- メルカリ購入品が偽物だった場合の対応を知りたい
- メルカリで偽物を見つけた際の対処法を知りたい
- メルカリで偽物を購入しないための対策を知りたい
本記事では、メルカリで購入した商品が偽物だった場合の対処法や、偽物を購入しないための対策、返品方法についてまとめました。
メルカリでは、偽物や不正入手した商品の出品を禁止している一方で、偽物が出品されるケースも見られます。購入者が取引完了後に偽物だと気づいた場合は、補償されないこともあるので注意が必要です。
メルカリを安全に利用するために、購入品が偽物だった場合の対処方法をしっかりと押さえておきましょう。
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メルカリで偽物や不良品が来たらキャンセルできる!
メルカリで購入した品物が届いたとき、現物を確認して偽物だったらとても悲しいですよね。購入後に偽物だとわかった場合は、取引をキャンセル可能です。キャンセルできる理由を見ていきましょう。
公式がキャンセル可能と明記している
Yahoo!知恵袋には、以下のような口コミが見られます。
“ギャランティー等付属品あり、シリアルNo.掲載No.一致の2年前に〇〇店で購入、2度程使用しましたが自宅試着程度なので未使用に近いとの説明の元ワンオーナーで有ればと購入しました。
手元に届き確認したところ、付属品の証明書等が所有の物とくらべ明らかに様子がおかしい…
あくまでも素人レベルの見解なので、購入店舗に確認に行きましたが、証明書に捺印記載のある店舗での販売履歴がありませんでした…。
その店舗で購入した場合履歴が残るそうです。
その他、不審な点、鑑定結果をすべてメルカリ側に報告して、返品キャンセル対応と見解が。
相手側は利用制限がかかった状態となりました。”引用元:Yahoo!知恵袋|メルカリ ブランド品 偽物 トラブルについて。(最終閲覧日2024年12月25日)
メルカリで偽物を購入するリスクを心配している方は多いのではないでしょうか。
メルカリの公式が掲載しているマニュアルによると、以下の行為が禁止されています。
“商品に問題があっても返品に応じないという記載をすること”
引用元:メルカリ|商品に問題があっても返品に応じないという記載をすること(最終閲覧日2024年12月27日)
問題のある商品の返品に応じないことは禁止されており、ノークレームノーリターンは適用できません。メルカリ公式が禁止行為を行っていると判断した場合は、利用制限をかけられてしまいます。
そもそも偽物は出品ガイドラインで禁止されている
メルカリの公式出品ガイドラインを確認すると、禁止されている出品物に偽物が含まれています。
“メルカリでは、ブランド品の偽物や正規品と確証がない商品の出品を禁止しています。”
引用元:メルカリ|偽ブランド品、正規品と確証のないもの(最終閲覧日2024年12月27日)
そもそも偽物は出品してはいけないものとして定められていることも、取引をキャンセルできる要因のひとつです。
正規品と確証のないものも禁止されている
メルカリの出品ガイドラインには、正規品という確証がないものの出品も禁止する旨が記されています。
“メルカリで正規品と書いてあったのに偽物が届きました。受け取り評価はまだしておらず、”偽物だったためキャンセルをしたい”という旨のメッセージを送りましたが返信がありません。”
引用元:Yahoo!知恵袋|メルカリで正規品と書いてあったのに偽物が届きました。(最終閲覧日2025年1月14日)
上記のように正規品ではなく偽物が来る場合もありますが、正規品という確証のないものの出品は禁止されているので、キャンセルは可能です。
そもそもブランド品の偽物の売買・譲渡は、法律で禁止されています。購入経路が不明確なものや、シリアルナンバーがないものは購入を控えたほうが良いでしょう。
注意!商品説明に書かれている瑕疵は返品対象に原則ならない
偽物か否かではなく、ブランド品の状態に難があった際、キャンセルの対象外になるケースもあります。商品説明に「○○に傷がある」「○○に不具合がある」と書かれている場合は、「不備があったから返品したい」と言っても原則応じてもらえません。
