- ロレックスの耐久性が知りたい
- ロレックスのメンテナンス方法が知りたい
- ロレックスを長く使うコツが知りたい
本記事ではロレックスの耐久性についてくわしく解説をします。ロレックスはスイスの高級時計ブランドです。世界中に愛用者がおり、ロレックスを身に着けることがステータスになっています。
ロレックスは耐久性にすぐれているところが特徴のひとつですが、使い方によっては寿命を縮めてしまうこともあるので、耐久性についてよく知っておくことが大切です。
大切なロレックスを長く使いつづけたい人は、この記事を参考にして耐久性の維持を心がけてください。
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ロレックスの耐久性の歴史
まずは、ロレックスの耐久性を高めるにいたった背景や歴史について紹介をします。ロレックスは、長い歴史のなかで耐久性の高い腕時計へと進化してきました。その過程を知り、ロレックスの知識を深めましょう。
耐久性がない時計が主流だった
腕時計が誕生する前は懐中時計が主流でした。懐中時計はポケットや懐に入れているため、時間を確認する際にはいちいち取り出さなくてはなりません。そこで誕生したのが腕時計です。
当初の腕時計は懐中時計にベルトを取り付けただけのものだったので、デリケートで衝撃にも弱く、防水性もありませんでした。
使いやすさは改善されたものの、脆弱であったことや腕に時計を着ける習慣がなかったことが影響し、世間に浸透するまでに時間がかかったといわれています。
オイスターの発売
第一次世界大戦時に腕時計の需要が高まり始めたことをきっかけに、さまざまなメーカーが腕時計をつくり始めました。このときに注目を集めたのが「ロレックス オイスター」です。
ロレックス オイスターは、世界で初めて腕時計に防水機能をつけることに成功しました。一体形成されたスチール塊をくり抜いてつくることで、耐久性の向上も成し遂げるなど、ロレックスが時計業界を引っ張る存在となったのはこの頃からです。
耐久力の充実を設計思想に
オイスターの誕生以降、ロレックスは常に耐久性を意識して新しいモデルをつくりつづけています。良い部分は残しつつ、新しい技術やアイディアを積極的に取り入れることで、2024年現在でも耐久性は進化中です。
耐久性の向上をしつづけられるロレックスの技術力や情熱は、価格以上の価値と魅力があります。デザイン性よりも耐久性を重視して長く使いつづけられるロレックスを求めるのであれば、できるだけ新しいモデルを身に着けることがおすすめです。
ロレックスの耐久性の特徴
ロレックスの耐久性を実現できている背景には、素材選びや耐水性、耐衝撃性を高めるアイディアや技術力があり、どれかひとつが欠けただけでも高度な耐久性を発揮することは不可能といえます。それぞれの特徴は以下のとおりです。
素材の選定
ロレックスに使用されている主な素材は、ステンレススチール、ゴールド、プラチナの3つです。ただ、普通のものではなく耐久性を高めるために、高級なものを使用しています。
ステンレススチールは、強度が高く腐食に強い904Lという種類です。904Lは、耐久性や耐蝕性にすぐれています。ローズゴールドにおいても、少量のプラチナを加えたエバーローズゴールドを開発して、経年劣化による変色を防ぐことに成功しました。
防水性能
ロレックスは、防水性能が高いオイスターケースを使用しています。オイスターケースとはその名のとおり牡蠣の殻のように高い気密性の保持が可能です。ケースの内部には水分やホコリが一切入りません。
このオイスターケースは、一体形成されたスチール塊からケースを削り出して、裏蓋とリューズをねじ込んで取付を行うことで、完全防水を可能にしています。オイスターケースはロレックスの3大機構のひとつです。
耐衝撃性
腕時計は内部の構造が複雑にできており、外的ショックが加わると外側だけでなく内側も破損してしまう可能性があります。しかし、ロレックスは、外側はステンレススチールなどの素材を使用しており衝撃に強いです。
また、内部の部品の干渉し合うところを極力減らし、ゼンマイなどを傷めないような工夫もされています。外側だけでなく内側でも衝撃に耐えられるようにしていることが、耐衝撃性に強い理由です。
厳しい耐久力テスト
ロレックスはいくつもの厳しい耐久力テストを行なっています。耐久力テストの種類は以下のとおりです。
- ブレスレットを揺らしつづける
- 4.5tの圧力をかける
- クラスプの開閉を継続的に行う
- 20の異なる位置や高さから落下させる
- 塩と塩素に浸す
- 研磨用の砂を吹き付ける
- 極限まで熱する(凍らせる)
このようなテストを日々繰り返すことで、より耐久性や耐蝕性の高いロレックスを作り出すことを可能にしています。
ロレックス耐久性維持のポイント
ロレックスは耐久性が高い腕時計ではありますが、使いっぱなしの状態で放置をしていると長く使いつづけられません。耐久性の維持をして、寿命をのばすためのポイントを紹介するので、実践してみましょう。
外したら手入れをして保管する
ロレックスの使用後は、やわらかい布で汗などの水分や外でついたホコリをきれいに取り除きましょう。手入れが終わったら専用のケースに入れて保管をしてください。
ケースと金属製のブレスレットは、石鹸水を使用して水洗いもできます。水を使う前には、リューズをしっかりとねじ込んで防水性を確保しておきましょう。
使用していないときは手入れをする必要はありませんが、時々マイクロファイバークロスで拭いておくと、輝きが保てます。
定期的にメンテナンスを受ける
ロレックスを長く使いつづけるためには、定期的にメンテナンスを受けることが大切です。ロレックスでは購入してから10年以内にオーバーホールをすることを推奨しています。
耐久性能が高いロレックスといえど故障は0ではありません。内部は小さくて複雑な部品で構成されており、摩耗や劣化による故障はどうしてもおきてしまいます。
故障の際の被害を小さくするためにも定期的にメンテナンスをしてもらい、ロレックスのパフォーマンスを良い状態にしておきましょう。
実績ある修理店を選ぶ
ロレックスのメンテナンスや修理を依頼する修理店は、実績のあるところを選ぶことが大切です。ロレックスの内部は複雑にできているため、専門の知識が欠けているお店がメンテナンスをするとかえって故障をしてしまう可能性があります。
近くにロレックスの正規代理店の日本ロレックスの店舗があれば迷わず依頼をしましょう。費用は高くつくかもしれませんが、長く使いつづけるためには必要な経費です。日本ロレックスがない場合は、ロレックス修理の実績が豊富なお店を選んでください。
ロレックスの寿命
ロレックスの寿命は一般的には50年といわれています。しかし、それはメンテナンスやオーバーホールを定期的に行い、パフォーマンスや耐久性の維持に気をつけている場合です。
使用後にほったらかしにしていたり、オーバーホールに一度も出していなかったりしていては、寿命が早まってしまうでしょう。
使用後の拭き掃除や定期的に正規代理店にメンテナンスを依頼するなど、できることはしっかり行いできるだけ長く使いつづけられるようにしましょう。
ロレックスの耐久性についてくわしく知ろう
ロレックスは世界中で人気がある高級腕時計ブランドです。第一次世界大戦中に世界初の防水性能を備えた腕時計である「ロレックス オイスター」を誕生させたことがきっかけで、時計業界を引っ張る存在となりました。
ロレックスは耐久性や防水性、耐衝撃性が高く壊れづらい時計です。しかし、使用後の掃除や定期的なメンテナンス、オーバーホールを怠っていると長く使いつづけられません。メンテナンスに気を配って大切に使用しましょう。