ライトノベルの買取価格・相場

ライトノベルと普通の小説は何が違いますか？

はっきりと定義づけはされていませんが、一般的な小説との違いは主人公が１０代以下ということでしょう。成長して２０代になったりしますが最初の主人公はほぼ２０代です。あとはターゲット層が１０代～２０代と若いですが、今は３０代の方ももっと大人の方も読まれています。若い世代の方々にも読みやすいよう挿絵が多く表紙もアニメ画になっているものも多いです。

ライトノベルの種類

多いものから順に、恋愛もの、SF、ファンタジー、ミステリー、ホラー、と多様です。またゲームや漫画、アニメ等を小説化したものもあります。比較的安価で購入できる文庫となっています。

ライトノベルの歴史

今は書籍店に”ラノベコーナー”ができるほど有名となっていますが、原型となった書籍は１９７０年代に発売されていました。１９７６年に創刊された”コバルト文庫”というレーベルが使ったイラストが、それまでとは異なる雰囲気のイラストを使ったのがはじまりとされています。これをきっかけに、１９８０年代にかけてアニメ風のイラストが若者に人気になり、「若者向けの小説」を今までのSFやファンタジーとまとめて並列に扱うと混乱するのではないか、ということで「ライトノベル」という言葉ができたそうです。

ライトノベルの市場について

ライトノベルは初版でも２～３万部刊行されます。そこで人気の出たものは重版するというパターンが定番となっています。ですので、見極めは難しいですが、人気のシリーズの発売直後や重版が決まる前に売ってしまう方が高値買取を期待できます。５万部売れたらスマッシュヒット、１０万部売れたらビッグヒットといわれます。ちなみに、大ヒットした「キノの旅」はシリーズ累計２００万部以上の売り上げを記録しました。

高価買取のコツはありますか？

本は時間が経てば経つほど古本での供給が増え、だんだん買取値がさがっていく傾向があります。さらにライトノベルは元々の価格が高くなく流行り廃りが激しいので、早めに売るのをおすすめします。高価買取のコツとしましては、全巻揃っていて帯付きの美品、さらに全巻初版であれば高値買取が期待できます。