買取できないお酒の特徴|高く売れるお酒やその買取価格も

  • 2024年5月22日

不要なお酒を買取に出したいと思ったとき、どんなお酒が買取できて、どんなお酒が買取できないか、ということがまず気になりますよね。

買取できないお酒には、一定の基準があります。売りたいお酒の種類や状態を確認しておくだけでも、買取に出す際に失敗する確率はぐんと減るでしょう。

あまり調べずに手軽な方法で売りに出してしまえば、「せっかく店舗に行ったのに買取を断られた」などという事態になりかねません。

お酒を買取に出す方法や、その際の注意点などを知っておけば、より高額な取引が見込める可能性があります。ぜひ、お酒を買取に出す際の参考にしてみてください。

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買取できないお酒の特徴

「贈答品で貰ったがお酒が飲めない」「以前ハマって大量に購入したが飽きてしまった」など、不要なお酒を持て余したときは、まずお酒がどんな状態かを確認しましょう。

保存状態によっては買取ができない場合があります。例をいくつか挙げてみましょう。

開封済みである

お酒は食料品なので、衛生面の観点から基本的には開封済みのものは買取ができません

しかし例外的に、開封済みでもボトル自体に価値があると判断される場合は、別途買取ができることもあります。たとえば、クリスタルで有名なバカラ社が手掛けるブランデーのボトルなどです。

お酒としての販売ができなくても、クリスタルボトルとして買取ができる可能性があります。該当するお酒が手元にある場合は、いちど確認してみましょう。

劣化が激しい

買取業者にもよりますが、保存状態が極端に悪い場合は、買取不可の場合があります。

銘柄がわからないほどラベルがはがれていたり、コルクが中身に落ちるほど劣化が激しかったりすると、買取がむずかしいかもしれません。また、ガラスに大きなキズがある場合も買取できない可能性があります。

少しのキズや汚れであれば、やわらかい布でやさしく拭くなどして、お手入れしてから買取に出してみましょう。きれいな状態で買取に出すだけでも、印象が変わるかもしれません。

内容量の減りや変色がある

未開封のお酒でも、内容量が明らかに減っていたり、変色などの劣化がみられたりする場合には、買取不可と判断されることがあります。

お酒を購入した状態のままで放置していないでしょうか。高温多湿や直射日光は、お酒にとって良い環境とはいえません。

お酒の保存状態が悪いと、コルクやボトルにひび割れなどが発生します。中身が酸化して変色したり、蒸発して目減りしたりしてしまった状態のお酒は、買取がむずかしいかもしれません。

賞味期限が近い、または切れている

アルコール度数が低い醸造酒は、アルコール度数が高い蒸留酒に比べて、基本的に賞味期限が短めに設定されています。

そのため、醸造酒であるビールやシャンパンなどは、買取不可の確率が高いでしょう。賞味期限が近かったり、切れていたりすることがあるためです。

一方で、蒸留酒であるウイスキーやブランデー、焼酎は古いものであっても買取可能となる場合が多くあります。これらのお酒は劣化しにくく、長期保存が可能だからです。

名前や日付が刻印されている

贈答品や記念品などの場合、ボトルに名前や日付が刻印されているケースもあります。その場合、表記によっては買取不可の場合もあるので、よく確認しましょう。

基本的には、個人名が記載されているものは、買取がむずかしい傾向にあります。理由は、個人情報の観点に加えて、再販価値がなくなってしまうためです。日付が刻印されている場合も同様といえるでしょう。

買取業者によっては、個人名ではなく企業名であれば大丈夫、という場合もあるかもしれませんので、いちど確認してみる事をおすすめします。

買取できない場合が多いお酒の種類

グラスにビールを注ぐ様子
買取できない場合が多いお酒の種類として、ビールや日本酒が挙げられます。いずれも賞味期限が短いということがその理由です。

ビールの賞味期限は約9ヵ月、日本酒は約1年と言われています。製造後は早めに飲むことを想定されているので、再販向きではなく、買取不可とする業者が多いのが現状です。

ただ、日本酒は銘柄によっては高値で取引されているものもあります。どうしても売りたい場合は、購入後すぐに買取に出してみるというのも、ひとつの手かもしれません。

高く売れるお酒の銘柄と買取実績

「高く売れるお酒」とひと口に言っても、銘柄はたくさんあります。需要が高いもの、希少価値が高いもの、コレクターに人気のあるものなど、その理由もさまざまです。

ここでは、実際に高額取引が行われている銘柄と、その買取実績を見てみましょう。

ウイスキー

ウイスキーボトルとコップ
ウイスキーの買取相場の特徴は、年代物ほど高額で取引される傾向があるという点です。ウイスキーのなかでも、高値で買取されている銘柄を見てみましょう。

