アナログカメラと聞いて、昔のフィルムカメラやアンティークカメラを想像した人も少ないかもしれません。今や一眼レフもコンパクトカメラもデジタルですから、ムリもないでしょう。アナログカメラとは、防犯カメラに使用されている機器ですが、ここでは、防犯カメラに関する基礎知識や、不要になった防犯機器の買取事情について解説していきます。
防犯カメラの今昔
![e845dc9b66aaf8bb9c3d36b463facdb5_s](data:image/svg+xml,%3Csvg%20xmlns=%22http://www.w3.org/2000/svg%22%20viewBox=%220%200%20640%20480%22%3E%3C/svg%3E)
アナログカメラとは、従来、一般的な防犯カメラに使用されていた方式のカメラで、2005年くらいまでは、アナログカメラ=防犯カメラでした。
“アナログ”という言葉から、ついデジタルカメラと対比させてしまい紛らわしいですが、同軸ケーブルを使ってアナログ伝送するのがアナログカメラであり、LANケーブルを使って映像データをデジタル信号で送る方式を、ネットワークカメラ(IPカメラ)と言います。
デジタル機器の進化によって、新たに登場するのは録画機(DVR)ばかりでしたが、近年、ネットワークカメラやHD-SDIカメラの登場によって、アナログカメラの需要は急速に減少しています。
- 全体がなんとなく監視できればOK
- 限られた範囲のみの監視でOK
こういった限られたシチュエーションでしか、アナログカメラが活躍する場面はなくなってきました。
アナログカメラとネットワークカメラの比較
![7d1d5d3700ee1f33fc0cd3f902ebb69c_s](data:image/svg+xml,%3Csvg%20xmlns=%22http://www.w3.org/2000/svg%22%20viewBox=%220%200%20640%20427%22%3E%3C/svg%3E)
メリット
アナログカメラで最低限必要となる設備は、カメラ+録画装置+モニターの3つです。この3種の機材を揃えて同軸ケーブルで接続して電源を入れれば、すぐに映像監視を始められるというメリットがあります。製品価格が安価で準備機材が少なく、維持管理がし易いという点でも、減少しているとはいえ、まだまだ一定の需要があります。
対して、ネットワークカメラの場合、準備する機材が多くなります。カメラ+スイッチングハブ+録画装置+モニターは最低限必要。機材を繋ぐケーブルも、同軸ケーブルではなくLANケーブルを使用します。
また、映像監視を始める前に、ネットワーク構築やセキュリティ確保などの初期設定をしなければなりません。設定する際には、ネットワークに関してある程度の知識と技術が要るため、設備によっては専門の技術者に依頼することになります。
デメリット
アナログカメラは画像解像度が低く、高いセキュリティレベルが求められるシーンでは、ネットワークカメラにはかないません。ネットワークカメラは、高機能・高解像度を実現したカメラを使用するため、導入コストが高く、設置にも手間がかかります。アナログカメラの場合、いわゆる街の電気屋さんで対応できましたが、ネットワークカメラは、サーバーやネットワーク構築・セキュリティ確保といったパソコンに関する知識と技術が必要です。
しかしながら、防犯といったシーンで、アナログカメラでは肝心のターゲットが鮮明に映らない、同一ネットワーク上にカメラを増やすことができないといった拡張性のデメリットなどから、近年はネットワークカメラが主流に変わっています。
防犯機器のあれこれ
![732448f890168df2212942a001ad6570_s](data:image/svg+xml,%3Csvg%20xmlns=%22http://www.w3.org/2000/svg%22%20viewBox=%220%200%20640%20426%22%3E%3C/svg%3E)
防犯カメラ
住宅・オフィス・店舗の玄関前や車庫前にカメラを設置して、不審者の侵入を記録したり抑止することができます。撮影画像を専用モニターや録画装置に送り、外出時にはスマホなどのモバイルに送信して、異常事態を知らせることも可能です。防犯カメラの撮影範囲は、レンズの画角によって異なります。レンズが上下左右に回転するドーム型カメラは、高価ですが監視範囲が広く、高いレベルのセキュリティが必要な場所で活躍します。
防犯用センサー
人が近づくと反応する赤外線装置を防犯センサーといい、玄関や車庫前などに設置されています。通常ライトやアラームとセットになっていて、異常を感知するとライトが点灯したり、アラーム音を鳴らして、異常を知らせます。
防犯カメラの買取店紹介
エコランド
出典:エコランド法人・個人を問わず、元値が高額な商品ならどんなものでも買取対象。測量機器・業務用機械・発電機・農業機械といった法人の業務用品から、家電製品や文具・スポーツ用品など日々の生活に欠かせない身の回りの不用品まで、幅広いジャンルの買取を行っています。また、防犯カメラや家電製品の買い換えを検討している場合には、下取りにも対応しています。
ナンバーワン買取センター
出典:ナンバーワン買取センター横浜、東京を中心に出張買取、不用品回収・処分をメインで行っているリサイクルショップで、出張買取では、部屋からの運び出しから行い、その場で査定、現金受取が可能。引越し、リフォーム、店舗の移転・閉鎖、展示品の処分、破産物件の整理など、大型商品や大量処分を検討している方にオススメです。
出張対応エリアは、神奈川・東京・千葉・埼玉・茨城・静岡の一部なので、関東在住の方に便利。
オークションの落札事情
中古防犯カメラの落札実績一例
- 【動作確認済み】三菱 高画質防犯カメラ フルセット 20,000円
- LG デジタルビデオレコーダー LE2104D-NH 中古 防犯カメラ 3,000円
- 0G.防犯カメラ 三菱C-2900 レンズ 2.8-6㎜ 1:1.4 1/3 S3 800円
- JVCケケンウッド★ドーム型防犯カメラ★VN-H657B 3,400円
- ネットワーク防犯カメラ Panasonic VL-CD265 25,000円
- (B074) 防犯レコーダー 防犯カメラをHDD録画 1,200円
- CNB 38万画素高画質カラー防犯カメラ■CNB-GN330■レンズ付き 1,980円
- R-1014-11★LG防犯カメラセット★ 1,500円
- ▼三菱防犯カメラ レコーダー・パワーユニット 5,000円
- パナソニック HCM110 防犯カメラ 2,700円
検証![165479](data:image/svg+xml,%3Csvg%20xmlns=%22http://www.w3.org/2000/svg%22%20viewBox=%220%200%20350%20293%22%3E%3C/svg%3E)
買取店よりも高く売れると定評のあるオークションですが、防犯カメラの落札実績を見ると、比較的新しい高解像度カメラでも数千円程度。1円落札というケースも多く、あまり良い落札結果とは言えない印象です。
オークションは、売買が成立するまでに商品撮影・落札者との連絡・梱包・発送などの手間がかかりますから、こういった段取りを面倒と思うなら、あまりオススメできる売却方法とは言えないようです。
まとめ
業務用機材を扱うリサイクルショップでは、防犯カメラのニーズは多く、アナログカメラのニーズも今でも一定量あるとのことなので、防犯カメラの売却に関しては、オークションよりもリサイクルショップに軍配というところでしょうか。
このように、売りたいアイテムの買取相場を把握することで、オークションか買取か、買取店でもどんなジャンルが有利なのかを知ることができます。買取価格比較サイトなども活用して、最も有利な方法を選択することが、中古買取の成功術です。