楽天が運営するフリマサービス『ラクマ』を利用しているものの「全然売れない!」「反応が良くない」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ラクマで出品したアイテムがなかなか売れないときに考えられる原因と、その解決策をパターン別に解説!
また、売れやすくするためのポイントや、再出品のメリット&デメリットも紹介します。さらに、どうしても売れない場合の対応策についても触れているので、ぜひ参考にしてください。
「ラクマは売れない」って本当?
ラクマ | メルカリ | |
---|---|---|
利用者数 | 1,115万人 | 2,200万人 |
出典:ニールセン デジタルの発表|Fashion Network、2023年度調査|メルカリ
オンラインに限った話ではありませんが、お客さんが多いほど、商品(ページ)を見てもらえる可能性はアップします。反対に、いくら質の良いアイテムを取り扱っていたとしても、「欲しい」と考える人の目に届かなければ、売れることはありません。
とはいえ、ラクマも利用者がまったくいないわけではないため、ポイントを押さえることで、売りやすくなることは十分に考えられます。
ラクマとメルカリの比較をより詳しくチェックしたい方は、以下の記事を参考にしてください。
フリマアプリのラクマとメルカリには、どのような違いがあるのか気になりますよね。手数料や機能などを比較してみると、それぞれ良い部分と悪い部分があることがわかります。 「利用者数の多いメルカリなら間違いない」というだけでなく、それぞれのサービ[…]
ラクマで売れない理由と解決策5選
ラクマで商品が売れないときに考えられる原因は一つだけではありません。例えば、下記が挙げられます。
- 画像の画質が荒い、写りが悪い
- 商品に関する情報がわかりづらい
- 価格が高すぎる or 安すぎる
- 送料が購入者負担
- 需要がない
それぞれの理由の詳細と解決策をチェックしていきましょう。
画像の画質が荒い、写りが悪い
写真は商品の印象を左右する重要な要素です。そのため、画質や写りが悪いと売れにくくなるケースが考えられます。とはいえ、画像に加工を施してごまかせばいいわけではありません。「状態がわかるようにきれいに撮る」ことを心掛けましょう。
【解決策】写真を撮り直す
「画像が良くないかもしれない」と思ったら、すぐに撮り直すことをオススメします。押さえるべきコツは下記の通りです。
- 明るい場所で撮る
- ぼやけないように気を付ける
- 背景がシンプルなところで撮る
- 全体像がわかるようにする
また傷や汚れがある場合は、文章で記すだけでなく、詳細がわかる写真を撮りましょう。安心感に繋がり、売れる可能性がアップするかもしれません。さらに、写真はたくさんある方が、購入者は実物をイメージしやすくなるでしょう。
商品に関する情報がわかりづらい
商品に関する情報がわかりにくい場合も、「売れない」状況の要因の一つとなり得ます。例えば、下記のような場合です。
- 説明文の日本語がおかしい
- 情報が少なすぎる
- 必要のない情報まで入れすぎている など
もしもあてはまる場合は、一度書き直した方が良いでしょう。
【解決策】購入者目線に立って情報を修正する
自分が購入者となった場合、どのような情報を知りたいと思うか、考えましょう。
洋服であればサイズや使用感が気になるはずです。また家電製品の場合、どこで購入したのかや、製造された国を知りたいと思う方もいるのではないでしょうか。
上記のように、一度購入者目線を意識して、文章を作成しましょう。そのうえで、読み直しておかしな日本語になっていないか、確認することも大切です。
また、必要のない情報(該当しないブランド名を入れるなど)を記載する行為は、信用感を失くす要因となり得るためご注意ください。
価格が高すぎる or 安すぎる
フリマの利用者には「お得に買える」点に魅力を感じている方も多数います。そのため、金額が高過ぎると売れないケースは十分に考えられるでしょう。
反対に安すぎる場合も「偽物かもしれない」と疑ってしまうなど、購入者を不安にさせてしまいます。
【解決策】アイテムの相場を調べる
まず、売りたいのに売れない商品を検索して、他の出品者がどのくらいの金額で販売しているのかチェックしてみましょう。自身が出している商品の額よりも安く出品されている場合は、そちらの方が先に売れていくことが考えられます。
もしも、同じ商品がリアルタイムに出品されていない場合は、売り切れ商品を参考にしましょう。
その他、商品説明欄に「値引き交渉可能」と記載してみる方法もオススメです。
送料が購入者負担
基本的に、ラクマなどのフリマアプリでは、送料が「購入者負担」だと売れにくくなる傾向があります。もしも「購入者負担」にしている場合は、配送料の設定を変更するだけで売れやすくなる可能性があります。
