カメラの三脚の必要性は? 一眼・ビデオ・スマホ別のオススメと選び方

  • 2024年6月7日

スマホやカメラで写真を撮る際に、手がブレてきれいに撮れなかった経験はありませんか。

撮り直しが効かない肝心な場面では、手ブレは絶対に防がなければいけないことです。特に、周りを代表してカメラマンをしていれば尚更ですよね。

そのときに便利なのが、カメラ用の三脚です。手ブレを抑えてくれるだけでなく、水平での写真撮影が可能なため、よりきれいに撮ることができます。

三脚の存在は知っていても「そこまでする必要があるかな」と思ってしまいますよね。そこで本記事では、カメラ三脚の必要性について解説します。

また、撮影機材別にオススメの商品もお伝えするので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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カメラの三脚の必要性

カメラ使用時の三脚の必要性は一つで、カメラを固定させることが目的となります。もちろん、撮影シーンはさまざまで、使う目的も人によって少し違うかもしれません。

しかし、「必要性は?」と聞かれたら、カメラを安定させることが大前提なのです。そのため、写真撮影時に手ブレが気になる方や、ビデオ撮影で同じ場所を撮りたい方は、三脚を使うのがオススメとなります。

カメラの三脚の種類

カメラの三脚には次の種類があります。

  • アルミ三脚
  • カーボン三脚
  • トラベル三脚
  • ビデオ三脚
  • スマホ三脚

それぞれ特徴や用途が異なるので、自分が必要なものを選ぶことが大切です。どのような違いがあるのか、詳しく見てみましょう。

アルミ三脚

アルミ三脚は、幅広い用途に使えるので初心者にもオススメな種類です。特に、スマホから大型の一眼レフカメラまで対応していることが、一番の特徴となります。

また、アルミ三脚は高性能なものでも比較的安価なものが多く、コストパフォーマンスは抜群です。たまにしか使わない方や初めて三脚を購入する方は、アルミ三脚を選ぶのが良いでしょう。

カーボン三脚

三脚の脚にカーボン素材を使用しているカーボン三脚は、アルミ三脚より安定感があり、振動が少ないのが特徴です。そのため、カメラ撮影のプロなど、上級者にオススメとなります。

また、自分でメンテナンスできるものが多いので、長く使えるのも魅力の一つ。価格は少し高くなりますが、長期間の使用を考えているならばカーボン三脚が良いでしょう。

トラベル三脚

トラベル三脚は、山での撮影など持ち運ぶことを前提とした作りのものを指します。また、持ち運びやすいよう、脚の部分が折り畳めるのが特徴です。

安定感や機能性などはカーボン三脚・アルミ三脚と変わりません。旅行や登山など、移動先で使いたい方にはオススメの種類です。

ビデオ三脚

ビデオ撮影用に雲台と呼ばれるものがついているのが、ビデオ三脚です。ビデオ撮影では、被写体がずっと止まっていることはないでしょう。

そのため、カメラを低速で動かせるよう、雲台が取り付けられています。しかし、雲台は種類によって縦には動かないため、この場合は落下シーンなどの撮影には使えません。

スマホ三脚

ねじ穴がないスマホを取り付けられるよう、スマホホルダーがついているのがスマホ三脚となります。取り付ける本体がスマホのため、比較的軽い作りで持ち運びが楽です。

集合写真や動画配信、Web会議など、さまざまなシーンで活躍するので、スマホ撮影がメインの方には非常にオススメと言えるでしょう。

三脚の選び方

三脚の種類が分かっても、価格帯や機能性など何を重視して選べば良いのか迷ってしまいますよね。

三脚を選ぶ際は、次のポイントをチェックしておきましょう。

  • 素材で選ぶ
  • カメラの種類で選ぶ
  • 雲台の操作性を確認
  • 利用目的にあわせて選ぶ

それぞれ、詳しく見てみましょう。

素材で選ぶ

撮影する環境によって、三脚に必要な安定感は変わってきます。また、安定感は素材によって異なるため、自分に必要なものがアルミ素材か、カーボン素材かを決めなければいけません。

素材選びが難しい方は、下記を参考にしてみてください。

アルミ素材

  • 軽くて持ち運びに便利
  • リーズナブルなため、出費を抑えられる
  • 耐荷重が低いため、重いカメラだと安定しない

カーボン素材

  • 丈夫で長持ちする
  • 重いカメラでも安定感抜群
  • 価格が高くなる

カメラの種類で選ぶ

素材の次に重要なのが、使うカメラの種類を確認しておくことです。

例えば、ビデオカメラで動画を撮影するならば雲台が必要になり、重い一眼レフカメラだと耐荷重が大きいものになります。

このように、三脚を選ぶ際は使うカメラの種類も考えることが大切です。

雲台の操作性を確認

ビデオ三脚を選ぶ際は、雲台の操作性も確認しておきましょう。

雲台には、水平と垂直だけ可動の2wayタイプと、加えて横から縦にも動く3wayタイプがあります。また、どの方向にも動く自由雲台もあり、使用目的によって必要性が異なります。