メルカリ購入品が偽物だった場合に泣き寝入りしない方法

メルカリでは偽物の出品を禁止しており、不正な出品への対策を講じています。しかし、個人間売買が中心となるサービスの性質上、すべての不正出品を防ぐことはむずかしいです。実際に「購入してみたら偽物だった」というユーザーもいます。
万が一購入した商品が偽物だとわかった場合は、迅速かつ適切に対処しましょう。具体的な対処法や返品手続きの方法について、事前に把握しておくことが大切です。
1.受取評価をしない
メルカリでは、購入した商品を受け取ったあとに、商品や取引への評価が要求されます。
利用者のマナーとして受取評価を行うことは大切です。しかし、購入品が偽物だった場合に評価を行うと商品取引が完了したとみなされ、返品の手続きを受け付けてもらえない可能性があります。
泣き寝入りを防ぐために、商品が偽物だと疑われる段階での受取評価はやめておきましょう。
2.届いたものをすべて保管しておく
返品時はメルカリ購入品を送り返す必要があり、商品は偽物であることを証明する重要な証拠でもあります。
購入した商品に偽物の疑いがある場合は、商品をそのまま保管しておいてください。送り状やパッケージ、付属品などの小物も、すべて一緒にまとめておくことを心がけましょう。
3.出品者に問い合わせる
まずは出品者に取引メッセージを送り、直接のやり取りを試みましょう。商品が偽物だと判断した理由と、返品や交換といった具体的な要求を出品者に伝え、話し合うことが大切です。
返品について出品者の同意を得られたら、手続きを進められます。返品の注意点や進め方にならって、実際に手続きを試みてください。
4.返品手続きを進める
メルカリの取引メッセージで出品者から返品に関して同意を得られた場合は、次の手順で手続きを進めてください。
- 商品を返送する
- 出品者は返送された商品を受取後、キャンセル申請を行う
- 購入者は出品者からのキャンセル申請に同意する
- 申請を受け、メルカリ事務局がキャンセル対応を進める
- 取引のキャンセル後、商品取引の代金が購入者に戻る
キャンセル成立時は、メルカリ便の送料と販売手数料は発生しません。
出品者から返品不要と言われた場合は、同意を確認してからキャンセル申請を行いましょう。
返品手続きの注意点
メルカリで返品手続きを行う際に注意すべきことは、以下のとおりです。
- 取引キャンセルは商品が手元に届いてから行う
- 返品時はメルカリ便を利用できない
- 送料負担者や返送方法は出品者と購入者で決める必要がある
- 出品者の同意なしに返品してはならない
注意点を把握したうえで、返品手続きを進めましょう。
5.メルカリ事務局に相談する
メルカリは個人間の売買取引ですが、取引内容によっては購入者をサポートしたり、救済措置を講じたりしてくれる場合があります。
メルカリ事務局に連絡すべきタイミングは、出品者から返品の同意を得られない場合だけではありません。どのようなケースでメルカリに連絡すべきか確認しましょう。
ケース1:出品者から返品の同意を得られた
出品者から同意を得て返品手続きを完了したら、問い合わせフォームから、メルカリ事務局へ経緯を説明してください。メルカリ事務局側で、出品者の処分を決めてくれる可能性があります。
一度偽物を出品した人は、今後も同じように販売しつづける可能性が高いです。ほかの利用者が被害にあわないよう、不正な出品の報告は怠らないことを心がけましょう。
ケース2:そのほか
以下のようなケースでは、問い合わせフォームからメルカリ事務局に相談しましょう。
- 出品者に返品を要求しても24時間以内に音沙汰がない
- 取引完了後に返品の合意を得た
- 購入した商品が手元にない
- 取引メッセージが機能しない
メルカリ事務局が不正な出品だと判断すれば、取引キャンセルの措置や商品代金相当額の補償を行ってもらえることがあります。
6.弁護士に助けを求める
出品者がキャンセルに応じてくれず、メルカリ事務局の対応にも納得できない場合は、弁護士に助けを求めることもひとつの手段です。「弁護士に依頼する」と聞くと、大事のように感じてしまうかもしれませんが、弁護士に依頼=裁判ではありません。
