- エルメスのバッグの種類が知りたい
- エルメスバッグの各モデルの特徴が知りたい
- 自分に合ったエルメスのバッグを見つけたい
世界が認める高級ブランド「エルメス」が生み出した、バッグの種類を徹底網羅。サイズや素材、カラーのバリエーションが豊富なエルメスのバッグは、好みに合わせて自由に選べる点が魅力的です。
ただし、エルメスのバッグは種類が多く、自分に合ったバッグを見つけられない方も多いのではないでしょうか。それぞれのモデルやデザインがおすすめな人も一緒に解説するので、ぜひ購入前の参考にしてください。
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エルメス|レディース向けバッグの種類
エルメスは世界中に愛される高級ブランドで、特にバッグは、さまざまな種類のデザインやモデルが次々と誕生しています。素材や使い勝手にこだわったバッグは、生活に彩りを与えてくれるでしょう。
バーキンやケリーだけではない、それぞれのデザインやモデルの魅力に迫ります。
ハンドバッグ
エルメスのハンドバッグは、さまざまな日常シーンや、日々の気付きから着想を得たデザインが多数存在します。それぞれのデザインに合わせた素材選びや、細部までのこだわりがエルメスならではの魅力です。
ここでは、エルメスのハンドバッグの種類や特徴について紹介します。
バーキン
エルメスといえば「バーキン」を想像する方が多いのではないでしょうか。1984年に飛行機で隣に座った女優ジェーン・バーキンの膨らんだバッグから着想を得たと言われる、デザイン性や収納力の高さが特徴のバッグです。
誕生から40年以上愛されつづけるバーキンは、さまざまな素材やカラーを展開しており、幅広いシーンで活躍するでしょう。
5種類のサイズがあり、女性の普段使いには小さめのバーキンがおすすめ。大きめなサイズのバーキンはビジネスバッグとしても活用でき、男性にも人気です。
ケリー
エレガントな印象と台形のしっかりとしたフォルムが特徴で、バーキンと同じくエルメスの代表ラインである「ケリー」。
もともとは別の名前で誕生しましたが、モナコ公国の公妃グレース・ケリーが妊娠中のお腹をバッグで隠したことから、1955年頃に改名されました。
従来の4種類のサイズに加え、ミニバッグの流行で、横幅が25cmよりも小さい「ミニケリー」「ミニミニケリー」が新しく誕生しています。外縫いと内縫いの2種類があり、見た目の印象が変わり、使用シーンに合わせて選べる点が魅力のひとつです。
ボリード
世界で初めてファスナーを採用したバッグで、1923年に誕生した「ボリード」。車で移動する際に「バッグから中身が飛び出さないように」と考えられたことが、誕生のきっかけです。
発売当時は旅行バッグとして人気を集めていましたが、機能性や耐久性の高さから、普段使いのバッグへと使い道が変化しています。鮮やかなカラーや7種類のサイズ展開が特徴で、ミニバッグからビジネスバッグまで、シーンに合わせて幅広く活用できるでしょう。
ピコタン
2003年に登場した「ピコタン」は、かわいらしくシンプルなフォルムが特徴です。馬のえさを入れる袋をイメージして作られたことから、収納力や持ち運びやすさが評価されています。
やわらかめで、傷が目立ちにくいトリヨンクレマンスという牛革を使用しており、全体的にがっちりとしていない点も魅力的です。3種類のサイズを展開していましたが、廃盤となり、「ピコタンロック」として生まれ変わっています。
リンディ
2007年に誕生した「リンディ」は、ハンドバッグやショルダーバッグとして使えるボックス型が特徴です。デザイナーのフレデリック・ヴィダルにより生み出され、個性的なデザインが瞬く間に人気を集めました。
アメリカのストリートダンス「リンディホップ」が名前の由来です。
仕切りがないことから、ストレスなく荷物を出し入れできる点が魅力のひとつ。4種類のサイズを展開しており、特にミニサイズは人気が高く入手はむずかしいでしょう。
オータクロア
