ハーレーダビッドソン・その魅力
ハーレーダビッドソン(通称ハーレー)は1903年にハーレー氏・ダビッドソン氏が設立したハーレーダビッドソン社が製造するオートバイです。
大排気量V型ツインエンジンが最大の特徴であり、独自の外観、エンジンがもたらす音・振動感が100年以上多くのファンを魅了し続けています。
今回はそのハーレーを持っている方が買取に出すことを考えているときに、よりお得にスムーズに売れるようにバイクメンテナンスや買取事情をまとめてみました。
バイクに興味がある方なら楽しめる情報もありますので、ぜひご一読を!
まずは現在大きく5種類に分けられるカテゴリー「ファミリー」についておさらいをしましょう
ソフテイルファミリー
出典:ハーレーダビッドソン公式
バイクを乗る人にも乗らない人にも一目でハーレーだとわかる、独自のフォルムのハーレーファミリーです。実際はサスペンションが内蔵されているのですが、ハーレー社設立当時のサスペンションがないフォルムを再現しています。
ダイナファミリー
出典:ハーレーダビッドソン公式
ソフテイルファミリーと似ていますが、リアサスペンションを表面に出すことで高い走行性能を出しています。
ツーリングファミリー
出典:ハーレーダビッドソン公式
非常に重量級で、その名の通り遥か向こうへツーリングに行く様を連想させるファミリーです。風除けのウインドスクリーン、バニアケースが特徴です。
スポーツスターファミリー
出典:ハーレーダビッドソン公式
機動性が重視されたファミリーです。車でいえばスポーツカーのような位置づけですね。
V-RODファミリー
出典:ハーレーダビッドソン公式
ビンテージ風バイクのメーカーと捉えられることもあるハーレーですが、こちらは「レボリューション・エンジン」と名付けられた最先端技術を搭載したエンジンのファミリーです。
それでは、買取に出すにあたって必要なことを検証します。
需要と供給、鉄の掟
ハーレーの中古市場価値として取り上げられる事に、次のようなものがあります。
・ハーレー社オリジナルのカラー・ペイント(赤・青など比較的派手なもの)は買取価格が上がる
・オーナーの性格として、新型モデルに乗り換えがちなので中古の価値は低くなる
・自分でカスタマイズするオーナーが多く、純正パーツのハーレーは高く売れる
・生産中止のモデル ローライダー、ロードグライド等の価値は上がる
これらはいずれも検討すべきポイントではありますが、確実に高額査定を実現させるわけではありません。
オーナーが新型モデルに乗り換えがちである、オリジナルのカラー・ペイントである、といった事柄はハーレーの「個性」と言えます。「個性」は市場価値を決めるひとつの要素であり、検討すべき事柄なのですが、常にユーザーが求めている要素とは限りません。
ハーレーの市場価値は状況によって刻々と変わって行き、それを個性を指標に評価を付けていくことは間違いではないと言えます。売り時と、アピールポイントを同時に見極めて高額査定をゲットしましょう。
ハーレー買取価格・査定士はここを見る
買取時に査定士が見るポイントですが、極めて常識的なものです。一つづつ検証します。
エンジン
安定して動作するかが見られます。まず動かなければ大幅に減額されます。またエンジン音、アイドリングの安定感もチェックされます。
これらのポイントは普段のこまめなメンテナンスが決定づけます。以下の点は常に気をつけながら運転しましょう。
・定期的なエンジンオイルの交換
劣化したエンジンオイルはエンジンを傷める原因となります。走行量3000km〜5000kmを目安に交換しましょう。
・使わない時でも週に一度はエンジンをかける
使わない時期はガソリンを溜め込んでいることになるので、ガソリンを劣化させキャブレターを詰まらせる原因になります。使わない時期でも週一度程度はエンジンをかけましょう。
・スパークプラグの交換
スパークプラグは空気と気化したガソリンの混合気を爆発させるパーツです。劣化するとエンジンの不調の原因となります。10000kmを目安として交換しましょう。
外装
傷やサビなどの見た目は査定に大きく影響します。洗車をこまめにすることでサビは予防することができます。経年劣化によるサビは、広がる前にブラシ等でこまめに落とすように心がけましょう。
また、保管は極力ガレージなどの屋内で。外で保管する場合はカバーをかけてあげましょう。
純正パーツは保存する
カスタマイズするオーナーが多いハーレーですが、純正パーツは必ず保管しておきましょう。オーナーとなってもいつ売る事情になるかわかりません。当たり前のことのようですが、大切に保管しましょう。
ハーレーの売り時はいつか
バイクの買取市場では季節ごとの変動があります。バイクに気持ち良く乗れる季節、春・夏は需要が高まり買取価格は上昇する傾向があります。もし手放したくなった時期が真冬であれば、もう少しだけ待って価格の変動を確認してから売りましょう。
バイクの車検は
新車であれば3年、その後は2年に1回の車検ですが、あまり査定には影響することはありません。バイクショップに出さずに自分で行うユーザー車検(必要種類と工具をそろえ、自分で行う車検)であれば実質的に2〜3万円程度で済む作業です。業者はプロですので、その費用以下で車検を済ませるわけです。
ネットオークション等個人売買であれば、車検を済ませた状態のほうが印象が良くなる可能性はあります。
供給過剰な時を避ける
ごくささやかなユーザー心理なのですが、晴天の日、土曜・日曜の休日などは買取に出す人が相対的に多くなります。逆に梅雨時などは避けられることが多いです。
買取業者も年間・月間のノルマを考えて営業しています。中古車の供給過剰な時は、ハーレーを差し置いてでも利益率の高いバイクを優先し、あまり丁寧に見てくれない可能性があります。平日や梅雨時などライバルの少ない時を狙いましょう。
買取に必要な手続き・書類など
ハーレーの買取に必要なものとして
・自賠責保険証
・車検証
・身分証明書 (写真入住基カード※写真入に限る/運転免許証/保険証/パスポート のいずれか)
・未成年者の場合、親権者の同意(同意書)・親権者の身分証明書など
以上のものを予め準備しておきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。ハーレー・ダビッドソンを買取に出す際に有益な情報をまとめてみました。日々のメンテナンスは必須のものとなりますので、オーナーになった時からの心がけを大事にしましょう。買取に出すタイミングもぜひ参考にしてください。
買取ショップに出す場合には、複数店での査定は必ずしてもらいましょう。納得できなければネットオークションに出す方法もあります。
楽しい買取ライフを応援しています。