ビデオ三脚の購入を考えている方は、どこまでの操作性が必要か、買う前に再度チェックしておきましょう。

利用目的にあわせて選ぶ

最後に利用目的によって選ぶ方法があります。例えば、スマホ撮影をメインに考えている方ならば、スマホ三脚の購入を考えるでしょう。

しかし、自宅でWeb会議をするだけなら高さのないスマホ三脚で良いかもしれません。反対に、動画配信を外で行うなら、高さのある三脚が必要となります。

このように、利用する目的によっても必要な機能性が異なるので注意してください。

三脚の人気メーカー

三脚を購入したことがない方は、どのメーカーが人気なのか分からないですよね。また、メーカーごとに特徴があるため、購入前にいくつかのメーカーを知っておきたいものです。

そこで、ここでは三脚の人気メーカーをいくつかご紹介します。

ベルボン

ベルボンは60年以上の歴史がある日本の三脚ブランド。日本人はもちろんのこと、技術力の高さから世界中に愛用者がいるほど人気です。

ユーザーの使いやすさに重点を置いており、従来より大きくコンパクトに畳める「ウルトラロック」はトラベル三脚の定番と呼べるでしょう。

マンフロット

マンフロットは、イタリアに本社がある老舗カメラ機材メーカーです。スタジオ機材を使いやすくしたことで有名になり、1974年に出た軽量モデルは世界中で大ヒットしました。

また、ビデオ三脚の3way雲台を開発したパイオニアでもあり、三脚ブランドとして高い地位を誇っています。

スリック

スリックは日本のメーカーで、国内におけるシェア率はトップクラスとなっています。また、ほとんどの工程を国内生産しており、品質にも定評があります。

初心者からプロ、家庭用から本格的なものまで、ありとあらゆるシーンの三脚を扱っているため、購入に迷ったならスリックを選んでおけば良いでしょう。

特に低価格で高品質なため、初心者にオススメなブランドです。

ジッツォ

ジッツォは、1917年にフランスで誕生した三脚メーカーです。世界中のフォトグラファー憧れのブランドであり、高級ブランドとして人気を集めています。

また、現在主流となっているカーボン三脚や、トラベル三脚を生み出したパイオニアであることも人気の理由の一つ。高級ブランドのため初心者向きではありませんが、品質の高さは抜群です。

三脚のオススメ【一眼レフ・ミラーレスカメラ用】

こちらでは、購入を考えている方に向けて、一眼レフやミラーレスカメラ用にオススメの三脚をご紹介します。

一眼レフやミラーレスカメラを使う場合、耐荷重や安定感が大切です。こちらの情報も含めて解説します。

マンフロット「befree」MKBFRTC4-BH

こちらは、軽量で耐久性の高いカーボン脚を使っているトラベル三脚です。縮長41cmと非常にコンパクトなため、持ち運びに便利。また、耐荷重に強いカーボン脚なので、大きな一眼レフカメラにも最適な三脚となっています。

トラベル三脚ですが、操作性の良い雲台もついているのでビデオカメラにも対応できます。持ち運びを前提に写真を撮る方には、オススメの三脚と言えるでしょう。

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スリック 800GX

こちらは、スリック製の三脚で154cmある高さが特徴的な商品です。高さがある三脚のため、広い視野を維持でき、余計なものが映りこまないようになっています。

また、3way雲台を採用しているので、自由自在な動きで被写体を撮影できるでしょう。さらにスマホホルダーが付属しているので、気分によって一眼レフと使い分けることも可能。

カーボン素材ではないですが、低価格かつ高機能と、コストパフォーマンスは非常に良い商品です。

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ジッツォ「マウンテニア三脚」GT3542

最大162cmの高さに対応しているジッツォの三脚。大きなサイズでありながら、54cmまで折り畳むことが可能です。

また、耐荷重21Kgと優れており、大型のカメラを使っても安定感は抜群。従来のカーボン素材より、耐久性に優れているのも嬉しいポイントですね。

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マンフロット「PIXI EVO ミニ三脚」MTPIXIEVOBK

こちらは、個性的なデザインが特徴的なミニサイズの三脚です。軽量なのはもちろんのこと、安定感にも優れており、重たいカメラにも対応しています。

脚の高さは5段階まで対応できるので、持ち運びに便利な小さい三脚を探している方にオススメです。

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スリック「スタンドポッドGX」

こちらは、一脚タイプやミニ三脚として使える万能なアイテム。安定感に不安がある見た目ですが、実際は一眼レフにも対応できる優れものです。

また、カメラのワンタッチ取り付けが可能なので、荷物を抱えた状態でも手間がかかりません。持ち運びに便利なため、運動会などの撮影に最適な三脚です。

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三脚のオススメ【ビデオカメラ用】

こちらでは、ビデオカメラに最適な三脚をご紹介します。

ビデオカメラで重要なのは、三脚に取りつけられている雲台の操作性です。またカメラを動かすので、安定していることは非常に重要なポイント。これらを踏まえて、オススメの三脚を解説します。