困ったことがあれば、弁護士に相談・依頼することで、適切なアドバイスを受けられます。また、必要に応じて出品者に対して内容証明郵便の送付も行ってくれるでしょう。気になる方は、無料相談ができる弁護士に相談してみることがおすすめです。
出品者に問い合わせる際のメッセージ例
例文1|偽物が疑われるときの連絡
こちらはブランド品の正規品とのことですが、正規品であることを証明できる購入証明書や領収書などをご提示いただけますでしょうか。
本物かどうか確証が持てないため、迅速にご対応いただけますと幸いです。よろしくお願いいたします。
証明できるものがなく、本物であることが確認できない場合は、返品したい旨を伝えましょう。
例文2|返品・返金を拒否されたときの連絡
今回の商品には明らかな不備がございますので、返品および返金のご対応をお願いできますでしょうか。ご返信いただけましたら、メルカリ事務局に相談し、返品手続きを進めさせていただきます。
購入者は、届いた商品の写真やメッセージのスクショなど、証拠となるものを残しておきましょう。
例文3|返送料の負担を依頼する連絡
本物だと思って購入した商品が偽物だった場合、返品する際に送料を支払うことは避けたいですよね。以下のような文章を送り、出品者に負担してもらうことが望ましいでしょう。
ただし、必ずしも出品者側が送料を負担してくれるとは限らないため、注意が必要です。
メルカリ|返品に向けて偽物だと証明する方法
メルカリで返品・返金を希望する場合、何の根拠もなしに「偽物だから返品したい」と言っても取り合ってくれないでしょう。取引のキャンセルを行うには、偽物だと証明する必要があります。
ここからは、偽物だと証明する方法を見ていきましょう。
買取店・専門業者に鑑定を依頼する
ブランド品の偽物は、とても細かく作り込まれています。素人目には本物か偽物か判断が付かない場合は、買取店や専門業者へ鑑定を依頼することがおすすめです。
多くの買取店では無料で査定してくれるので、偽物の疑いがあるアイテムに精通した店舗を選びましょう。
1店舗だけでなく複数の店舗で鑑定を受けることで、結果の信憑性を高められます。
正規店に修理を依頼して確かめる
正規店では、本物しか修理してくれないため、メルカリで購入した商品を一度修理に出してみると良いでしょう。買取店や専門業者で鑑定を受けて結果が割れた場合でも、正規店における見極めは確実です。
正規店に持ち込む場合は、修理可能かわかるまでに数日かかることもあるため、出品者に連絡しておくことを推奨します。
メルカリ出品物に偽物の疑いがある際の対処

メルカリで偽物が疑われる商品を見つけたら、トラブルを避けるために手を出さないことが得策です。
メルカリでは、偽物や、正規品という確証が持てない商品の出品を禁止しています。偽物と疑われる商品を見つけた場合は、ためらうことなく違反を報告してください。
メルカリ事務局では偽物を出品した利用者を対象に、商品の削除や利用制限といった措置を行っているため、報告を受けて適切に対処してくれるでしょう。
違反の可能性がある出品物
シリアルナンバーの写真掲載がない商品や、購入経路が不明確な商品は、メルカリ事務局から違反と判断される可能性があります。
偽ブランド品・模倣品・レプリカや、正規品の確証がない商品だとメルカリ事務局が判断したり、権利者から削除依頼があったりした場合も、削除される商品の対象です。
違反報告の手順
メルカリで偽物が疑われる商品を見つけた際は、以下の手順で違反報告を行ってください。
- 報告したい商品を選択して「…」をクリックする
- 「この商品を事務局に報告する」の項目をタップする
- 当てはまる報告理由を選択し、「事務局に報告する」をタップする
「商品の報告を受け付けました」と表示されたら、完了です。
偽物・不良品を返品する手順
メルカリで商品を購入して偽物が届いてしまうと、どうして良いかわからなくなってしまう方も多いでしょう。不安になっても、ひとつずつ順番に手順をこなしていけば問題ありません。
ここからは、メルカリで偽物・不良品を返品する手順を紹介します。
1.商品状態を出品者に連絡する
