- メルカリの配送補填の内容について知りたい
- メルカリの配送トラブルの対処法について知りたい
- メルカリの補償金額について知りたい
本記事では、メルカリで商品を発送した際の、配送トラブルへの対処法について解説しています。メルカリで商品を配送している途中で、破損してしまうといったトラブルが起こるかもしれません。メルカリでは、万が一に備えて補償付きの配送方法が利用できます。
記事内では補償を受けられる配送方法をはじめとして、利用する際の注意点やよくある疑問についても解説。メルカリで商品を売る機会が多い方は、ぜひ参考にして配送中のトラブルに備えましょう。
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メルカリで起こりうる配送トラブルと対処
さまざまなアイテムを出品・購入できるメルカリは、今や広く利用されているサービスであり、なかにはヘビーユーザーの方もいるでしょう。
しかしその一方で配送に関するトラブルも起こっており、注意が必要です。
メルカリで起こりうる配送トラブルとその対処法を紹介するので、参考にしてください。
配送中に商品が破損して到着した
メルカリに限ったことではありませんが、配送中に商品が破損することがあります。その場合の対処方法を、購入者と発送者のそれぞれに分けてみてみましょう。
購入者の場合は、到着した商品の状態を出品者と事務局に伝えてください。事務局に連絡する際は、問い合わせフォームを利用します。商品の状態が確認できる画像も貼付してください。
出品者は、まず購入者にお詫びをするようにしましょう。仮に配送業者の責任であったとしても、破損したものを届けてしまったことをお詫びすることで、購入者とのやり取りもスムーズに行いやすくなるはずです。
丁寧にお詫びをしたあとで、改めて梱包・発送の状態・状況を購入者に伝えてください。購入者は出品者が伝えた情報をもとに事務局に連絡するので、これらの情報は可能な限り細かく伝えましょう。
商品が届かない
商品が届かない場合の対処方法は、メルカリ便とそれ以外で異なります。
メルカリ便を利用している場合は配送状況に合わせて以下の対応を行いましょう。
配送状況 | 予想される原因 | 対処方法 |
---|---|---|
配達済み/調査中以外 | 商品を配達中 | 商品到着を待つ |
配達済み/調査中 | ・家族や同居人が受取済 ・登録住所に不備あり | ・家族や同居人に確認 ・配送業者へ問い合わせ |
メルカリ便以外の配送方法を利用している場合には、以下のような原因が考えられます。
予想される原因 | 対処方法 |
---|---|
・出品者または購入者が一部地域に該当 ・悪天候や大型連休の影響 ・配送先の住所間違い | 配送業者に状況を問い合わせ |
ヤマト運輸・郵便局・佐川急便はそれぞれのサイトで送り状番号による配送状況の検索・確認が可能です。
ただしエコメルカリ便を利用した場合には、SBS即配サポート(電話番号:03-5633-8955)へ確認してください。
届いた商品が説明文と違う
購入した商品と異なるものが届いた場合は、取引を完了させないことが重要です。完了してしまうと、それ以降の処理・サポートが困難になります。くれぐれも、受取評価などをしてしまわないように注意してください。
そのうえで、出品者と購入者間で話し合い、下記のいずれかの解決方法を選択しましょう。
解決方法 | 対応手順 |
---|---|
受取評価をして取引完了とする | 「受取評価/評価」の手順に従って実施し、取引を完了 |
出品者が購入者へ一部返金し、取引完了とする | 「購入者への一部返金」の手順を確認後、事務局へ連絡 |
返品後に取引キャンセルする | 「商品の返品手順」に沿って商品返送。返品完了後、「取引のキャンセル方法」に従って取引キャンセル |
双方の話し合いでは解決できない場合は、事務局へ問い合わせをしましょう。
メルカリの補償がある配送方法と補償金額
メルカリでの配送トラブルは、一定数起こっています。このような事態に対応するため、メルカリでは補償のついた配送方法が用意されており、これを利用するとトラブル回避に役立つでしょう。
補償付きのメルカリ配送について紹介するので、補償金額とあわせて参考にしてください。
らくらくメルカリ便の補償
らくらくメルカリ便には『ネコポス』『宅配便コンパクト』『宅配便』の3種類ありますが、全てに万が一のときの補償がついています。
配送中に商品が壊れてしまったり紛失したりしても、メルカリがサポートしてくれるだけでなく、商品代金や送料を補償してくれるので安心です。