ケンコー・トキナー ZF-400WSH

こちらは、4段仕様のビデオカメラ用の三脚です。脚のロックはレバー式を採用しており、撮影シーンを見逃さず、簡単に調節もできます。

また、本体の重量が1.28Kgと軽く持ち運びにも便利。ケースが元々付属しているので、旅行に持っていくこともできますね。

軽くて手軽に使えるビデオ用三脚を探している方に、オススメな商品です。

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ベルボン EX-540II

初心者向けのビデオ三脚としてオススメなのが、こちらの商品。あらかじめカメラにクイックシューを取り付けることで、取りつけ時にねじが不要となります。

また、3Way雲台を採用しているため、さまざまな動きの被写体に対して正確にビデオ撮影が可能。使いやすさを重視したモデルなので、初心者でも安心して利用できるのが嬉しいポイントです。

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ベルボン BK-W HEAD

こちらは動画撮影に適した「オイルフリュード雲台」と、扱いやすい「3Way雲台」の2つがついている三脚です。そのため、ビデオカメラや一眼レフなど、使用用途にあわせて変えられるのが魅力です。

また、簡単にカメラの取り着けができる、クイックシュー機能があるのも初心者には嬉しいですね。

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マンフロット「ビデオキット」MVK502AM1

こちらは、高性能が魅力的なビデオ三脚です。マンフロットの特許技術を使った独自の雲台は、プロが納得するほどの操作性を実現しています。

また、アルミ製でも高い安定性を誇っており、どの環境でもきれいに撮影できるのも魅力。高性能モデルではありますが、使い方は難しくないので、長く愛用したい三脚を探しているなら、初心者にもオススメなモデルとなります。

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スリック GXM6400LE

こちらは軽い力で回転するので、高さの調節が簡単にできるビデオ用三脚です。雲台は3Wayシステムを採用しているので、操作性は抜群です。

また、フリップ部分が太く握りやすいのも、操作に慣れていない初心者には嬉しいポイントですね。低価格ですがビデオカメラだけでなくスマホにも対応しているので、コストパフォーマンスは非常に良いと言えるでしょう。

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三脚のオススメ【スマホカメラ用】

最後にスマホ用のオススメな三脚をご紹介します。

スマホカメラ用の三脚は、安定感はもちろん、使用目的にあわせた高さが重要となります。また、野外で動画を撮影するのならば、持ち運びやすさも大切でしょう。

これらのポイントを意識しながら、オススメな三脚を見てみましょう。

ベルボン BKPOLES

ベルボン社が出しているBKPOLESは、自撮り棒・ミニ三脚・自立式一脚の使い分けが可能なスマホ用三脚です。そのため、主に動画配信で使いたい方にはオススメでしょう。

また、高さが120cmあるので、さまざまな場面で使えるのも魅力的です。スマホホルダーがついていて、幅広い用途に使える万能さは初心者にピッタリな三脚と言えるでしょう。

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エレコム P-STFLRGY

可愛らしいデザインの脚が特徴的なエレコムの三脚は、見た目だけでなく機能性も抜群です。可動域が広いので、凹凸のある場所や木の根っこなどにも安定させることができます。

また、コンパクト設計なので、少し大きめのカバンなら入れることも可能。動画配信や写真撮影など、さまざまな場所で気軽に使いたい方にはオススメの三脚です。

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JOBY「グリップタイトONE GPスタンド」JB014910WW

フレキシブルで軽量なゴリラパッド三脚と、スマホホルダーが一体になっているデザイン性が高いモデルです。凹凸がある場所や木の根っこなど、さまざまな場面で高い安定性を実現しています。

また、スマホホルダーを外せば、コンパクトカメラの装着も可能。場面を選ばない利便性とおしゃれで可愛いデザイン性が魅力的な、初心者にオススメな三脚となっています。

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カメラ撮影に三脚は必要なもの

この記事では、カメラの三脚の必要性やオススメの商品をお伝えしました。

写真やビデオは一瞬一瞬を記録するものです。大事な瞬間に手ブレを起こしてしまうと、せっかくの思い出も台無しになってしまいます。

台無しにしてショックを受けないためにも、カメラ撮影に三脚は必要です。特に、記念日や旅行など、特別な日の撮影時は使用するべきと言えるでしょう。

この記事を参考に、カメラの三脚について必要性を再確認してもらえれば嬉しいです。

木暮康雄

木暮康雄 (監修者)

ウリドキ株式会社代表取締役CEO。ウリドキプラスの発行人でもある。
リユース業界での起業・事業運営の経験が豊富でリユースの専門家としてのメディア出演歴も多数。
著書に「リユース革命」(幻冬舎)がある。

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