メルカリでかかる手数料とは?手数料を安く抑えるポイントもご紹介

  • 2023年10月18日
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今では、直接メルカリなどのフリマアプリで売買する方も多くなっています。シンプルな操作で出品ができるメルカリですが、手数料がいくらなのか、取引のなかでどこに手数料がかかっているのかと疑問に思う方も少なくないでしょう。

本記事では、メルカリにかかる手数料の種類や、出品者・購入者それぞれにかかる手数料を解説します。そのうえで、双方の手数料を安く抑えるポイントも紹介するので、メルカリを効率よく活用する際の参考にしてみてください。

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メルカリでかかる手数料とは?

メルカリでかかる手数料は、出品者が支払うもの・購入者が支払うもの、それぞれ合わせて6種類あります。

6種類の手数料は下表の通りです。

 

出品者販売手数料販売価格の10%
売上金の振込手数料200~400円
らくらくメルカリ便の集荷手数料100円
ライセンス料販売価格の10%+ライセンス料10%
購入者決済手数料100円~
メルペイスマート払いの手数料220~880円

※2023年10月5日時点
出典:メルカリの手数料

一般的に認知されている「販売手数料」のほかに「ライセンス料」や「集荷手数料」、「メルペイスマート払いの手数料」など、さまざまな場面で手数料がかかってきます。

それでは、各手数料の詳細を出品者・購入者それぞれの立場から見ていきましょう。

出品者が支払う手数料

出品者がメルカリを利用する際に支払う手数料は、主に以下の4種類があります。

  • 販売手数料
  • 売上金の振込手数料
  • らくらくメルカリ便の集荷手数料
  • ライセンス料

各手数料の内容を把握し、メルカリで出品する際の参考にしてくださいね。

販売手数料

出品した商品が売れた場合、販売手数料として商品の販売価格の10%がかかります。販売手数料は、取引が成立した際に自動で差し引かれる仕組みなので、特別な手続きなどは必要ありません。

この販売手数料が安くなることはほとんどありませんが、時折「出品した商品がキャンペーン期間中に売れたら販売手数料の約〇%のポイントが後日還元されるサービス」といった内容のキャンペーンが打ち出されます。

ポイント還元率の上限があるものの、結果的にポイント還元という形で、通常時より販売手数料を抑えられるでしょう。適用されるようにキャンペーンの条件をよく確認して参加してくださいね。

売上金の振込手数料

無事に購入者との取引が完了したら、メルペイとして売上金がメルカリ内に入ります。その売上金を金融機関の口座に振り込んでもらう際に、振込手数料が1回につき200円発生するのです。

早めに手元に売上金がほしい場合は「お急ぎ振込(最短1営業日)」が利用可能ですが、さらに手数料200円が加算されます。振り込みは行わず、メルペイ残高として使用すれば振込手数料はかかりません。

らくらくメルカリ便の集荷手数料

メルカリでは独自の配送サービス「らくらくメルカリ便」を提供しています。この配送方法で集荷を依頼すると、100円の集荷手数料がかかりますが、この手数料は売上金から自動的に差し引かれ、別途配達業者に支払う必要はありません。

100円の手数料がかかる代わりに、自分では運べない重い商品や大きな商品を自宅から集荷してもらえるので、取引が円滑に進む便利なサービスです。

ライセンス料

一部のカテゴリーで発生するライセンス料は、マンガの「宇宙兄弟」とスマートフォンゲームの「Ingress」の二次創作物が対象です。

両者の二次創作物の出品にはガイドラインが存在し、このガイドラインにしたがって売れた場合、ライセンス料として販売額の10%がかかります。

具体的な手数料の計算式は以下の通りです。

  • 販売手数料10%+ライセンス料10%=20%

知的財産権の観点からも、このライセンス料は取引を安全に行うための手数料といえるでしょう。

購入者が支払う手数料

購入者が支払う手数料は主に以下の2種類があります。

  • 決済手数料
  • メルペイスマート払いの決済手数料

出品者側よりも利用時にかかる手数料の種類は少ないものの、取引時に発生する内容なのでしっかりとチェックしていきましょう。

決済手数料

メルカリで商品を購入すると、支払い方法によっては決済手数料がかかります。有料となる支払い方法は、以下の3つです。

  • コンビニ払い
  • ATM払い
  • キャリア決済

2023年5月23日以前は一律100円だったのに対し、そのあとは支払い金額によって100~880円と決済手数料が変動することとなりました。支払い金額が上がるほど決済手数料も高くなるので、高額な商品を購入するときはできるだけ決済手数料が無料になる方法を検討することがおすすめです。