「オータクロア」は1892年にデザインされ、エルメスでもっとも古い歴史を持つバッグです。エルメスの代表ライン「バーキン」のベースであり、エレガントな印象がそのまま引き継がれています。
もともとは馬具を収納するために作られたことから、見た目以上に収納力が高く、旅行バッグやビジネスバッグとしても活躍するでしょう。100年以上の歴史を持つ、洗練されたデザインは、今でも多くの人に愛されています。
カバック
キャンバス素材でカジュアルな印象の「カバック」は、比較的リーズナブルに手に入るエルメスバッグです。表面の凹凸が少なく全体的にサラッとしており、やわらかな風合いのカラーがどのコーディネートにも合わせやすいでしょう。
ハンドバッグやショルダーバッグとして使える2wayタイプで、ショルダーの紐をバッグ内にきれいに収納できる点が嬉しいポイントです。3種類のサイズを展開しており、普段使いにちょうど良いPM、ボストンのように収納力が高いGMなどがあります。
カバナ
「カバナ」は、シンプルな見た目でありながら、機能性や実用性に優れたバッグです。バッグ内に取り外し可能な2つのポケット、外側に鍵やパスケースを付けられるフック付きのストラップが付属しています。
丈夫で劣化しにくいヴォー・エプソン、やわらかな質感のトリヨンクレマンスなど、好みの素材を選べる点も嬉しいポイントです。カラーも豊富ですが、ビジネスバッグとして使いたい方には、カバナのなかでも人気が高いシックなブラックがぴったりでしょう。
カバリコル
レザーストラップとコットンキャンバス素材の組み合わせが特徴的な「カバリコル」。カジュアルになりやすいコットンキャンバス素材は、レザーストラップとの相性が良く、上品さをさりげなくプラスしています。
ハンドバッグとショルダーバッグに使い分けられる2wayタイプで、その日の気分や使用シーンによって選べる点が魅力的です。カラーによっても印象が変わり、特にナチュラル(明るいベージュ)のカバリコルは幅広いシーンで活躍するでしょう。
カンヌ
カジュアルさと筒状のデザインが特徴的な「カンヌ」。型崩れしにくく強度があることから、普段使いにぴったりです。中央のホックを外すとバッグの口がしっかりと開き、ものの出し入れが簡単にできます。
3種類のサイズ展開で、どのサイズも見た目以上の収納力があり、荷物が多くなりがちな方に特におすすめです。ストライプ柄や、コーディネートを選ばないシックなカラーまでデザインの幅が広く、好みに合わせて選べます。
ツールボックス
その名のとおり、道具箱をイメージして作られた「ツールボックス」。丸みがある正方形のフォルムと収納力が特徴で、中身の出し入れのしやすさが嬉しいポイントです。
なめらかでほど良い弾力が特徴のヴォー・スイフトは、ツールボックスの人気な素材であり、カラー展開の幅広さも魅力。サイズは2種類のみで、特にミニバッグは長財布が入るサイズ感から、パーティーやフォーマルなシーンにもぴったりです。
ドラッグ
医者の持っているバッグから着想を得たデザインで、1920年に誕生した「ドラッグ」。丸みを帯びたフォルムと、さりげなく取り付けられた左右の「H」金具が魅力的であり、2020年には「ニュードラッグ」として再登場しました。
ドラッグは、クラシックなボックスカーフや、フォーマルなクロコダイルなど、素材によって見た目がガラッと変わります。ハンドバッグでありながら、ハンドルがやや長めに作られているため、肩にかけても持てるでしょう。
プリュム
フランス語で「羽」という意味の「プリュム」は、その名のとおり羽のような軽さが魅力のバッグです。1967年に誕生し、飽きがこないシンプルなデザインや、使い心地が多くの人に愛されています。
特に、コロンとした正方形に近い横長のフォルムが特徴のエランタイプは、コーディネートや使うシーンを選ばず、使い勝手の良さで人気のデザインです。
やわらかさが特徴のトゴや、光沢がきれいなヴォー・エプソンなど素材もさまざまなため、好みの触り心地を選びましょう。
