旧車バイク人気が復活!
旧車バイクとは、数十年以上前に製造されたオートバイで、時に「Q車」と書かれることもあります。現在の技術で復刻されたバイクは含まれず、あくまでも当時のオートバイに丁寧にメンテナンスを続け、今でも現役で存在し続けているバイクです。
温かくなると、旧車会やオーナーズクラブが、山道や高速道路を連なって走行しているのを見かけることがあります。昭和時代に青春を過ごした人にとっては懐かしいバイクばかりで、今でも現役で走っているのをみると、ワクワクするという人は多いと思います。
今、この日本製の旧車バイクに、世界の注目が集まっています。メンテナンスが続けられない、そろそろ手放そうか・・と悩む旧車オーナーに、旧車を高く売るコツと旧車買取のおすすめショップをまとめました。
人気の旧車バイク
【カワサキ】
- Z1/Z2
- GPZ900R
- Z1000R 1型~2型
- ゼファー400/400カイ
- ゼファー1100/RS
【ホンダ】
- NSR250R
- NS400R
- CB1100R RC RD
- CB750 K0~K6
- CBR400F 1型~2型
- CBX400F
- CBX1000
- VFR750
【ヤマハ】
- RZ250
- RD250
- RZV500
- SR500 1型~2型
- XS650
【スズキ】
- GSX1100S KATANA
- RG500 γ(ガンマ)
- GT380
なぜ今、旧車ブームなのか?
80年代の空前のバイクブーム
1980年代は、空前のバイクブームと言われ、70~90年代にかけて、バイクメーカーはしのぎを削って毎年数多くの新型バイクを発表していました。
あれから数十年が経過した現在、残念ながら絶版になったものの根強いファンを持ち、今も高い価値で売買されている名車がいくつも存在します。とはいえ、20~30年を経過した名車たちは、すでに現存バイクが減少しています。そんな中で、良い状態を維持している旧車バイクは、これからも相場価格は高騰していくと予測されています。
世界が注目する日本製の旧車バイク
80~90年代に製造されたバイクといえば、バブル時代ということもあって実に個性派ぞろいです。丁寧にメンテナンスされた旧車を見かけるとテンションが上がってしまうような伝説の名車が多く、今では、新車当時の価格よりも高いプレミア価格がつくものばかりです。
当時、憧れの名車に手が届かなかったライダーたちが、今、自分で購入できる年齢になったというのが、旧車が注目される理由の一つではないでしょうか。
絶版バイクの王者たち
当時、多くのライダーが憧れた「カワサキZ1」は、今や絶版バイクの王者と言われています。当時では画期的と言われたDOHCエンジンを搭載し、排気量は世界最大の903cc・82馬力。発売後は世界中で絶大な人気を獲得しました。カワサキは、この後「Ninja」という20年も生産され続けたロングランモデルを発表し、日本を代表するバイクメーカーとして地位を確立しました。
モンスターバイクの異名を持つ「ホンダ CBX400」は、正面からみるとそそり立つ壁のような存在感を放つエンジンが特徴的で、バイクらしいスタイルが日本国内でも大人気となりました。
対して、細身なフォルムの「スズキ GSX1100s KATANA」は、当時大人気だった刑事ドラマで主役の男優さんが乗りこなし、一気に注目を浴びました。金属製のいかついイメージのバイクが多い中、シャープな印象のKATANAは、ドラッグレースのべース車両としても人気があり、エンジン性能の良さを知らしめたモデルでもあります。
旧車バイク買取のおすすめショップ紹介
BANBAN
旧車・絶版車を専門に扱い、部品販売のBANBANパーツ館、ヘルメットやブーツ・グローブなどを販売するBANBANアイテム館など、バイクを売りたいオーナーも、バイクライフを楽しみたいオーナーにもおすすめの旧車バイクの専門店です。
売りたいバイクの写真をメールで送ると、事前に査定額を知らせてくれます。パーツのみの買取もしてくれるので、カスタムバイクのオーナーは必見。買取依頼の電話受付時間が午後1時~深夜12時までと遅めなので、仕事でなかなかタイミングが合わない人にも相談しやすく、日本全国どこでも無料買取を実施しています。
バイクブーン
もともと関西で多くの絶版車を査定していた実績を活かし、カスタム車、故障・不動車受付センターを2009年にオープン。査定力と専門知識をつける車輛研修、絶版車モーターショーへの参加など、査定の目を養う教育を徹底しています。カスタムパーツや純正部品のプラス査定、他店では価格が付かなかった部品など査定基準を細かく設定しているので、高価買取に期待が持てます。個性が強くて他店で買取を断られたバイクも買取可能。
買取したバイクの名義変更手続き・出張買取の費用など全て無料です。
ウエマツ
1992年創業、20年以上の歴史をもつ絶版バイク専門ディーラーのUEMATSUは、東京・八王子と愛知県岡崎市に店舗があります。絶版車専門店として長年のノウハウを活かした整備重視の絶版車専門ショップなので、自社整備工場で徹底的に整備、転売買取専門店の中間コストを削減して高額査定に繋がっています。
旧車がずらりと並ぶ店内には、キッズルームを完備。バイクショップには家族で行きにくいというパパさんライダーもゆっくり店内を見て回れます。
旧車バイクを高く売るコツ
事前に一括査定しよう!
一般的に、バイク買取の業者間では「査定相場」があり、業者は相場を基に買取価格を決定します。ただし、絶版車や旧車はこれに該当せず、買取店の強みや得意とする車種によって数十万という差額が出ます。その為、おおよその平均査定額というものが把握できないというのが実情です。
なので、旧車バイクを売却する時には、事前に複数店で一括査定を行い、もっとも有利な買取店を見極めてください。
このわずかなひと手間が、高価買取のもっとも重要なポイントです!
口コミ・評判をチェックしよう!
一括査定で注意したいのが、事前査定で高値を付けておいて、本査定で大幅減額する悪徳業者が存在することです。大切にしてきたバイクを渡してしまってから減額されれば、泣き寝入りする可能性もあります。
後で悔しい思いをしないよう、ショップの評判や口コミ情報などもしっかりチェックしておきましょう。
正直に申告しよう!
バイクの事故歴・修復歴などがあれば、事前査定の段階で正直に申告しましょう。
少しでも高く売るためにマイナスポイントはできれば隠しておきたい情報ですが、プロの査定員は簡単に見抜きます。後から減額されたりしてトラブルになるよりも、マイナスポイントは先に申告して、大切にメンテナンスをしてきた愛車に対する思いなど、プラスになるポイントをしっかりアピールすることが大切です。
まとめ
すでに数十年という時を経過した旧車バイクは、新車並に美しくして査定を・・というのは難しいかもしれません。しかし、旧車だからこその重厚感と愛着は、わかる人にはわかる魅力です。
旧車や絶版車の売却は、その魅力とバイクに対する思いを理解してくれるお店選びが高額買取の秘訣。ここまで大切にしてきた名車たちは、ぜひ焦らずじっくり買取店選びに時間をかけて欲しいと思います。
旧車・絶版車が人気を復活している今、ひょっとすると買取店選びに時間をかけているうちに、プレミア価格がますます高くなる可能性も大ですよ!