トラブルを防止するためにも、出品者に連絡せずにキャンセル手続きを進めてしまうことはNGです。偽物が届いたら、まずは出品者に商品状態を連絡しましょう。
初めから偽物だと訴えるのではなく、本物であることを証明してもらえるよう連絡することがポイントです。
2.出品者と話し合う
出品者側が、そもそも偽物と思って出品していなかったケースもあります。必ずしも悪意があって偽物を出品しているとは限らないため、丁寧なやり取りを心がけましょう。悪態をつくような対応は、必要以上のトラブルを招いてしまいます。
3.返品に対する同意を出品者から得る
返品の手続きを進めるためには、出品者・購入者が返品前の注意事項に同意する必要があります。
返品手続きは一方的にはできないので、要注意です。メルカリ公式ガイドラインにも、出品者の同意なく返品を行ってはいけないとの記述があります。
4.購入者が商品を返送する
出品者が返品に同意したことの確認が取れてから、商品を返送しましょう。
商品が匿名配送で送られた場合でも、返品の際には送り先の住所を教えてもらう必要があります。取引メッセージで、送り先の住所を教えてもらいましょう。
5.出品者が商品を確認する
商品を返送したら、出品者の手元に届くまで待ちましょう。商品の行方がわからなくなることを防ぐために、追跡サービスのある配送方法で返送すると、逐一確認ができます。
時期によって配送にかかる日数に変動があるので、急かしてしまわないよう要注意です。
6.出品者がキャンセル申請をする
出品者側の取引画面には、キャンセル申請フォームが表示されています。手続きを進めるためには、出品者側に操作してもらう必要があるため、購入者はキャンセル申請が行われるまで待ちましょう。
商品が出品者の手元に届いているはずなのに手続きが行われない場合は、確認のメッセージを送って手続きを促します。
7.購入者がキャンセル申請に同意する
出品者がキャンセル申請を行うと、購入者側がキャンセル申請に同意できます。取引画面に同意するボタンが表示されているので、タップして手続きを進めましょう。
24時間経過しても購入者が手続きを行っていない場合は、自動的にキャンセルが行われます。取引状況によっては自動キャンセルとならず、メルカリ事務局から連絡が入るので見落としに気をつけましょう。
8.メルカリ事務局がキャンセル・経緯を確認する
取引キャンセル完了後は、メルカリ事務局の対応を待つのみです。キャンセルに至った経緯をメルカリ事務局が確認してからの返金となるため、少し待ち時間が生じます。
取引がキャンセルされた際は、販売手数料とメルカリ便の送料はかかりません。返送料は発生してしまうため、気をつけましょう。
9.メルカリ事務局が購入者に返金する
メルカリ事務局によるキャンセルの経緯の確認が無事に取れたら、購入者に返金が行われます。返金方法や日数などは、購入者の支払い方法によってさまざまです。
クレジットカード支払いの場合、メルカリ事務局が決済取り消しを行ってからクレジットカード会社が処理を完了させるまでに最長2ヵ月ほどを要します。すぐに代金が手元に戻ってくるわけではありません。
当事者間で解決できないときの対処方法
当事者間でスムーズに取引のキャンセルができれば問題ありませんが、なかなかうまくいかないケースもあるでしょう。当事者間で解決できない場合は、メルカリ事務局に対応してもらう必要があります。
ここからは、偽物や不良品が届き、購入者と出品者どうしのやり取りで解決できないときの対処法を見ていきましょう。
1.破損状態や問題箇所がわかる画像を事務局に送る
メルカリ事務局に間に入ってもらうには、まず現状を詳しく伝える必要があります。
届いた品物の破損状態や問題個所がわかるように、写真を撮って事務局に送りましょう。スムーズな対応を求めるには、わかりやすい画像の提出が必要です。
2.商品回収センターに商品を送る
次に、商品回収センターに商品を送ります。
商品回収センターの住所は、メルカリ事務局から案内されるので連絡を待ちましょう。フライングして違った場所に送ってしまったり、商品を処分したりしないよう要注意です。
3.本人確認を済ませる