ホワイトバス
人気の「バーキン」からフラップをすっきり外したような、シンプルなデザインが特徴の「ホワイトバス」。コーディネートを選ばず気軽に持ちやすいため、普段使いやビジネスシーンなどで幅広く活躍するでしょう。
4種類のサイズ展開で、大きめのGMであればA4書類が簡単に入り、ものの出し入れもスムーズに行えます。素材によって数は変わりますが、内側にポケットがついており、すぐに取り出したいものの収納にぴったりです。
マーケット
ハンドバッグやショルダーバッグとして使える2wayタイプで、巾着型のデザインがかわいらしい「マーケット」。荷物を入れたときにバッグが膨らみすぎないよう、底板は楕円形に作られています。
特に、やわらかな質感のトリヨンクレマンスや、カジュアル素材のコットンキャンバスとレザーを組み合わせたデザインが人気です。ポシェットのように持ち歩けるPMと、ビジネスシーンや普段使いで活躍する大きめなGMの2種類のサイズがあります。
マサイ
縦長のフォルムで、フロントの大きなカーブが特徴的な「マサイ」。2種類のストラップは付け替えができるため、2wayとして使用シーンを選ばずに活躍するでしょう。
手触りが心地良いエヴァーグレインと、やわらかな質感が特徴のトリヨンクレマンスは、特に身体にフィットしやすい素材です。
マサイの縦幅をおよそ3分の1にカットした「マサイカット」は、コンパクトに持ち歩きたい方や、荷物が少ない方にぴったりでしょう。
イン・ザ・ループ
2022年の秋冬コレクションに登場し、バッグフォルムが似ていることから「第2のピコタン」と呼ばれる「イン・ザ・ループ」。いかりの鎖をもとにしたデザインが特徴的で、エルメスの象徴である「シェーヌ・ダンクル」をモチーフにしています。
サイズは2種類あり、どちらも底面がしっかりとしているため、重いものを入れても沈まない点が魅力のひとつです。
24/24
2018年に誕生した「24/24」は、ハンドバッグとショルダーバッグとして使える2wayタイプのバッグです。「24時間持ち歩けるように」という思いや、エルメス本店がパリのフォーブルサントレーノ24番地にあることが名前の由来。
3つのサイズ展開で、大きなサイズのバッグであればパソコンや書類も入れられます。
マキシモール
ハンドバッグやショルダーバッグの2wayで活躍する、筒形のフォルムが特徴の「マキシモール」。見た目が個性的なハンドルは、乗馬で馬に噛ませる金具をイメージしています。
開口部はフラップが大きく開くため、ものの出し入れを簡単に行えるでしょう。コンパクトなサイズで、上品さを兼ね備えている点も魅力のひとつです。
ショルダーバッグ
エルメスはショルダーバッグにも力を入れており、実用性や機能性を持ったさまざまな商品が存在します。数種類のサイズを展開しているモデルもあり、使用シーンや好みに合わせて自由に選べるでしょう。
ここでは、エルメスのショルダーバッグの種類や特徴について紹介します。
エヴリン
デザイナーのエヴリン・ベルトランが発案した、1978年発売の「エヴリン」は、大きな「H」のパンチングが特徴のバッグです。パンチングは、バッグの中の通気性を考えて作られました。
もともとは馬具を収納するバッグでしたが、便利な外ポケットがついた型もあり、カジュアルコーデや普段使いにぴったりです。サイズやカラー、素材の種類が豊富なため、使用シーンに合わせて選びやすいでしょう。
コンスタンス
1969年に誕生した「コンスタンス」は、デザイナーの娘の名前をとって名づけられたバッグです。ジョン・F・ケネディの夫人が愛用していたことで、注目を集めました。
「H」マークの金具と高品質なレザーの相性が良く、シンプルながら都会的な印象が感じられます。
現行モデルは仕切りやマチの幅が増え、より収納力が高く使用しやすいデザインになりました。しっかりとしたフォルムなので、パーティーやフォーマルなシーンにおすすめです。
ヴェルー
