ウイスキーの美味しい飲み方|初心者〜上級者別にオススメを紹介

  • 2022年7月8日
ウイスキーの 美味しい飲み方

知れば知るほど奥が深い、ウイスキーの世界。

本記事ではウイスキーにハマり、いろんな飲み方を楽しみたいという方に向けて、ウイスキーの飲み方10種類と、相性の良いウイスキーや美味しい作り方を紹介します。

さらにウイスキーの基本についてのおさらいや、ウイスキーをもっと楽しめるよう初心者から上級者までそれぞれにオススメな飲み方もセレクトしました。

本記事を参考に、自分に合うウイスキーの楽しみ方を見つけてください。

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ウイスキーについておさらい

まずは、ウイスキーについての知識をより深めるために、ウイスキーの基本情報を簡単におさらいしておきましょう。

ウイスキーは蒸留酒

ウイスキーには各生産国ごとに定められた定義があり、それぞれ原料や製法が異なる場合があります。

しかし一般的な定義として共通しているのは、ウイスキーは「穀類」が原料で、原料を「糖化・発酵」させた後に「蒸留をおこなう蒸留酒」であるという点です。

蒸留は焼酎が1回のみの蒸留で製造されるのに対し、ウイスキーの蒸留は基本的に2回に分けておこなわれます。

そして蒸留後は木製の樽に寝かせ、貯蔵熟成させてつくられているのです。

ウイスキーの種類

ウイスキーの原料には、「モルトウイスキー」と「グレーンウイスキー」2つの種類があります。

この2つのウイスキー原酒をブレンドしたものが、「ブレンディッドウイスキー」です。
モルトウイスキーとグレーンウイスキーそれぞれの原料や特徴、蒸留方法は以下の表のとおりです。

種類原料特徴蒸留方法
モルトウイスキー大麦麦芽個性が強く芳醇な香りを持つ単式蒸留器
グレーンウイスキートウモロコシほか穀類主張しすぎない穏やかな味わい連続式蒸留器

5大ウイスキー

世界には「5大ウイスキー」と呼ばれるものがあります。それぞれの名称や生産国、味の特徴を以下の表にまとめたので、参考にしてください。

ウイスキーの名称生産国特徴
スコッチウイスキースコットランド麦芽の乾燥にピート(泥炭)を使用するため、独特のスモーキーな香りがある
アイリッシュウイスキーアイルランド乾燥にピートを使用せず、穏やかで雑味のない味わい
アメリカンウイスキーアメリカ「バーボン」「テネシー」もこのカテゴリーに入る。軽くて飲みやすい
カナディアンウイスキーカナダトウモロコシが主なベース。5大ウイスキーのなかでもっともライトな味わい
ジャパニーズウイスキー日本日本固有種のミズナラ樽で熟成されたものなど、果実やナッツのように甘くまろやかな香りが特徴

ウイスキーの飲み方

ロックにストレート、ハイボールや水割りのほかにも、ウイスキーには多様な飲み方があります。

ここでは飲み方別に相性の良いウイスキーと、美味しい作り方についてご紹介します。

ストレート

ウイスキーを常温のままで、水や氷を加えずに飲む「ストレート」。

ウイスキーを飲む習慣のある方は、ウイスキーの持つ香りをより楽しむために、ストレートで飲むのを好む場合が多いでしょう。

揮発性のあるウイスキーの香りがもっとも引き立つ温度は、常温であるとされています。グラスはテイスティンググラスなど小さめのものを選び、ウイスキーと同様にグラスも冷やさないよう常温で使用してください。

ウイスキーをストレートで飲むには、15mlから30mlが適量です。水などをチェイサーとして用意し、ウイスキーと水を交互に飲むようにすると、香りや味がよりクリアに感じられるようになります。