商品を送ったあとは、「アプリでかんたん本人確認」などで本人確認を済ませる必要があります。アプリでかんたん本人確認には2種類あり、マイナンバーカードを読み取る方法と、本人確認書類を手に持って自撮りした写真を提出する方法です。
本人確認書類の有効期限が切れていると、無効になってしまうので気をつけましょう。
メルカリ|偽物を買わないための方法
メルカリで偽物を購入しないように、利用者も十分に気をつけなければなりません。メルカリを使い始めたばかりだと判断がむずかしいかもしれませんが、いくつか押さえておくべきポイントがわかれば、購入前に偽物だと気づけます。
評価数を確認する
マイページの星マークの横にある数字は、評価数(取引数)です。数が多いほど、メルカリでの取引経験が多く、信頼性も高いと言えるでしょう。
一方で評価数(取引数)が少ない方は、まだメルカリでの取引実績が少なく、初心者の可能性もあります。
星の数を確認する
“プロフィール画面に表示される星マークは、全取引の評価を元に、総合評価を算出し表示する仕組みです”
引用元:メルカリ|受取評価/評価の手順(最終閲覧日2024年12月25日)
星の数が多いことは、取引に満足している方が多いことを示し、反対に星が少なければ満足できなかった人が多いことを意味します。星の数が少ないユーザーとの取引は、避けたほうが無難です。
コメント内容を確認する
これまで取引した方が残したコメントの内容にも目を通してみましょう。星の数だけでは把握できない情報を得られる可能性があります。対応のスピード感や、丁寧さなども要チェックです。
身元を確認する
メルカリでは、「アプリでかんたん本人確認」を済ませているユーザーを対象に、バッジが付けられます。バッジが付いているユーザーは、メルカリが決めた一定の条件を満たしており、取引における不安感が軽減されるでしょう。
信頼性を重視したい方は、出品者のアカウントをチェックし、本人確認が済んでいるか調べることをおすすめします。
商品の写真をチェックする
商品の写真も重要な注目ポイントです。ピントが合っていなかったり、ロゴマークが隠れていたり、写真が少ない場合など、出品情報の全容がわかりにくい写真を載せている場合は要注意になります。
また、通常ブランド品などの出品する際、信用情報としてタグやシリアルナンバーなどの写真をとっておく人が大半です。タグやシリアルナンバーの画像がなければ、偽物の商品である可能性を疑いましょう。
値段を確認する
メルカリで販売されている商品は、送料を含んでいるかを含め値段設定がさまざまです。送料無料とされている商品の場合、提示金額以上に料金が発生することはありませんが、送料別の場合は気をつけましょう。
とくに、重い・大きいものは送料が高額になる恐れがあります。購入前に配送方法も確認しましょう。
質問を受け付けているか確認する
商品によっては、ほかの購入検討者から質問が来ているケースがあります。出品者が、ほかのユーザーの質問に対してどのように対応しているか、よく確認しましょう。質問に対して丁寧に返信している出品者は信頼性が高いです。
ノークレームノーリターンの文言がないかを確認する
メルカリでは、ノークレームノーリターンの文言があっても、商品が説明と異なるものや偽物であった場合に、出品者は返品に応じなくてはなりません。
しかし、トラブル回避のためにも、ノークレームノーリターンの文言がないユーザーを選ぶことが無難です。
不安な点は購入前に出品者へ確認する
正規品と偽物を見分けることは簡単ではありません。特にメルカリのようにネット上で売買取引を行うサービスは、商品が到着するまで偽物だと気づけないケースが大半です。
商品情報や写真を見て少しでも不安材料がある場合は、躊躇せずに出品者に問い合わせましょう。具体的な返答がない場合は、偽物の可能性があると考えてください。
メルカリあんしん鑑定を利用する
メルカリには、コピー品が多く市場に流出しているブランド品やトレカなどが本物かどうか鑑定を受けてから受け取れる「あんしん鑑定」というサービスがあります。
数千円の手数料が発生しますが、鑑定の結果、偽物と判断された場合に手数料はかからず、取引が自動的にキャンセルされる仕組みです。詳しくはメルカリの公式サイトを確認してみましょう。
