収入印紙を見たことない、という人はいないでしょう。でも収入印紙について詳しく説明できる人も少ないかもしれませんね。
収入印紙とは、印税紙という税金のことです。もっと詳しく言えば、租税や行政への手数料の支払いに使われる証票で、国が租税や手数料を徴収するためのものです。
この収入印紙も実は換金できます。自営業の人や、会社で経理を担当している人には必須アイテムでしょう。
使うつもりで買ったものの、不要になってしまうことも多い収入印紙。それでは収入印紙の種類を紹介しつつ、換金について知っておきたい知識も合わせてお伝えします。
収入印紙は払い戻しができない
収入印紙が余ったなら、郵便局とかに持っていけば払い戻ししてくれるのでは?
と考える方も多いと思いますが、実は収入印紙は払い戻しができません。貼ってしまった収入印紙の金額間違いなどの場合は、税務署で対応してもらうことが可能ですが、余ったものを元の価格で払い戻し、というのは不可能なのです。
余ってしまった収入印紙をお金に変えるには、買取店に売るしかありません。お店によって換金率(買取価格)が異なるので、高く売りたいならば、しっかりリサーチをしておくことをオススメします。
収入印紙を換金する方法
金券ショップで売る
収入印紙は換金できます。特許印紙も登記印紙も同じく換金できますよ。手っ取り早く換金してくれるのは金券ショップでしょう。
収入印紙の買取りは相場が大体決まっているので、店によって買取価格が大きく違う、ということは少ないです。
ですが、ネットショップでは、買取キャンペーンで売りたい収入印紙が該当すれば、高価買取が期待できるかもしれません。
早速、ネット金券ショップをチェックしてみましょう。
オークションやフリマアプリで売る
オークションやフリマで売るという手段があります。使用していない収入印紙をセット売りやバラで販売できるだけでなく、使用済みの収入印紙も出品できるところが嬉しいポイント。
収入印紙が使用済みの場合は、サイトに出品するときに説明欄に使用済みと記載しておくとトラブルに巻き込まれにくいでしょう。
メルカリなど一部の各サイトやアプリでは、収入印紙の販売を禁止しています。規約違反にならないように、出品前に利用規約を確認することがおすすめです。
買取業者に売る
買取業者であれば、「近くに金券ショップがなくて収入印紙が売れない」「ネットは苦手だから避けたい」という両方の悩みを解消できます。手軽に売りたいときは、収入印紙買取を行っている買取業者を利用しましょう。
出張買取サービスがある業者であれば、電話などで連絡するだけで自宅で査定してもらえます。業者によっては、即現金化もできるでしょう。
本当に買取してもらえるか不安なときは、無料査定サービスを利用すると事前に見積もり金額が分かります。
印紙の種類
収入印紙
収入印紙とは、印紙税や租税、その他手数料を納めるときに政府から発行されるものです。
契約書や領収書など経済的な取引が行われたときに作成書類に課せられる税金、不動産登記の登録免許税、免許の交付手数料などで使用します。幅広いシーンで見られるでしょう。
収入印紙は31種類あり、1〜100,000円まで幅広い金額が用意されています。実際に納付するときは、金額に合うように収入印紙を組み合わせて貼付しましょう。
特許印紙
特許印紙とは、特許庁に出願する特許、実用新案、意匠及び商標について、出願料、審査請求料、特許料、登録料等を納付する時に使われるものです。
額面は10 円、100 円、300 円、500 円、1000 円、3000円、5000円、1万円、3万円、5万円、10万円の合計11種類あります。
平成23年の4月1日以降に新デザインの特許印紙が発行されています。
登記印紙
登記印紙とは、登記の際に各種税金を納めるために、申請用紙に貼付する印紙のことです。
登記簿謄本(登記事項証明書)、閲覧(登記事項要約書)を請求するときに使います。
この時に収入印紙を間違って使用するケースが多いとのこと。こういったケースが理由だったのかもしれません。
平成23年3月末で登記印紙は廃止になっています。現在手元にある登記印紙はそのまま使用できます。
換金もできますよ。額面の種類は100円、120円、200円、300円、400円、500円、600円、800円、1000円、5000円の9種類が発行されています。
金券ショップや買取店での換金率相場
収入印紙の換金率
切手だと思って間違って買ってしまった収入印紙、また不要になった収入印紙は換金できます。ただし、郵便局では換金できません。郵便局では1枚につき5円の手数料を払えばほかの額面の収入印紙に替えてくれます。
