アピタの商品券とは?
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統合が進む流通・小売り業界ですが、やはりそれぞれに地盤というものがあり、地域色がそれなりに残っているのが面白いところです。
「イトーヨーカドー」といえば総合小売業全国2位の巨大グループの中核、知らない人はいないイメージがあるでしょうが、関西圏ではあまり店舗を見かけません。おなじみのハトのマークにしても、関西に来ると「平和堂」と混同される危険性すらあります。
また一時は頂点を極めた感があった「ダイエー」も関東における出店状況はいま一つ、実際に買い物をしたことがある人は意外と少ないまま、今ではイオングループとなってしまいました。
さて東がヨーカドー、西がダイエーならば、中部は「ユニー・グループホールディング」、イオン、セブン&アイ・ホールディングスにに次ぐ第3位の規模を持つ大手総合小売業。
その中核の総合スーパーの名称が「アピタ」です。
黄色とグレーのCIカラーも印象的なアピタのロゴ入り商品券、中部地方では非常にメジャーですが、それ以外の地域へいくと今一つ。東北や中国地方ではアピタの存在すら知らない人も多いでしょう。
「アピタとか書いてあるユニー商品券、もらったはいいけれど使いどころがない」
そんな場合はどうすればいいか、王道の買取も含めて考えていきましょう。
アピタ商品券の買取(換金率)相場とは?
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使いどころがないものは買取を考える、このサイト、ウリドキを使っていただいている方ならば当然のことですね。
特に商品券などの金券類は「金券ショップ」と呼ばれるところへ出向けば、テレホンカードのような役割を終えつつあるような物を除いて、高い換金率が約束されています。
しかし、需要に応じて値段が上下するのは何でも同じ。アピタの店舗が数多くみられる地域のショップでの換金率と、あまりみられない地域のショップとで比較すると差が見られます。
例えば、関東に本拠地を持つ代表的な金券ショップでは95%、中部圏でショップを展開するショップでは97%、大阪の大手のショップでは90%です。
また100万円単位など、大量に買取を希望する場合なら交渉によって買取価格がアップする可能性もあります。
低額の場合はショップ選びが、高額の場合は交渉力がそれぞれ大切になりますし、宅配で考える場合は送料をどちらが負担するかも重要な要素。
総合的に考えてショップ選びをおこないましょう。
アピタ商品券を換金率100%にする方法とは?
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使い勝手が良いアピタ商品券
使いどころがないから金券ショップなどで現金に換える。手数料は取られるといっても、ほんの数%ですから正しい考え方といえるでしょう。
しかし、アピタへ持っていけば現金と同じように使えるのに、たとえ数%でももったいない。そう考えるならば、他に使える店舗を探すのはいかがでしょう?
何といってもそれなら換金率100%です。
さらには、現金と同じように使用が可能。つまり有効期限はありませんし、おつりをもらうこともできます。
加えてアピタやピアゴに出店している、多くの専門店でも利用できます。
一方で、公共料金や通信販売の料金を払うことはできません。
あんなところにもユニーグループ
ユニーの商品券の右肩にはアピタに加えて中・小型スーパーの「ピアゴ」、コンビニエンスストアの「サークルK・サンクス」のロゴが印刷されていますから、これらの店舗が身近にあるならば、そこで使うのが正解。
未だにもう存在しない店舗名「ユニー」を商品券の名称のメインに用いているのもユニー・グループホールディングに属する様々な業態の店舗でも利用可能なことをアピールする狙いなのでしょう。
例えばホームセンターの「ユーホーム」、ショッピングモールなら「ウォーク(ウォークモール)」や「ラスパ」、書籍やCD・DVDの「夢屋書店」などがグループ企業。ここでなら、現金と同じようにアピタ商品券を利用することができます。
そして、まだまだあるのです。
レディースファッションなら「パレモ」や「モリエ」、和服ならば「さが美」、洋服のリフォーム「サンリフォーム」、靴やバッグのリペアなら「サンリペア」、外食ならアピタなどのフードコートの「麺菜本家」「アジアン亭」……。
一部、フランチャイズになっているような店舗では使用できないケースもあるようですが、これらの店舗ならアピタの商品券は、ほぼ利用可能です。
ファミリーマートとの統合の影響は?
また、最近の報道ではユニー・グループホールディングスがファミリーマートに吸収合併「ユニー・ファミリーマートホールディングス」となることが発表されました。
そして「サークルK・サンクス」は順次ファミリーマートとなっていく予定です。
ということは、アピタ商品券は将来的にファミリーマートでも使えるようになりそうですが、それについてアナウンスはまだありません。
ひょっとすると、使える店が増えて利便性がアップすることにより、買取価格もアップするかも……ですね。
その他の現金化の方法
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例えば、オークションに出品するという方法もあります。
送料は出品者負担という条件なら、額面の98%以上で落札されてはいますが、送料・オークション利用料・手間などを総合すると決してうまい方法とはいえないでしょう。
それぐらいならば金券ショップに持ち込むか、サークルKでうまい棒を1本だけアピタの商品券で購入し、現金でつり銭をもらったほうが効率がよいのです。
後ろめたさを感じなければ……ですが。
アピタの商品券を買取ってもらう方法のまとめ
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金券ショップの利用
この場合、ショップごとの換金率がかなり違います。中部圏や全国に店舗を持つショップがよい換金率の場合が多いので、必ず比較した上で買取を依頼するようにしましょう。
ただ換金率が違うといっても数%、小額の場合は送料も馬鹿になりませんから、近くの足を運べるショップを選ぶのがおすすめです。
また大量に買取してもらいたい場合は、交渉次第で換金率をあげることが可能な場合があります。他の金券や取扱商品もあわせて買取を依頼すると、高めの買取が期待できるでしょう。
意外と使える店舗が多い
買取もいいですが使うことも視野に入れましょう。
アピタだけでなく、ピアゴやサークルK、サンクスなど数多くのユニーグループの店舗で使用できますし、お釣りは現金でもらえます。
心がタフならば、小額の買い物をして商品券で清算、現金でつり銭をもらうというのが一番効率のよい換金方法、ではありますが。