【解決策】配送料を出品者負担にする
商品ページを編集して、配送料を「購入者負担」から「出品者負担」へ変更しましょう。もちろん、配送料を負担する分、商品の価格を上げることは問題ありません。また、なるべく「匿名配送」を選ぶと、購入側が安心できるため、より売れやすくなるでしょう。
需要がない
出品者が気に入っているアイテムだとしても、ラクマでの需要がなければ「売れない」ということを理解しておきましょう。また、需要がないといっても「季節がずれている」「ラクマの利用者層からの人気がない」など、いくつかの理由が考えられます。
【解決策】需要を見極めて出品する
もしも、セーターやコートを夏に出品しているのであれば、需要が高まる秋になるまで待ってから売ることをオススメします。マフラーや手袋も同様です。反対に水着を売りたい場合は、夏前の時期になってから出品しましょう。
また、時期を踏まえて出品しているのにもかかわらず売れない場合は、他のフリマアプリの利用も検討してみましょう。
ラクマで商品が売れにくい人の特徴
ラクマで商品が売れないことの原因が出品ページにあるとは限りません。
商品が売れにくいラクマユーザーに共通する特徴を紹介します。商品が売れにくく困っている方は、当てはまっている点がないか確認してみましょう。
評価が低い・少ない
ラクマでの取引完了時に購入者・出品者双方が投稿する評価の低さは、商品の売れにくさに影響を及ぼす要因のひとつです。
ただし、低評価がついたら諦めるしかないというわけではありません。プロフィールにて低評価の理由を説明したり、発送までにかかる時間を記載したりして、信頼性を高める工夫をすることをおすすめします。
プロフィールが薄い
内容が薄いプロフィールは、購入者が信頼できる取引相手かを判断しにくいため、商品の売れにくさにつながる可能性があります。
プロフィールには、挨拶だけでなく自分のことを詳しく書きましょう。具体的には、商品の保管・梱包方法や、取引で大切にしていることなどを記載すると、購入者の信頼を得やすくなります。
ラクマの出品時に気をつけたいこと
「ラクマで商品が売れない」という悩みの解消のために、出品時から気をつけられることはあります。
売れやすい時間帯を考えて出品したり、検索されやすいワードを入れたりして、購入者に商品を見つけて買ってもらえるよう工夫しましょう。
売れやすい時間帯に出品
ラクマの利用者は、24時間好きな時に出品したり、購入したりできます。その中でも活発にやりとりがおこなわれやすい時間帯を狙って出品すると、売れやすくなるでしょう。
- 19:00~23:00
- 12:00~18:00
- 8:00~11:00
出典:ラクマ
上記は、ラクマの「お知らせブログ」に記載されている時間帯であるため、信憑性は高いでしょう。また、通勤中やランチ休憩(12:00~13:00)など、多くの方がスマホを触る可能性が高いタイミングも狙い目かもしれません。
検索されやすいワードを入れる
出品している商品に関係のあるワードを忘れずに入れておくことも大切です。
例えば、スカートを売ると仮定しましょう。購入希望者は、ブランド名だけでなく「スカート ロング丈」や「スカート 夏」「スカート レザー」などの文言で検索することが考えられます。
そのため、素材(コットン100%・リネン混)や長さ(丈)、原産国(日本製・イタリア製)、着用するのにオススメの季節などを入れておくと、多くの人の目に触れやすくなります。
どうしても売れない商品は再出品も手
ラクマでなかなか商品が売れない場合、再出品する方法を試してみましょう。再出品とは、出品しているページを削除して、あらためて出品することを指します。
ただし、メリットだけでなくデメリットもあるため、どちらも把握したうえで実践しましょう。
再出品するメリット
ラクマでは新しく出品されたアイテムほど、上の方に表示される仕様になっています。新着として上位表示されると利用者の目につきやすくなるため、「再び注目を浴びることができる」というメリットが得られるでしょう。
しかし、一度売れにくいと感じたアイテムを再出品する場合、同じ写真や商品情報を使いまわすだけでは「結局売れない」となることも……。そのため、前の項目でピックアップした売れない原因と解決策の情報を参考にしつつ、再出品することをオススメします。
再出品するデメリット
再出品のデメリットは、ページ作成の手間がかかることと、削除するページについていた「いいね」が消えてしまうことです。
再出品そのものはルール違反ではありません。しかし、頻繁に再出品を繰り返すとスパム扱いとなり、ペナルティを受けるリスクも考えられます。
また、古い商品ページの削除をし忘れると禁止行為(同一商品を複数売る)に該当し、機能制限されるなどのペナルティを受ける可能性があることを覚えておきましょう。
ラクマ利用でよくあるQ&A
ラクマでは売れるまでどれくらいかかる?
