メルカリは今や断トツにユーザーの多いフリマアプリです。不用品を売りたいならとりあえずメルカリに出そうと考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
メルカリには、取引の終わりに相手を評価する制度があります。アカウントへの評価はユーザーの信頼度を決める重要な存在です。
本記事では、もしアカウントに「悪い」と評価されたらどうなるのかについてまとめました。既にメルカリを利用している方やこれから使おうとしている方にとって、重要な内容となっているので、ぜひ参考にしてみてください。
メルカリの評価とは
メルカリにはアカウントの評価システムという機能が搭載されています。
これはそのアカウントを所有しているユーザーに対する評価で、購入者と出品者、両方の評価がつくようになっています。
メルカリで出品されているアイテムを購入した場合はその出品者から購入者としての評価をつけられますし、メルカリで何かしらのアイテムを出品してそのアイテムが購入された場合、購入者から出品者としての評価をつけられます。
この評価システムは半ば強制的なもので、もし評価されない・しない場合は、ある程度の期間が経つと強制的に評価がつけられてしまいます。
一度つけられた評価はアカウントの評価として蓄積されていくので、他のユーザーはその評価を見てあなたのユーザーとしてのモラルを認識するようになります。
メルカリの評価は、
- 良い
- 普通
- 悪い
の3つに分かれていますが、出品者としての評価で「悪い」が多くなるといろいろと悪影響が出てきてしまうので注意が必要です。
悪い評価がつけられるとどうなる?
では、実際にメルカリで「悪い」の評価がついてしまった場合、どうなるのかについてみていきましょう。
出品者側の影響
出品者としての評価に「悪い」の評価が多くついてしまうと、あなたから商品を購入しようとするユーザーが激減してしまいます。
評価が悪いということは出品されているアイテムに何かしらの問題があるか対応に問題があると判断されてしまうので、当然と言えば当然ですね。
このような状態になってしまうと、どれだけアイテムを出品してもほとんど買い手がつかない状態になってしまいます。
では、どのような場合「悪い」の評価がついてしまうのかについてですが、
- 出品されているアイテムの状態が悪かった
- 写真とまったく違う商品が届いた
- 商品が正常に動作しなかった
- コメントから質問をしても返信されなかった
- コメントからの質問への対応が遅い
など、その理由はさまざまです。
ただし、誠実に対応していれば「悪い」の評価がつくことはほとんどないので、相手を不快にさせない丁寧な対応を心がけるようにしましょう。
購入者側の影響
現在のメルカリのシステムでは、どんなに購入者に「悪い」評価がついていても一度購入されると出品者側から購入をキャンセルする事ができないため、欲しい商品があれば気兼ねなく購入することが出来ます。
しかし、「悪い」評価が多いがために取引開始時の第1印象は出品者側に悪く思われてしまいがちです。最悪の場合は、メッセージのやり取りの段階で購入前にブロックされ、取引出来ないという場合もあるので注意が必要です。
「悪い」の評価の数はそれだけ大切なので、常日頃から「悪い」がつかないように対応することを心がけることが大切です。
悪い評価がついてしまうよくある原因
メルカリでは、悪い評価がついてしまいがちな原因があります。デメリットが多いので、できるだけ悪い評価がつくのは避けたいですよね。
ここでは出品者と購入者、それぞれのパターンで原因を紹介します。原因を把握し、悪い評価がつかないように行動しましょう。
出品者の場合
出品者が悪い評価をつけられてしまう原因として、丁寧な対応をしていないケースが多いです。コメントが冷淡、商品の発送が遅れるなど、雑な対応をしてしまうと購入者としても悪い評価をつけたくなってしまいます。
そのほか、品物の状態が記載と異なっている場合や包装が乱雑なことなども悪い評価がつく原因です。購入者の気持ちを考えて対応をすることで、悪い評価がつく可能性を大きく減らせるでしょう。
購入者の場合
購入者の場合では、出品時に設定されていた支払い期限を過ぎてしまうと悪い評価がつきやすいです。必ず支払い期限は把握しておき、取引が完了したら素早く支払いを済ませましょう。
出品者とのやり取りで、不快だと思われるような言動をすると悪い評価につながります。モラルを守り、相手を不快にさせない対応を心がけましょう。
レスポンスをなるべく早くすることも相手の印象を良くするために有効な方法です。
悪い評価の変更・削除は基本的にできない
メルカリの評価は売上に直結する大事な指標です。
そのため、実際に「悪い」の評価がついてしまった場合、多くの出品者がどうにか評価を変更、あるいは削除できないものかと考えます。