補償金額の上限はありません。
ブランドもののTシャツなどを送るときは、やっぱり『もしも』のときの対策をしておきたいはず。
補償つきで薄型の商品に向いているネコポスと宅配便コンバクトは、そのようなときに使い勝手がよい発送方法ですね。
▶︎ らくらくメルカリ便の使い方
ゆうゆうメルカリ便の補償
ゆうゆうメルカリ便には『ゆうパケット』『ゆうパック』の2種類がありますが、こちらもらくらくメルカリ便と同じく補償がついている配送方法です。
商品が壊れたり紛失したりしても、メルカリがサポート&代金を全額補償してくれます。
小さなサイズのものでも、値段が高いと補償つきのほうが安心できますよね。
宝石のついたネックレスや高価な指輪を送るときは、ゆうパケットが補償つきなのでおすすめです。
▶︎ ゆうゆうメルカリ便の使い方!送料や集荷方法などを徹底的に解説
梱包・発送たのメル便
梱包・発送たのメル便は集荷に来た宅配便スタッフが、商品の梱包から発送までをすべて担当してくれるサービスです。小さな商品からダブルベッドや冷蔵庫など、自分では梱包や発送が難しい大型の家具、家電まで幅広いサイズに対応しているのが特徴。
配送料金はサイズによって決められており、全国どこへ送っても一律なのも魅力です。また、「あんしん配送サポート」がついており、配送時のトラブルにもメルカリ事務局が対応してくれるため安心して利用できます。
メルカリ便以外の補償つきの配送方法
もちろんメルカリでは、メルカリ便以外の方法で商品を送ることもできます。
メルカリ以外の発送方法は幅広いですが、その中でもよく使われる補償つきの発送方法をいくつかご紹介しましょう。
まずは郵便局で利用できる補償つきの発送方法をご紹介します。下記にまとめました。
郵便局で使える補償つきの発送方法
- ゆうパック…セキュリティサービスなし 30万円
セキュリティサービスあり 50万円 - 書留・簡易書留…10万円
郵便局で使える補償つきの発送方法は『ゆうパック』『簡易書留』『書留』の3種類です。
ゆうパックならセキュリティサービスなしでも30万円まで補償してくれます。
値段が高いアクセサリー類や小型家電なら、この3種類の補償を使えば安心して発送できるでしょう。
それぞれ普通郵便のように切手を貼ってポストへ投函すればOKというわけではないので、はじめて利用する人は郵便局のスタッフさんに送り方を聞いて発送してくださいね。
では次に、クロネコヤマトで利用できる補償つきの発送方法をご紹介します。下記にまとめました。
クロネコヤマトで使える補償つきの発送方法
- ネコポス…税込3,000円
- 宅配便コンパクト…税込30,000円
- ヤマト運輸の宅配便…30万円
- ヤマト便…5万円〜 ※保険加入料10円につき1万円補償
クロネコヤマトで使える補償つきの発送方法には『ネコポス』『宅配便コンパクト』『宅配便』『ヤマト便』の4種類があります。
ただしネコポスはメルカリ便経由でないときは、個人事業主しか使えないので注意しましょう。
ヤマト便の補償金額が少し複雑なので、詳しく説明しますね。
宅配便の補償額は30万円までですが、30万円をこえる商品を送りたいときもあるでしょう。
そのようなときに便利なのがヤマト便。
ヤマト便は任意保険に加入することで30万円以上の補償が受けられる発送方法です。
加入料は50円からで、その後は10円支払うごとに10,000円の補償を受けることが可能。
つまり、最低加入料の50円だと50,000円、500円なら500,000円の補償が受けられる、ということですね。
30,000円以下のブランド物の服なら宅配便コンパクト、それより高くて30万円以下のものなら宅配便、30万円より高いものを送るならヤマト便、というように、送るものの値段でどの発送方法を選ぶかを決めるのがおすすめです。
では次に、佐川急便で使える補償つきの発送方法をご紹介します。下記にまとめました。
佐川急便で使える補償つきの発送方法
- 飛脚便…30万円
佐川急便では飛脚便を使えば30万円までの補償が受けられます。
しかし、30万円よりも高い商品を送りたいと思ったとき、飛脚便ではちょっと不安ですよね。
そのような人のために、佐川急便では『運送保険』というサービスを用意しています。
運送サービスで補償してもらえる金額は下記のとおりです。
ヤマト便と同じように加入料10円につき10,000円補償、最低50円から運送保険に加入できます。
佐川急便で発送する場合は飛脚便の保険つきか保険なしかの2パターンしかないので、30万円以上の補償が必要かそうでないかでどちらかを選ぶとよいでしょう。
補償対象外になる場合とは?