相性の良いウイスキー

ストレートで飲むのに相性の良いウイスキーは、香りや風味のしっかり感じられるものがオススメです。

ジャパニーズウイスキーなら、複数の香りや味がブレンドされているブレンデッドウイスキーの「サントリー響」がストレートで飲むのに向いています。柔らかく穏やかな味わいながら、心地よい余韻が残るので、少量で楽しむのがよいでしょう。

独特の香りが特徴的なスコッチウイスキーの「マッカラン 12年」や「ラフロイグ 10年」、または「ラフロイグ 18年」もストレート向きです。

熟成樽由来の華やかで甘い香りと、まろやかで複雑な味わいを楽しんでください。

ハイボール

ハイボールは、ウイスキーを炭酸水で割って楽しむ飲み方です。繊細な和食の味覚を損なうことなく、むしろ引き立ててくれる飲み方としても注目されています。

昨今のウイスキーブームが訪れる以前、ウイスキーは高級酒扱いされており、庶民には手を出しにくいお酒として認識されていました。

炭酸水で割ったハイボールは、比較的安価なウイスキーでも美味しく飲むことができます。なおかつ薄めて飲むので気軽に楽しめる点が、今日のウイスキー人気を支えている要因になっていると言っても過言ではないでしょう。

相性の良いウイスキー

ハイボールには、熟成期間の短いウイスキーや、熟成期間の記載がない「ノンエイジウイスキー」が向いています。

ノンエイジウイスキーは安価で購入できるものもあり、手軽に飲めるのが魅力。しかし熟成が進んでいないため、原料の味が強く味がややシャープです。

こうした熟成の若いウイスキーを炭酸で割ると、香りが引き立ち、上品な味わいになって飲みやすくなります。

加えてハイボール用には、アルコール度数43%以下のウイスキーが口当たりよく、オススメです。

美味しい作り方

炭酸水の爽快感と同時にウイスキーの味を楽しむために、ハイボールに氷はできるだけ入れないほうが良いでしょう。

そのためにも、ハイボールを作る前にグラスや炭酸水はしっかりと冷やしておいてください。

またウイスキーと炭酸水を注いだ後にかき混ぜ過ぎず、炭酸が抜けないようにするのが大事なポイントです。薄切りのレモンを加えると、爽快感がさらにアップして美味しくなります。

トワイスアップ

トワイスアップは、常温のウイスキーと水を1:1の割合で合わせる飲み方です。

名称の由来は、英語で2倍を意味する「トワイス」と、氷なしの常温で飲むことを意味するストレートアップの「アップ」を組み合わせた造語になります。

ウイスキー本来の香りを際立たせて堪能するのに適した飲み方とされており、テイスティンググラスやワイングラスなど脚付きのグラスが向いています。

相性の良いウイスキー

ウイスキーの風味や香りを感じるのに最適なアルコール度数は、25度から30度程度と言われています。

トワイスアップには、アルコール度数が40度から50度程度のウイスキーを選ぶと、ちょうどよく度数が下がり、芳醇な香りが楽しめるようになるでしょう。

40種のモルト原酒をブレンドしたスコッチウイスキー「バランタイン ファイネスト」や、シェリー樽由来のシングルモルト「ベンリアック12年 シェリーウッド」が特にオススメ。

ほかにはアルコール度数51度のニッカ「フロム・ザ・バレル」や、46度の「イチローズモルト ダブルディスティラリーズ」などのジャパニーズウイスキーも相性ピッタリです。