  • サントリー エイジアンノウン
  • ニッカウイスキー 竹鶴
  • スプリングバンク

「サントリー エイジアンノウン」は、サントリーの初代社長の佐治敬三氏が勲一等瑞宝章を受賞した際のパーティで、参加者へ配布したとされるウイスキーです。非売品のため入手できる確率は限りなく低いといえるでしょう。

年代物だけでなく、こういった希少性の高いお酒も高額で買取されています。

銘柄買取実績
サントリー エイジアンノウン800,000円
ニッカウイスキー 竹鶴450,000円
スプリングバンク350,000円

出典:ウイスキー高額買取実績|大黒屋

ブランデー

ブランデーボトル
ブランデーは、蒸留酒のため長期保存が可能なお酒です。そのため、古いものでも高値で取引されています。

  • ハーディ ル・プランタン
  • ヘネシー リシャール
  • DRC フィーヌ・ブルゴーニュ

ブランデーの買取価格は、お酒の価値だけで決定するわけではありません。ボトルの価値の高さから、高額取引が行われることが多くあります。

「ヘネシー リシャール」は、バカラ社のクリスタルをボトルに採用しているブランデーです。その希少性と資産価値から、開封済みや空き瓶の状態でも買取が可能な、非常にレアなお酒といえるでしょう。

銘柄買取実績
ハーディ ル・プランタン450,000円
ヘネシー リシャール251,000円
DRC フィーヌ・ブルゴーニュ250,000円

出典:ブランデー高額買取実績|大黒屋

ワイン

ワインをグラスに注ぐ様子
ワインのなかでも、ロマネ・コンティはその歴史の長さや知名度において、他の追随を許しません。世界有数のワインといっても過言ではないでしょう。

  • DRC ラ・ターシュ
  • DRC リシュブール
  • DRC ロマネ・サン・ヴィヴァン

「ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ(DRC)」は、フランスのブルゴーニュ地方に位置するワイン醸造所です。ロマネ・コンティを筆頭に、ラ・ターシュ、リシュブールといった人気のワインを生み出しています。

DRCのワインはいずれも評価が高く、当たり年以外でも高値で取引されることが多いのが特徴です。

銘柄買取実績
DRC ラ・ターシュ500,000円
DRC リシュブール380,000円
DRC ロマネ・サン・ヴィヴァン350,000円

出典:ワイン高額買取実績|大黒屋

シャンパン

シャンパンをグラスに注ぐ様子
シャンパンには等級があります。なかでも「プレスティージュシャンパン」は、その希少性の高さから高値で取引されることが多い、最高品質のシャンパンです。

  • クリュッグ クロ・ダンボネ
  • アルマン・ド・ブリニャック
  • ルイ・ロデレール

「クリュッグ クロ・ダンボネ」は、1995年に誕生して以来、まだ5種類しか作られていません。また、ボトルには6桁のIDが印字されており、クリュッグの物語を知ることができます。そういったスペシャルな仕掛けは、コレクターにとってはたまらないポイントかもしれません。

銘柄買取実績
クリュッグ クロ・ダンボネ400,000円
アルマン・ド・ブリニャック230,000円
ルイ・ロデレール140,000円

出典:シャンパン高額買取実績|大黒屋

買取できないお酒の処分方法

買取できなかったからといって、お酒をただゴミとして捨ててしまうのはもったいないですよね。そこで、お酒を有効に活用する方法をいくつか紹介します。値が付かなかったからと廃棄してしまう前に、ぜひ参考にしてみてください。

ゴミとして捨てる

お酒をゴミとして捨てる場合には、以下の方法で廃棄するといいでしょう。

  • キッチンの排水溝に流す
  • トイレに流す

ポイントとしては、風通しのよい状態で捨てることです。とくに、お酒に弱い人や子供はアルコールのにおいで酔ってしまうかもしれません。きちんと換気をしながら廃棄しましょう。