補償つきの配送方法を選んだからといって、トラブルをすべて防げるわけではありません。次に挙げるケースについては、補償対象外になるので注意してください。
- 同梱した商品
- 補償金額を上回る場合
- 包装に不備があった場合
- 商品自体に不備があった場合
それぞれ簡単に説明すると、まず同梱した商品に関しては補償対象外です。こちらはメルカリでも注意喚起されており、基本的に1商品1伝票を推奨しています。
そもそも商品自体に不備があった場合や梱包の不手際など、発送者が原因になるものも補償対象外なので、送る前に気をつけてください。
稀なケースですが、補償には上限金額が設けられており、その金額を超えてしまう場合も対象外です。
この補償上限金額は、利用する配送方法によって異なるので、事前に確認しておきましょう。
メルカリでの配送トラブルを防ぐ方法
メルカリで気持ちよくスムーズに取引を進めるために、配送トラブルは避けたいですよね。トラブル回避には、いくつかの方法があります。
メルカリでの配送トラブルを防ぐ方法を具体的に解説するので、参考にしてください。
補償を受けるため梱包方法に気を配る
せっかく補償つきの配送方法を選んだのに、自分の不注意で補償を受けられなければ元も子もありません。
トラブルを避けるためにも、配送時には以下の点に気をつけておきましょう。
- 外袋に入れる前にポリ袋や紙袋に入れる
- ダンボールに隙間ができるときは新聞紙などの緩衝材を埋め込む
- 壊れやすいものはクッション付き封筒やプチプチで包む
- 封筒に本や雑誌を入れるときは中身が動かないようにサイズを調整する
- 紙でできている商品はポリ袋に入れるなど水濡れ防止をしておく
たくさん挙げましたが、基本的には商品が壊れないよう梱包できれば問題ないです。
メルカリは個人間のやり取りですが、お金が動いているため、気持ちの良い取引を心掛けることが大切。常にリスクを考えて、トラブルを起こさないよう意識しておきましょう。
郵便局留めにせず購入者の宛先に発送する
メルカリでは、ゆうゆうメルカリ便「郵便局/コンビニ受取」以外での「郵便局留め」での発送は禁止されています。
郵便局留めにすると、以下のようなトラブルが起こりかねません。
- 受取が遅延する
- 受取人不明となる
出品者が素早く発送対応を行っていても、上記のようなことが起こるとトラブルにつながりかねません。
ゆうゆうメルカリ便の「郵便局/コンビニ受取」には、保存期間経過後に出品者に返送される機能があり、商品が不明になることは少ないですが、このような機能を利用しない場合は、必ず購入者あてに発送してください。
商品を手渡ししない
メルカリでは商品の手渡しについても禁止されています。直接商品を手渡しすると記録が残らず、商品を受け取ったにもかかわらず「受け取っていない」などという悪質な取引を目論むユーザーに対応できなくなってしまいます。
その点、配送業者を利用すれば送り状などの記録が残り、悪質な取引を回避することにも役立つでしょう。
発送方法を購入者に確実に伝える
出品者は商品を発送する前に、購入者に発送方法を伝えてください。
購入者側は、商品が届くのを楽しみに待っています。また、顔が見えない者同士の取引に不安を覚えていることもあるでしょう。
発送方法を伝えることで購入者は到着日を想定できます。また、取引に関する不安も軽減されるでしょう。
また、発送方法を伝えてから直前で変更することもやめてください。予期せぬトラブルが発生する可能性が高まります。
発送前に発送方法を購入者に連絡し、伝えた方法で必ず届けるようにしてください。
荷物追跡に対応していない配送方法を避ける