1938年に登場した「ヴェルー」は、馬房の錠から着想を得たデザインが特徴のバッグです。製作したのは、4代目社長のロベール・デュマ・エルメスで、ケリーの原型を生み出した人物でもあります。
多彩なコーディネートに合わせやすい、シンプルながら上品さがプラスされたデザインが魅力のひとつです。ストラップは、レザーやチェーン、ストライプ柄やドット柄などのバンドリエールのなかから好みのものを選べます。
ジプシエール
2008年に誕生した「ジプシエール」は、バーキンのデザインを引き継いで製作されたバッグです。もともとは男性向けとして作られましたが、女性からも厚い支持を受けたことから、ユニセックスとしてさまざまなカラーを展開しています。
スタイリッシュな見た目とのギャップが特徴的なバンドリエールも採用されており、普段のコーディネートのアクセントになるでしょう。5種類のサイズ展開で、もっとも小さいミニサイズは女性から人気を集めています。
アリーヌ
カジュアルなキャンバス生地を使用した、マチなしのデザインが特徴的な「アリーヌ」。もともとは馬の干し草を持ち運ぶために作られ、軽量で持ち歩きやすい点が魅力のひとつです。お得意様用として年に数枚しか作られていない時期もありました。
3種類のサイズ展開に加え、別のモデルとして「アリーヌミニ」も登場。良い意味でエルメスらしさがなく、高価なバッグに抵抗がある方や、さりげなくブランド品を取り入れたい方にぴったりです。
イニシャル
2002年に限定販売された「イニシャル」は、ワンショルダーバッグとしての使用が想定された設計が特徴的なバッグです。短いハンドルをショルダーストラップに引っかけ、フラップ部分を押さえることで中身が見えにくくなります。
大きめのサイズや幅広いマチは、A4書類や弁当などもスムーズに入ることから、特にビジネスバッグにぴったりです。落ち着いたカラーが多く、ブラックやグレー、ネイビーなどは、大人なスタイルを作る際に重宝します。
ヴェスパ
映画「ローマの休日」に登場するバイクが名前の由来とされている「ヴェスパ」。船のいかりをつなぐ鎖であるアンカーチェーンをイメージした、開口部分の金具が特徴です。
バッグの形は「エヴリン」と似ていますが、エヴリンよりもひと回り小さく、ポケットの位置に違いがあります。
3種類のサイズ展開で、ポシェットタイプや、男性からも支持を集める2wayタイプなど用途はさまざまです。カラーバリエーションも豊富なため、好みや使用シーンに合わせて選べるでしょう。
オニメトゥ
無駄がないシンプルなデザインの「オニメトゥ」。使われている素材はレザーのみで、男女ともに気軽に持ち歩きやすいカジュアルさが魅力のひとつです。
横幅16cm×高さ19cmのコンパクトサイズながらも、スマートフォン・鍵・コインケースなど、必要最低限のものは入れられるため、散歩や買い物にでかける際にぴったり。落ち着いたカラーが多く、さまざまなコーディネートに合わせやすいです。
カバ
シンプルながらベルトデザインが特徴的な「カバ」。主に使用される素材は、高級感あふれるレザーや、耐久性が高いトワルアッシュです。トワルアッシュはキャンバス素材で、レザーとの相性が良く、よりエルメスらしさを感じさせます。
内部のポケットは、2つのスナップボタンで取り外し可能です。2種類のサイズ展開で、普段のおでかけにぴったりなサイズと、ノートパソコンも収納できる大きめのサイズがあります。
グッドニュース
バッグ全体に「H」の大きなステッチが施された、エレガントなデザインの「グッドニュース」。ステッチ部分はオープンポケットになっており、ユニークな作りです。
正方形に近いフォルムと楕円形の底面が、カジュアルすぎない見た目のポイント。
開口部はファスナー式のため、バッグの中身をしっかりと守れます。サイズは、財布やポーチが入り、近場へのおでかけにぴったりなPMと、タブレットやノートが収納できるGMの2種類です。
クリスティーヌ
三角形のフラップとセリエボタンが特徴的な「クリスティーヌ」。丸みを帯びた台形のフォルムが女性らしさを際立たせており、フォーマルなシーンでも気軽に持ち歩けるでしょう。