【出品者】メルカリで「偽物だった」と言われた際の対処法
メルカリで取引しているなかで、「本物を販売したはずなのに偽物だと疑われてしまった」ということもあるかもしれません。
ここからは、「偽物だった」と言われたときの対処法を紹介します。
ケース1:本物であることを証明可能
直営店で購入した際のレシートや保証書がある場合は、商品が本物であることの証拠として使えます。本物であることを証明できれば、疑いをかけられても、返品や返金に応じる必要はありません。
証拠を見せても納得してもらえない場合は、専門機関で鑑定を受けることを提案したり、メルカリ事務局に間に入ってもらったりしましょう。
ケース2:本物であることを証明不可能
自分が正規店で購入した正真正銘の本物であっても、証明できるレシートや保証書がない場合は返品・返金に応じる必要があります。
メルカリのマニュアルには、「本物であることを証明できない商品の販売は禁止」という決まりがあり、証拠がない場合はルール違反に該当してしまうでしょう。返品・返金に応じないでいるとペナルティを受けてしまう恐れもあるため、慎重な対応が求められます。
ケース3:偽物に気付かず出品
偽物と気付かずに出品してしまっていた場合は、迅速に返品・返金の対応を行いましょう。
メルカリで、購入ルートが不明であったり、保証書がなかったりするものを販売する際にはリスクが伴います。知らなかったとは言え、偽物の販売は法律違反になってしまうので、気をつけましょう。
偽物・不良品と言われないようにする出品方法
せっかく販売した商品が偽物や不良品だと言われてしまうと悲しいですよね。商品が届いてから「問題がある」と言われないように、事前準備をしっかりと行うことが大切です。
ここからは、偽物・不良品と言われないようにする出品方法を紹介します。
保証書を画像として残す
メルカリでブランド品などが購入されたら、基本的に保証書などの付属品もまとめて発送します。しかし、保証書が手元にない状態で「本物であることを証明して」と言われてしまうかもしれません。
商品送付後も証拠が残るよう、保証書は画像として残しておくことが重要です。
シリアルナンバーを画像として残す
シリアルナンバーは、メーカーが品物を確認することを目的に付けられている同じ番号がふたつとない番号のことです。シリアルナンバーを画像として残しておくことで、トラブル回避に効果があります。
なかには「偽物である」と主張し、販売した商品とは違った品物を返品しようとする悪質なユーザーもいるため気をつけましょう。
購入経路を明確にする
購入経路を明確にしておくことで、信頼性が高くなります。知人から譲り受けたり、フリマサイトで購入したりしたものなど、正規店で購入したものではない場合、証拠がなければ100%本物だと主張することはむずかしいでしょう。
さまざまな角度で撮影した画像を載せる
メルカリでの取引では、購入して手元に品物が届くまでは実際に手に取ってチェックできないため、商品の写真はなるべく多く用意することがおすすめです。
正面からだけでなく、さまざまな角度で撮影した画像を載せておくと、購入者は商品が手元に届いたときのギャップを感じにくいでしょう。
傷などのマイナス面がある場合は商品説明に記載しておく
商品説明に書かれていない内容で、不備があった場合、出品者は購入者からの返品要求に応じる必要があります。売りたい品物に傷や汚れなどのマイナス面がある場合は、あらかじめ商品説明に詳しく記載しておきましょう。
動物やたばこなどのにおいを消しておく
ペットを飼っている方や、家族に喫煙者がいる方はにおいに要注意です。自分にとっては気にならないにおいでも、ペットを飼っていない方や非喫煙者からすると気になるケースは多くあります。
出品前に、できる範囲でにおい対策をしましょう。
メルカリ|偽物だった場合のよくある質問
メルカリで購入した商品が偽物だった場合、気になることはその後の対応でしょう。
本物であるかのように偽物を出品することは犯罪です。警察沙汰になる可能性があることは覚えておきましょう。
受取評価後に偽物と気づいたら泣き寝入りするしかない?
