- 腕時計投資について知りたい
- 腕時計投資におすすめのブランドについて知りたい
- 腕時計投資の注意点について知りたい
本記事では、腕時計投資について解説します。「腕時計投資とは何か」という基本的な情報から、おすすめのブランドや投資する際の注意点まで紹介するので、一読すれば理解が深まるでしょう。
腕時計投資は、利益を狙って売却のタイミングを図りつつ、実際に身につけて楽しめる時計好きに嬉しい投資方法です。
時計好きの方や投資に興味がある方は、ぜひ本記事を参考に、腕時計投資に挑戦してみてください。
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腕時計投資とは
腕時計投資とは、将来的に高騰しそうな高級時計を購入して持っておき、実際に値上がりしたタイミングで売却して利益を狙う投資方法です。
株や金などとの大きな違いは、時計を所持している間は日常的に使用を楽しめること。腕時計が好きな方にとっては、楽しみながら利益を上げられる一挙両得の投資と言えるでしょう。
ただし、時計の人気や希少性、状態などによって価値が変わるため、しっかりと利益を上げるためには、知識が必要です。
腕時計投資のおすすめブランド8選
腕時計の投資価値を決める要因のひとつに、ブランドが挙げられます。ブランドの人気の高さはもちろんのこと、コアなファンの数や投資家人気の高さなども重要です。
ここでは、腕時計投資におすすめのブランドを紹介するので、ぜひ参考にしてください。
ロレックス
ロレックスは、言わずと知れた世界的な高級腕時計ブランドです。時計に詳しくない人でも知っている知名度の高さは、継続的な需要を必要とする腕時計投資において、大きな強み。
長い歴史や時計自体の高い機能性を考えれば、大きく価値が落ちることはないと予想され、腕時計投資で着実に利益を得たい方におすすめです。
定価は、50万~1,000万円を超える価格まで幅が広いことが特徴で、モデルによっては大きな利益を狙えます。デイトナ・サブマリーナ・ヨットマスターといったスポーツモデルは人気が高く、価格が落ちにくいため、特に投資向きです。
パテックフィリップ
世界最高峰との呼び声もあるパテックフィリップの腕時計は、高い機能性と洗練されたデザイン性をあわせ持っています。芸術品とも言えるようなデザインのエレガントさにより、特に富裕層の間で人気があるブランドです。
パテックフィリップの腕時計のなかでも人気が高いモデルは、ノーチラスやアクアノートといったスポーツモデルで、高級感があります。アクアノートはカジュアルな雰囲気もあり、より多くの場面で着用可能です。
ノーチラスは定価400万円弱からの販売である一方で、中古価格は800〜1,600万円とかなり高額での売却が期待できるでしょう。パテックフィリップは長い歴史を持つブランドのため、値下がりしづらく、腕時計投資に向いています。
オーデマピゲ
超高級時計ブランドとして知られるオーデマピゲは、世界で初めて高級スポーツ時計を販売したメーカーでもあります。創立以来つづく家族経営の伝統や、豊富な技術力といった要素により、経営者や著名人などの富裕層を中心に人気の高いブランドです。
世界的に需要が広がりつづけており、価格が下がる可能性は低く、長期的な腕時計投資に向いています。
投資目的でオーデマピゲの腕時計を購入する場合は、定価200万円以上のロイヤルオークというモデルがおすすめ。高級スポーツ時計の先駆者であるロイヤルオークは、人気という点でオーデマピゲのなかで頭ひとつ抜けた存在です。
IWC
機能性や実用性に優れた腕時計を多数生み出しているのがIWC。スイスのなかでもドイツとの国境付近に拠点を構えており、ドイツの職人精神が発揮されたものづくりが魅力です。
ほかの高級時計ブランドと比べると見た目の派手さは欠けるものの、創業150年以上の長い歴史と高い技術力を誇ることから、高いリセールバリューがあります。今後も大きく価値が下がる可能性は低いでしょう。
IWCの時計のなかで、人気が高いコレクションは、ポルトギーゼやポートフィノ、パイロットウォッチです。ほかのモデルより飛び抜けてリセールバリューが高いわけではないものの、売却益を目指すなら優先的に購入するとよいでしょう。
ウブロ
1980年創業の比較的新しい腕時計メーカーであるウブロ。特徴は、セラミックやシリコンなどの素材を使用した革新性にあり、「新時代の時計」と呼ばれるほどです。
ウブロは、ブランドとしての歴史は浅いものの高い成長率を誇っている会社であり、すでにステータス性が高いことから、投資対象として魅力的。マーケティング戦略に長けており、価値が大きく落ちることは考えにくいでしょう。
ビッグバンやクラシックフュージョンといった定番かつ人気なモデルは、リセールバリューが高いです。ウブロの定価は100万~1,000万円台まで幅広いので、リセールバリューを考えつつ、好みに合った時計を購入するとよいでしょう。
オメガ