内部には小物を入れられるポケットがあり、コンパクトでありながら、財布やポーチを持ち歩ける収納力が魅力のひとつです。
素材は、耐久性と耐水性が備わったフィヨルドや、やわらかな質感でカジュアルさをプラスするトリヨンクレマンスを採用しています。使用シーンに合わせて選びましょう。
コロラド
フラップ部分のカーブがかわいらしく、中央のセリエボタンが特徴的な「コロラド」。
ショルダーストラップの長さを2段階で調整可能で、不要なときは気軽に取り外せます。コーディネートや気分に合わせて、斜め掛けやクラッチバッグとして自由に使い分けられるでしょう。
3種類のサイズ展開で、フォーマルなシーンに持ち歩ける小さめのPMサイズや、ビジネスバッグとしても十分なGMサイズなどから選べます。ブラックやブラウンなど、落ち着いたカラーがおすすめです。
トリム
「トリム」は、馬の首にかけて干し草入れとして使う「かいばおけ」でしたが、1950年代に女性向けのバッグとして改良されました。収納力の高さや見た目の美しさが魅力のショルダーバッグです。
3種類のサイズ展開で、どのサイズもマチが少なく薄めなものの、高さや横幅の広さがあるため、ものがしっかりと入ります。さまざまな素材やカラーを採用しており、選ぶバッグによって印象が変わる点が特徴のひとつです。
ドレミ
ハンドバッグやショルダーバッグとして使える2wayタイプで、ドラム型が特徴的な「ドレミ」。ファスナーを開けるとバッグの片側が完全に開き、ものの出し入れがスムーズに行えます。
素材により、カジュアルからフォーマルシーンまで活躍が期待できるでしょう。
サイズ展開は2種類で、最低限の荷物での散歩やおでかけにぴったりなサイズや、財布やポーチを入れてショッピングを楽しみたい方向けのサイズがあります。
ファーミング
ミルクポットをモチーフに作られた、コロンとしたフォルムが特徴的な「ファーミング」。ストラップは調整可能で、ハンドバッグとショルダーバッグの2wayとして使い分けられます。
ユニークなデザインや、中身が見えやすい大きな開口部が魅力です。
サイズは、コーディネートのポイントとして使えるコンパクトなPMと、ポーチやノートが入る少し大きめのGMの2種類があります。
ブエナベンチュラ
キャンバス生地と、ヴォー・バレニアというレザーを組み合わせたカジュアルライン「ブエナベンチュラ」。ヴォー・バレニアは使い込むほど光沢が出てくることから、経年変化を味わいたい方にぴったりです。
サイズは2種類で、内部の仕切りが便利なミニサイズや、ポケット・ペン差しが付属しており、ビジネスバッグとして使えるPMサイズがあります。
ベースのキャンバス生地は、ブラックやホワイト、ネイビーなど落ち着いたカラーです。
ロウリス
コンスタンスと似たフォルムが特徴的な「ロウリス」。コンスタンスとの違いのひとつは、金具の形です。
バッグの内側には2つの仕切りがあるため、収納しやすいでしょう。
サイズは、パーティーバッグにぴったりなミニサイズと、普段使いで収納力を重視したい方にちょうど良い「23」の2種類です。ナチュラルカラーのほか、オレンジやグリーンなどの鮮やかな色も展開されており、好みに合わせて選べます。
エルメス・デッラ・カヴァッレリア
「馬術に関する書物」が名前の由来で、乗馬の鞍を思わせるフォルムが特徴の「エルメス・デッラ・カヴァッレリア」。金具の部分は馬の口に噛ませるハミをモチーフにしており、斬新なデザインが魅力的です。
丸みを帯びたかわいらしいフォルムは、コーディネートのアクセントとして活躍するでしょう。さまざまなカラーを展開しています。
ルリ
いかりの鎖という意味を持つ、シェーヌ・ダンクルをモチーフに作られた「ルリ」。
コンパクトなサイズ感と、エレガントさだけでなく、レトロな雰囲気を感じさせるカラー展開が特徴です。特に、異なる色を合わせて作られたバイカラーは、存在感があります。
サイズは、ミニサイズと少し大きめの2種類です。
エルメス・ゲタ