“メルカリで購入した物が偽物だと分かりました。
しかし偽物だと気付いたのが受け取り評価後でした。
受け取り評価後だと事務局に連絡しても返金されませんか?
受け取り評価後に返金してもらった方いますか?”引用元:Yahoo!知恵袋|メルカリで購入した物が偽物(最終閲覧日2024年12月27日)
受取評価をしてしまうと、取引は完了したと見なされてしまうため、基本的には受取評価を行う前にしっかりとチェックすることが重要です。しかし、商品をよく確認していない段階でうっかり受取評価を行ってしまうことは誰しもあるでしょう。
受取評価後でも、偽物だという証拠があればメルカリ事務局がキャンセル対応してくれるかもしれません。
“メルカリで買った商品が偽物でした。評価をしてしまい、相手はまだしていなかったので、取り引きメッセージで鑑定するまで評価を待ってほしいと連絡しましたが、想像通り無視されそのまま評価されました。”
“メルカリ側から連絡があり、キャンセル対応してくれるとのことです。”
何もせずに泣き寝入りしてしまう前に、まずは問い合わせてみることをおすすめします。
購入品が偽物だったら警察は動いてくれる?
メルカリで購入した商品が偽物だった場合、証拠を十分に集めた状態で、警察へ相談・被害届の提出をすれば、被害届を受理して捜査してくれる場合があります。
“前にメルカリでブランド品を買ったんですが偽物でした。
警察に届けたら相手は逮捕されたんですけど、どうしても失職したくないらしくて示談を求めてきたので示談金たんまり取れました。”
上記のように逮捕につながったケースもあるようなので、状況によっては警察が動いてくれるでしょう。警察による介入では、解決までに日数がかかってしまう恐れがある点に注意が必要です。
偽物を出品したユーザーは警察に逮捕される?
偽物と分かっていて出品することは犯罪であり、10年以下の懲役もしくは1,000万円以下の罰金、またはその両方が科せられます。しかし、出品者側に購入者を騙す意思があったことを証明することは困難です。
海外業者・製品がからむとさらに警察による介入が困難になり、逮捕にまで至らないケースが多いでしょう。しかし、偽物販売の被害規模が大きかったり継続的犯行であったりする場合は、本格的な捜査が行われる可能性があります。
内容証明郵便とは?
内容証明郵便とは、送付した文書の内容や送付日時などを証明する郵便局のサービスです。内容証明郵便を送付するには、文書1通に加えて謄本を2通用意する必要があります。
自分でルール通りに作成することも可能ですが、より強いメッセージにするには弁護士の力を借りることがおすすめです。内容証明郵便に対応している郵便局・弁護士を調べておきましょう。
弁護士保険とは?