出品者が素早く商品を発送しても、配送業者の都合で購入者側への到着が遅れる可能性もあります。また、悪天候などの自然災害でトラブルが起こることもあるでしょう。
荷物追跡に対応している配送方法で商品を発送していれば、このようなトラブルにも素早く対応できます。
商品の配送においては、どのような事故が起こるかは予測できません。トラブルの可能性を下げるためにも、荷物追跡に対応していない配送方法は避けてください。
メルカリの配送トラブルに関するよくある質問
最後に、メルカリの補償に関するよくある疑問とその答えをご紹介します。
メルカリの補償を受けるには本人確認が必要?
メルカリの補償を受けるには、本人確認が必要です。
補償を受ける際の問い合わせ方法は?
届いた商品の状況を把握するため、購入者から事務局に連絡が必要です。
アプリの場合は、以下の手順で問い合わせができます。
- マイページをクリック
- お問合せ > お問合せ項目を選ぶ をクリック
- 取引中の商品について > 該当商品IDを選択 > 商品に不備・破損がある を選択
- 以下4点の必要情報を添付して送信
【必要情報】
- 商品状態の情報
- 商品の破損状態が確認出来る画像
- 梱包がわかる画像
- 梱包の外装がわかる画像
メルカリの補償対応にかかる時間はどのくらい?
メルカリの補償対応にかかる時間ですが、ケースごとに異なるため、正確にお伝えすることはできません。
しかし、以下の点に注意することで、スムーズに処理してもらえるようになるでしょう。
- 本人確認をしておく
- 問い合わせ時の必要情報に不備がないようにする
- 連絡には早急に返信する
トラブルが発生すると、取引相手にも迷惑がかかるものです。補償が必要なケースになれば、時間をかけないよう、上記内容には気をつけておきましょう。
メルカリ補償を使うとペナルティになる?
基本的にメルカリ補償を使ったからといって、ペナルティを受けることはありません。
しかし、申告と違う発送方法を用いたり、補償を使った詐欺まがいの行為をしたりすると、アカウント停止などのペナルティが発生する可能性があります。
故意に使用しなければ問題ありませんが、事務局がどのように判断するか、わからないため、申告は正確に行うようにしましょう。
メルカリで必ず補償をつけるべき?
結論からお伝えすると、高価な品には補償つきの発送方法を選ぶべきと言えるでしょう。
補償をつけることで、送料が高くなります。
たとえば、300円のトレーディングカードを発送する場合、普通郵便で94円のところ、補償つきを選ぶと210円かかることに。発送者負担の場合、送料を上げることで利益が減るため、メリットがありません。
しかし、5万円のプレミアつきトレーディングカードを発送するのなら、話は別です。補償をつけてないことで、5万円の損をする可能性も考えられます。
このようにリスクとメリットを比較して、補償をつけるか、判断することが望ましいでしょう。
メルカリでの配送トラブル対策に補償がある配送方法を利用しよう
本記事ではメルカリでの配送トラブルについて解説しました。
利用者の多いメルカリですが、配送トラブルも一定数起こっています。出品者が適切に発送処理をしたとしても、輸送途中で何らかのトラブルが起こることもあるでしょう。
このようなケースは避けることがむずかしいものの、結果的に出品者側の低評価にもつながりかねません。
気持ちよく取引を完了させるためにも、できる限り補償がある配送方法を選ぶことが賢明です。
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