航空券やバスのチケット、野球観戦やコンサート、演劇のチケット等、購入した後に、急に別の予定が入ってしまうことがあります。そうした場合、時期によってはキャンセルしても料金は返ってこない、知り合いに渡すにも丁度予定の合う人がいないなどという事態に陥ってしまいます。
また、人からもらったのは良いけれど、自分では使わないプリペイドカード、家で眠っているだけの株主優待券等、売れる物なら売ってしまいたいと思っている人は多いのではないでしょうか。
金券ショップに持っていけば買取ってくれますが、元値の6割～多くても8割、場合によっては半額以下の価値しか付かないこともあります。そこでオススメしたいのが、ネット買取です。ここでは、チケット買取の流れと注意点、ネット買取のお得な点を紹介します。
なぜネット買取がおすすめ？
店頭で売るより買取価格が高い
チケットの買取価格を調べるとき、ネットを使って調べることが多いと思います。その時出てきた価格を信じて店頭に売りに行ったら、ネットに記載されていた価格よりも安く買取されてしまった、という声は少なくありません。それもそのはず、ネットに記載されている価格は、実はネット買取（郵送買取）での価格だからです。
買取店にもよりますが、サイトをよく見ると、「記載されている価格はネット買取の場合の価格です」と書かれていることが多いです。このように、多くの場合店頭買取よりもネット買取のほうが高く買取されます。金券ショップだと6割から8割での買取の物も、ネット買取店なら元値の98％で買取している場合も多々見受けられます。
買取手順が楽
ネット買取がおすすめの理由に、買取方法が楽ということも挙げられます。わざわざ買取店まで出向かなければいけないのが店頭買取ですが、ネット買取なら売りたいチケットをいくつかの同梱物といっしょに郵送するだけで住みます。査定から入金まで自宅にいながらにしてできるのは、忙しい方にとってとても助かりますよね。また、大量の切手やはがき、株主優待券があるという人も、このサービスを活用すれば大荷物を持って移動する手間が省けます。
さらに徒歩圏内に買取店がない場合は、公共交通機関や車を使って行かなければなりません。その際の交通費も含めて考えると、ネット買取のほうが結果的にお得に売れるとも言えるかもしれません。
査定が早く比較が簡単
査定額が簡単にわかるクイック査定があることです。高額買取のポイントは、一番高く買取ってくれる店に売ることです。ネット買取なら、各ホームページ上で情報を入力すればすぐに査定額の概算が分かるサービスがありますので、一軒一軒買取店を回って価格を調べる手間がいりません。
2つのチケット買取の流れ
店頭買取
チケット買取の方法は、店舗買取と郵送買取の2つがあります。店舗買取であれば売りたいチケットと身分証明書（免許証や保険証、パスポート等）を持って店頭に行き、必要事項を記入して本人確認をし、査定金額に納得がいけばその場で現金を受け取ります。
郵送買取
郵送買取は、まず買取申込書をホームページから印刷するかFAXしてもらい、そこに必要事項を記入します。そして、品物と買取申込書、身分証明書を同封し、買取店に送ります。この時、査定額の合計や買取金額の支払い方法によって、同封する身分証明書が違うことがあり、住民票の取得が必要になる場合があるので注意が必要です。そして後日、現金書留か口座振り込みで買取金を受け取って終了になります。
高価買取チケットは？
主な高価買取品
高値で査定されるのは、JTB旅行券やびゅう商品券などの旅行券、全国百貨店共通商品券などで、元値から約95％以上の買取額になる場合もあります。
柄によって変動するもの
また、額面500円のQUOカードや図書カードは、柄によって等価値の値が付くことがあります。例を挙げると、アイドル柄、グラビアアイドル柄、アニメ柄、ゲーム柄などです。
プレミア品は対象外？
ただし、対象外もあります。これは、その柄やイラストにファンがおり、元値以上のプレミア価値が付いている場合です。
コンサートチケットは注意が必要
また、コンサートなどのチケットも高値で取引されることがあります。売り切れて手に入らないが需要がある、プレミア価値のついたチケットは、言うまでもなく高値で買取ってもらえます。
ただし、嵐をはじめとしたアイドルのコンサートにおけるチケットの転売などが問題になっているので、買取に出す場合はチケットの裏面や、ホームページ上に掲載されている注意事項を良く読んでおきましょう。
期限には要注意！チケット売却のタイミング
時期に注意が必要なチケット
チケットの買取は、当然時期を逸すると、安く買いたたかれるどころか買取ってももらえなくなりますので、売却のタイミングには注意しけなればなりません。バスなどの交通機関のチケットや、日時が指定されている演劇やコンサートチケットの売却は、早ければ早いほど良いです。
チケット買取後の再販期間が狭まると、査定額が低くなったり、場合によっては買取ができないとされてしまうことがありますので、予定が変わってしまって使わないチケットが手元にあるなら、放置せずにすぐに買取に出すことをオススメします。
また、株主優待券も、早めに売却した方が査定額が上がります。株主優待券はほとんど全てに利用期限が定められているので、もし自分では使わない株主優待券があるなら、眠らせておかずに売ってしまいましょう。株主優待券は需要が高いため、査定額が高くなる傾向にありますが、時間が経つにつれて価値が下がっていきます。
時期に影響されないチケット
逆に、どの時期でも買取ってもらえるのは、JTBをはじめとした旅行券や、図書券、QUOカードや全国百貨店共通商品券などです。こういった商品券の類は、利用期限が設けられておらず、商品券を利用できる企業も安定して続いているので、価値がさほど変わらないのです。
柄によって価格が変わるチケット
ただし、図書券やQUOカードは、表の柄によって査定額が大きく変わる場合があります。アニメ柄やゲーム柄、アイドルやグラビアアイドル柄なら、その柄を求めるコアなファンが付いているので、額面と同じ査定価格が付くことが多いです。この場合、ブームや人気の変動に左右されますので、やはり早めに売りに出した方がお得です。
まとめ
チケットの買取は、金券ショップに持ち込むより、ネット買取を利用しましょう。ネット買取であれば、査定額が簡単に分かって、比較検討が容易にできるだけでなく、まとめ売りをすると査定額がアップする店もあります。忙しく買取店に行く時間がないために、放置しているチケット類も、家にいながらにして査定に出すことができます。
ここで紹介したように、チケットは売却する時期によって価値が大きく変わります。大きく価値が変動しない旅行券や商品券はともかく、利用期限のある株主優待券や利用する日時が定められたコンサート、バス等のチケットは、早く売りに出すほど高く買取ってもらえます。高額買取を目指すなら、早めの売却を心がけましょう。