弁護士保険とは、トラブルが発生し、弁護士にサポートを依頼する際に発生する弁護士費用をカバーしてくれる保険です。主に日常生活でのトラブルに対応し、相談料・着手金・報酬金を保険金で補償します。
保険料の相場は月額数千円程度です。メルカリでのトラブルやリスクに備えたい方は、弁護士保険への加入を検討しましょう。
相手の住所や氏名があやしい場合はどうなる?
メルカリで買ったものが受け取り評価後に偽物とわかりました😭
事務局で問い合わせしたら出品者と話し合い返品返金して貰えることに✨
この住所に送れって言われたけど自分の名前に『様』つけるやつあるかよって思ったし怪しいし相手にこっちの住所分かっちゃうの嫌だなぁ… pic.twitter.com/I7YtsEwAnb— でんちゃん (@shintenchi_ds2) April 14, 2022
上記のように、返品後に返金を受けられるが、取引相手の提示してきた住所や氏名があやしいというケースもあるでしょう。
基本的に、受取評価後に取引キャンセルはできず、必ず返品・返金可能とは限りません。ただし、ケースによってはメルカリ事務局が出品者と購入者の間に入り、サポートや補償をしてくれるため、問い合わせしてみることをおすすめします。
すり替え詐欺とは?
すり替え詐欺とは、購入後に「偽物だった」などと難癖をつけて取引キャンセルを要望し、届いた本物とは異なる偽物などを返品する詐欺です。
販売者側は、自身が販売した品物を失い、代金も入ってきません。送ったものとは異なるものが返ってきたときに証明できるよう、発送前に商品の写真を撮っておきましょう。
受取評価は自動入力されるの?
メルカリ公式サイトには、以下のような記載があります。
“購入者が受取評価を行わない可能性があると事務局が判断した場合、発送通知をした9日後の13時以降に、自動で取引が完了します。”
引用元:メルカリ|受取評価/評価がされない(最終閲覧日2024年12月25日)
取引メッセージのやり取りがあったり、事務局へ問い合わせがあったりする場合は、取引がまだ終わっていないと判断され、自動入力のタイミングが延長される仕組みです。
商品を受け取ったら、なるべく早く品物を確認しましょう。
示談金はもらえるの?
“前にメルカリでブランド品を買ったんですが偽物でした。
警察に届けたら相手は逮捕されたんですけど、どうしても失職したくないらしくて示談を求めてきたので示談金たんまり取れました。”
Yahoo!知恵袋によると、上記のような経験をしたメルカリユーザーがおり、場合によっては示談金が受け取れるようです。しかし、偽物と分かった状態で購入する行為は、購入者側も罰せられる恐れがあります。示談金目的のような悪用は厳禁です。
詐欺の手口にはどのようなものがあるの?
例① | 商品を購入して代金を振り込んだが、いつまで経っても商品が届かず、出品者と連絡が取れなくなってしまった。 |
例② | 偽物・出品時の説明や写真と異なるもの・破損品が届いた。 |
例③ | 出品していた商品が購入され、発送したが、いつまで経っても代金が振り込まれず、購入者と連絡が取れなくなってしまった。 |
フリマアプリやネットオークションは、便利である一方でトラブルに巻き込まれてしまうリスクがあります。取引前の段階で、どのような人なのか見極められるようユーザー情報や販売情報をよく調べましょう。
メルカリ購入品が偽物だった場合はすぐに対処しよう
メルカリは個人で手軽に売り買いができる反面、信用性の判断が非常にむずかしいことが悩みどころです。少しでも偽物や不正出品を疑ったら、購入は控えましょう。転売や詐欺といった犯罪行為に巻き込まれる恐れがあります。
メルカリ事務局は偽物の出品を厳しく取り締まっていますが、受取評価・取引完了後に偽物だとわかっても、対応してもらえないケースもあることが現状です。
泣き寝入りしないように、怪しい出品の見分け方や、購入品が偽物だったときの対処法を必ず押さえておきましょう。
本記事の画像・買取実績・価格・口コミなどの出典
出典:Yahoo!知恵袋