美味しい作り方

トワイスアップは、以下の要領でつくると美味しくなります。

  1. 脚付きグラスにウイスキーを少量注ぐ
  2. ウイスキーと同量の常温水を注ぐ
  3. グラスを静かにゆすって香りを立たせ、味わう

使用する水は、蒸留水または軟水のミネラルウォーターがオススメ。ウイスキーの香りを損なう心配がありません。

ロック

ロックまたはオン・ザ・ロックスは、ウイスキーに氷を入れて楽しむ飲み方です。

使用する氷は大きめで溶けにくいものを選ぶと、氷とグラスの奏でる軽快で心地よい音を長く楽しむことができます。

冷たくないとロックの美味しさが味わえないので、グラスをあらかじめ冷やしておくか、水と氷でグラスを一度冷やしてから作るようにしてください。

相性の良いウイスキー

ロックで飲むウイスキーには、シンプルな香りや味わいで、氷を入れても薄まることのない主張のはっきりしたものが合います。

フルーティーなコクと切れがあるシングルモルト「サントリー白州」、スコッチシングルモルト「ザ・マッカラン12年」などは特にオススメです。

また「メーカーズマーク」や「I.W.ハーパー」などのアメリカンウイスキー、カナディアンウイスキーの「C.C.(カナディアンクラブ)」なども主張が強く、ロックで飲むのに適しています。

美味しい作り方

ロックの美味しい作り方手順は、以下の通りです。

  1. あらかじめ冷やしておいたグラスに大きめの氷を入れる
  2. 氷にかけるように、適量のウイスキーを注ぐ
  3. ウイスキーと氷がなじむようにマドラーで軽く混ぜる

できれば天然水で作られた美味しい氷を選びましょう。

またウイスキーをロックで飲む際には、水などのチェイサーで口をリフレッシュしながら飲むと、より香りや味わいを楽しむことができます。

ハーフロック

ハーフロックとは、ロックに水を加えた飲み方です。

ウイスキーと水の割合は、トワイスアップと同じ1:1。ウイスキー1に対して水1、プラス氷となります。

ハーフロックもロック同様、冷えているほどウイスキーがマイルドになって美味しく楽しめるので、グラスと水は冷えたものを用意しましょう。

相性の良いウイスキー

ハーフロックはアルコール度数が50度以上の強めのウイスキーを選ぶと、氷と水でアルコールの刺激が緩和され、ちょうどよい頃合いになって飲みやすくなります。

ハーフロックは、まとわりつくようなオイリーさが特徴のアイリッシュウイスキーと相性抜群。アイリッシュシングルモルトの代表的な「ブッシュミルズ10年」は、ハーフロックにしてもとろみを損なわずに味わえるオススメの銘柄です。

また、熟れた果実や潮の香りが個性的なスコッチウイスキー「ラフロイグ セレクトカスク」は、冷やすことでクセのある味が穏やかになり、かつ甘い味わいの余韻が楽しめます。

美味しい作り方

ハーフロックを美味しく作るためには、水を注ぐ前に氷とウイスキーをしっかりとかき混ぜておくのがポイントです。

トワイスアップとロックのいいとこどりをしたようなハーフロックの作り方は、以下を参考にしてください。

  1. グラスに大きめの氷をセットする
  2. ウイスキーを適量注ぐ
  3. しっかりとかき混ぜ、ウイスキーと氷になじませる
  4. ウイスキーと同量の水を注ぐ
  5. マドラーで軽く混ぜる

水割り

ウイスキーを水で割って飲む水割りは、日本独特のウイスキーの飲み方として知られています。

似たような飲み方にトワイスアップがありますが、トワイスアップのウイスキーと水の割合が1:1であるのに対し、水割りはウイスキー1に、水は2.5から3です。

ハイボールのように食事と一緒に日常的に楽しむことができるので、食後酒を飲む習慣が一般的でない日本人に合った飲み方とも言えるでしょう。

相性の良いウイスキー

水割りには、水で割ることでより香りが引き立つようなシェリー樽熟成由来のシングルモルトや、スモーキーなスコッチウイスキーが合います。

「ジョニ黒」でおなじみの「ジョニーウォーカー ブラックラベル」は、水割りの定番ウイスキーです。

またフローラルでフルーティーな香りがあり、バランスの良いスコッチシングルモルト「グレングラント アルボラリス」も水割りに向いています。

美味しい作り方

ウイスキーの水割りを美味しく飲むためには、以下の要領で作ってみてください。

  1. 氷でグラスを冷やしておく
  2. 氷の上から適量のウイスキーを注ぐ
  3. ウイスキーが冷えるようにしっかりと混ぜる
  4. 天然水をウイスキーの2.5倍程度加える
  5. マドラーを使って混ぜる

