愛用していた自転車を手放すときは、ただ廃棄するよりも次の利用者の手に渡ってほしいものですよね。
今回はそんな自転車を買取してくれる、ハードオフという買取店を紹介していきます。
なぜおすすめなのか、買取のポイントは何かを詳しく解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。
ハードオフで買取可能な自転車の種類
出典:ハードオフ
ハードオフとは、1993年に新潟に1号店を誕生させた後、現在では全国各地に800店舗を展開するまでに成長した超大型リユースショップです。
乗らなくなった自転車は、ハードオフ系列のホビーオフやガレージオフで買取してもらうことができます。
自転車を買取してもらうなら店舗形態が「ハードオフ」ではなく、「ホビーオフ」か「ガレージオフ」で査定申込みすると利用しやすいでしょう。
買取対象となっている自転車は、シティサイクル・マウンテンバイク・BMX・ロードバイク・子供用自転車など多種多様。
特に自転車買取の種類を限定していないため、自転車を売りたいたくさんの人が利用しやすいといえるでしょう。
ハードオフの自転車買取の特徴
自転車を売るだけなら他のリサイクルショップもありますし、買い替えする自転車販売店で引き取りしてもらうこともできるでしょう。
多くの人がハードオフで自転車買取をする理由はなんなのか、ハードオフの自転車買取の特徴をまとめてみました。
子供用自転車・シティサイクルなど幅広く買取
ハードオフでは子供用自転車やシティサイクル、CORNAGOやSHIMANOなどのスポーツサイクルなどを幅広く買取しています。
ただし、店舗によって陳列している自転車の種類はかたよりがあるため、一度お近くの店舗へ足を運んで見るとよいでしょう。
ジャンク自転車も買取可能
ハードオフならではといえる特徴が、ジャンク品としても買取してもらえるということです。
例えば子供用自転車がジャンク品として販売されていることなどがあるようです。
ジャンク品の扱いについては店舗ごとの違いもあるようなので、事前に確認を取るといいでしょう。
子供向けのジャンク自転車は見た目にはサビがあったり、使用感が強かったりするものが多いです。
そのため、一見中古としても買取してもらうのが難しく思えるかもしれません。
しかし、成長の早い子供時代、一時的に利用するものと割り切って購入する人も多く、一定の需要があるようです。
フレームやホイール、ヘルメットなども査定可能
ハードオフ系列のホビーオフやガレージオフでは、自転車のフレームやホイールなどのパーツ、ヘルメットなども査定可能です。
子供用ヘルメットが特に豊富なため、サイズアウトしてしまったものがあれば気軽に持ち込んでみるとよいでしょう。
また、パーツのみの売却でもホイールであれば防犯登録の書類が必要なこともあるので、買取前には店舗に確認しておくと安心です。
自転車の買取相場
自転車といってもタイプはさまざまで、需要や状態によって相場は異なるもの。ハードオフでは自転車の買取実績を公開していませんが、ここでは一般的な買取相場について解説します。売却前の目安としてぜひ参考にしてみてください。
一般的な自転車買取相場
商品名 | 買取相場 |
---|---|
21’TOPSTONE 4 グラベルロードバイク | 50,000円 |
TREK Domane AL 2 | 40,000円 |
電動自転車 ブリジストン TB1 | 25,000円 |
SCOTT SPEED STER 10 XS | 20,000円 |
GIOS MISTRAL | 15,000円 |
パナソニック BE-FSL431T | 15,000円 |
出典:自転車買取|セカンドストリート、自転車 買取価格|出張買取アシスト
基本的に自転車買取は、ブランドによって買取価格が大きく変わってくるため、ルイガノのような人気メーカーが高く売れる傾向にあります。
また、昨今のアウトドア人気から、ロードバイクやマウンテンバイクの需要も高く、比較的高値がつきやすいことも特徴のひとつ。しかし、自転車のパーツや状態も査定に関係してくるため、あくまで参考程度に留めておくほうが良いでしょう。
ハードオフでは、状態が悪いものやキズがある自転車も査定してもらえます。自転車の状態に不安があるのなら、ハードオフを利用してみるのが良いかもしれませんね。
子供用自転車の買取相場
商品名 | 買取価格 |
---|---|
SCHLEIN ジュニアサイクル | 5,000円 |
ジープキッズ JE-16G サン | 3,000円 |
ブリヂストン レベナ アルミフレーム | 2,500円 |
ASAHI CYCLE DUALLY 子供用自転車 16インチ | 1,500円 |
子供用の自転車はさまざまなメーカーから発売されており、定価が異なることから買取相場にも差が出ます。一般的に有名で人気のあるメーカーの自転車は性能もよく、高い査定額が付きやすいでしょう。
ただ、リセールバリューは高いとは言えず、「SCHLEIN ジュニアサイクル」の定価は42,000円なのに対して買取額は大きく下がります。また、自転車の年式や状態によって査定額は異なるため、気になる方は一度ハードオフに査定を依頼するとよいでしょう。
ハードオフが買取強化している自転車
できる限り高く自転車を売却したい場合、ハードオフが買取を強化している商品を知っておきたいと思いますよね。残念ながらハードオフの公式サイトでは、買取を強化している自転車は公開されていません。
ただし、ハードオフの公式サイトには、次のような記載がされています。
人気メーカーは査定アップのチャンス
主な取扱ブランド:BRIDGESTONE/ PANASONIC/ MERIDA/ MIYATA/ BIANCHI/ GIANT/ FUJI/ LOUISGARNEAU/ CANNONDALE
主な自転車パーツの取扱ブランド:CORNAGO/ SHIMANO/ VELO/ KABUTO
引用:自転車|ハードオフ