しかし、基本的に評価の変更、削除はおこなえません。
いくらこちらが誠実に対応したと訴えても、購入者がその対応に満足いかなければ「悪い」の評価をつけられてしまうことはありますし、どう評価するかは購入者次第です。
例外として変更できる可能性があるケース
原則として一度ついた評価の変更や削除はできませんが、例外として削除してもらえるケースがあります。
- 個人情報/機微情報を記載された・してしまった
- 暴言や誹謗中傷に該当する内容を記載された
上記に当てはまり、どうしても評価を削除したい場合は、運営に問い合わせてみてください。そのほかの理由では、削除・変更してくれる可能性は低いので注意しましょう。
自分が誤って悪い評価をつけた場合は変更できる
自分が謝って相手に悪い評価をつけてしまった場合には、変更できる可能性があるので、運営に問い合わせましょう。
運営に問い合わせる前に、相手に自分が謝って悪い評価をつけたことを説明しておき、その旨を運営に伝えることで、スムーズに対応してくれます。
反対に悪い評価への変更は不当評価にあたり、対応してもらえません。評価をつける際は慎重に行うことが重要です。
悪い評価がついてしまった時の対処法
悪い評価がついてしまった場合は、そのままにしておくと今後の取引に悪い影響を与える可能性があるので、早めに対処したほうが良いです。
ここでは、悪い評価がついてしまった時の対処法を紹介します。今後、悪い評価がつく可能性を減らすために対処法を把握しておきましょう。
取引のやり方を見直す
悪い評価がつく原因は取引のやり方に問題があるケースが多いです。自分が今までどのような対応をしてきたのかを見直しましょう。
メッセージの返信スピードや発送までの時間、梱包のやり方など、やり取りが完了するまでの一連の流れを振り返ることで、問題点が見えてきます。
悪い評価のコメントを参考にしながら、そのほかに問題がなかったかと徹底的にやり方を見直すことで、同じように悪い評価がつく可能性を減らせるはずです。
良い評価の割合を増やす
取引のやり方に問題点が見つからなかった場合は、悪い評価をつけた人と相性が悪かったと割り切りましょう。
今後も取引のやり方は注意しつつ、良い評価の割合を増やせれば悪い評価をカバーできます。
取引を増やす方法もおすすめですが、1件1件の取引を丁寧に行うことが重要。これ以上悪い評価がつかないように、今まで以上に相手への対応には注意して取引を行いましょう。
相手から評価されない時の対処法
メルカリで出品者をやっていて困るのが、購入者が受取評価をしてくれないパターン。
メルカリでは購入者が商品を受け取ったという受取評価がないと出品者に売上金が入らないシステムになっているため、購入者から受け取り評価をしてもらえないというのは出品者にとって重大な問題です。
メルカリらくらく便を使って送り、明らかに商品が間違いなく購入者の元に届いているにもかかわらず評価をしてもらえない場合は、まず購入者に連絡し、コンタクトを取ってみるようにしましょう。
受け取り評価を促す例文
丁寧に相手に伝える文章
〇〇さま、このたびは△△をご購入いただき、誠にありがとうございました。
当方から商品を発送いたしましてから、×日間が経過しております。
簡単に相手に伝える文章
商品は届きましたでしょうか。もしお手元に届いておりましたら、受け取り評価をしていただけたら幸いです。
一度連絡し数日経っても返事ないようであれば、再度連絡するなどしてみて根気よく対応していきましょう。
評価を催促しすぎるとそれが原因となって評価を下げられてしまう場合もあるので注意が必要です。
もし、それでも返事がこないようであれば、一定期間が過ぎ、事務局に連絡をすると強制的に評価してもらえるようになるので、それまで気長に待つようにしましょう。
手早く売るなら買取店もおすすめ
メルカリは便利なアプリですが、今回紹介してきたように評価によって売れ方が左右されるという側面もあります。
また、購入者に受取評価をされないと売却した金額も回収することができません。
そのため、もしそういった部分が面倒だと感じるのであれば、買取店での売却もおすすめです。
買取店では評価されることもありませんし、買取が成立した段階で売上金を受け取ることができます。
買取店の種類はさまざまですが、「ORBITAL(オービタル)+カメレオンクラブ」のようにさまざまなジャンルのアイテムを買取ってくれる買取店が特におすすめです。
悪い評価がつかないように取引しよう
メルカリでの悪い評価について詳しく解説してきました。
メルカリでは悪い評価がつくと物を売りにくくなると解説してきましたが、誠実な対応を心がけていれば悪い評価だらけになってしまうことはありません。
とはいえ、購入者側が受け取り評価をしないと売上が入金されないというデメリットもあるので、手早く売上金が受け取れる買取店での売却も検討してみてはいかがでしょうか?