ウイスキーフロート

ウイスキーフロートは、ウイスキーを水にフロートさせる(浮かべる)飲み方です。

ウイスキーと水を完全に混ぜないので、ウイスキーの香りと味が飲むたびに変化するという楽しさがあります。

またウイスキーが水と氷の上に浮いているような視覚的な美しさも、ウイスキーフロートの醍醐味です。ウイスキーの味と見た目がゆっくりと変化していく様子を堪能できるでしょう。

相性の良いウイスキー

オススメの飲み方として、ウイスキーフロートをメーカー自らが推奨する「スーパーニッカ」。

スーパーニッカは、ニッカウヰスキー創業者の竹鶴政孝が、亡き妻のリサに捧げるために作ったという伝説のブレンデッドウイスキーです。

宮城峡蒸留所の新樽で熟成されたバニラのような香りのモルト、軸のしっかりしたコクのある余市蒸留所のライトピートモルト、蜂蜜のように甘いカフェグレーン。

これらの原酒が水と交わることで、見事なハーモニーを生み出します。

美味しい作り方

ウイスキーを水に浮かべるのに適した割合は、ウイスキー1に対して、水が3です。水にウイスキーを静かに注ぐことで、琥珀と透明な2層のグラデーションができます。

ウイスキーフロートは作り方を間違えると普通の水割りになってしまうため、以下の手順で作ってみてください。

  1. グラスに氷をセッティングする
  2. 水をグラスの7分目まで注ぐ
  3. マドラーをグラスの水面ギリギリに近づける
  4. マドラーに沿ってゆっくりと水面にウイスキーを注ぐ

水面を揺らさないよう、静かに注ぐのがポイント。マドラーがなければ、柄の長いバースプーンでも代用できます。

ミスト

ウイスキーミストは、クラッシュドアイス(細かく砕いた氷)をたくさん入れたグラスにウイスキーを注いで味わう飲み方です。

クラッシュドアイスで冷えたグラスが白い霧(ミスト)のように曇ることから、冷たく口当たりがよくなったウイスキーと、涼しげな見た目が同時に楽しめます。

相性の良いウイスキー

ミストを楽しむなら、味わいや香りなどの主張があまり強くないものを選ぶとよいでしょう。

バランスがよく穏やかなスコッチのブレンデッドウイスキー「バランタイン」や、スムースな飲み心地の「ザ・グレンリベット」などはよく合います。

また、味わいのすっきりした「カナディアンクラブ」も、ミストにオススメです。

美味しい作り方

ミストの美味しい作り方は、以下を参照してください。

  1. ロックグラスなど口の広いグラスに、クラッシュドアイスを多めに入れる
  2. クラッシュドアイスの上にウイスキーを30mlから45ml程度注ぐ
  3. マドラーを使ってしっかり混ぜる
  4. しぼったレモンをグラスのなかに落として完成

ホットウイスキー

ホットウイスキーは、ウイスキーを温めて楽しむ飲み方です。キャンプやアウトドアなど屋外で飲んだり、冬場は室内でホットウイスキーを飲み暖を取ったりと、さまざまなシーンで楽しめます。

