式でご紹介してきました。
以下からは、レコードプレーヤーの買い替え時におすすめの買取店についてご紹介していきます。
高く売れるドットコム
各地方に支店を展開しており、レコードプレーヤーの買取実績も数多く持っています。
店頭買取はもちろん、宅配買取も行っており、各手数料は無料です。
梱包キットも無料で利用できるので、特に準備をする必要がない点もおすすめ。
また、事前にメールで相談することができるので、まずは大まかな価格を知りたいという場合でも、気軽に利用することができます。
パーツなどが不足しているプレーヤーの買取実績もあるので、状態にあまり自信がないという場合でも、まずは査定に出してみてはいかがでしょうか。
参考買取価格
- 製品名:DENON DP-75M
価 格:30,000円 - 製品名:KENWOOD KP-9010
価 格:30,000円 - 製品名:YAMAHA GT-750
価 格:19,000円 - 製品名:YAMAHA GT-2000
価 格:65,000円 - 製品名:Technics SL-1200MK3D
価 格:7,000円
レコードプレーヤー高価買取のコツ
付属品を揃える
購入した時に何が付属していたのかということを思い出してみましょう。
欠品しているものがある分に関しては、マイナスポイントになります。
付属品は説明書、もしくはネットで製品型番を検索すると確認ができるので参考にしてください。
掃除は必ずしておく
レコードプレーヤーを買取に出す場合は、必ず清掃してから査定に出すようにしましょう。
ほこりの溜まっている部分などは、市販のエアダスターなどを使うと良いでしょう。
汚れが酷い場合、数百円~数千円はマイナスになることもあるため、本体を傷めない程度に掃除をしておくことをおすすめします。
まとめ
今回は、買い替えにおすすめのレコードプレーヤーと買取店についてご紹介しました。
最近のレコードプレーヤーは、音質面の向上だけでなく、Bluetooth機能やデータ化機能など、様々な面で進化しています。
また、レコードプレーヤーは中古市場も根強い人気があるので、買取に出せばお得に新しいプレーヤーを購入することができます。
買い替えを検討の方は、ぜひ参考にしてみてください。