2021年の秋冬コレクションで登場した、日本の下駄をモチーフに作られた「エルメス・ゲタ」。魅力のひとつは、留め金具の開閉音が「コツコツ」と下駄で歩いている足音に聞こえる点です。
フォルムが似ているコンスタンスよりもやや小さめでコンパクトながら、収納力に優れています。
トートバッグ
エルメスのトートバッグは、さまざまなものから着想を得てデザインされています。コンパクトで使いやすいバッグから、ビジネスシーンやアウトドアなどに使える大容量のバッグまで、幅広いサイズ展開が特徴です。
ここでは、エルメスのトートバッグの種類や特徴について紹介します。
ガーデンパーティー
1892年に誕生した「ガーデンパーティー」は、レザーとカントリー調のキャンバスを合わせたデザインが特徴のバッグです。
もともとは、園芸道具を入れてガーデニングを楽しむために作られたバッグでしたが、収納力の高さやデザイン性から、普段使いのバッグとしても男女問わず人気を集めています。
バッグの開口部が大きく、ものの出し入れがストレスなくできるでしょう。5つのサイズ展開で、ビジネスシーンでも使えるレザー素材のバッグもあります。
アメダバ
エルメスのバッグのなかではリーズナブルで、カジュアルな印象の「アメダバ」。縦長のフォルムとシンプルなデザインが特徴的です。
素材は主にコットンやポリエステルを使用していますが、ポリエステルとレザーなど、異なる素材を合わせたバッグも存在します。
A4書類を収納できる2種類のサイズを展開しており、男女問わずさまざまなシーンで活躍するでしょう。ベージュやネイビーなどの落ち着いたカラーが多いです。
ヴァルパライソ
存在感のある大きなフラップが特徴的な「ヴァルパライソ」。エルメスの人気ライン「ガーデンパーティー」と同じようにカジュアルコーデに似合う、普段使いにぴったりなトートバッグです。丈夫なキャンバス素材を使用しており、軽量で使い勝手も良好。
3種類のサイズのなかでも収納力が高いGMは、旅行や出張でも使えます。すべてのサイズで、内ポケットとポーチが付属する点が嬉しいポイントです。
エトリヴィエール
シンプルなフォルムで、片側に垂らしたベルトが存在感のある「エトリヴィエール」。乗馬の際に人が足を乗せる部分である「あぶみ革」が名前の由来です。
「スタンダード」「エラン」「ドキュメント」という3種類のタイプがあり、特に人気なバッグは、男女問わず使い勝手の良いスタンダード。
横長の「エラン」は、書類を入れやすくビジネスバッグにぴったりで、丈夫な革製の「ドキュメント」は男性におすすめです。
スティープル
ハンドルは乗馬用の鞭、チャームは蹄鉄をモチーフにした「スティープル」。シンプルな色使いのバッグに加え、キャンバス生地に馬のイラストが大きく描かれたデザインもあります。
マチが広く、開口部がしっかりと開くことから、荷物の出し入れを手軽に行えるでしょう。
カジュアルラインの「ガーテンパーティー」とコラボしたバッグは、希少性が高く、手に入れにくい一品です。
ダブルセンス
裏返すと色合いが変わるリバーシブル仕様のトートバッグ「ダブルセンス」。リバーシブルアイテムは、やわらかめで裏返しやすい布を採用することが多いなか、エルメスは上品なレザー素材を使用して作り上げています。
2色を組み合わせたリバーシブルバッグは、気分やコーディネートに合わせて手軽にカラーを変えられて便利です。
サイズは2種類で、ストラップは男性でも肩にかけられる長さなので、通学バッグとしてもおすすめできます。
チェンナイ
フォルムはシンプルでありながら、丁寧に編み込まれた繊細なデザインが特徴的な「チェンナイ」。レザーとポリエステルや、レザーとキャンバス生地など、異なる素材で編み込まれており、カジュアルさのなかにエレガントさも感じさせます。
ブラックやグレーといった落ち着いたカラーが多く、大人なスタイル作りにぴったりです。
バッグの開口部はオープンタイプで、ものを出し入れしやすく、内側のポケットには、スマートフォンやカードケースなどを入れられます。