シナモンスティックやクローブなどのスパイス類、レモンなどのかんきつ類のほか、ハーブやジャムなど、さまざまなものをトッピングして飲むのも良いでしょう。

ホットウイスキーに使用するグラスやカップはあらかじめ温めておき、お湯は沸騰直前の80度くらいに温めて使ってください。

相性の良いウイスキー

複数の原酒をブレンドしたブレンデッドウイスキーを温めてホットウイスキーにすると、一つひとつの味と香りが際立ち、より楽しむことができます。

ブレンデッドウイスキーは、味わいがスイートで、バランスのとれたものを選ぶのがオススメです。

ウイスキー上級者なら、あえてスモーキーなスコッチシングルモルトを選んでも良いでしょう。クセの強いピート感がより強調され、独特で奥深い風味が堪能できます。

美味しい作り方

ホットウイスキーは、以下の要領で作ってみてはいかがでしょうか。

  1. カップまたは耐熱グラスにお湯を注いで温めておく
  2. カップやグラスの4分の1から3分の1程度の量のウイスキーを注ぐ
  3. ウイスキーの2倍から3倍の量のお湯を加え、軽く混ぜる
  4. 好みでレモンやハーブ、スパイスを加えてできあがり

カクテル

ウイスキーを使ったカクテルには、ほかの飲み物と氷を混ぜたもの、ホットドリンクにリキュールとウイスキーを混ぜて、温かくして飲むものなどがあります。

ウイスキーをコーラで割った「ウイスキーコーク」や、コーヒーリキュールと合わせる「アイリッシュコーヒー」などは有名ですが、これらもカクテルの一種です。

どのようなカクテルがあるのか、また詳しい作り方については、この後に詳しく書きます。

相性の良いウイスキー

カクテルと相性の良いウイスキーは、カクテルの種類によって違います。

薬草・ハーブの香りが独特な「マンハッタン」には、アメリカのウイスキーであるライウイスキーかバーボンウイスキーを使うのが一般的。

またライムの爽やかさが人気の「ゴッドファーザー」には、フルーティーなブレンデッドウイスキーか、スモーキーな味わいのスコッチウイスキーが合います。

ウイスキーを使った美味しいカクテル

ここではウイスキーを使った美味しいカクテルのなかから、特によく飲まれている以下5種類のカクテルの特徴や作り方を紹介します。

  • マンハッタン
  • ニューヨーク
  • ゴッドファーザー
  • ラスティネイル
  • ミント・ジュレップ

マンハッタン

マンハッタンは、ウイスキーとベルモットを使ったショートカクテル。アメリカンウイスキーやカナディアンウイスキーに見られる、ライ麦を主な原料とする「ライウイスキー」が使用されます。

ベルモットは白ワインにニガヨモギやコリアンダーなど複数のハーブを漬け込んだもので、独特の薬草風味が特徴的です。マンハッタンには赤ベルモットが使われるため、赤みを帯びた琥珀色のカクテルになっています。

作り方は、材料を以下の分量でステアしてカクテルグラスに注ぎ、最後にチェリーを飾ってできあがりです。

  • ウイスキー 45ml
  • スイート・ベルモット 15ml
  • アンゴスチュラ・ビターズ 約1ml(5滴~6滴)

ニューヨーク

「ニューヨーク」は、カナディアンウイスキーやアメリカンウイスキーのバーボンをベースに、ライムジュースとグレナデンシロップを合わせて作られるショートカクテルです。

鮮やかなオレンジ色が特徴のカクテルで、ニューヨークの夕景をイメージしたものと伝えられています。

砂糖を加えるレシピと加えないレシピがありますが、ここでは基本の材料と分量をご紹介。

  • ウイスキー 45ml
  • ライムジュース 15ml
  • グレナデンシロップ 2.5ml
  • 砂糖 小さじ1杯

作り方は、上記の材料をよくシェイクするだけです。仕上げにオレンジの皮を加えても良いでしょう。

ゴッドファーザー

ゴッドファーザーは、フランシス・フォード・コッポラ監督の同名の映画が公開された1972年に誕生したカクテル。

材料は、ウイスキーとアマレットの2つだけです。アマレットは、イタリア産のアーモンド風味が特徴的なリキュール。イタリア系アメリカ人の社会を描いた映画の世界をイメージしていることがわかりますね。

