会社の出張時や集団で旅行に出る時には、新幹線のチケットが複数必要になることもあるでしょう。そこでお得な価格で新幹線の乗車券を買えるサービスがあります。それは、各地域のJRが販売している新幹線回数券です。
4枚や6枚など複数枚の新幹線の乗車券がセットになって綴られており、まとめて買った分、数%の値引きになっています。わずか数%と思う人もいるかもしれませんが、元々新幹線の乗車券は1万円以上のものも多いので、まとめて買うことで何千円も安く買えることになります。このように便利な回数券ですが、予定の変更などで余ってしまったら損も大きいです。
使用期限も決まっているので、一定期間内に利用しないとお金が無駄になります。回数券が余った時はネットの買取サービスを利用して、賢く現金化をしましょう。
新幹線回数券の買取相場とその変動
実際に新幹線の回数券はどの程度の相場で売れるのでしょうか。新幹線の利用にも繁忙期とそうでない時期があるので、色々な外的な要素で買取価格もどんどん変わってきます。しかし、最低の査定ランクで80%、もっとも高い状況で売るならば95%前後になることもあります。
時期によって変動
その新幹線回数券の利用残り期間や区間、指定か自由席かなど色々な条件で買取査定がされますし、売りたいと思っている店の在庫状況でも変わってきます。例えば、東京で人が集まるイベントがある時期の新幹線回数券ならば相場も一気に上がるので、買取価格は90%以上になるでしょうし、逆に閑散期で利用客が見込めないのならば、ショップも買取価格を下げてきます。
具体的にいつが高く売れる?
どんな時期に人気があるのかというと、2月下旬から4月にかけてです。年度末に近くなるので出張が増え、サラリーマンが多く利用するので新幹線回数券の需要が高まります。その他にも春休みに旅に出かける大学生、上京をしてくる新大学生や新社会人、観光などで利用する人が増えるのです。ゴールデンウィークは新幹線回数券が利用不可なので、その前の観光時期に使う人が増えてきます。
区間によって変動
また、駅で乗り降りする人が多い区間も人気があります。東京始発で名古屋や大阪、京都など大きな駅は観光でもビジネスでも使う人が多いです。逆に、小田原始発の自由席回数券などは、小田原から利用したいという人がそれほど多くないので、買取価格も80%台やそれ以下ということもあります。買取査定額は、ネットでも大まかな相場を調べられるので検索してみましょう。
店舗買取とネット買取の違い
店頭買取のデメリット
余ってしまった新幹線の回数券を換金したい時に、すぐに現金にしてもらえるとしたら、直接店舗に赴く人が多いでしょう。ただし、繁忙期には店頭に持ち込んでも他に換金希望の客がいる時は、店頭で何時間も待つこともあります。また、基本的に換金ショップは大きな駅や都心には数多くありますが、郊外や小さな駅周辺にはあまりないので、住んでいる場所によっては直接店頭まで持ち込むのが大きな手間にもなります。
地域によって相場が変わる
さらに、新幹線回数券の買取相場は店によって大きく異なります。大阪に住んでいる人は、名古屋東京間のチケットを持っていたとしても、大阪で利用者が少ないので、あまり相場は高くならないでしょう。逆に、東京に住んでいて、東京名古屋間の回数券を持っていれば、かなり良い査定になります。店頭の価格を複数のショップで同時に比較をするのは、ショップが密集していない限りは、手間になります。自分の持っている回数券の相場が低い時は、やむを得ず80%など低い相場で買取してもらうしかない時もあります。
ネット買取ならすべて解決
相場が低い時に便利なのがネット買取サービスです。ネット買取サービスは全国で同一の相場ですし、相場を見て新幹線回数券を郵便で送付すれば、すぐに現金化をしてくれます。土日を挟まないのであれば、送付して翌日には現金を振り込んでくれるショップも多い上に、自分で店のある地域まで行かなくて良いので、時間もお金も節約できて大変に便利です。
複数のショップで相場を比較するのも、パソコンやスマホ一台あれば簡単にできるので、最も査定が高いショップをすぐに見つけられるでしょう。
新幹線回数券の買取注意点3つ
新幹線回数券を買取してもらう際には、幾つかの注意点があります。この注意点を知っておかないと、買取査定額が大きく下がってしまった、もしくは買取を断られたということも起こり得ます。そうなると、現金化も一気に難しくなるので、新幹線回数券に関する基本的な知識を身につけておきましょう。
使用不可時期に注意
まず、新幹線回数券にはいくつかの使用不可時期があります。これはいわゆるお盆、ゴールデンウィーク、年末年始などの利用者が非常に増える時期です。何もしなくても、新幹線の乗車券が満席で売り切れになる時期なので、回数券の利用ができなくなっています。この時期を含む回数券は、実質的に利用可能期間が10日ほど減ってしまうので、査定額も下がります。
有効期限に注意
また、新幹線回数券の利用期間ですが、基本的に購入から3ヶ月の間になっています。あまり使える期間が長くないので、使用期限が1ヶ月を切ったようなものは、買取を拒否されるケースが殆んどです。買ったものもどんどん査定が下がっていくので、不要なことが分かったら、即座に買取に出す方が良いでしょう。購入1週間以内ながら、マイナス査定になることはあまりありません。
自由席・指定席の違いに注意
また、指定席と自由席の差にも注意が必要です。指定席と自由席では、当然指定席の方が回数券の値段も高いです。ただし、指定席は普通の指定席と異なり、一度乗る前に駅でいつ乗るのかの指定をしないといけません。そのため、手間がかかる割に値段も高いので、自由席回数券の方が人気があります。新幹線回数券を売るならば、自由席の方が売りやすいということも知っておきましょう。
まとめ
新幹線回数券は、上手に活用できれば大変お得なサービスです。ただし、そのためにはJR各社ごとのサービス内容やその特徴をしっかり知っておく必要があります。また、大きな駅付近に多くある金券ショップでも買取してもらいやすい商品ですが、店によってタイミングや在庫次第で大きく相場が異なることもあります。
そのため、1円でも高く売りたい場合は、まずネットの一括査定サイトで買取相場の情報収集を行うことは不可欠といえるでしょう。ネットの場合は自宅にいながら現金化をできるので、忙しくて外出する暇のない人にも向いています。新幹線回数券を買う時も、売る時もネットの金券ショップを利用すれば、たいへんお得に外出や旅行ができます。