屋外の排水溝や河川にそのまま流すのは、環境汚染や思わぬ事故に発展する可能性があるのでNGです。また、空のボトルや瓶は、自治体のルールに従って分別しましょう。

料理に活用する

お酒の種類によっては、料理やお菓子作りに活用できます。

  • お菓子にはブランデー
  • 料理には日本酒、ワイン など

ケーキやプリンの隠し味としてブランデーを使うと、ワンランク上のスイーツを演出できるので、ぜひ試してみてください。アイスやフルーツにお酒を少し垂らすだけでも、立派なデザートになります。

日本酒なら、主に和食と相性がよいでしょう。赤ワインなら、ビーフシチューなどに使用すれば、一味違った風味が楽しめますよ。

フリマやオークションで売る

未開封のお酒なら、フリマやオークションに出して売るという方法もあるでしょう。ただし、いくつか注意したい点があります。

  • 配送準備など手間がかかる
  • トラブルが起きる可能性がある

フリマやオークションの場合、配送の手配や梱包材の用意など、すべて自分で準備しなければなりません。手間がかかることは覚悟したほうがよいでしょう。

飲食物を取り扱う性質上、破損などの事故が起きた際にトラブルになる可能性があります。メリットとデメリットをよく考慮したうえで活用しましょう。

将来的に売りたいお酒の保存方法

将来的にお酒を売りたいと考えているなら、保存方法が重要です。お酒を保存するのに適した環境を理解したうえで、適切な処置を施しましょう。

  • 高温を避けて冷暗所へ
  • 専用箱がある場合は箱に入れる
  • 紫外線を避ける

お酒の種類にもよりますが、基本的には光の当たらない、涼しい場所での保管が望ましいです。また、ワインの保存にはワインセラーを使用することをおすすめします。以下のコラムも参考にしてみてください。

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お酒の買取についてよくある質問

お酒を買取に出す前に、気になっている点があれば解消しておきたいですよね。そこで、買取に出す際のよくある質問をまとめてみました。

少しでも気持ちのよい取引ができるように、事前に準備しておきましょう。

箱がないお酒も買取可能?

基本的には、販売されていたときと同じ状態で買取に出すことが望ましいでしょう。もとの状態に近ければ近いほど、買取金額も高値が期待できます。

箱や付属品を紛失してしまっている場合に買取が可能かどうかは、買取業者によるため一概には言えません。お酒の種類や状態にも左右されるので、気になる場合はまず買取業者に確認してみましょう。

お酒の空き瓶でも買取可能?

開封してしまったお酒や空き瓶は、基本的に買取不可の可能性が高いです。

ただ、例外として空き瓶やボトル自体が価値のあるものだった場合、空き瓶でも高価な取引が期待できるでしょう。クリスタル製品を扱っている、バカラやラリックのボトルなどがそれにあたります。

また、売れるものや買取店について詳しく知りたい方は、以下の記事も一読ください。

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お酒を梱包する際のコツは?

お酒を買取に出す方法として、宅配買取や店頭買取などがあります。それぞれの注意点をいくつか挙げてみましょう。まずは、宅配買取の場合です。

  • お酒同士が触れないようにする
  • 縦の状態で梱包する

複数配送する場合、容器同士が触れ合わないようにしましょう。また、容器を横にすると液漏れの恐れがあるため、必ず立てた状態で梱包してください。

次に、店頭買取の場合です。

  • 容器の破損に気を付ける
  • 温度や直射日光に注意

とくに複数のお酒を持ち込む場合は、重さがあるので気を付けて運びましょう。外気や車内が高温になったり、直射日光を浴びたりしないように、保護や梱包をしておくことをお勧めします。

お酒の買取店や高く売るコツについてはこちら

せっかくお酒を売るなら、少しでも高額で買取ってくれるところを選びたいですよね。お酒を高く売るコツや、おすすめの買取店などの役立つ情報をこちらの記事でも紹介しています。ぜひご覧ください。

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買取できないお酒もあるので事前にチェックしよう

不要なお酒を処分したいとき、困ったことや疑問が浮かんでくると思います。「相当な数があるので重くて運べない」「ひび割れていて買取できるか不安」「古いお酒なので値が付くかわからない」など、わからないことも多いですよね。

事前に下調べをしておくことで、売ろうとしているお酒がどういったものなのかわかります。実は買取できないお酒だった、というハプニングも未然に防げるでしょう。

下調べとともに、ぜひ買取業者に買取を依頼してみてください。あなたが持て余しているお酒が、思わぬ高級品という可能性もあるかもしれません。

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