ラクマで出品した商品が売れるまでにかかる時間は、平均で1週間ほどです。出品してから売れるまでのスピードが遅いことがラクマの特徴として挙げられます。
「商品がなかなか売れないから再出品したい」という場合は、初めに出品してから1~3週間という期間内に検討すると良いでしょう。
ラクマではハンドメイド品は売れない?
ハンドメイド品は、ラクマでまったく売れないというわけではありませんが、売れにくい商品のひとつです。購入されにくい理由としては、ラクマでハンドメイド作品を探している人が少ないことや、安い商品を求めるユーザーが多いことが挙げられます。
ハンドメイド品を売りたい場合は、購入しやすい価格設定にするといった工夫が必要です。
ラクマでどうしても売れないときはどうすればいい?
ラクマに出品したものの、どうしても売れないときはどのようにすればいいのか、4つの方法をご紹介します。
- 他のフリマアプリを使ってみる
- 処分する
- 人に譲る
- まとめて買取に出す
一つずつ、順番にチェックしていきましょう。
他のフリマアプリを使ってみる
フリマアプリはラクマ以外にも「メルカリ」や「PayPayフリマ」など複数あります。そのため、面倒でなければ、他のアプリを使ってみるのもオススメです。
ただしすでにラクマに出品しているものを、同じタイミングで他のアプリで出す場合、知っておくべき点があります。
それは「それぞれのアプリでほぼ同時期に売れるパターンがある」ということ。商品が一つしかない場合、片方の落札者へお断りの連絡を入れなくてはいけません。
相手によってはトラブルに発展するケースも考えられるため、そのような状況を避けたいのであれば、同時出品はしない方がベターです。
処分する
売れそうにないアイテムをいつまでも自宅に置いているのが嫌な場合は、思い切って捨てることを検討しましょう。自治体が定めるルールを確認して、素材別に処分します。
家電など、大型ごみとして処理しなくてはいけないものの場合、申し込みや料金の支払いなどに手間がかかることも……。日にちを決めて、まとめて依頼することをオススメします。知らずに指定場所以外のところに置くと、不法投棄となるため注意しましょう。
人に譲る
アイテムによっては、周囲に欲しいと思っている人がいるかもしれません。そのため、一度友人や家族に「必要ないか?」を聞いてみて、回答次第で譲る方法も良いでしょう。
ただし、相手が「不用品を押し付けられた」と感じないような配慮が必要です。とくに服などのファッションアイテムは、好みがあるため断られる可能性もゼロではありません。
もしも周囲に欲しがる人がおらず、「捨てるのももったいない」と思ったら、買取店の利用を検討してみましょう。
まとめて買取に出す
すでに必要なくなったもののまだ使えるアイテムは、まとめて買取店へ売る方法がオススメです。例えば、ベビー服や本、漫画、フィギュア、ゲーム、CDなど。
買取店によって取り扱いジャンルや買取可能範囲は異なりますが、大型のリサイクルショップであれば、幅広い商品を買取しています。
注意点は、同じアイテムであっても、買取店によって査定額が異なること。そのため、ブランドアイテムなどを売る場合は、高価買取へ繋げるためにも、いくつかの買取店に査定を依頼し、価格を比較した方が良いでしょう。
一店舗ずつに問い合わせることが面倒な場合は、「ウリドキ」の一括査定サービスを利用しましょう。オンライン上で申し込みするだけで、複数の買取店へ査定を依頼できます。査定依頼~入金までの手続きは、スマホやパソコンのみで完結するため楽々です。
ラクマでは出品ページとプロフィールが大事
ラクマで商品が売れないことに悩んでいる場合は、出品ページやプロフィールの作成に力を入れましょう。
出品ページの画像は見にくくないか、商品説明がわかりやすいか、よくチェックしてから出品することをおすすめします。プロフィールがユーザーに「信頼できそう」と感じてもらえる内容になっているか、確認することも重要です。
出品するタイミングも商品が売れるか売れないかを左右するので、ぜひ本記事の解決策やコツを読み、実践してみてください。