材料と分量は、以下の通りです。氷を入れたロックグラスに注いで楽しんでください。

  • ウイスキー 45ml
  • アマレット 15ml

ラスティネイル

「ラスティネイル」は、英語で『錆びた釘』を意味し、このカクテルが錆びた釘のような色をしているところから付けられた名前とされています。

こちらも材料は、ウイスキーとドランブイの2つのみ。ドランブイは、モルトウイスキーをベースに作られる、スコットランドのリキュールです。

合わせるウイスキーもスコッチウイスキーを選ぶと、ピッタリとマッチします。以下の分量を氷の入ったロックグラスに注ぎ、よく混ぜてください。

  • ウイスキー 40ml
  • ドランブイ 20ml

ミント・ジュレップ

「ミント・ジュレップ」は、バーボンなどアメリカンウイスキーをベースに作る、アメリカ南部発祥のロングカクテル。

材料はウイスキーと少量の水に、ミントの葉、砂糖、クラッシュドアイスです。分量は以下の通りです。

  • バーボンウイスキー 60ml
  • 砂糖 小さじ2杯
  • 水または炭酸水 小さじ2杯
  • ミントの葉 4枚~6枚
  • クラッシュドアイス グラス1杯分

作り方の手順は、グラスに砂糖・ミントの葉・水を入れて、ミントの香りを立たせるように葉をつぶしながら砂糖を溶かします。

次にクラッシュドアイスをグラス一杯に入れて、その上からウイスキーを注いで混ぜます。仕上げにオレンジスライスやチェリー、ミントの葉を飾っても良いでしょう。

初心者にオススメなウイスキーの飲み方

ウイスキー初心者なら、以下3つの飲み方がオススメ。

  • ハイボール
  • ニューヨーク
  • ミント・ジュレップ

ハイボールや水割りは食事と一緒に楽しめるので、ウイスキーに飲み慣れていない人でもビールの代わりとして気軽に始められるのではないでしょうか。

またニューヨークやミント・ジュレップなどのカクテルは、甘さがあって飲みやすく、爽やかな口当たり。ウイスキーのアルコールが強すぎると感じる方にもオススメです。

中級者にオススメなウイスキーの飲み方

ロックやハイボール、水割りなどは知っているけれど、ほかの飲み方も試してみたい。という中級者にオススメなのは、以下の3つです。

  • トワイスアップ
  • ゴッドファーザー
  • ラスティネイル

ウイスキーの香りをより楽しめるようになりたいけれど、ストレートで飲むのはまだ抵抗があるという方は、トワイスアップで一度試してみてください。トワイスアップに氷を入れたハーフロックもオススメです。

また、ゴッドファーザーやラスティネイルは口当たりが良くて飲みやすいですが、リキュールを合わせるのでアルコール度数は高くなります。氷でアルコール度数を下げつつ、ゆっくりと味わってください。

上級者にオススメなウイスキーの飲み方

ひと通りの飲み方を試してきたウイスキー上級者は、視覚でも楽しめる飲み方や、ウイスキー独特の香りや味わいを堪能できる飲み方にチャレンジしてみてはいかがでしょう。

  • ウイスキーフロート
  • スコッチのホットウイスキー
  • マンハッタン

ウイスキーフロートは作り方にコツがあり、時間とともにその変化を楽しむ飲み方です。ウイスキーをゆっくり味わう時間や余裕があるときに試してみてください。

ピートの香りがより強調されるスコッチのホットウイスキー、ベルモットの薬草風味やアンゴスチュラ・ビターズの苦味とともに味わうマンハッタンも、上級者向きの飲み方と言えます。

いろいろな飲み方を知って楽しいウイスキーライフを

ウイスキーについてもっと知りたい方に向け、10種類の飲み方別に相性の良いウイスキーと、美味しい作り方のレシピを紹介しました。

ウイスキーの飲み方にはさまざまあるので、自分が初級者・中級者・上級者のどれに当てはまるのかを考え、レベルにあった飲み方を楽しむのがオススメです。

いろいろな飲み方でウイスキーをより深く味わい、ウイスキーを堪能する時間をさらに充実したものにしていきましょう。

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