ドーヴィル
フランスのリゾート地が名称の由来で、2002年に誕生した「ドーヴィル」。
デザイナーが同じであることから、「フールトゥ」とフォルムが似ているものの、ハンドルに違いがあり、ドーヴィルではバッグと同じ色が使われています。白いステッチが際立ち、カジュアルコーデにぴったりです。
2種類のサイズ展開で、B5サイズのノートが入るコンパクトなPMと、A4書類も収納できる大容量のMMがあります。
トロカ・ホリゾンタル
ハンドル部分の3色ストライプが特徴的な「トロカ・ホリゾンタル」。
キャンバス生地を採用しており、軽量で丈夫なため普段使いにぴったりです。オープンポケットが4つあり、バッグの中をきれいに整理しやすい点も魅力。横長のバッグで使い勝手が良く、通勤・通学時の使用にもおすすめできます。
サイズは2種類あり、カラーはブラックやネイビーのほか、レッドやブルー、グリーンなどです。
パニエドプラージュ
フランス語で「砂浜のかご」を意味する「パニエドプラージュ」は、軽量なコットンキャンバス素材で作られたバッグです。海での使用を考えながら作られており、扇形のフォルムが特徴。
サイズの種類は2つで、A4書類がぴったり収納できるPMと、家族のビーチバッグとして使える大容量のGMがあります。
エルメスカラーのオレンジや、馬のイラストがプリントされたバッグが特におすすめです。
フールトゥ
エルメスで初めてコットンキャンバス生地を採用し、1998年に誕生した「フールトゥ」。エルメスは高価なバッグが多いなか、フールトゥの登場で「リーズナブルに手に入る」と話題になりました。
カジュアルな見た目なので、普段使いのバッグとしてぴったり。3種類のサイズ展開で、特にGMサイズは大容量です。
フールトゥは2006年に廃盤となりましたが、高い人気を誇っています。
ボラボラ
シンプルなデザインで、横からは三角形に見えるトートバッグ「ボラボラ」。両サイドにあるスナップボタンでマチの幅を調整でき、収納量を変えられる点が魅力のひとつです。
サイズは、通勤・通学にぴったりなPMと、アウトドアや旅行でも活躍する大きめのGMの2種類があります。
メインの生地とハンドルの色を変えることで素材の良さが引き立ち、オフホワイトにさまざまなカラーを合わせたデザインが人気です。
そのほか
エルメスでは、ハンドバッグやショルダーバッグ、トートバッグのほかにも、さまざまな種類のバッグが展開されています。
ここでは、多種多様な形のエルメスバッグの種類や特徴をまとめました。
ヴィクトリア
2007年に発表された「ヴィクトリア」は、収納力の高さが特徴のバッグです。
ファスナーに南京錠をかけて荷物を保護できる仕様で、旅行にぴったりなボストンバッグ「エラン」と、普段使いにちょうど良いトートバッグ「カバス」の2種類を展開しています。
サイズ展開も幅広く、持ち手が長めで肩にかけて使用しやすいバッグもあり、内側が布でできているため軽量な点が魅力のひとつです。
エールバッグ
1998年に誕生した遊び心満載の「エールバッグ」は、ハンドルやフラップ、ボディ部分などの分解や組み立てが自分ででき、好みに合わせて自由にカスタマイズ可能です。
素材やカラー、サイズの種類が豊富なため、自分の好きなデザインのバッグが見つかるでしょう。
エールバッグは2006年に廃盤となりましたが、2009年に「エールバッグ・ジップ」という名前で復活しました。
キャバリエ
丈夫なトワルアッシュ素材をメインに使用しており、ボーダー柄がおしゃれさを引き立てる「キャバリエ」。ボーダー柄は、馬用のブランケット「ロカバール」をモチーフにデザインされています。
ワンショルダーやボディバッグとして活用できる、自由度の高さが魅力のひとつです。
カジュアルなコーディネートのなかでも、デニムやパーカーに合わせやすいでしょう。通勤や通学、アウトドアなどでも活躍するスタイリングの幅広さも、特徴です。
シェルパ
