KAWAI（カワイ）のグランドピアノを処分したい
「習い事を辞めてしまった」「引越しのタイミングで処分したい」など、ピアノの処分で悩むのは、その処分方法です。
ベッドや婚礼タンスなどのように、一般の買取店で売却できれば良いですが、グランドピアノとなれば、専用のトレーラーが必要になることもあり、数人で運べば何とかなるというものではありません。
ここでは、使わなくなったピアノの処理で困っている方に、ピアノを処分する方法と手順などを解説します。
グランドピアノを手放すまで
処分を決意するきっかけ
定期的にメンテナンスをして大切に使用すれば、数十年という長い期間使われる事が多いピアノ。代々受け継がれてきたグランドピアノが部屋を占領しているという家庭もあるでしょう。長く使える楽器だからこそ、それぞれの家庭に思い出があり、物理的な問題と合わせて簡単に処分できずに悩まれる方も多いと思います。
使わないのにメンテナンスだけを継続している家庭も多いですが、引越しや子どもの独立を機に、本格的に処分を検討する方が多いようです。
こまめなメンテナンスが必要な楽器
ピアノのコンディションを保つには、定期的な調律や設置場所の湿度管理なども必要です。ところが、子どもが習い事を辞めてしまったなどの理由で演奏することがなくなると、ピアノに対する関心も薄くなります。ピアノは、何もせずそのまま置いてあるだけでは、どんどん劣化していってしまいます。
ピアノは、アップライトピアノで200～300kg程度、グランドピアノでは250～500kg程度の重さがあります。家庭で所有しているとしたら、床を補強していたとしても一定期間同じ場所に置き続ければ、フローリングや畳に跡がついてしまいます。
運び出せない
ピアノを購入した時には、使うことが目的ですから、ピアノを入れるために部屋を片付けます。しかし、ピアノへの関心が薄れたり、毎日生活しながら年月を重ねれば、家の中の家具などが増えています。
そのため、ピアノを運び出すのに、他の家具を全部移動させないといけないという事態にもなってしまいます。
ピアノの処分は、ただ「出張買取で引き取ってもらうだけ」という訳には行かないのが、悩みの種なんですね。
ピアノの処分は専門業者に相談する
引越しでピアノを移動させた経験がある方ならご存知だと思いますが、引越し屋さんではグランドピアノの扱いは別料金になったり、専門業者を別途依頼することになります。それほど、グランドピアノを移動するというのは、特別な知識と経験を必要する分野です。
「なんでも買取ます」というリサイクルショップもありますが、運び出す時に壁にキズを付けたり、ピアノ自体にダメージを与えてしまったりというリスクがあります。ピアノの処分・運び出しは、専門業者に依頼する方が安心です。
カワイ ピアノの買取相場
- アップライト 黒 5,000～100,000円
- アップライト 木目 50,000～80,000円
- グランドピアノ Gシリーズ 50,000～450,000円
- グランドピアノ Cシリーズ 100,000～900,000円
ピアノは、メンテンナンスによって、数十年前のモデルであっても非常に良いコンディションを保っている物もあれば、年数は新しくてもかなり状態の悪いものもあります。ピアノの買取価格は、種類や年式だけで決められるものではなく、コンディション・運び出す際の手間・運搬費用など総合的に見て価格が提示されます。
ピアノ買取の専門店紹介
タケモトピアノ
出典：タケモトピアノテレビCMでお馴染みのタケモトピアノは、1979年創業のピアノ買取専門店です。圧倒的なネームバリューで、国内ピアノ買取台数は1位を独走しています。ブランド・機種・製造番号・ペダルの本数など基本的な情報が分かれば、後は全てお任せ。実績が豊富なので、キズや汚れ修理に関する独自の装置やノウハウがあり、ムダなコストを発生させずに高額査定が可能です。製造番号や機種名がわからない場合も、査定依頼の電話で調べ方を案内してもらえるので、安心して問い合わせができます。
グランドギャラリー
出典：グランドギャラリープロスタッフが365日24時間サポートで、査定を申し込む前に処分について相談したい時に心強いグランドギャラリー。電話で査定を申し込むと、10分以内に買取価格を回答、買取代金はピアノ引取の際に現金で支払われます。演奏に支障をきたすダメージや災害にあったピアノなど、特別な事情がない限り、金額変更はありません。
グランドギャラリーは、自社工房を持つ中古ピアノ専門店なので、買い替えを検討している人にもおすすめです。
出張査定のワナに注意
ピアノの買取も、中古車買取りと同様に一括査定サイトが存在します。自宅に居ながら複数業者の査定価格が比較できるので、非常に便利です。一括査定の中からココと思う業者があれば、本査定を申し込み、最終的な買取価格が決定します。その後、買取価格に同意できれば、買取契約を交わして引取という流れになります。
ある人が、一括査定サイトで最高額を提示した業者に本査定を依頼したところ、こじつけのような減額ポイントをいくつも指摘されて、最終価格は事前査定の3分の1程度まで減額されてしまいました。不当と思われる安値に納得がいかず買取を断ると、査定に同行した人数分の出張料と査定費用を請求されたという実例があります。
この業者は、もともとピアノを買い取る気はなく、査定費・出張費を請求するのが目的と思われる悪徳な例だと思われます。
グランドピアノの買取は、現物を見てみなければコンディションがわからないですし、設置場所の条件によっては運び出す時の計画なども必要になりますから、出張査定は必要不可欠かもしれません。
手軽に相見積もりが取り寄せられる一括査定サイトは非常に便利ですが、甘い言葉に騙されないよう、買取業者選びは慎重に行いましょう。
まとめ
ピアノは親子代々で受け継がれた古い物でも、今も現役で家庭に置かれていることがある楽器です。年代もののピアノなども多く、買取価格は業者によって大きな開きがあります。実際に買取査定を依頼する時には、事前査定の価格だけでなく、業者とのやり取りの中で、本当に信頼できる業者か？という部分を見極める目が必要です。
インターネットの口コミ情報なども参考にすると良いでしょう。
大切な思い出が詰まったグランドピアノですから、納得のいく買取業者に出会えることを祈ります。
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