新しいバイクに乗り換えたいとか、転居など様々な理由や事情でバイクの買取を希望する人はいます。しかしどうせ売るのなら、できれば高く買取ってほしいと思うのは普通のことです。
ホンダのシャドウシリーズは、元々はアメリカやヨーロッパ向けに、クルーザーバイクとして作られ人気が出ました。そして逆輸入のような形で日本でも大変人気になったシリーズです。そのため、中古バイク業界でも年間を通して買取価格が安定している珍しい車種となっています。
今回は、ホンダのシャドウシリーズの買取を検討、または興味のある方にとってオススメの内容で、車種に詳しい業者の見つけ方、手続きの方法や買取の手順、より高額取引になるためのポイントなどをご紹介します。
ホンダ・シャドウの製造年代と車種の魅力について
シャドウ400とシャドウ750は1997年に発売され、現在でも根強い人気を誇るシリーズです。このとき日本ではアメリカンブームが巻き起こっている最中でした。そんな中、シャドウ400とシャドウ750の登場は、日本におけるさらなるアメリカンブームへの火付け役を果たしました。
車体はハーレーのような見た目ではなく、より重厚感を感じるクラシックな外観として登場したことから、若者だけでなく30代以上の大人にも人気の車種です。シャドウ400は爽快な走り心地で、大きすぎない車体をしています。そのため長距離の走行や高速道路での安定性にも優れているところが特長です。
また、メンテナンスのしやすさも優れており、耐久性のあるシャフトドライブを採用。それから2008年、シャドウ400はインジェクション仕様にかえ、「シャドウカスタム」と「シャドウクラシック」へと分かれていきます。シャドウ750は、従来のシャドウよりも力強さと長さなどをさらに向上させるというコンセプトを元に作られました。
外観が特に評価され、その長い車体と低い重心のため、長距離でも安定した走りを実現できます。さらに走行中におこる振動を軽減する工夫が施されているので、長時間乗っていても疲れにくいところが売りです。また、力強い4ストロークV型エンジンによるエンジン音は、アメリカンバイクを彷彿させるような美しい音です。
しかしアメリカンバイクと大きく違う点は、燃費効率の良さです。これは、電子制御燃料噴出装置が搭載されているからです。アメリカンバイクのような外観と走り心地だけでなく、日本の高い技術力を感じさせるバイクです。
ホンダ・シャドウの買取価格
シャドウには、400ccのモデルと750ccのモデルが存在します。それぞれ買取価格も異なるので、シリーズ別に買取価格をまとめました。
シャドウ400の買取価格
- シャドウ400 1998年式 走行距離10,000キロ 買取価格180,000円
- シャドウ400 2001年式 走行距離:5,000キロ 買取価格280,000円
- シャドウ400 2005年式 走行距離:1900キロ 買取価格400,000円
(※2016/07/21時点)
シャドウ750の買取価格
- シャドウ750 1999年式 走行距離:25,000キロ 買取価格280,000円
- シャドウ750 2005年式 走行距離:13,000キロ 買取価格300,000円
- シャドウ750 2010年式 走行距離:13,000キロ 買取価格460,000円
(※2016/07/21時点)
現在のホンダ・シャドウシリーズの買取価格は上記の通りです。シャドウ400より750の方が全体的に買取価格は高めの傾向があります。これは、販売価格がシャドウ750の方が高いためです。
その他にも、走行距離が少ないほうが当然ですが買取価格も高くなります。バイクの買取価格は、年式や本体の色、状態の綺麗さなどで1台1台異なります。上記はあくまで目安となります。
ホンダ・シャドウの人気モデルは?
ホンダのシャドウシリーズで人気の車種は、「シャドウ400」と「シャドウ750」です。発売以降、新しいシリーズが発表されていても人気が衰えることがなく、国内だけでなく海外でも多くのファンがいることでも有名です。
その中でもクラシカルなデザインが特に人気で、シャドウ400の元となった「ホンダ・NV400カスタム」も人気のモデルです。このモデルはアメリカンバイクの特徴とホンダのコンパクトでスマートな見た目を絶妙なバランスで調和させた外観をしています。またエンジンも特徴的で、クルーザーの要素でもある「狭角Vツイン」の形状をしています。
性能は従来のVツインよりも高く、90度のVツインと同等なので、馬力を大幅にアップさせることに成功しました。その結果、クルーザーファンだけではない人にも人気を博しました。このエンジンタイプは、後のシャドウシリーズだけではなくNV400SP、トランザルプ400、アフリカツインなど幅広いシリーズにも採用されました。
そして400ccクラスよりもより排気量の多い「シャドウ750」シリーズは、「シャドウ400」から乗り換えるユーザーも多く、従来のクラシカルな見た目を残しつつも、走りと乗りやすさを追求した重厚感あふれる特徴があります。よりアメリカらしさが出ているのがこのシリーズといわれ、伝統的なクルーザーの定番モデルになりました。
アメリカンモデルのバイクは、モデルチェンジが早かったり、絶版になることが多いので、このように人気が衰えないのもわかりますね。
高値でシャドウを買取してもらうためのアピールポイントは?
少しでも高く査定してもらうために必要なポイントがいくつかあります。バイク全般にも共通していることなのですが、年式が早ければ早いほど高値がつく傾向にあります。また、ノーマルパーツが多ければ多いほど高値がつきやすいです。
なぜなら、カスタムパーツがついたバイクは、人によって好みが分かれるため、値段が低くなる可能性があるからです。高いパーツを付けたからといってその値段が反映されるわけではないので注意が必要です。
車体の状態が買取価格に大きく差がつきます。たとえば、直射日光によるボディの日焼けや劣化などです。これを防ぐためには、普段からシートをかぶせておくとよいでしょう。それだけでなく、ほこりや砂、ドロなどからも守ることができます。実は砂やドロはこびりついてしまうと、細かいキズの原因となってしまいます。細かいキズなども査定金額に影響してきます。
凹みや大きな傷がある場合には、あえて修理しないほうが良いことも多いです。これは、修理代のほうが買取代金よりも高くついてしまうケースが多いからです。事故暦も査定価格に影響しますので、事前に申告しましょう。プロの目がごまかせませんので、申告しておかないと最悪のケース、買取を拒否されてしまいます。
業者選びも大変重要で、ホンダやカワサキ、ヤマハなどの日本メーカーの買取に強い業者を選ぶのがポイントです。そこでオススメなのが「バイク王」です。国内1位のシェアを誇り、全国に店舗を持ち、流通経路も独自のルートでもっている業者です。
まとめ
ホンダのシャドウシリーズは国内外でも人気のシリーズです。したがって、買取需要も多く、相性のよい業者選びが高価買取におけるポイントの1つになってきます。インターネットで検索をすると、自分の持っているバイクと同じものの買取実績や、ユーザーの口コミなどを知ることができます。
業者によっては無料で査定してくれるところや、出張買取、廃車手続き代行なども行っている業者、パーツだけの買取も行える業者などがあるので、自分のペースにあった売却をすることができます。
その他にも、普段からのバイクメンテナンスや扱い方が買取価格に大きく影響してきます。シートを被せたり洗車をしておく事や、パーツの点検や交換を怠らないなど、どれも簡単なことです。