収入印紙は、金券ショップや買取店で換金してもらえば早いのでおすすめ。収入印紙の換金率については、だいたい以下が相場です。
額面 | 換金率 |
---|---|
10万円以上 | 97% |
1万円以上 | 97% |
1,000円以上 | 96% |
200円以上(100枚シート) | 95% |
200円以上(バラ) | 90% |
特許印紙の換金率
額面 | 換金率 |
---|---|
1,000円以上 | 78% |
1,000円未満 | 70% |
登記印紙の換金率
額面 | 換金率 |
---|---|
500円 | 35% |
1,000円 | 35% |
おすすめの買取業者
バイセル
すごく細かく説明してくれて、世間話もできたので楽しい時間を過ごせました。買い取り査定は初めてで緊張していたのですが、安心して利用することができました。古くて買い取れるかどうかわからないかったのですが、見ていただいて買い取っていただけたのでとても良かったです。
店舗紹介
不要な収入印紙があるけれど、近くに金券ショップがなくて……という方におすすめしたいのがバイセルです。
バイセルは金券を始め、切手や着物、古銭などあらゆるジャンルの商品を取り扱う買取サービスです。
査定は無料で依頼することができ、持ち込み・宅配・出張の3種類から好きな買取方法を選べます。
特に、お手持ちの収入印紙をすぐに現金化したいという方には出張買取がおすすめです。
バイセルの出張買取は全国どこでも出張可能。熟練の鑑定士が最短で当日に自宅まで訪問し、査定から換金まで済ませてくれるスピード感が魅力です。
買取にかかる費用は全て無料です。出張料や買取のキャンセル料、手数料など一切かかりません。
更に、買取後8日以内であればクーリングオフが出来るので、万が一「やっぱり必要になった」という場合でも安心です。
24時間対応のコールセンターでは、買取に関する不明点や売りたい物について無料で相談できるので、気軽に問い合わせてみてはいかがでしょうか。
店舗情報
店舗名 | バイセル |
営業時間 | 24時間(問い合わせ) |
定休日 | 年中無休(問い合わせ) |
買取方法 | 店頭、宅配、出張 |
会社名 | 株式会社BuySell Technologies |
古物商許可番号 | 東京都公安委員会 第301041408603号 |
査定士 | – |
その他特徴 | – |
高く売れる印紙の特徴
収入印紙の中でも200円と400円のものは高価買取が期待できます。
相場がほぼ決まっているとはいえ、動きの大きい200円と400円の額面の収入印紙は、金券ショップでも案外不足しがちです。
店側としても売れる200円と400円の収入印紙は在庫を切らしたくないので、バラ売りでも歓迎されるでしょう。
ましてやシートで売ってもらえれば大歓迎のはず。一枚からでも買取OKのところは多いので、使わない収入印紙があれば金券ショップに持ち込み、換金してもらいましょう。
200円で160円~180円、400円で320円~360円ぐらいが大体の相場です。
買取不可となる印紙
収入印紙は、買取不可の場合もあります。主に金券ショップでの買取不可のケースを紹介します。
- 一回紙に貼りつけてはがしたもの。いわゆる「裏糊」がない収入印紙。(ただし、ネットショップなどでは買取してくれる場合もあります)。
- 少しでも破れている収入印紙。破損とみなされ買取不可になります。
- 店によっては200円未満の収入印紙は買取不可の場合があります。
- 旧デザインの収入印紙。旧デザインの収入印紙は郵便局で手数料を払えば新しい収入印紙に交換してくれます。
印紙を換金する際の注意点
収入印紙を金券ショップなどで換金するときは、必ず身分証明書を持参しましょう。
以前に収入印紙の偽造品が出回るという事件が多発し、被害額も高額であったためです。金券ショップによっては対応が異なる場合もありますが、持参しておくと確実でしょう。
また身分証明書は、住所など最新の状態で掲示する必要があります。引越しなどの理由で住所が更新されていないと、買取を断られるケースがあるので注意が必要です。
収入印紙は換金できる
収入印紙とは、税金を納めるときに使用するもので、見た目は切手によく似ているので間違えられることがあります。収入印紙は、払い戻しができません。購入するときは金額をよく確認して購入する必要があります。
「過剰に購入してしまった」「自宅を掃除していたら未使用の収入印紙が出てきた」など、使い道のない収入印紙が見つかった場合は、買取業者などに買取をお願いしましょう。
ぜひこの記事で収入印紙の換金方法を確認し、利用してみてくださいね。