オメガは、宇宙開発やオリンピックの公式時計といった、歴史の数々のページに登場する由緒ある老舗時計メーカーです。高い技術力で多くの名作を世に送り出しつづけ、ブランド力は業界有数。
オメガの時計のなかでも特に人気が高いモデルは、スピードマスターやシーマスターです。相場が安定していることから、長期的な投資対象として向いています。
オメガは、ロレックスをはじめとする高級ブランド時計のなかでは比較的定価が低く、腕時計投資初心者の方でも気軽に入手しやすいでしょう。定価が100万円を切るモデルもいくつかあるので、高額投資が不安な方はぜひ購入を検討してみてください。
リシャール・ミル
リシャール・ミルは、2001年に創業した、高級時計メーカーとしては歴史の浅いブランドです。
かなり複雑な機構を搭載しているにもかかわらず、強い衝撃を与えても壊れない型破りな時計を生み出したことで、高級時計愛好家の注目を集め、一躍ハイブランドの仲間入りを果たしました。
リシャール・ミルは、定価が1,000万円を超える腕時計ばかりで、高級時計ブランドのなかでもかなり高額な部類です。
ブランド全体として流通量が少ない分、希少価値がつきやすく腕時計投資におすすめですが、高額で購入難易度が高いので、腕時計投資に慣れた中・上級者に向いています。
ロジェ・デュブイ
ロジェ・デュブイは知る人ぞ知る高級腕時計ブランドです。一般人の間での知名度は高いとは言えませんが、セレブから支持されています。芸能人やスポーツ選手といった人前に出る職業の方々にファンが多数いるので、さらに知名度を上げていくでしょう。
新興ブランドであるがゆえに、投資対象としては今後の伸びが期待できます。ブランドを代表するコレクションであるエクスカリバーは、斬新なデザインと高度な技術力で人気を獲得しており、今後買取価格がさらに上昇するかもしれません。
ロジェ・デュブイは、誰もが知っている有名ブランドではないため、査定してもらうお店により買取価格が大きく異なる可能性があります。売却先は特に慎重に決めましょう。
腕時計投資の注意点
腕時計投資は、利益を得るために注意するべき点がいくつかあります。時計のブランドやモデルによってリセールバリューに差があることはもちろん、メンテナンスやお店選びに気をつけることも重要です。注意点を参考に、より高い利益を狙ってください。
時計の選び方に注意が必要
投資用の時計を選ぶ際は、初心者が陥りがちな失敗がいくつかあります。たとえば、トレンドのモデルを選ぶと、流行が過ぎ去ったあとに一気に取引価格が下がりやすく、注意が必要です。
貴金属を使っている腕時計やコンプリケーションモデルは、高価な分リセールバリューも高いと思いがちですが、需要より供給が多ければ、再販価格は定価を下回ります。また、高額な時計は初期投資に多くの費用が必要なので、初心者向きとは言えません。
中古購入がお得とは限らない
中古品を購入したほうが投資用の時計を安価で入手できると思いがちですが、必ずしも新品よりもお得とは言い切れません。一部のハイブランドの人気アイテムは中古品にプレミア価格がつき、定価を大きく上回るケースがしばしばあります。
ロレックス・パテックフィリップ・オーデマピゲの時計に関しては、新品を購入したほうが初期費用を抑えられる可能性が高いでしょう。
時計の状態を適切に保つ必要がある
職人によって作られた精密機械である高級腕時計は、時間の経過とともに徐々に状態が悪くなっていきます。日々使用せずにそのままにしておくと、内部の機械油が劣化・硬化して時間がズレてしまいかねません。
腕時計は、3ヶ月に1回程度ゼンマイを巻き直すことで劣化を防げるので、保管中は忘れずに行いましょう。
腕時計内部の状態はもちろん、外側の傷も買取価格に大きく影響します。なるべく傷がつかないように、気をつけて時計を使用・保管してください。
購入・売却価格は店舗ごとに異なる
中古市場に定価は存在しないため、時計の購入・売却価格は店舗によって異なります。投資対象として中古の腕時計を購入・売却する場合は、複数の店舗を訪れましょう。特に、売却の際は相見積もりを取ることを意識してください。
オーデマピゲやリシャール・ミルといった雲上ブランドは、相場の情報があまり出回っておらず、店舖によって買取金額に差がつきやすいです。ロジェ・デュブイのような知る人ぞ知るブランドの時計を売却するときも含め、慎重に買取店を選んでください。
腕時計投資で着用を楽しみつつ利益を狙おう
本記事では、腕時計投資について紹介しました。腕時計投資は、高級腕時計を楽しみながら利益を狙える、時計好きにはお得な投資方法です。メンテナンスの必要性や店舗選びなど、注意点はいくつかあるものの、投資対象としての魅力が多くあります。
腕時計のブランドやモデルが投資に適しているかはもちろん、売却までの間は自身で持ち歩けるので、楽しく身につけられるかを考慮して選ぶとよいでしょう。
本記事の画像の出典
ロレックス、パテックフィリップ、オーデマピゲ、IWC、ウブロ、オメガ、リシャール・ミル、ロジェ・デュブイ