売り時はいつ?ゴルフ会員権を売却するときに知っておくべきこと

  • 2019年11月19日
売り時はいつ?ゴルフ会員権を売却するときに知っておくべきこと
あなたの売りたいものの
\一番高い買取価格がわかる/

ゴルフ会員権の売り時

null

ゴルフ会員権は流動性の高い相場で売買価格が決定します。そのため株券のように買いたい人が多ければ高くなり、売りたい人が多ければ安くなります。

ただし株券よりも実用性があるため、ある程度の法則があります。それは「初春、初秋のゴルフシーズン」に購入希望者が増えるということです。ゴルフ会員権を高値で売るにはこの初春と初秋が最適ということになります。

以前はゴルフ会員権の売却損を利用して節税をする人がいたため11月と12月には売り手が増えていました。現在では売却損を利用した節税ができなくなってしまったため、「11月と12月に売らないほうがいい」という状況はなくなっています。

ゴルフ会員権の仕組み

null

ゴルフ会員権を持っている人でも、その仕組をよく理解している人はあまりいません。「会員権があれば会員価格でプレーすることが出来る」ぐらいの認識ではないでしょうか。

ゴルフ会員権は一般的なスポーツクラブと同様に「会員は格安で、なおかつ優先的にゴルフコースを使用することが出来ます」会員権の維持には年会費が必要になります。

スポーツクラブと違うのはゴルフ会員権は限られた人数だけが会員になれるため「会員であることがプレミアム」になるということです。特に人気コースの会員になることは、バブル期のひとつのステータスでした。

会員になるためにはすでに会員の人からゴルフ会員権を譲ってもらわなくてはいけません。そのためゴルフ会員権は非常に流動性の高い売買市場が出来上がりました。

バブル崩壊後に、高額な年会費によりゴルフ会員権の維持ができなくなった人が増え、ゴルフ会員権の価値も大幅に下落していますが、この売買市場は残り現在でもゴルフ会員権の売買が日常的に行われています。

ゴルフ会員権の売り方

null

ゴルフ会員権は仲介業者で売却することが一般的です。他には知人への売却や、ゴルフ場に依頼する方法がありますが、あまり一般的な方法ではありません。

ゴルフ会員権を売るときは、まず仲介業者を選ぶことから始めます。一般的な中古品の売買のように複数の業者に依頼するのではなく「仲介業者をひとつだけ選ぶ」ことがポイントです。

仲介業者を決めたら仲介業者のウェブサイトなどから売却のために必要な登録を行います。買い手は仲介業者が見つけてくれます。売りたい金額で売れることはあまりなく、買い手の希望額と売り手の希望額を仲介業者が調整して、売却金額が決まります。

金額に売り手と買い手が合意した場合、売買が成立し正式に契約を行うことになります。売却した金額から仲介手数料を引いた金額が売り手の手元に残ります。

ゴルフ会員権仲介業者の選び方

null

ゴルフ会員権を売る場合に最も重要なのが仲介業者の選び方です。実際の売買価格はどの業者さんでも大きな違いはありませんが、スムーズな売買を行うにはある程度の条件をつけて業者を選ぶようにしてください。

ここでは「こんな仲介業者は信用できる」という仲介業者を紹介します。

取り扱う会員権の量が多い

ゴルフ会員権はバブル期のような流動性はなくなっているため、小さな仲介業者は1つの取引でできるだけ大きな手数料を確保しなければいけません。そのために「無理な取引」を進める傾向にあります。無理な取引はトラブルのもとですので、できるかぎり余裕のある、取り扱い会員権の多い業者を選びましょう。

長期間の実績がある

何十年と継続して事業を続けている仲介業者は、信用できる仲介を行ってきた証です。利用者を騙してでも儲けようとする仲介業者は悪い評判が立ち、利用者から選んでもらえなくなります。

実績が短くてもいい仲介業者はいますが、安心という意味では「長く続けている」ことは非常に重要なポイントになります。

返金保証をしている

市場は成熟しているとはいえ、取引にまったくトラブルが発生しないわけではありません。そのため買い手が購入後に会員になれなかったときに全額返金をしている業者はあります。売り手には関係ないようですが、買い手を大事にしている業者は同じように売り手も大事にしている業者でもあります。満足できる売買を期待できる仲介業者と判断することが出来ます。

ゴルフ会員権取引業協同組合に加入している

仲介業者のうち「関東ゴルフ会員権取引業協同組合員」や「関西ゴルフ会員権取引業協同組合員」に加盟するには厳しい審査があるため、「信用出来ない業者」は加盟することが出来ません。

そのためこれらのゴルフ会員権取引業協同組合員に加入している仲介業者を選ぶことで、業者に騙されるなどのリスクが大幅に下がります。

ゴルフ会員権の売却のポイント

null

ゴルフ会員権を売却するにはゴルフ会員権特有のポイントがあります。それは相見積りをしないことです。一般的な中古市場では相見積りは常識ですが、ゴルフ会員権の場合は事情が少し変わってきます。

ゴルフ会員権の売買はゴルフ会員権取引業協同組合のコンピュータで管理されていることが多く、複数の買取業者にAゴルフ場の会員権の買取の話を持ちかけると、持ちかけた分だけコンピュータに「売却数」が増えることがあるのです。

この場合「売り手がたくさんいる」ということで、受給バランスが崩れ取引価格が下がることになります。

そのためゴルフ会員権を売る場合は、実際に依頼するのはひとつの業者に絞るようにしてください。もし複数社利用したい場合は、必ず「相見積り」であることを告げておきましょう。

ゴルフ会員権の売却の注意点

null

ゴルフ会員権の売却を行う際に、注意しておくべきことをまとめましたので紹介します。

名義人が亡くなられている場合

親がゴルフ会員権を所持したまま亡くなってしまった場合、基本的には相続人による会員権の相続となります。相続人がゴルフをしないため売却したい場合、ゴルフ場によってはまず相続人への名義変更を行った後でなければ、売却できないという決まりがあるため、必ず事前に確認しておきましょう。

名義を換える場合は、相続人がゴルフ場の入会条件を満たしていない場合(年齢制限等)は相続が出来ませんので、注意が必要です。

契約成立後のキャンセルは認められない

どの仲介業者も同じですが、基本的に契約成立後のキャンセルは認められていません。電話による口頭での依頼であっても契約の依頼を行った後はキャンセルできないことがほとんどですので、正式発注は慎重に行うようにしてください。

まとめ

ゴルフ会員権はバブル期に巨大な売買市場が作られ、バブルが崩壊した現在でもその市場が残っています。そのためその市場を利用することができる仲介業者に依頼してゴルフ会員権を売却するのが一般的です。

ポイントは業者選びです。ゴルフ会員権の売却をスムーズに行えるかどうかは、業者選びで決まると言っても過言ではありません。ゴルフ会員権の売買の仕組みをしっかりと理解したうえで業者を選び、トラブルのない売却を行いましょう。

無料

60秒

一括査定で最高額を調べる