メルペイスマート払いの決済手数料

メルペイスマート払いとは、お金をチャージしなくても買いものが可能になるサービスです。以前は「メルペイあと払い」の名称がついていました。

決済は翌月にまとめて支払います。たとえば、8月中に何度か購入した金額をまとめて9月中の支払い期間内に支払えばよいのです。決済方法は以下の通り。

  • 自動引落し
  • メルペイ残高
  • コンビニ・ATM

上記の決済方法のなかで、コンビニ・ATM利用時は支払い金額に応じて220~880円の決済手数料がかかります。決済方法によっては手数料がかかってしまうので、無料で利用できる自動引落しやメルペイ残高での決済方法を検討しましょう。

【出品者】手数料を安く抑えるポイント

出品者の立場としてかかる手数料を、少しでも安く抑えられたらうれしいですね。

手数料を安く抑えるポイントについて見てみましょう。

【販売手数料】商品の販売価格を工夫する

商品の販売価格を「999円」などのゾロ目にすると、結果的に「販売手数料」を安くできます。メルカリ内で見かけるゾロ目の販売価格は、このポイントをおさえているのかもしれません。

メルカリでは、販売手数料の小数点以下は切り捨てられます。そのため、1,000円の商品と999円の商品を比較しても、どちらも同じ売上金900円が残るのです。

購入者の心理的な面でも、1,000円と999円では、999円の1円でも安いほうに目が行きやすくなるうえ「価格の安い順」で上位に表示されます

このように、1円下げてゾロ目にするだけで、売上金額を変えるず売却のチャンスを広げられるでしょう。

【振込手数料】売上金をメルペイ残高として使う

売上金を金融機関の口座に振り込まず、メルペイ残高として使えば手数料はかからず売上金を使用できます。売上金は条件を満たしていれば、自動的にメルペイ残高に移行します。

メルペイはメルカリが提供する電子マネーです。メルカリ内での買いものはもちろん、日常的な買いもので使用できるので、現金化で手数料をかけたくない方はメルペイの利用も検討してみてください。

【購入者】手数料を安く抑えるポイント

出品者だけでなく、購入者の決済手数料を安く抑えられます。

手数料が無料になる支払い方法は以下の通り。

  • クレジットカード払い
  • メルペイ残高払い
  • メルペイスマート払い(残高/自動引落し清算)

メルカリをよく利用する方は、この3つの方法がおすすめです。

メルカリの販売手数料の他サービスとの比較

代表的なフリマアプリはメルカリのほか「ラクマ」や「PayPayフリマ」が挙げられます。
下表で各販売手数料をまとめました。

サービス名称販売手数料
メルカリ10%
ラクマ4.5~10%
PayPayフリマ5%

※2023年10月5日時点

ラクマは2023年8月1日より、6.6%の販売手数料から販売実績に応じて4.5~10%の間で変動する仕組みへと改訂されています。ラクマで頻繁に出品する方にとってはうれしい改訂ですね。

一方で、安定的に安い販売手数料のPayPayフリマは、手数料を少しでも抑えたい方におすすめです。ただし、認知度が高いメルカリでは商品が早く売れる傾向にあります。そのため、手数料が多少ほかより高くても、早く商品を売却したい方はメルカリを利用するとよいでしょう。

メルカリの手数料を安く抑えよう

メルカリでは出品者・購入者の双方で手数料がかかります。しかし、出品者であれば販売価格の工夫や売上金の使用方法を、購入者であれば無料で利用できる決済方法を選択するなど、手数料を安く抑えることは可能です。

メルカリ以外のフリマアプリを利用することもひとつの方法でしょう。それぞれにかかる手数料の内容を正しく把握し、少しでも手数料を安く抑えることが大切です。

この記事を参考に自分に合った手数料を抑える方法を見つけ、フリマアプリを有効的に活用してください。

木暮康雄

木暮康雄 (監修者)

ウリドキ株式会社代表取締役CEO。ウリドキプラスの発行人でもある。
リユース業界での起業・事業運営の経験が豊富でリユースの専門家としてのメディア出演歴も多数。
著書に「リユース革命」(幻冬舎)がある。

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