公式サイトの情報から予想すると、上記に挙げられているブランドであれば、高価買取が期待できると考えられるのではないでしょうか。
正確に買取強化と謳っているわけではないので、あくまで可能性の話だと考えておくことが望ましいです。
買取する自転車の防犯登録について
主に自転車の盗難防止目的のため、サドルの下あたりに貼り付けられる防犯登録ステッカー。
自転車購入時に所定の手数料を払って、登録した記憶の残っている方も多いでしょう。警察などでは番号を照会すれば所有者が特定されるものです。
そのため、ハードオフなどの買取店で売却する前には、自転車を購入した店舗や最寄りの警察署などで手続きをして、事前に解除しておく必要があります。
また、都道府県によっては防犯登録の書類を持っていけばハードオフ側で登録解除してくれるなど対処に違いがあります。
そのため、売却前に電話などで確認しておくのが確実でしょう。
ハードオフの買取方法
ハードオフが行っている買取の方法を紹介していきます。
自分や商品の状況に合わせた方法を選びましょう。
店頭買取
ハードオフの自転車買取の中でも、最もスピーディーな対応が可能なのが店頭買取です。
ハードオフの店舗入り口が1階なら、そのまま自転車をカウンターへ持っていくだけ。
2階が入口の店舗なら、自転車をかついで階段を上がるか、エレベーターに乗せて運ぶことになり少し大変かもしれません。
査定時間は10分~15分ほどで、査定額が想像以上に低いなど納得がいかないときは、キャンセルしても大丈夫です。
査定予約は不要ですが、ハードオフの店舗によっては自転車買取を受け付けていない場合もあるので、来店前に一度、電話で問い合わせておくことがおすすめです。
出張買取
ハードオフでは自転車の出張買取も行っています。
いくら自転車といえどもハードオフまで自転車を持っていくのは、なかなか大変な場合があります。
乗って行ったとしても、買取してもらった後に帰りの足がなくなってしまうと困るものです。
そんなときはご自宅まで買取に来てくれる出張買取がおすすめです。
全てのハードオフが出張買取を行っているわけではないため、まずは気になるお近くの店舗へ確認してみてください。
訪問日時が決まったら、売りたい自転車をキレイに掃除しておいたうえで高額査定を狙いましょう。
自転車の高価買取のコツ
せっかく自転車を売るのであれば、少しでも高く買取ってもらいたいですよね。ブランドや状態によって、ほぼ決まってくる自転車の買取価格ですが、いくつかのポイントを押さえておくことで少し高く売れる可能性があります。
どのような点に気をつけるべきなのか、次で詳しくみてみましょう。
買取強化中に査定に出す
まずひとつ目は、自転車の買取強化中に査定へ出すことです。
先ほど述べたように、ハードオフで買取強化中の自転車は、公式サイト上で確認することはできないもの。ただし、あくまでグループ全体の情報であって、店舗ごとの詳細ではありません。そのため、在庫状況によっては、店舗単位で買取強化を実施するケースもあるでしょう。
特に春先(3月~5月)にかけて自転車の需要が上がると言われており、店舗の在庫が少なくなると考えられます。(※)自転車産業振興協会調べ
より高く売りたいのなら、売るタイミングを見計らうことが大切です。
日頃から手入れをしておく
屋外に置きっぱなしになることが多い自転車は、想像以上に汚れているものです。泥やほこりなど洗って解決できるものであれば問題ないですが、サビが発生していると査定額は大きく下がってしまいます。
少しでも高く売れるよう、査定前には自転車をキレイにしておきましょう。
また、今は買取を考えていなくてもいずれ売ることを想定しているのなら、日頃から手入れをする習慣を身につけておくことも大切です。
早めに買取に出す
自転車は年式が新しく、状態がいいほど高値が付く傾向にあるため、不要になった場合は早めに買取に出すことがおすすめです。人気モデルであれば、早めに売却することで市場のニーズを逃すことなく高値で買取ってもらえるでしょう。
また、自転車は保管しておくだけでも劣化が進む可能性があります。売ろうと思った頃にはメンテナンスや修理が必要な状態になっているケースもあり、買取額はぐっと落ちてしまうでしょう。不要になったらすぐにハードオフへ売却することで良い状態で売却できます。
付属品をそろえる
自転車を購入すると、次のようなものが付属品として付いてきます。
- 取扱説明書
- 工具
- 保証書
- 泥よけなどのパーツ
購入時に付いてきた付属品をまとめて査定に出すことで、総合的な価値が高まり、よりお得に売却できるでしょう。つい捨ててしまいがちなものもあるため、不要だと思ってもまとめて保管しておくことがおすすめです。
また、自転車購入時にあわせて買ったヘルメットやベル、ライトなどの安全関連のアイテムも一緒に査定に出すことで、より高価買取が期待できるでしょう。
ほかの品物とまとめて買取してもらう
自転車以外をまとめて査定に出すことで買取額がアップするケースもあります。特にハードオフのように買取ジャンルが幅広い買取店ではまとめ売りがしやすいため、自宅の不要品をまとめて処分して整理整頓するいい機会になるでしょう。
店舗によっては「まとめ売りで買取額アップ」といったキャンペーンを開催していることもあります。事前に公式サイトなどをチェックして、キャンペーンに合わせて売却すると、より高値で売却できるでしょう。
ハードオフで自転車を買取してもらおう
本記事ではハードオフでの自転車買取について解説しました。ハードオフでは幅広い種類の自転車を売却できるため、自宅で不要になった場合は買取の相談をしてみるとよいでしょう。店頭買取のほかに出張買取も便利に活用してみてください。
また、自転車を高く売るためのポイントについても解説しました。自転車は売るタイミングや日ごろの手入れ、付属品の有無によって買取額が変わります。記事内で紹介した買取相場などを参考にしながら、納得のいく自転車の売却にしてくださいね。