装飾がほとんどなく、シンプルさにこだわったリュック「シェルパ」。エルメスのバッグでリュックタイプは珍しく、カジュアルラインが多い傾向のなか、レザー素材のシェルパが発表されたことで、大きな話題になりました。
サイズは、気軽に持ち歩きやすいPMと、やや縦長で収納力が優れた大きめのGMの2種類です。やわらかな質感のトリヨンクレマンスや、ウール素材のロカバールなど、素材によって印象が変わります。
シルキーポップ
シルク100%で作られた、エルメスならではのハイスペックなエコバッグ「シルキーポップ」。バッグを収納するケースには高級素材である水牛の革が使用され、折りたたむと革製の財布に見えるほどのクオリティーを誇ります。
シルキーポップは鮮やかなデザインが多いため、ファッションアイテムとして取り入れることもおすすめ。
水に弱く、3kg以上のものは入れられない点には注意が必要です。
プリプラ
ハンドバッグ・クラッチバッグ・ポーチの3wayバッグとして2013年に発表された「プリプラ」。2wayバッグはエルメスでも多く存在しますが、3wayバッグはほかのブランドを見ても珍しいでしょう。
プリプラには手を通すハンドルがついており、クラッチバッグとして使用する際に安定します。
ワンサイズのみの展開で、主に使用されている素材は、なめらかで手になじむヴォー・スイフトと、マットな質感のエバーカラーです。
アルザン
2014年に発売が始まった、ハンドバッグやショルダーバッグとして使用できる「アルザン」。やわらかな素材であるヴォー・スイフトとトリヨンクレマンスを使用しており、バッグの上部を折りたたむとクラッチバッグにもなる3wayバッグです。
使用シーンやコーディネートに合わせて使い分けられることが魅力。
外側についた4つのポケットを活用することで、すぐに取り出したいアイテムをすっきりと収納できます。
エルメス|メンズ向けバッグの種類
「女性が憧れるブランド」というイメージが強いエルメスですが、男性向けのバッグも展開しています。普段使いからビジネスシーンまで、長く愛用できるデザインが多く、サイズやカラーもさまざまです。
ここでは、男性向けのエルメスバッグの種類や特徴を紹介します。
アカプルコ
キャンバスやナイロンといった軽量の素材を使用し、持ち歩きやすさが特徴の「アカプルコ」。レザー部分には「H」のロゴが入っており、外側のポケットは、すぐに取り出したい荷物を入れる際にとても便利です。
サイズの種類は3つあり、もっとも大きなGMはボストン型で、旅行バッグやスポーツバッグとして活躍するでしょう。
アカプルコは2008年に生産を終了していますが、男性だけではなく女性にも支持されています。
サック ア デペッシュ
フランス語で「公文書」を意味する「デペッシュ」が名前の由来で、1928年に誕生した「サック ア デペッシュ」。書類を持ち運ぶために作られたビジネスバッグで、ジョン・F・ケネディ元大統領が愛用していたことでも知られています。
A4書類がスムーズに入るサイズのバッグもあり、ビジネスシーンで書類を扱う機会が多い男性におすすめです。
スペシャルオーダーの対象で、一部の特別な顧客は、サイズやポケットの数をカスタマイズできます。
チベット
縦長と横長の2種類のサイズがあり、ベルトがデザインのアクセントになっている「チベット」。
ショルダー部分には「H」マークがあしらわれており、気分や使用シーンに合わせて長さを調整可能です。マチがあるため収納力に優れ、A4書類も入れられます。
しっとりとした質感が特徴の牛革であるトリヨンクレマンスをメインで使用しており、やわらかな触り心地も魅力のひとつです。
エルメスのバッグは豊富な種類が魅力
エルメスのさまざまなバッグの種類や特徴について紹介しました。デザイナーや職人の強いこだわりが感じ取れるデザインのバッグは、使うほど深い愛着が湧くでしょう。
エルメスのバッグは、高額商品だけでなく比較的リーズナブルなアイテムもあります。普段使いやビジネスシーンなど、使用したい場面をイメージしながら、より自分にぴったりのバッグを見つけてみてはいかがでしょうか。