バイクを売りたいと思った時に
新型のバイクが出たから。新しく欲しいバイクが決まったから。もうそろそろバイクを買い替えてもいいかなと思うようになったから。と人によって考えはさまざまだとは思いますが、バイクを売りたいと思った時に気になる「売り時」とはいつなのか？
バイクの相場の決まり方
バイクの相場は、多くの会社が最近はネットで他店の中古のバイクの販売価格を調べ、他店より少し高い価格設定にしておく。もしくは他店よりも少しだけ低価格に設定して少しでも売ろうと考える。といった2種類で価格を設定しているお店が増えてきています。
そして自社で買取価格を設定したら、今度はその買取価格を真似たのか、不思議と他店も似たような中古価格に…の繰り返し。「ネット」という手段を使い、買取価格を比較できる時代になったからこその価格設定の仕方だと思います。
ですので、店によって極端に何十万円も相場に違いが出るかというと、なかなかそういったことはなく比較的近い価格をお店同士で行き来していることが大半です。
買取価格はこうして決まる
買取店独自の買取価格を設定しているところから始まります。バイクのモデルによって価格は違いますが、やはり需要がある人気のモデル、もしくは新しいモデルは必然的に買取価格の設定も高くしてあります。
バイクは、買取った後に買取店にて整備されてからもう一度市場に並べる必要がありますよね。そのメンテナンス分にお金と時間がかかってしまうので、キズがあったり、メンテナンスを行っていなかった部位の傷み具合などを判断してから、値引き、最後に買取価格として提示されます。
バイクの売り時はいつなのか？
2016年4月から軽自動車税が増税に
バイク好きの人からしてみれば「売りたいと思った時が売り時」ではあるのですが、今年からのバイクの扱いに関しては特殊です。2016年4月から軽自動車税が増税になることをご存知ですか？
排気量によっては課税額が最大で2倍にも増税になります。課税の対象者は、「4月1日時点でバイクを保有している人」です。最近バイクを売ろうか迷っている人、バイクに乗っていなかったり、乗り換えを検討している人は、3月中にバイクを売ってしまわないと1年分の税金がかかってしまうのは事実なので、これを機会に売ってしまうのもひとつの手です。
そして、うっかり4月を過ぎてから気づいた人は、更に売り時を見極めるコツを参考にしましょう。
売り時を見極めるコツ
年末年始に新型は発売される
国内メーカーのバイクだと、だいたい9月～11月あたりに新型モデルの発表が行われます。その間はバイク好きの人たちの間でも全国各地モーターショーに行ったりなどして、徐々にバイクに対して活気づいてくる時期でもあります。どんなバイクにしようか考えている、その数か月後。いわゆる年の終わりから年始にかけて、実店舗では新型が発売されます。
ここで注意したいのが中古店の買取価格。モーターショーに行ってバイク好きの人が刺激を受けてしまうとやはり売りに出す人が増え始める傾向にあるのがこの9月から年末年始。同じモデルを売りに来る人が大量に見せに押し掛けると、同じくらい買取手が見つからない限りは、当然そのモデルの買取価格はどんどん下がり気味に。特に同じモデルで同じカラーが続いた時なんかは一気に下がることもあります。(お店側からしても、同じバイクの赤ばかり、青ばかり偏って買取ると在庫を持て余してしまいますよね)
売り時は4月〜
ということは、ネットなどで「高価買取！」と表示されたモデルの買取価格は、9月頃から徐々に変動し始めます。売るのであれば、だいたい4月～8月あたり。もしくは9月から年末年始の時期に売りたいと思ったら、「今が買取価格が高価だ！」と自分自身に見切りをつけてすぐに売ってしまうことも大切なんです。
おすすめの比較サイト
バイク比較.com
バイク比較.comのホームページへ
売りたいと思っているメーカーやモデルを選択し、「あなたのバイクに興味を持っている会社が○○会社あります！」と表示されます。最も高く買取ってくれるであろう、有名買取店を厳選して後日に連絡してくれるというサイトです。査定は無料なので、今買取ってほしいと思っているバイクがあるのであれば、気軽に活用してみてはいかがでしょうか。
BikeBros.(バイクブロス)
バイクブロスのホームページへ
こちらも買取価格を一括して比較するサイトです。サイトの使い方はバイク比較.comと似ていますし、査定量も無料で後日に連絡がくるという同じ手順ですが、バイク比較.comの中に含まれている買取店と少々異なります。一部被っているお店もありますが、被っていないお店同士を比較して自分で厳選すると、より満足のいく買取金額になるので2サイトを併用するのもおすすめです。
売り方と必要書類
買取店に連絡を入れる
ネットから申し込む宅配買取について。買取店が決まったら、都合のいい日時をメールや電話で申し込みます。
宅配買取業者が来る
宅配買取の場合は家に直接、宅配買取業者が来てくれます。その際にバイクだけでなく、身分証明書(免許証)、印鑑、自賠責証明書、車検証を配達員の人に提示します。
買取の査定
査定して、買取金額に納得がいったら買取が成立です。その場で査定してそのまま現金を渡すお店や、引き取ってから後日に振込のお店もあります。
店頭買取の場合
店頭買取の場合も、やはりバイクだけでなく身分証明書(免許証)、印鑑、自賠責証明書、車検証が必要になります。売りたいと思ったお店にホームページがあれば、必要なものをチェックして必要なものを揃えてから買取店に行きましょう。
まとめ
バイクの買取となると、家の中にあるようなちょっとした小物類とは違ってかなり勇気が必要だったりしますよね。もしくは買取に手間がかかる、非常に面倒だと思い込んでしまい、どんどん買取の時期が伸びてしまい、結果売るタイミングも逃しがちです。
仕事で忙しいから休日はゆっくりしたいけれど、でもバイクのことも気になる。そんなときはネットで宅配買取にしてしまうのもいいと思いますし、ある程度実店舗での買取店も絞れるようであればサッと店舗で売ってしまうのもいいでしょう。「売り時」は、まだ「バイクの状態がいいとき時」のことなのではないでしょうか。
